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2014年3月26日(水)

アニメ『Z/X IGNITION』のヒロイン・御影藍那を演じる遠藤ゆりかさんにインタビューを敢行! ブラウザゲームも体験してもらいました!!

文:カワカミ雁々

 皆さん、こんにちは。ライターのカワカミ雁々です。トレーディングカードゲーム『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』を原作としたTVアニメ『Z/X IGNITION(ゼクス イグニッション)』が、1月より放送されています。

『Z/X IGNITION』

 近未来を舞台に、突如として世界各地に現れた異形の存在“ゼクス”と、人類の存亡をかけた戦いを描く本作。すでにアニメは第9話まで放送され、クライマックスに向けて物語が大きく動き始めており、毎回見逃せない内容となっています。

 電撃オンラインでは、『ゼクス イグニッション』でアニメオリジナルキャラクター・御影藍那を演じ、エンディング曲『モノクロームオーバードライブ』も歌っている遠藤ゆりかさんにインタビューを敢行。まずは生粋のゲーマーでもある遠藤さんに、先日サービスが開始されたブラウザゲーム『Z/X IGNITION ‐五世界の輪舞‐』をプレイしてもらいました。

 この他にも、御影藍那を演じるうえでの心構えや収録現場でのエピソード、先日開催された“秋葉原ゼクストリーム2014 Spring”を振り返っての感想などをうかがいましたので、ぜひご覧ください。

『Z/X IGNITION』
▲遠藤さんの自宅では、家庭用ゲーム機はもちろん、ゲーミングPCもフル稼働中とのこと。そんな筋金入りのゲーマーである遠藤さんに、『Z/X IGNITION ‐五世界の輪舞‐』をプレイしてもらいました!

■『Z/X IGNITION ‐五世界の輪舞‐』ってどんなゲーム?

 インタビューを始める前に、まずは『五世界の輪舞』をプレイしていただくことに。この日はゲームを展開しているトムス・エンタテインメントの方に立ち会ってもらって、ゲームのシステムや序盤の進め方を説明しつつ遊んでもらう予定が、なんと遠藤さんはすでに本作を少しプレイしているとのこと。というわけで、予習はバッチリな遠藤さんに、少し進んだデータで遊んでいただきました。

『Z/X IGNITION』 『Z/X IGNITION』
▲『五世界の輪舞』をプレイする遠藤さん。プレイヤーキャラは、綾瀬がお気に入りのようです。

 『五世界の輪舞』は『ゼクス』に登場する天王寺飛鳥や上柚木綾瀬、各務原あづみといったキャラクターを操作して、日本中のエリアを攻略していくもの。エリアはヘックスパネルで構成されており、キャラクターを進めていくと各パネルでカードやアイテムを入手したり、ゼクスや他のプレイヤーとのバトルを行ったりといったイベントが発生します。

 その中で新たなカードをゲットし、強力なデッキを組み上げて、さらに難易度の高いエリアに挑んでいくというのが基本的な流れです。“進行→カードを入手してデッキを強化→強くなったデッキで難しいエリアへ進行する”といった、とてもわかりやすいゲームになっています。

『Z/X IGNITION』
▲ゲーム中、他のプレイヤーと対戦することもあります。プレイヤーはCPUよりもはるかに強敵ですが、そのぶん勝った時にはより多くの報酬が得られるようになっているそうです。

 原作がトレーディングカードということもあり、戦略的な要素がしっかり用意されているのも『五世界の輪舞』のポイントです。ゲームに登場する赤・白・青・黒・緑の5つの色には強弱の相関関係があり、現在いるエリアによって活躍できるゼクスが変わってくるため、臨機応変にデッキをカスタマイズしなくてはなりません。

 さらにデッキには陣形の要素があり、前列に赤いゼクスを3枚並べる“赤の攻撃陣”では全員の攻撃力が上昇。赤・青・白の3色のゼクスを配置する“トリコロール”では防御が上昇するといったように、陣形によって特殊なボーナスを得られます。

 特定の種族やカードの組み合わせによって強力な連係攻撃も発生させられるため、デッキ構築の幅は非常に広いゲームになっています。気軽に始められつつ、かなりやり込み要素のあるゲームなので、興味を持ったらぜひプレイしてみてくださいね。

『Z/X IGNITION』 『Z/X IGNITION』
▲カードの組み合わせによってさまざまな効果が発動するので、その組み合わせを考えるのが楽しいんです。
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▲フィールドを移動しつつゲームを進めていきます。アニメの名場面が見られるのも見どころの1つですね。

■ゲームのこと、アニメのこと、カードのこと……。遠藤ゆりかさんに『ゼクス』のあれこれを聞いちゃいました!

