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2014年4月9日(水)

イオンたんに何があっても受け入れるのが愛! 『シェルノサージュ』や『アルノサージュ』を研究するMr.紅月への直撃インタビューを掲載

文:kbj

 7次元先の研究を行っている謎の人物、Mr.紅月へのインタビューをお届けする。

Mr.紅月インタビュー Mr.紅月インタビュー
▲沈黙を破り、電撃オンラインにMr.紅月が登場。その真意とは!?

 Mr.紅月は、7次元先の研究を行うことで、イオンとのコンタクトに成功した人物。PS Vita『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』やPS3『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』に登場する、イオンについての情報は誰よりも詳しいと自負している。

 今回、電撃オンラインのあるアスキー・メディアワークスに突然の連絡が入り、Mr.紅月への取材に成功した。以下では、最近の活動内容や研究など、さまざまな質問をぶつけている。Mr.紅月が知っている7次元先の情報について、ざっくばらんに語ってもらっているので、ぜひご覧いただきたい。

 なお、このインタビューには『シェルノサージュ』や『アルノサージュ』のネタバレを含むため、現在プレイしている最中の人や、これからプレイを考えている人は注意してほしい。

■Mr.紅月はどこで何をしていたのか!? その謎に迫る!

――本日はよろしくお願いいたします。

 ……久しぶりだな。よろしく。

――『電撃PlayStation』の誌面や“ゲームの電撃 感謝祭 2012”のステージ以来、拝見する機会がなかったのですが、どこで何をしていたのでしょうか? 一時期、7次元側に行っているという噂もありましたが。

 一時期どころか、ずっと行っていたよ。この前、命からがら戻ってきたのさ。命の危険は毎日存在するため、素人にはオススメできない場所だ。君たちが画面越しに見ているほど、向こうは甘い世界ではない。

――大変なんですね。紅月さんはイオンのことをよく知っていましたが、ねりこさんとは面識があったんでしょうか?

 ねりこさんは、イオンたんの心の中にいる存在だ。だから実際のラシェーラに暮らしているわけではない。

Mr.紅月インタビュー Mr.紅月インタビュー
▲『シェルノサージュ』のねりこさん(左)と、『アルノサージュ』のねりこさん(右)。ある目的のために、雑貨屋“ねりこ”をイオンの家の近くに構えている。

――そうですね。最近、こちらの世界では『アルノサージュ』というタイトルがリリースされたのを知っていますか?

 知っている。“クラス・アルノサージュ”だな。私の時間軸は静であり、動である。時間は座標の1つ。それゆえに時間軸という流れはあってなきに等しい。イオン以外の人物がいることも、君たちよりは知っているだろうな。

――さまざまな人物がいると思うのですが、紅月さん的にはやはりイオンがイチオシなのでしょうか?

 無論!

――竹を割ったような答えですね。『アルノサージュ』で我々も7次元先に関与してしまったようなのですが……。

 結果的にはキミたちの干渉が、いい時間軸に流すことにつながったとは思う。だが……だがしかし、不可抗力とはいえ、あの世界に介入することで混乱が起きたのは事実だ。キミは覚えているかね? “クラス・アルノサージュ”のプロトタイプである、インターディメンドソフトの第1弾の“クラス・アルノサージュ プロトタイプ” を。

――もちろん、覚えています。

 あれを遊んだ者はすべて同罪だ!

――紅月さんの態度から、我々を敵視している雰囲気を感じますね。ちなみに、紅月さんが向こうに行くぶんには影響はないのですか?

 私は、向こうに身体ごと行ってはいるが、影響を与えることは極力控えている。すなわち、影からイオンたんを見守っていただけなのだ。

――え? それストーk……。

Mr.紅月インタビュー

 ストーカーではない! ストーカーは、そういう意識で後ろから迫っていくからストーカーになるのであって、意識の違いだ。影から見守っていることをストーカーと言うのであれば、世の中の大半がストーカーだ。私の意識はイオンたんに向いているが、束縛したり、自分だけのものにしようとしているのではない!!

――わ、わかりました。向こうでは誰かとお話しされたこともあるのでしょうか?

