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2014年6月8日(日)

『アトリエ』シリーズや“サージュ・コンチェルト”の楽曲が勢揃いした“ガストプレミアムライブVol.2”をレポート!

文:ゲゲン

 『アトリエ』シリーズなどでおなじみの、ガストが主催する“ガストプレミアムライブ Vol.2”が、6月7日(土)に東京・赤坂BLITZで開催された。

ガストプレミアムライブ Vol.2

 2013年5月26日に開催された『アトリエ』シリーズ単独の“アトリエプレミアムライブ”から数えると、ガストの単独ライブは今回で3度目。この日も強い雨と、連日の悪天候の影響は避けられなかったものの、会場には多くのファンが集った。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

■“サージュ・コンチェルト”と『アルトネリコ』がライブでもリンク!

 宴の先陣を切ったのは、みとせのりこさん。このようなイベントでトップバッターを務めるのは初めてとのことだが、まずはPS Vita『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』より『Quell->EX[cez]->{kranz};』 、加えてPS3『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』より『Class::EXSPHERE_NOSURGE;』と、“サージュ・コンチェルト”シリーズの2曲を熱唱した。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 『Class::EXSPHERE_NOSURGE;』は『アルノサージュ』のラスボス戦で流れる詩で、ご本人のMCでもネタにされたように、ガスト関連作品では、ラスボスの歌曲を謳うイメージが強いみとせさんによる強烈なイメージを持つ詩からの幕開けに、観客もさぞ衝撃を受けたと思われる。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 続いて、ガスト作品には2004年発売の『イリスのアトリエ エターナルマナ』から関わる歌姫・霜月はるかさんが登場。同じく “サージュ・コンチェルト”の『シェルノサージュ』より、『ネプトリュード(Class::NEPTLUDE=>extends.TX_CLUSTERS/.)』を披露した。序盤の転換点で歌われる印象深い曲だが、さらにここから『アルノサージュ』でネイが謳う『Class::DISTLLISTA;』へと繋げる。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 ガストの土屋暁ディレクターが手がけた“サージュ・コンチェルト”と、ガストとバンダイナムコゲームスが共同開発した人気作『アルトネリコ』シリーズ。『Class::DISTLLISTA;』は、これらの壮大な土屋ワールドを繋げた詩だけに、ゲームをプレイしたファンにはもちろん、時を隔てて様々なものを繋げたという意味でも、非常に感慨深い曲だ。

 この流れを受けて、みとせさんが再び登場。プレミアムの名の通り、霜月さんとみとせさんによる『EXEC_RIG=VEDA/.』(PS2『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』より)の貴重な共演が実現。さらにライブということもあり、観客参加で歌うことが提案された。事前に確認のため少しだけ練習をしたが、最初からほぼ完全な会場の仕上がりには、話を振ったみとせさんたちも驚いていた。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
▲作中の終盤、救われたミュールが紡いだ詩。全員で謳えるフレーズもあり、この選曲となったようだ。また、霜月さんは“宴会の詩”というイメージを持たれているとのこと。

 ちなみに司会を担当したのは、声優の加隈亜衣さん。“サージュ・コンチェルト”ではイオンの声を担当しており、みとせさんがシリーズを通じて歌唱を担当するジルとは、因縁浅からぬ関係だ。お二人はこの日が初対面とのことだが、作品とは違いとても和やかな雰囲気で気さくなやりとりをされていた。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 ライブといえば欠かせないのが演奏を担当する方々だが、今回はバックバンドがメインとなってインスト(作中のBGM)メドレーが行われた。ライブのために用意され、新たな一面を見せた『アルノサージュ』と『アルトネリコ』のBGMたちが、ステージ上のスクリーンに流れる作中の映像やOPムービーとともに、ゲームファンの新たな体験として刻まれた。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
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ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
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■『アトリエ』の歴史と現在、未来が一堂に会した『アトリエ』パート

 インストメドレーから間髪を入れず、ACRYLICSTABによるPS3『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』のバトルフィニッシュ曲『無限大クロニクル』が始まると、会場からはひときわ大きな歓声が上がる。さらに続けて、7月17日発売予定のPS3『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』より『渇きの輪郭』が、ゲームの発売に先駆けて披露された。どちらも『アトリエ』の最先端“黄昏”シリーズからの楽曲だ。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
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ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
▲ボーカル・UyuさんがMC中、バンドマスターである阿部隆大さんにトークを振ろうと試みるも「大丈夫」と断られて困惑。会場が温かい笑いに包まれた。また、司会の加隈さんと観客により、『アルノサージュ』の調合ソング『くすりすく』の合唱も行われるなど、合間はとても和気藹々とした雰囲気。