●『Z/X IGNITON ‐五世界の輪舞‐』は誰でも楽しめちゃう!

『Z/X IGNITION』
▲御影藍那を演じる遠藤ゆりかさん。ニコニコ生放送で配信されている“Z/X IGNITION ニコ生おーばーどらいぶ!”では、MCも務めています。

――『五世界の輪舞』をプレイしていかがでしたか?

 ブラウザゲームなので、ダウンロードやインストールをせずに始められるのがまずいいですよね。「カードゲームは好きだけど、デジタルはちょっと……」という人や、アニメから『ゼクス』を知った人でも、すぐに楽しめるんじゃないでしょうか。

 ゲームの内容も、すごくサクサク爽快に進むのがいいですね。ルールは複雑じゃないのに、どのカードを使おうかな、どんなデッキにしようかなといったやり込み要素があって、TCGの『ゼクス』を遊んでいるゲーマーさんもハマれるんじゃないかなと思います。

――確かに、陣形や連係といった戦略的な要素が多いゲームになっていますね。

 アニメで『ゼクス』を知った人でも楽しめるように作ってあるなとも感じました。TCGはルールを覚えないと遊べませんが、『五世界の輪舞』は『ゼクス』が好きならとりあえず遊べちゃうっていうのがいいところで、これはブラウザゲームならではだなと思います。

 初めての人には『ゼクス』の世界への入り口になっていて、すでに『ゼクス』を知っていれば、ところどころでニヤリとできちゃう。『ゼクス』が好きな人なら誰でも楽しめるゲームになってると思います。アニメはもうすぐ終わっちゃいますが、『五世界の輪舞』ではキャラクターがいっぱいしゃべってくれるので、アニメが終わってしまった後も、動いてしゃべる『ゼクス』のキャラクターに会えるのがうれしいですね!

――アニメが終わっても動くキャラクターが見られるのは、ファンにはうれしいですね。

 なので、アニメの『ゼクス』が好きな人にはぜひ遊んでみてほしいゲームです! やり込み要素はあるんですが、遊び方そのものはとってもカンタンなので、女の子でもプレイできちゃうと思いますよ。

※ここから先は、アニメ『ゼクス イグニッション』のクライマックスについてお話をうかがいっています。第9話までのネタバレを含みますので、ご注意ください。

●御影藍那というキャラクターを演じた感想と今後の見どころを聞く!

――物語の盛り上がりも最高潮に達しつつある『ゼクス』ですが、遠藤さんが演じる御影藍那の第一印象はどういったものでしたか。

 初めて藍那ちゃんのイラストを見せてもらった時は、大人しそうな子だなと感じました。でも、設定のところに“だが暗い性格というわけではない”って書いてあったので、ちょっと引っ込み思案なだけな子で、明るい部分もちゃんと持っているんだなと思いました。なので、藍那が《憎しみの魔人 オディウム》であることを教えてもらった時は「全然違うじゃん!」とびっくりしましたね(笑)。

――御影藍那を演じるうえで、意識したことなどはありますか。

 作品内では、第1話がある程度物語が進んだところ、そして2話からが少し時間をさかのぼっての話になっていたので、第1話の時点ですでに藍那ちゃんには《憎しみの魔人 オディウム》への兆しのようなものが現れているんですね。なので、あまり飛鳥と親しげにしすぎないように意識しました。でも、2話以降の素の藍那ちゃんを見て「こんなに明るい子なんだ!」と思って、そこでまた少し印象が変わりましたね。

『Z/X IGNITION』

――第一印象から1話、そして2話と刻々と変化した藍那の印象ですが、最後まで彼女を演じたうえでの感想をいただけますか。

 自分に自信が持てず、弱さを持っていたからこそ《憎しみの魔人 オディウム》に変貌してしまった面はあると思います。確かに、彼女は弱いけれど、彼女なりに好きなものへの姿勢、うまくはいかないけど頑張ろうという気持ちを持った子なんだなと感じました。か弱いイメージを抱かれがちですが、意外と押しの強い部分もある子だと思います。2話で飛鳥の部屋に押しかけるシーンなどに彼女の積極的な部分が表れているんじゃないでしょうか。ホント、飛鳥君が鈍感で苦労していますけど(笑)。

――飛鳥の話が出ましたが、遠藤さんから見た飛鳥はどういったキャラクターでしょうか。

 まっすぐな、主人公らしい主人公だと思います。全部のことに一生懸命で、いつも周りの人のことを考えていますよね。“優しい”というよりも、自分が思うように行動すると、自然とそういう風になっちゃう子なんだなと感じています。藍那としては、そのせいでやきもきさせられっぱなしですが(笑)。

