『仮面ライダー バトライド・ウォー2』を徹底的に掘り下げる特集企画始動。第1回はストーリーと進化したカスタムサウンドトラックを紹介

文：電撃オンライン

　バンダイナムコゲームスから、6月26日に発売されるPS3/Wii U用ソフト『仮面ライダー バトライド・ウォーII』。本作について徹底紹介する特集記事をお送りする。

　『仮面ライダー バトライド・ウォーII』は、歴代の平成仮面ライダーが登場する“バイク＆ヒーローアクションゲーム”の第2弾タイトル。多彩な仮面ライダーを操り、広大なフィールドをバイクで駆け抜けながら大量の敵とのバトルを繰り広げていく。最新のライダーである仮面ライダー鎧武が参戦している他、究極フォームや映画にスポットを当てたストーリーなど、多数の新要素が用意されている。

　特集企画の1回目では、本作のストーリーやカスタムサウンドトラックについて紹介する。ソフトの発売を楽しみにしている人や、前作の濃密な記事を楽しんだ人はぜひご覧いただきたい。

■クロニクルモードのストーリーを紹介

　映画館にいたはずの、仮面ライダー鎧武（ガイム）と仮面ライダー龍玄（リュウゲン）の目の前には、見たことのない城がそびえ立っていた。合流した仮面ライダーバロンも事態を飲みこめずにいると、そこに将軍・徳川吉宗が登場。城に現れた“あやかし”を倒すように、鎧武たちに呼びかけた。

　“あやかし”と呼ばれるインベスを倒して城内を探索していくと、鎧武たちの前に突如として仮面ライダーアークや仮面ライダーソーサラーなど、劇場版作品で敵対していたライダーや怪人が登場。続いて出現したキングダークの一撃によって、鎧武たちは倒されてしまう。

　気を取り戻した鎧武たちは、映画館の中にいた。そこには先ほどまでの展開を見ていた少年レイトと少女レイナ、そしてシネマを名乗る謎の人物の姿があった。

　シネマは子どもたちが喜ぶ映画ができるまで、映画館から出られないことを鎧武たちに告げる。さらに、映画に登場する主人公ライダーが不在だと困るということで、平成ライダーを次々に呼び出していく。

　シネマの目的は!?　そして仮面ライダーたちの運命は？

■『プレミアムTV＆MOVIEサウンドエディション』収録曲

　『プレミアムTV＆MOVIEサウンドエディション』には、平成仮面ライダー作品を彩った名曲が収録されている。収録されている40曲にはTV番組だけでなく本作のテーマである映画の楽曲もあり、ゲーム中のBGMとして流れる。

　なお、こちらは2014年8月までの期間限定商品で、収録されている楽曲はフルサイズではなく、ゲーム用の調整が行われている。

　楽曲は“TV番組と映画のクライマックス、フィナーレを彩った名曲がゲームを演出すること”をテーマに選ばれている。映画の主題歌もしくはTV番組のオープニングアレンジと、TV番組の人気曲など、まさに“これぞ名曲”と呼べる楽曲が収録されている。

　今回は、劇場版を盛り上げた新曲とその作品について、簡単に説明していこう。

　『仮面ライダーAGITO 24.7 version』は、平成仮面ライダーシリーズ初の劇場版である『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』の挿入歌だ。この作品は、テレビ番組とリンクしたシナリオや最強フォームがいち早く登場すること、そして仮面ライダー1号を演じた藤岡弘、さんがゲスト出演することなどが大きな反響を呼んだ。

　『Alive A life -Advent Mix-』は、2002年に上映された『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』の主題歌。オリジナル版と比べると、より重厚感の増した演奏が印象的な曲だ。作品としては、TV番組に先駆けて最終回が描かれることや、劇場版にのみ登場するオリジナルライダーが話題となった。

　“帝王のベルト”をめぐる物語が展開した『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』。クライマックスのシーンでは、10,000人のエキストラが参加して撮影に臨んだ。その主題歌である『Justiφ's -Accel Mix-』は、『プレミアムTV＆MOVIEサウンドエディション』に収録されている。

　『ELEMENTS』は、『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』の主題歌で、TV番組の後期オープニング曲にも起用されている。疾走感のあるメロディ、番組のキーワードをちりばめた歌詞などから、今なお人気の楽曲だ。