 もちろん、近年の『アトリエ』シリーズ躍進の立役者である“アーランド”シリーズの楽曲も欠かせない。山本美禰子さんが、シリーズ1作目『ロロナのアトリエ』より『Falling, The Star Light』、2作目『トトリのアトリエ』より『Pilgrimage』をステージ狭しと元気よく歌い上げ、会場に活力を与える。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 『ロロナ』『トトリ』と来たら『メルルのアトリエ』の曲も外せない。温まった会場の空気を、maoさんが『メトロ』でさらに盛り上げる。楽曲制作を担当するガスト・柳川和樹さんに対しては、『変態(褒め言葉)』『あとで肩パンチ』など過激な言葉が飛び出し、強い信頼関係を見せた。ちなみに柳川さんは、殴られる覚悟で会場に来たと語ったそうだ。一連の盛り上げりを受け「(プレミアムライブの)第3弾も決まった」と話し会場を沸かせ、軽妙なMCに会場のボルテージは上がり続けた。

 そんな柳川さんとの新曲は、『シャリーのアトリエ』に収録される『Luto~統治するもの~』。歌詞は全て英語のアップテンポなナンバーで、「格好良い」の一言では済ませられない奥行きのある曲となっている。作中でどのように使われるのか、とても楽しみな曲だ。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 最高潮続きの会場だが、ライブはここまでで約2時間が経過。まだまだ続く楽しいひと時のために、南壽あさ子さんの歌声が会場を優しく癒す。ピアノと透き通る声による『エスカ&ロジーのアトリエ』のワールドトラベルテーマ『回遊魚の原風景』に、観客は静かに耳を傾けた。

 初披露のメジャー3rdシングル『みるいろの星』は、『シャリーのアトリエ』ワールドイメージソングであり、ゲーム用に描き下ろした曲ではないものの、驚くほどにゲームのイメージ重なる部分があり採用に至ったとのことだ。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 そしてここで、スペシャルゲストとして『アトリエ』シリーズの岡村佳人ディレクターが登場。「持ち上げて良い」との話が事前にあったらしく、打ち合わせはないものの司会の加隈さんがしきりに「スペシャル」という部分に対してのハードルを上げており、苦心の末に勢いで押し切る形の登壇となった。

 岡村ディレクターは、自分がゲストということでガッカリされては困ると、温かい応援に対して感謝の言葉を述べるだけではなく、『シャリーのアトリエ』OPムービーもいち早く披露した。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
▲加隈さんが「良い仕事をした」と太鼓判を押すなど、始終笑いが絶えず、テンポの良い掛け合いでコーナーは進行。しかし、まだ出してはいけない重大な情報がOPには入っており、若干狼狽する岡村D。事の真相は、公開後にぜひ自身で確認していただきたい。

 ここで再び、バックバンドによるインストメドレーに突入。『シャリーのアトリエ』最新BGMから『錬金少女メルルのうた』のようなインパクト大の楽曲まで、印象深い曲たちがライブアレンジにより新たな表情を見せる。“黄昏”と“アーランド”の映像をバックにした、ゲームとライブが融合したパフォーマンスに観客も見入っていた。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 どこまでも盛り上がるライブも、いよいよ終幕へ。取りを飾る霜月はるかさんは、『シャリーのアトリエ』に作曲家のMANYOさん、作詞などを手がける日山尚さんとのユニット『canoue』として『希う船(読み:ねがうふね)』での楽曲参加が決まっており、代表して登場した形だ。また、ライブ時のコーラスはアクリルスタッブのUyuさんが担当することに。様々な共演が見られるのは、ライブならではの醍醐味と言えるだろう。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

 この時期のガスト作品ということで、TVアニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』の曲も忘れずチョイス。ゲームファン以外も毎週視聴する『エスロジ』から、ED曲『ふゆみどり』をライブ初披露。ストーリーも佳境に差し掛かり、意味が明らかになる日が近いEDアニメーションとの関係も気になる優しい曲を、しっとりと歌い上げる。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2
▲ここで改めてバンドメンバー紹介も。観客からの声援に応え、今回は阿部さんもマイクを手にした。