 (現実主義者として描かれる)神門とのやり取りなんかを見ていると、できるかどうかじゃなくて理想をドンドン語りますよね。でも、その真っ直ぐさに人もゼクスも惹かれて、その結果いい方向に持って行けるんだろうなって思いますね。

――彼のまっすぐな性格は、全体的にハードな『ゼクス』の物語を明るくしていますよね。

 そうですね。でも、私が藍那ちゃんだったら、彼には呆れちゃいますね! もうちょっと何かあるでしょ、気づいてよ、という感じで(笑)。藍那ちゃんは本当にかわいそうです。まったく、誰のせいでこんなことになったと思ってるんだ!(笑)。それでも、飛鳥のそういうあらゆる人やゼクスに対して優しいところにこそ藍那は惹かれて、ほのかな想いを抱いているんだろうなとは思いますが。

――そんな藍那と飛鳥がどうなるのかも気になる今後の『ゼクス』ですが、物語がクライマックスに向かう中で藍那のここを見てほしいというポイントはありますか。

 『ゼクス』って、強い子が多い物語ですよね。綾瀬は復讐のため、あづみは生きるため、神門は亡き妹のためというように、みんな時には負の感情さえも力に変えて立っているような面があると思います。ゼクスたちも、普通の人間には太刀打ちできないような強大さを持ってます。

 その中で、藍那は弱い子なんです。ある意味で一番、等身大の存在というか。女の子らしく、天王寺君のことが好き、でもうまくいかない、そういったところから負の感情に飲み込まれてしまうことだってあるんです。でも、その弱さ、ある意味で人間らしさと言うんでしょうか。それが物語の核につながっていると思います。自分をどうするのか、弱い自分をわかったうえで強い存在にどう立ち向かっていくのか、そういった藍那なりの戦いに注目してもらえればうれしいですね。それからもちろん、飛鳥君との関係がどうなるのかも楽しみにしてほしいです。私は最後……ため息が出ちゃいました(笑)。

●TCGの『ゼクス』にもハマっています!

――アニメに続いてTCGの『ゼクス』についてですが、『ゼクス』のルールを覚えてデッキを作り、対戦してみていかがでしたか。

 私、これまでカードゲームは友だちがやっているのを見ていただけで、自分でやったことはなかったのですが、『ゼクス』を教えていただいて、まず初心者に優しいゲームなんだなと感じました。

 もちろん『ゼクス』の生みの親である久保田さんに教えてもらったからでもありますが、1回遊んでみれば大体ルールを覚えられちゃって、次からはもう普通に対戦できて、次のステップに進んでいけるゲームだと思います。フリー冊子やワンコインスターターなど、始めやすい工夫もいっぱいあって、私みたいな初心者でも続けていけるし、そしてハマれるゲームですね。

――少し前には、久保田さんと直接対決をして勝っていましたよね。

 あれはちょっと、運がよすぎでした(笑)。私が八千代ちゃんのデッキを持っていったら、久保田さんはさくらちゃんのデッキで、偶然の姉妹対決になったんですが、久保田さんが全然イグニッションに成功しなかったので勝てちゃいました。

――八千代と、そのパートナーゼクスである《深淵の黒月アルモタヘル》を選んだ理由などはあるのでしょうか。

 私、最初にルールを教えてもらった時から黒いカードが大好きなんですよ。黒ってなんかカッコいいじゃないですか。あふれ出る中二感というか(笑)。私、御影藍那を演じているのに、彼女の親の仇である《野蛮の魔人バルバルス》がどっさりデッキに入っています。収録の時はゼクスの絵がなかったんですが、放送を見て「バルバルスだったの!?」と衝撃を受けました。親の仇だけどゲームでは頼りになるんですよ(笑)。

――ゲームはゲーム、アニメはアニメということですね(笑)。黒が好きということですが、特に好きなカードなどはありますか。

 《嘆きの少女バンシー》ちゃんですね。とにかくかわいいです! それから黒のカードではないですが《誓いの銃士 ダルタニアン》様もカッコいいですね! 《三銃士の初詣》で、仲間と一緒に出してあげたいです。

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 黒のカードでは、第6弾の『五神竜の巫女』が出た時、その中から1枚カードを選んでデッキを作ることになったんです。その時に選んだ《七大罪 憤怒の魔人イラ》も気に入っています。自分のゼクスを破壊するという能力がちょっと難しかったんですが、最近ちょっとコツをつかんできたかなと思います。《記憶の魔人 メモリア》を破壊して、みたいな感じで。あとは《荒廃竜レルムレイザー》と、そのパートナーの《黒の竜の巫女バラハラ》ちゃんも好きですね。黒のカードは本当にカッコいいと思います。

