2014年6月27日(金)
こんにちは! TCG担当のファイです。現在“『ジーククローネ』は本当に生まれ変わったのか!?”という特集を行っています。
1回目は取扱店舗の方に前編と後編にわけてお話をうかがいました。2回目は過去の“大交流祭”で優勝したプレイヤーの方に聞きました。次に聞くなら誰でしょうか? 一人しかいませんよね、原田考多・ジーククローネプロデューサーです。
前回のインタビューでは、3月末時点でのジーククローネの過去の総括と、この先の展開についてどう考えているのかをお届けしました。今回のインタビューでは、様々な展開についての感想のほか、より具体的にこの先の展開についてもうかがいましたのでぜひご覧ください。
▲沢山のプレイヤーで盛り上がる栃木県のねばらん☆さんの模様。 |
――『ジーククローネ』が1周年を迎えるにあたっての想いをお願いします。
とにかくお客様に支えられた1年でした。スタートから紆余曲折ありましたが、ずっと応援して下さった方はもちろん、途中からでも応援してくださった方のおかげでいろいろなチャレンジを続けることができました。
応援してくれているお客様へ我々ができる最大の恩返しは、この先一緒に遊ぶことができる『ジーククローネ』仲間を増やすことだと思っています。数あるTCGの中から選んでもらった『ジーククローネ』が成長していく姿はお客様にとっても嬉しいことだと思います。そうなれるように2年目も全力で取り組んでいきたいと思っています。
――ゴールドサポーターショップ制度に対する店舗の反応はいかがでしょうか。
ゴールドサポーターショップについては、僕たちはこのTCG業界で根を張るつもりだという意思を、取り扱ってくれるTCG専門店の方にお伝えできたかなと思っています。
しかし、正直なところまだこれからだと思っています。僕らの“やる気”を買ってもらい、一緒に盛り上げようと思って頂いた店舗様だというのが現状ですが、その店舗様でどれだけのプレイヤーが遊んでくれるのか、新しいプレイヤーを作っていけるのか、ストレートに言えば、『ジーククローネ』を取り扱ってくれたことでお店の業績にどれだけ貢献できるのか、ということが今まさに試されていると思っています。
数あるトレーディングカードゲームの中で、『ジーククローネ』を取扱商品に選んで頂いたという事実に、我々は最大限の努力をもって応えなければならないと思っています。
――コネクトパーティを開催することに対する店舗の反響はいかがでしょうか。
コネクトパーティは、ゴールドサポーターショップで新たなプレイヤーを作るという点を最大の目的にしています。しかし、内容や進行については初心者だけでなく経験者も楽しめる様にしています。その点ではイベントの内容に一定の評価は頂けているかなと思っています。
ただ、本来の目的である新たなプレイヤーを作りその店舗に通ってもらうという点や、実際に店舗で商品を購入してもらい売り上げに貢献するという点では、まだまだ改良の余地があると思っています。様々なご意見を頂いていますのでトライ&エラーにはなりますが、少しずつ確実によいイベントにしていきたいと考えています。
――今回の一連の展開で一気に多数のタイトルが参戦します。この先の新規タイトルはどのようなペースで増えるのでしょうか。
先ほどもお話ししましたが、現在プレイしてくれている方への最大の恩返しは、新規のプレイヤーを増やすことだと思っています。ちょうど1周年のタイミングという事もあり、様々なタイトルを用意することでプレイを始めてもらいやすくしようと思いました。
もちろん、全てのタイトルを追いかけてくれるプレイヤーの方に負担になってしまうことは認識していますし、このような一気に展開すること自体に賛否両論あることは理解しています。
『ジーククローネ』は気になったタイトルで気軽に始めてもらっても、他の様々なタイトルと対等に対戦できるように設計しています。そして、それぞれの原作を再現するような特徴を各タイトルで出すようにしています。
お客様には「このタイトル好きだからやるけど、確かお前こっちのタイトル好きだったよな。じゃあジークロやろうぜ!」という感じで遊んでもらうのが理想です。ですので、どのタイトルも全く違う効果だらけにしてしまうと、逆に遊びにくくなってしまい最初のハードルをあげてしまうのではないかとも考えました。そこでゲームの基礎となる部分はどのタイトルにもある程度は共通したものを用意しながらも、それぞれのタイトルにある特徴は大事にするようにしました。
今回、一連の展開で発表済みのもので全11タイトルになりましたので、ある程度の間口は広げられるかなと考えています。この先についてはもう少し発売のペースを落とし展開をしていく予定です。