 最後は、PS2『イリスのアトリエ グランファンタズム』主題歌『schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~』を歌ったが、曲名が発表された際には、この日一番とも言える歓声も。別のライブでは歌われてきたが、ガストのライブで歌うのは今回が初とのことで、霜月さんとしても胸が熱くなる一幕だったようだ。

 ライブの後は、出演者が壇上に勢揃いし終演の挨拶へ。「次はバンドと一緒にやらせて欲しい(みとせさん)」、「Vol.3でまたお会いしましょう(maoさん)」と話し、霜月さんからも次回開催へのラブコールが飛び出すなど、会場からも同意の拍手が盛大にあがっていた。

 「みなさんと音楽が共有できて幸せ(霜月さん)」の言葉が表すとおり、アーティストとゲームのファンが想いを共有できる貴重なライブなので、機会があればぜひ足を運んでみて欲しい。

ガストプレミアムライブ Vol.2
ガストプレミアムライブ Vol.2

2014年7月3日追加

 電撃では、ライブ終了後に各アーティストへの個別インタビューを実施。作品や音楽、ライブにかけた想いなど貴重なお話を伺った。また、本記事の最後には読者プレゼントも用意しているので、ふるってご応募いただきたい。

 長時間にわたる公演を終えた直後にも関わらず、快くインタビューに応じていただいた皆様に、スタッフ一同改めてお礼申しあげます。


■みとせのりこさん

――本日はトップバッターお疲れ様でした。最初からライブで謳うには難しい曲でしたが、今のご感想などをお聞かせください。

 ライブでやることをまったく想定せずに作った曲なので、内心では「どないせいっちゅうねん」と、心の底から思いました(笑)。ただ、自分のバンドで人力ヒュムノスをやっていても、そういう曲ほどお客様が聴きたい気持ちがあるのも感じていました。

 自分のライブでは、基本的に同期で音源をそのまま鳴らさないのですが、できるだけ原曲に近い形でお聴かせしたいと思い、今回の形になりました。

――『Class::EXSPHERE_NOSURGE;』はユーザーにとっても非常に重要な局面で流れる詩ですが、製作時の想いや謳っている際の感情などはどのようなものでしょうか?

 土屋ディレクターから曲の依頼を受ける際は、「限界までやっちゃってください」と言われることが多いのですが、謳えるのかどうかというところまでいってしまいました(笑)。

 『Class::EXSPHERE_NOSURGE;』については、ゲームで作業的に敵を殺すように、相手を思いやる気持ちを欠片も持たない曲だと聞きました。感情を持たずに相手を殺す詩を、感情を込める“謳う”という相反する行為の中で、作業的に行うのがとても難しかったです。

 プリムを操っている無感情なプレイヤーのパートと、抵抗してみんなを護ろうとするプリムのパートが交互に出てくる構成になっているので、そこをうまく使い分けた感じです。

――他のアーティストとの共演も、大変刺激を受けられたのではないでしょうか。

 ライブが本当に好きで、バンドさんと一緒にできたらもっと良かったので、できれば次はバンドと一緒にと思いました(笑)。出番は最初の方に終わってしまったので、途中からはずっと2階席で見ており、いち観客として楽しんでいました。

 ガストは音楽に力を入れていて、音楽によって世界を表現することを、昔から大事にしているゲームメーカーさんです。それをみなさんにリアルで、このように触れられる形でお届けできたのがうれしかったです。


■ACRYLICSTAB

――『渇きの輪郭』を、今回のように大きなステージで改めて出した感想を教えてください。

Uyuさん(以下、敬称略):もっともっと進化しそうな曲だと感じました。今回も『無限大クロニクル』と同じく、いつもライブをやっているメンバーとアレンジしながら作りましたが、CDを作ってその後ライブで演奏すると、「この方がクールだ」などいろいろな意見が出てくるので、次の機会には進化した『渇きの輪郭』が生まれているのではないかと思っています。

 みなさんから期待の眼差しを受け、こちらも「心に届け」と強く想いながら歌い、レコーディングよりロックな感じに仕上げてみました。

――バンドとしては、今回のステージはいかがでしたか?