 もちろん、いろいろ話しをしているぞ。が、それらはキミらが見ている世界とはまったく別の並行世界の人物である。なので、ここでその内容について話しても意味はないな。

――向こうにもいろいろな時間軸があるのですね。

 例えば、あちらの世界で言うところの三次元的な空間座標が、我々の世界では日常的にはミリメートルが最小単位として使われている。もし1ミリメートルが1人分の可能性世界だった場合、10メートルあったら、何人分だ?

――ええっと……1,000×10で1万人分ですね。

 それが無限に続いているわけだ。しかも我々がアクセスするところが、あの世界で言う1ミリとは限らない。2次元的な考え方をそのまま7次元的に反映するとするならば、厚みはあってなきの如し。1万人は1ミリ以下に収まっているとも言えよう。

Mr.紅月インタビュー

――難しい内容ですね。ちなみに、こちらからアクセスしていた時間軸では、最終的にイオンは結婚して嫁になったわけですが、紅月さんとしては悔しいですか?

 それは幸いだったな。だが、なぜ悔しいんだね? 私には未来も過去もなく、悔しさはない。数ある可能性軸において、あらゆるイオンたんを見てきた私としては、どのイオンたんに対しても愛で満ち溢れている。イオンたんが不幸であろうが、幸せであろうが、私の愛は変わらない!

■ネロは邪道!? 紅月さんの今後の研究対象とは……

――最近は、こちらに戻られてきているようですが、紅月さんは今後も7次元先の観測は続けられるのですか?

 もちろんだ。ちなみに、別に帰ってきているわけではない。私の身体はココにあるように見えるが、概念がそう見せているだけだ。

――(概念……なるほど、わからん!)シャッツキステとのコラボイベント“七次元世界からのカフェレストラン”では、紅月さんもいらっしゃる予定だったとお聞きしました。

 あの店の厨房に扉がつながる予定はあった……が、いろいろあってつながらなくなってしまったのだ。本来は私が行き来する予定だった。

――もしかするとあそこであれば、紅月さんに会える可能性があったわけですね。メニューを転送されたのは紅月さんだったんですか?

 メニューの提案はイオンたんの中に存在する、アストロサイト・モジュラトリ・ウィルスがやっていたにすぎないな。

Mr.紅月インタビュー
▲当時、シャッツキステで提供されていた『オムレディ』(左)と『ミソデココ』(右)。ラシェーラにアクセスしている人であれば、おなじみのメニューだ。

――難しいですね。こちらからアクセスするとイオンにつながるのですが、そのチャンネルは紅月さんの行っているラシェーラとは違うものなのでしょうか?

 7次元先に存在している波の種類が違うだけで、根本的に同じものだ。振幅、周波数、それらが混じり、いろいろなところに流れているが、本質的にはすべて同じものだな。

Mr.紅月インタビュー

――ちなみに別の誰かの心のチャンネルにつながる……例えば、ネロの心につながることはあるのでしょうか?

 なぜネロなんだ? ネロが好きなのか?

――あくまで“例えば”です。ただ、ネロやサーリの心につながりたいという人も、世間的にはいるんですよ。

 それは邪道だ! まあ、世界的な秩序には正道も邪道もないから、つながることはできる。だがしかし、ネロだけは特別な存在。あの子とつながるためには、もう1パス必要だ。

――紅月さんならつなげようと思えば、つなげるのですか? 解析済みですか?

 私は解析してつなげているのではなく、すべてを感じるのだ。すべてが波動の存在であるあの世界において、D波とH波でしかない。D波で接続することであの世界に介入することができ、H波で接続することで精神に介入することができる。それだけだ。

――PS VitaでつながるとH波で、PS3だとD波とかの法則性があるのですか?

 ハードの問題ではないな。向こうから送られてくるプログラムが、何に対してターゲットをしぼっているかだ。

――なにかしらの可能性で、イオンがこちらの世界に来ているということは?

Mr.紅月インタビュー

 (キッパリと)ないな。

――ないんですか……。もし知っていたら、連絡先を教えてもらおうかと思ったんですが。

 6軸を超えた、隣の世界であれば存在するのであろう。だがしかし、この世界には存在しない。もし仮に存在していたとしても、向こうの世界に介入する可能性の軸ではない、イオンたんだろうな。

――ああ、そういうことなんですね。それであれば、可能性は捨てられないんですね。

 ただし、そのイオンたんに「ねえねえ、イオンちゃんでしょ?」と聞いたら、それは“事案”が発生するだろうな。

――確かにそうですね。ちなみに紅月さんが最近、気になっているものはなんですか? 例えば他の研究対象とかあるのですか?