――現在発表している11タイトルがそろったとき、改めて『ジーククローネ』の魅力を教えてください。
好きなタイトルで手軽に始められ、しかもどのタイトルでもしっかりと研究してもらえれば最前線で勝ち上がれるというのが理想となっています。人気のタイトルは新たなブースターパックを出すことも検討しますが、それ以外のタイトルでもプロモーションカードの配布などで補強できる機会を用意します。ですので、発売済みのタイトルでも継続的に楽しめるようにサポートをしていきたいと考えています。
▲前回の大交流際の模様。各タイトルのファンのTCG初心者も多く来場した。 |
――夏以降、公式イベントはどのように展開していく予定でしょうか。
今のところ、1年目と同様に3ヶ月ごとを目処に“大交流祭”をやっていこうと考えています。第4回目は1周年記念祭と題して、大阪、岡山、福岡と東京で開催します。今回はゴールドサポーターショップの店舗数やコネクトパーティの開催数などで開催地を決めましたが、それ以外のエリアについても順次拡大したいと思っています。
東京は前日祭と銘打って3人チームで対戦するトリオ戦も8月2日に開催します。大阪、岡山、福岡での上位3名の方には、東京のイベントに参加頂けるようトラベルサポートを用意しました。トリオ戦に友達と一緒に来て頂けるように、各地区で優勝された方には一緒に来てくれるご友人の分もトラベルサポートを用意しました。
また、公式イベントでは初の“ミックス構築”専用のスペースを用意します。“ミックス構築”はデッキ構築だけでなくプレイングの難易度が高く上級者向けだと思います。これまでは初心者のプレイヤーを増やしたいという考えで公式大会では開催をしていませんでしたが、1周年祭ですし1回やってみようかなと思い開催することにしました。
今回、“大交流祭”を開催できなかった地域では、コネクトパーティ拡大版の様なイベントや、女性向けのタイトルも参戦していることから女性向けイベントも開催したいなと思っています。先日六本木で開催した女性のみのイベント“ジークロ女子会”などでいただいたご意見もフィードバックしていければと思います。
――この先の『ジーククローネ』の展開は、プロデューサーとしてどの程度まで考えているのでしょうか?
難しい質問ですね。TCG業界の拡大には当然貢献したいと思っています。そしてTCGメーカーとしての存在感もしっかりと確立したいと考えています。また、『進撃の巨人』のような海外でも絶大な人気を誇るタイトルに携わらさて頂いてたりしますので、海外展開も将来的に考えられるようにしていきたいなと思ってます。
当然、いますぐに海外展開を進めるようなステージではありませんし、インフラをしっかりとしなければならないのですが、試験的にドイツで6月7日と8日に開催された“DoKomi”という日本のアニメ、マンガ、ゲーム、コスプレなどを中心としたイベントでのスポット販売や、“TOKYO OTAKU MODE”という日本のアニメやマンガなどを海外に向けて発信したり販売したりするサイトでも展開してみました。まずは、現状でやれそうな部分から少しずつトライしていこうかなと思っています。
――最後に店舗やユーザーへ向けてのメッセージをお願いします
まずはゴールドサポーターショップの店舗様へ。今後は発売の2週間前を目処に公式では公開していない情報もお届けする予定です。プレイヤーの方の最も身近な存在として、情報発信だけでなく、体験デッキで遊んでいただくなど、お店が商材としてお客様にオススメできるようできればと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。
そして、現在『ジーククローネ』をプレイしてくれている皆様。本当にありがとうございます。ゲームのシステムは手軽さと奥深さのバランスが絶妙にミックスされていると思っています。テンプレートに収まりきらない、その方だけのプレイスタイルが作れるようにしっかりとデザインしています。プレイされて気になる点があれば、ぜひコネクトパーティで来店しているスタッフやサポート窓口にお寄せください。皆様のご意見ひとつひとつが『ジーククローネ』を楽しいゲームにしていけると思っています。
最後にまだ再開する事へ懐疑的な、今は『ジーククローネ』をプレイされていない方へ。何度も繰り返しになっていまいますが、とにかくもう一度試してほしいです。ゲームなので個人の嗜好に合う合わないは当然あると思ってます。ゴールドサポーターショップには無料で遊べる体験デッキをご用意してあります。また、コネクトパーティには最新の環境のデッキを楽しむことが可能です。ぜひ、今一度体験をして頂きたいと思っています!