阿部隆大さん(以下、敬称略):ほぼ初出しの曲でしたが、設備が整った場所で、これだけ多くのお客様の前で披露させていただけたのは、本当にありがたいと思いました。すごく良い形で、曲を産んであげられたという気持ちが強いです。

 『シャリーのアトリエ』のために書き下ろした曲なので、ユーザーさんがゲームで遊んでいただくと印象が変わり、新しい思い出ができると思います。それをまたライブで聴いて、より楽しんでもらえればと思います。

――バンドのインストメドレーの反響も大きなものでしたが、かなり難しかったのではないですか?

阿部:まず選曲の段階から、かなり時間をかけています。ガストのサウンドチームからも資料をたくさんいただき、曲を一度ばらばらに解体して、ライブ用にバンドチームで組み上げてアンサンブルを作っています。

 あと、映像のシンクロもありましたので『アトリエ』、サージュ・コンチェルト、『アルトネリコ』(※)の世界観に没頭していただけたのであればうれしいです。

――今回、ライブ全体の構成も担当されたと伺ったのですが、順番やバランスなども苦労されたのではないでしょうか。

阿部:これはメドレー部分の話になってしまいますが、ある程度ストーリーを組み立て、最後に『アルトネリコ』を持ってきたのは、特にゲームをプレイされた方には喜んでいただけたのではないかと。

Uyu:みなさん、ニヤっとしていただけましたかね(笑)。

――プレミアムライブも第3弾となり、毎回新しいエッセンスを持ってきてくれますよね。

Uyu:出演者のみなさんが良い人ばかりで、毎回幸せな気持ちで参加しています。ライブが終わる時は、出演者が集まるのもこの1日だけだと思い寂しくなります。私自身、ガストの音楽が大好きで、歌っている方と会えるのが本当にうれしいです。次の機会があるならば、例え出演できなくても観客として参加すると思います!

(※)発売元:株式会社バンダイナムコゲームス


■霜月はるかさん

――曲数を見ると、霜月さん大活躍といった印象です。多重録音の詩をライブで、というのは難しいと思うのですが……。

 様々なパートが重なっており、すべてを謳うのは無理なので、まずはどのパートを謳うか決めるところから始まっています。最初に「サージュ・コンチェルトやります」と聞かされた時は、思わず「本当ですか!?」と確認してしまいました。「やっちゃいますか!」と(笑)。

 ファンの方も、生演奏を前提としていない音楽だというのはご存じだと思うのですが、それでも生で聴けることを期待してくださっていると思いますので、今回ライブでできて本当によかったです。

――ライブならではといえば、『EXEC_RIG=VEDA/.』をみんなで謳えたのはすごい体験だったのではないかなと。

 『アルトネリコ』(※)からのファンもいらっしゃるとは思いますが、一声目から良い勢いで合唱されていたので、これだけ浸透しているのは、ガストサウンドに対する思い入れが深い方々が本当に多いのだなと。それが肌で感じられて、胸が熱くなりました。

――新曲の披露もファンとしてはうれしかったと思います。

 『シャリーのアトリエ』の楽曲はユニット“canoue”で制作していますが、「再出発」「船出」をイメージして欲しいという発注だったので、MANYOさんもそれを意識した曲を書かれ、日山さんも様々なものを抱えて旅立つ気持ちを歌詞にしてくださり、スピード感があり爽やかな楽曲に仕上がったと思います。ゲームではどのような場面で流れるのか、私たちも楽しみにしています。

――『アトリエ』ではみんなとの関わりが重要視されているので、canoueとしてユニットで制作されたことと不思議と重なります。

 canoueのサウンドを、『アトリエ』ファンのみなさまに知っていただくきっかけにもなると思います。『シャリーのアトリエ』の世界観などと、ユニットの音楽性がかけ離れているとは思っていないので、うまくリンクしてくれたらいいなと思います。

――クライマックスへ向かう、TVアニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』のED『ふゆみどり』についてはいかがでしょうか?

 アニメのストーリーが今の進行状況だからこその気持ちは、やっぱりありましたね。ライブ直前の回が「もうちょっとで……」というところまで来ましたので、クライマックスに向け、物語の真相に触れて深まっていく楽曲だと思います。このタイミングで歌えたのは、とてもうれしいです。

――最後を『schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~』で飾られたのは、まさにプレミアムという感じでした。

 自分のライブでは今まで何度も歌っていますが、『イリスのアトリエ』のエッセンスがすごく入っている曲です。最後のサビにも「黒い刃(エッジ)」「白い灰(アッシュ)」いった『イリスのアトリエ グランファンタズム』のキャラ名が入っており、さらに「虹彩(イリス)へと」で終わります。