　日本各地のライダーが登場した、『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』。TV番組のパラレルワールドではあるが、“鬼”を支える“猛士（たけし）”の命名理由が描かれたり、装甲響鬼（アームドヒビキ）がいち早く登場したりと、見どころも多い。本作の主題歌『Flashback』は、Rin’ featuring m.c.A・Tによる楽曲だ。

　吉川晃司さんの歌う『ONE WORLD』は、仮面ライダー生誕35周年記念作品『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』の主題歌。“仮面ライダー史上、初の宇宙戦”を終えた後のスタッフロールで流れた楽曲だ。

　2007年に公開された『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生！』では、電王の4フォームが一堂に集結。登場する仮面ライダーガオウ役を演じている渡辺裕之さんは当時、史上最年長の仮面ライダーであることが話題となった。『夢で逢えたなら…』は、電王とガオウの“クライマックス”バトル後に流れた。

　『Circle of Life』は、『仮面ライダー剣』の前期オープニング『Round ZERO～BLADE BRAVE』を担当した相川七瀬さんがボーカルのユニット、Crimson-FANGによる楽曲だ。『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』には最強の魔族・レジェンドルガが登場し、キバと激闘を繰り広げた。

　『The Next Decade』は、平成仮面ライダーだけでなく、オールライダーの登場が大きな反響を呼んだ『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』の主題歌。曲を歌うGACKTさんは、結城丈二（ライダーマン）役として、作品にゲスト出演している、

　『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』の主題歌『W』は、劇中で仮面ライダーエターナル、大道克己を演じた松岡充さんが歌う曲。TV番組とリンクする設定や物語に加えて、次作『仮面ライダーオーズ/OOO』から主人公・火野映司と仮面ライダーオーズが先行登場している。

　『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』は八代将軍・徳川吉宗を松平健さんが演じ、大きな話題となった。『将軍様＆オーズ ～吉宗評判記暴れん坊将軍BGMより～』は、『暴れん坊将軍』の殺陣（たて）のシーンで流れる象徴的なテーマ曲をアレンジした名曲だ。

　土屋アンナさんの歌う『Voyagers』は、『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ！』の主題歌。作品中では、仮面ライダー部や天ノ川学園高校の友人や教師たちとの絆が描かれた。他にも、宇宙を舞台にした物語や、『宇宙鉄人キョーダイン』がモチーフになっている強敵・キョーダインの登場も見どころであった。

　昨年2013年に公開された『劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド』の主題歌『The Finale Of The Finale』を歌うのは、『仮面ライダー』シリーズのさまざまな楽曲を担当するRIDER CHIPS。作品では、陣内孝則さんが仮面ライダーソーサラーを演じ、最年長ライダーの記録を更新した。

■カスタムサウンドトラックについて

　前作でも用意されていた機能“カスタムサウンドトラック”は、本作ではさらに細かくセッティング可能になっている。

　まずは、使用したい楽曲を本体のHDDにセットする。使用可能なサウンドデータは、ATRAC（.oma/.aa3）、AAC（.3gp/mp4）MP3（.mp3）、WAV（.wav）、WMA（.wma/.asf）で、対応サンプリング周波数は44.1kHz/22.05kHz/48kHz。なお、これらの規格を満たしていても再生できないことがある。

　作成するプレイリストは、ミッション中のシチュエーションにあわせてBGMを設定する“ドラマチックプレイリスト”と、より細かくBGMを設定できる“マニアックプレイリスト”が存在。まずは“ドラマチックプレイリスト”について説明していく。

　“ドラマチックプレイリスト”には、シチュエーションとして“登場”、“通常”、“ボス戦”、“共闘”、“最強フォーム”があり、それぞれに3曲までセットできる。なお、『プレミアムTV＆MOVIEサウンドエディション』の場合は、ゲームに収録されている楽曲からも選択できる。

　“マニアックプレイリスト”は、ライダーごとにプレイリストを設定可能。さらに、シチュエーションに加えて、フォームチェンジした時やリザルト時のBGMまでもセッティングできる。例えば、ウィザードであれば各スタイル時、ディケイドであればカメンライド時のBGMを好みでカスタマイズできるのが特徴だ。

　なお、同じライダーのプレイリストを複数作成することも可能。もし、使いたい楽曲が多い場合は、いくつも用意してみては？

(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C)石森プロ・東映 (C)BANDAI NAMCO Games Inc.
※画面は開発中のもの。

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データ

関連サイト

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