これまでお届けしてきた“『ジーククローネ』は本当に生まれ変わったのか!?”はいかがだったでしょうか。トレーディングカードゲームは、開発する人、販売する店舗、そしてプレイヤーのどれか一つが欠けても成り立たないものです。今回の取材で一番に思ったことは“みんな『ジーククローネ』が好きなんだな”ということです。
『ジーククローネ』1周年の一連の展開は8月まで続きます。その先にどんな未来が待っているのか。今からでもその未来を目撃する当事者になることができます。個人的にもこの先の展開が気になるところですので、今後も『ジーククローネ』の情報をお届けしていきたいと思います!
今回の特集おなじみのお知らせです。もうすぐ発売となる『聖戦ケルベロス』のエクストラブースターのカードを使ったデッキが、全国で開催されているコネクトパーティや全国のゴールドサポーターショップで体験できます。
公式サイトではこのブースターを特集した冊子も公開していますので、しっかり読んで新しい環境に備えておきましょう!
そして今回はなんとまだ続きがあります! 実は、僕は過去に原田プロデューサーと『聖戦ケルベロス』のデッキで対戦を2回行っています。そして結果は1勝1敗。今回のインタビューの際に「今ならどんな『聖戦ケルベロス』のデッキ使います?」という話になり、「僕は各色こんなデッキにしますね!」とお答えしました。
その際、話題になった“僕ならこんなデッキにするね!”というデッキをそのまま読者の皆様にプレゼントします!! デッキのレシピは以下の通りです。赤はパワーで圧倒するデッキを、青は相手のコントロールとW進化を、緑は特殊登場とチャージを重点に構築してみました。
赤デッキ:小細工しないでとにかくパワーで押す!
《トリックスター・ミュゼット》×4
《オルトラスプログレッサー》×3
《デッドエンド・カーニバル》×2
《クリムゾンエンペラー》×4
《エターナルレインボーグロリアス》×4
《ナインエンフォース》×4
《カーマイン》×4
《アドミラルビューティー》×4
《アビスジェノサイダー》×4
《碧光真激掌》×2
《鋼鉄の殲滅者イザベル》×4
《特務司令官リョウヤ》×4
《ルミナロード》×3
《ムーンルミナ》×4
青デッキ:通常登場時効果を逆転登場でも使いつつ、W進化を目指す
《煌剣聖女アポロニア》×2
《フルフィルメントテレーゼ》×4
《スパークルロードエスタ―》×3
《ステルスハンター》×4
《グランビットシヴァリオン》×4
《サングロースゼノビア》×4
《ブリリアンスナイト》×3
《コンファームエルヴィラス》×2
《ドロウィン・スペル》×2
《メディスンガール》×4
《丑三ツ舞姫》×4
《独眼戦姫ロベリア》×4
《碧光真激掌》×3
《神判の妃 デルフローネ》×4
《深遠の麗君 アビスヴィオラ》×3
緑デッキ:特殊登場でチャージをガンガンする
《光翼天使ステラブリランテ》×4
《エンドレスフリッパー》×4
《銀嵐の一角姫アナスタシア》×3
《一角姫スタシア》×4
《老魔道士アウグスト》×3
《アイディールシシリメア》×3
《流離鳴指モクレン》×3
《エヴァーグリーンサリア》×4
《破邪顕正ノ巫女》×4
《碧光真激掌》×2
《深緑の祝福エメルティア》×4
《退魔聖光ノ巫女》×4
《ドラゴニックパペットマスター》×4
《ミニマムバトルパペット》×4
URとかSRとかを惜しげもなくこれでもかと投入しました。スリーブに入れれば即実戦に使えるデッキに仕上がったのではないでしょうか。個人的には『ジーククローネ』の一番最初に生まれたカード《ムーンルミナ》を今こそ活躍させてあげたいかなと思います。警戒カードに指定された《ドラゴニックパペットマスター》なんかもデッキの軸にしてしまうくらい本気です。
これらのデッキをそのまま使ってもいいですし、自分のデッキ構築の基礎にしてもいいでしょう。そのうち僕のデッキ構築方法なんかについて、どこかで書く機会があればご紹介しようと思います。
というわけで、これらのデッキを各1名様にプレゼントします。今回は記事の趣旨も鑑みて、この記事を見て「今から『ジーククローネ』を始めてみようかな」と思った方、「一度やめちゃったけど、またやってみようかな」と思った方を応募の対象条件とさせていただきます(自主申告でOKです)。
今の『ジーククローネ』を体感したい!と思った方は下記のフォームからご応募ください。締切は7月11日までとさせて頂きます。なお、これらのデッキを指定することはできません。また、当選された方への発送は商品発売後になりますのであらかじめご了承ください。
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