 ゲームの曲だからこその歌詞なので、これをゲームファンのみなさんの前で歌えたのは、今までとは違う感覚でした。『イリスのアトリエ』からガスト作品に関わらせていただいているので、『イリス』シリーズを統括する楽曲を最後に歌えてうれしかったです。

(※)発売元:株式会社バンダイナムコゲームス


■maoさん

――バリエーション豊かなアーティストが出演するライブですが、初めて参加されたご感想をお聞かせください。

 ガストさんの音楽に対するこだわりは、『シャリーのアトリエ』を含め、3作品に関わらせていただく中で強く感じており、尊敬しています。今回ライブに参加できたことは、本当にうれしく思います。

 山本美禰子ちゃん、霜月はるかちゃん、みとせのりこさんは違うイベントでもご一緒して顔見知りではありましたので、新参者として加わった感覚はなく、すっと入れて楽しかったです。

――バンドとの絡みが印象に残っているのですが、やはりライブは特別なものでしょうか?

 歌っていて、後ろのバンドから来る音圧には背中を押してもらえるし、支えでもあります。最高の場を作ってくれるのがバンドであり、さらに前から届く声援や客席からのパワーに板挟みにされる時間は、歌い手として一番幸せな時間です。

――初披露された『Luto~統治するもの~』につきまして、込められた想いなどを教えてください。

 この曲は、とあるキャラクターとの戦闘で流れるのですが、その相手は敵対しているものの、一概に悪とは断じられない存在です。しっかりした信念を持ち、それを貫き通すのが幸せだと思っています。価値観の相違からすれ違いが生じてはいますが、相手も幸せを願っての対立であり、悲哀を感じました。

 そういった背景を説明された後で歌詞を読ませていただいたら、もどかしい気持ちが歌詞に表れていることが分かりました。小賢しく何かを考えず、そのまま伝える形を取れたのは、曲と歌詞の力だと思っています。

 格好よく歌うより、英語ですがニュアンスとしては「どうして分かってくれないの!」と訴えかける感じです。

――そういう気持ちは、きっと言語を越えて伝わるものですよね。あとはMCなどでも仰っていましたが、次回開催も期待してしまいます。

 そうですね! 次もきっとあると思いますので、呼んでいただけたらうれしいです。その時には新しい曲があるかも知れないので、ぜひ関わらせていただけたらと思います。


■南壽あさ子さん

――2月に赤坂BLITZでワンマンライブをされ、3回目のプレミアムライブも赤坂BLITZと縁を感じます。

 ワンマンライブの思い出もよみがえりますし、ゲームで私の歌をはじめて聴いてくださった『アトリエ』ファンの方もたくさんいらしたので、ここで結びついて、新しく出会えたことがすごくうれしいです。

――ゲームで聴いた歌を生で聴き、癒されたユーザーも多いと思います。新曲『みるいろの星』についても、詳しく教えていただけますか?

 『エスカ&ロジーのアトリエ』で曲を採用していただいた時、「次は書き下ろしでぜひ」ということだったので、こちらもその心づもりでいました。その後『シャリーのアトリエ』の話があったのですが、新曲を作っていた時でもあり聴いていただく機会がありました。巡り会わなそうな2人が「必ず出会う」という歌詞があり、内容が偶然にもゲームにぴったりと当てはまっていて、お互いにすごく驚きました。

 あらすじをいただいてから、まさにこのことではないかとうれしくなり、ゲームの中で流れることも想像しました。

 曲調は前向きな感じで、時の巡る感じがとてもゲームに合っていると思います。サウンドプロデュースをお願いしたTKさん(凛として時雨)にも、間奏部分などに「時が巡る感じで」という要望を出したらそのように作っていただけ、アレンジも含めてより伝わりやすい曲になったと思います。

――普段は一人で歌われますが、今回バンドとともに歌っていかがでしたか?