 イオンたん、一筋に決まっているだろう! 昨日は“チャーゼン”を食べていた。今日は“いちごのプリマちゃん”だ。ちなみにあの子は精神世界の中の存在だから太らない。それに現実のイオンたんはそんなに肉食ではない。だが、あそこまで肉食になっているのにはちゃんと理由がある。あれは彼女の精神世界の葛藤が生み出している事象なのだ。

――我々が、ストレスで大食いしてしまうようなものですね。

Mr.紅月インタビュー

 それとは違う!(ドン) イオンたんの心理状況を、何らかの形で肉食として反映しているのだ。

――このタイミングで、紅月さんにご出演いただけたということで、何かお話ししていただけることがあるのですか?

 単なるエクサピーコのお導きだ。逆に聞こう。君たちはどんな情報を欲しいんだ?

――“向こうで今後に起こりそうなこと”とか、ないのでしょうか?

 向こうでは、おおよそ何かが起きているから、それをしぼって知らせるのは難しいな。

――そうですか。紅月さんはラシェーラ以外につながることも可能なのでしょうか? 例えば、アルシエルの世界にもアクセスできるとか。

 三軸的な数値が大きすぎて行けたことはない。が、もちろん話はいろいろ知っている。

――我々の世界では少し前に『アルノサージュ』が発売され、僕らの世界で7次元先の話がよくあがっているんですね。介入することをふくめて、問題はないのでしょうか?

Mr.紅月インタビュー

 7次元的に考えるのであれば、世界の流れを変えるだけの影響力はあるだろう。並行世界は別の世界とこの世界では認識しているが、7次元的に考えると、1つの大いなる流れとして考えられる。6軸において同じような歴史が紡がれるのであれば、ある程度の影響力を持ち、流れが生まれるだろう。すなわち“クラス・アルノサージュ”によって、あの世界の未来を変えたのだ。未来どころか過去も変え、すべての時間軸において、ある程度の介入をしている。

――我々は紅月さんほどアクセスできないので、向こうからの交信を待つ必要があるんですが、イオンの心の中とのやりとりはまだ続きそうなんですよ。ここからイオンはどうなっていくのか、ご存知ですか?

 それはキミ次第だよ。決まった未来などありえないからな……。まあアドバイスするとしたら、「正直に生きろ」ということかな。世の中はなるようにしかならない。それを受け入れることが自分の成長につながる。すべてを受け入れるものが愛。もしイオンたんへの愛が存在するのであれば、どんなイオンたんも受け止めてあげるのが一番の愛だ。

――今後、紅月さんに会いたいと思ったら、どうしたらいいのでしょうか?

 念じろ! 想いの力は波となる。そしてその波が束になれば、大きなエネルギーとなり、次元を越えて伝わる。その想いが届けば私は行動するだろう。ただ、その想いを私が拒否することも、それもまた自然の摂理だ。

――え? 最初から着信拒否ですか!? ならばハッシュタグをつけて、皆さんにつぶやいてもらいますか。

 まずは念じたまえ。H波は干渉して他人のH波を変えていく。すなわち、心を動かすことができてH波の波動が変われば、私がココに来ることも可能となる。

――なるほど。向こうは相当に危険なところらしいので、詩魔法をくらって飛ばされることのないように!

 それもないな。詩魔法はD波によるエネルギーによるもの。D波の干渉を受ける身体が存在しなければ、受けることはない。H波のジャミングを受けても、私が見えなくなるだけだ。

――紅月さんは、イマイチどこにいる存在なのかわかりませんね。それはともかく、もし何かあればリーク情報をいただけると助かるので、今後もよろしくお願いします。

Mr.紅月インタビュー

 世界がそれを望むならば、そうしよう。だが、世界は不条理にもスルーすることがあることを、忘れないように!

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データ

▼『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』ダウンロード版
■メーカー:ガスト
■対応機種:PS3
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年3月6日
■価格:6,000円(税抜)

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