『Z/X IGNITION』 『Z/X IGNITION』 『Z/X IGNITION』

――キャストの中で、対戦してみたい方はいらっしゃいますか。

 一番はやっぱり下野紘さんですね。まだ機会がないんですが、メイク中に手元にカードを並べてデッキを考えていらしたり、すごくやる気に満ちていらっしゃるんですよ! 一緒に『ゼクス』のニコニコ生放送をやっているM.A.Oさんはすでに対戦したことがあるそうなので、私もぜひ下野さんと遊んでみたいですね。下野さん以外の方も『ゼクス』を始めた、あるいは「始めたい」とおっしゃられているので、下野さんだけでなく、近いうちにぜひキャストの皆さんで一度遊んでみたいと思っています。

●ゼクストリーム出演を振り返って、『ゼクス』ファンへのメッセージ

――遠藤さんは、先日開催された“秋葉原ゼクストリーム2014.Spring”でも司会を担当していましたが、そちらの感想はいかがですか。

 小倉唯さん、金元寿子さんと一緒に出させていただきましたが、『ゼクス』ファンの方の熱意がすごく感じられました。皆さんTCGはもちろん、アニメも見てくださっていて、最新情報の発表にもすごく盛り上がっていただけました。『ゼクス』への情熱、愛が強く、強く伝わってきましたね。

 そんな中で、アニメのエンディング曲『モノクロームオーバードライブ』も歌わせていただけてうれしかったです。あと、大会の開会式でカードゲーム『ゼクス』のプロモーション映像が流れたんですが、そこで八千代のカードに書かれている「私を探さないで……」という言葉の意味を知って「なるほど!」と思いましたね。

『Z/X IGNITION』 『Z/X IGNITION』

 また、今回は千葉県をめぐっての白の世界と黒の世界の戦いだったんですが、関東地方は全部黒の世界のはずなのに、どうやってプレイヤーさんを白の世界、黒の世界にわけるのかなって思っていたんです。今回はなんと私がくじを引いて決めることになり、「ああ、こうやって決めていたんだな」と仕組みがわかりました(笑)。

――ゼクスのイベントは新情報発表あり、ストーリーに絡むイベントありで、いつも盛りだくさんですよね。

 会場の熱気を肌で感じて私も『ゼクス』やりたい! ってなって、デッキを2つ持っていたので控室でずっとスタッフさんに『ゼクス』を布教していました。次の『ゼクストリーム』にも呼んでいただければうれしいですし、もう、一般のお客さんとして参加しようかななんて思っちゃうくらいです!(笑)。

――会場にいらした方にも、遠藤さんがとても『ゼクス』を愛していることがきっと伝わったのではないでしょうか。では、最後になりますが『ゼクス』ファンの方へメッセージをいただけますか。

 アニメ『Z/X IGNITION』はいよいよ終盤にさしかかっていて、アニメをご覧の皆さんは、きっといろいろ展開を想像して楽しまれていることと思います。その想像とともに、実際にどう『ゼクス』の物語が結ばれるのかを楽しみにしていただければうれしいです。

 『ゼクス』ではエンディング曲を歌わせていただき、さらにニコニコ生放送やイベントの司会などにも携わらせていただいて、とても幸せに思います。『Z/X IGNITION』は、その幸せをお返しできるように、私も、もちろん他のキャストの方々も一生懸命、力を尽くしてできた作品になっているので、ぜひ最後までご覧ください。カードゲーム、アニメ、そしてゲームの『ゼクス』を皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思いますので、どうかよろしくお願いします!

■『Z/X IGNITION』はいよいよクライマックス! ひと時たりとも目を離さずに!

 というわけで、御影藍那役の遠藤ゆりかさんにアニメ、TCG、そしてゲームとさまざまな『ゼクス』についてお話をいただきました。アニメはいよいよ最終回に向けて、どんどんオーバードライブしていきますのでお見逃しなく! 電撃オンラインでは、今後も『ゼクス』の最新情報や、イベントレポートなどをお届けしますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。


●遠藤ゆりかさんのサイン色紙をプレゼント!

 遠藤ゆりかさんのサイン色紙を抽選で4名様にプレゼントします。欲しい人は下の応募フォームからご応募ください! 締め切りは4月2日です。

『Z/X IGNITION』 『Z/X IGNITION』
▲遠藤さんのサイン色紙を4名様にプレゼント! 1枚1枚丁寧に描いてもらいました!(実際のプレゼントと写真の色紙は異なる場合があります。ご了承ください)

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(C)BROCCOLI / Nippon Ichi Software, Inc.
(C)Z/X IGNITION製作委員会

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