 新鮮などの一言では言い表せないのですが、初めての曲を披露する場では、いつもは一人でやっていました。それが今回、最初からバンドという形で世界観に触れていただき、私も刺激を受けました。ゲームでこれが聴けるんだと結びついたと思いますので、大変楽しかったです。

――ここでしか聴けないプレミアム感が満載でした。次のライブがあったらと期待が……。

 ぜひお願いしたいですね(笑)。次回開催を楽しみにしています。

――ライブ終了後にはサイン会もされ、ユーザーと直接触れ合われての感想などもお聞かせください。

 1回目はステージと客席の間でのやりとりでしたが、言葉が少ない私にも、すごく返ってくるものがありびっくりしていました。今回は一人一人とお話ができ、「ファンになりました」や「応援しています」などの言葉をいただけました。ゲームと合わせて、曲をお楽しみいただけたらと思います。


■山本美禰子さん

――ライブを終えた今の気持ちをお聞かせください。

 チケットも即完売と好評だったようで、私もとても楽しみにしていました。今まで以上のお客様がいらっしゃいましたが、一体感があって素敵なライブになったと思います。

――会場も次第に大きくなってきていますよね。

 武道館目指していきましょう(笑)。

――出演者のみなさまは交流もあるかと思いますが、改めてライブで共演されていかがでしたか?

 楽屋でも、和気藹々と女子トークが繰り広げられて、個人的にもすごく楽しみにしているライブです。みなさん、それぞれ個性を持ったアーティスト様なのですが、通じるところや雰囲気を持っているので、ガストさんならではの人選だと思いました。

――今回はバックバンドが力強かったですね。

 私はもともとバンドをやっていて、スカウトをされてゲームに関わるようになりました。バンドで歌っていると周囲との一体感があり、音が塊になってみなさんに届くと思います。カラオケにも、多重の表現ができたりと良いところはもちろんありますが、ライブは生の、その時間でしか味わえない音が伝わります。バンドの方にいてもらえると、歌い手としても気持ちが入ります。

――MCでもガスト作品の世界観が好きと仰っていましたが、ガストサウンドへの思い入れなども強いのではないですか?

 『Falling, The Star Light』は、私のソロボーカリストとしてのデビュー曲でもあります。右も左も分からない時に多重録音も初めて験して、こういうことができるのかと大きな影響を受けました。ガストサウンドはなんといっても奥行きがあり、風景が見えるのが特徴だと思っています。その空気感まで含めて、すべてを伝えていくことを意識しています。

 みなさまのご声援があれば、Vol.3、Vol.4と続いていくかも知れませんので、その時にはいろいろな人とコラボしたいなと思っています。また、新しいことなどもできると思いますので、ぜひ応援よろしくお願いします。

【ガストプレミアムライブ Vol.2 セットリスト】

01.『Quell->EX[cez]->{kranz};』 / みとせのりこ
02.『Class::EXSPHERE_NOSURGE;』 / みとせのりこ
03.『ネプトリュード(Class::NEPTLUDE=>extends.TX_CLUSTERS/.)』 / 霜月はるか
04.『Class::DISTLLISTA;』 / 霜月はるか
05.『EXEC_RIG=VEDA/.』 / 霜月はるか&みとせのりこ
06.『【インストメドレー】アルノサージュ・アルトネリコ』 / バックバンド
07.『無限大クロニクル』 / ACRYLICSTAB
08.『渇きの輪郭』 / ACRYLICSTAB
09.『Falling, The Star Light』 / 山本美禰子
10.『Pilgrimage』 / 山本美禰子
11.『メトロ』 / mao
12.『Luto~統治するもの~』 / mao
13.『回遊魚の原風景』 / 南壽あさ子
14.『みるいろの星』 / 南壽あさ子
15.『【インストメドレー】アトリエシリーズ』 / バックバンド
16.『希う船』 / 霜月はるか from canoue
17.『ふゆみどり』 / 霜月はるか
18.『schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~』 / 霜月はるか

■ガストプレミアムライブ Vol.2開催概要
日時:2014年6月7日(土)
時間:17:00開場 18:00開演
会場:赤坂BLITZ
主催:ガスト
制作:曼荼羅音楽出版
制作協力:株式会社スタジオマウス / HOT STUFF PROMOTION
出演者:霜月はるか from canoue / ACRYLICSTAB / 南壽あさ子 / みとせのりこ / mao / 山本美禰子
スペシャルゲスト:岡村佳人
司会:加隈亜衣


“ガストプレミアムライブ Vol.2”出演者サイン入り『シャリーのアトリエ』B2クリアポスター

 ライブの出演者全員のサインが入った『シャリーのアトリエ』B2クリアポスターを1名の読者にプレゼントします。応募期間は2014年7月13日23:59まで

 美麗なグラフィックで描かれる、二人のシャリーを彩る多数のサイン。特別なアイテムが手に入るまたとないチャンスなので、この機会をお見逃しなく!

応募受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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