2014年9月16日(火)
セガが今冬よりサービス提供を開始するPC/iOS/Android/PS Vita用オンラインゲーム『ワールド エンド エクリプス』について、本作の概要を紹介する。
『ワールド エンド エクリプス』は、街を発展させる“開拓”や敵との“戦闘”をはじめ、多彩なプレイ要素を搭載した“劇場型RPG”。プレイヤーは狩猟兵を率いる新米隊長となり、“世界の終わりを告げる蝕(ワールド エンド エクリプス)”を阻止すべく、他の街の狩猟兵や魔物たちと戦っていく。
▲ゲーム開発初期に描かれたイメージイラスト |
~ストーリー~
遙かな昔。ようやく人が、獣でなくなりつつあった頃……。
この星は二つの恵みの月に照らされ、百万の竜たちが支配していたが、最も大きく偉大な一柱の竜が、飽くなき欲に憑かれた《暴帝》としてすべてを喰らわんとした。
暴帝と竜たちは、千億の昼と夜を戦い続けたのち、ついに星の生命をも枯らした。
暴帝は十二に引き裂かれ、頭は月の一つに、身体は地の底に封じられ、戦った竜もまたすべて地に墜ちた。
残されたのは、灼けた空と毀れた大地。だが、生命は幽かに、朽ちた竜の背に宿り……。
気の遠くなるような月日が流れたいま、時代は人が担っている。
~プロローグ~
かつて竜同士が争い、滅びた世界。
大地から追われた人は、朽ちた竜の背に街を築き、日々襲い来る魔物や人同士の争いを余儀なくされていた。
あなたは、とある街を守護する狩猟兵団の一人だったが、新たな竜の骸へ移住する戦いで、倒れた隊長の役目を引き継ぎ、街の運命を握ることとなった。
同じく新任の軍師・エステラや共に戦う仲間、街で共に暮らす人々……。
今日を生き抜くために護り、明日のために戦い続ける物語を通じて、あなたはこの世界の成り立ちを目の当たりにする――
本作に特徴的なのが、ゲーム内における各プレイヤーの行動がはサーバーに蓄積され、それをゲームマスターがチェックしていくという点だ。その上で算出された“全プレイヤーが開拓した土地の広さ”や“城壁を開発できたプレイヤー数”などが、将来的な物語に影響を与えていく。この動的なストーリー展開により、本作は“劇場型RPG”と銘打たれている。また、“強力なボスを最初に倒した”や“遠征で特別な土地を見つけた”など特定条件を達成したプレイヤーは、物語の開拓者として歴史に名前が残される。
集めた資材で街を発展させていく開拓パート。
街を守るために戦っていく戦闘パート。
遠くの土地へと冒険に出立する。ゲームにログインしていない時間帯に使用すると効果的だ。
キャラクターデザインを務めるのは、多くの人気RPGでデザインやイラストを手がけてきたエナミカツミ氏。同氏のセガタイトル参加は、今回が初となる。
街の代表として他の街の狩猟兵や魔物との戦いに挑む、狩猟兵の隊長。当初は、開拓し終えた竜の背から新たな竜へと渡る“第二次移民旅団”に狩猟兵の1人として所属していた。しかし新天地を発見した直後、魔物の襲撃を受けて部隊が壊滅。急遽として指揮官代行を任されることとなった。
指揮官としてはまだまだ新米だが、いつか皆に認められる本当の隊長になれるのだろうか。
「私の命、隊長さんに預けます!」
竜遺学者の母と暮らす17歳の軍学者。母から教えられた歴史や軍略などの専門分野に詳しい反面、不器用で家事は不得意。
主人公と同様、“第二次移民旅団”に所属していた。襲撃事件の後、主人公が隊長になると同時に隊長付きの軍師となる。軍師としての実戦経験はないが、鋭い感性で主人公を助ける。
「まかせといてよ! あのくらいの距離なら、目をつぶってても当たっちゃうよ!」
主人公とともに戦地に赴き、弓を扱って戦う17歳の狩猟兵。両親を早くに亡くし猟師として生きていたが、事故で最愛の姉を亡くしたことがきっかけで街を出る。やがて主人公の住む街にやってきて狩猟兵となった。
亡き姉への想いを胸に抱きながらも、暗い過去を表に出さずポジティブな性格を見せる。
本作の音楽を担当するのは、ベイシスケイプの崎元仁氏。同氏のセガタイトル参加は、『戦場のヴァルキュリア』シリーズ3作に続いて4度目となる。
かつては星を支配する生物だったが、竜同士の長い戦いを経て滅亡した。死骸となった竜の背にはその大いなる力が今も生きており、生物はそこでのみ生きられる。竜と世界の関連性については“竜遺学者”によって研究が続けられている。
8万年以上の前と言われる竜が生きていた時代。暴帝が封印されるとともに終わりを迎えた。
竜が持っていた力。文字として視覚化されているが、言語よりも思念に近く、それ自体に力がある。超自然的な効果を引き出すこともできる。長年の研究によりある程度の制御に成功しており、限定的ながら照明や動力エネルギーとして人々の生活を支えている。
竜の背から発掘できる、青色に輝く鱗。ドラゴンロアの発生源として用いられる。人々は撃鱗のもとに街を築き、その力がなくなると遊牧民のように次の撃鱗へと移る。
街の外へ出発する際には、“トーチ”と呼ばれる移動用撃鱗を使用する。トーチが失われると、戦闘も移動もままならない。
竜の背を開拓するとまれに入手できる竜鱗(りゅうりん)をを鍛えると、竜の意思“アイギス”を宿した武器が誕生する。この武器を兵士が装備すると、アイギスは戦闘時に具現化し、時には戦局を左右するほどの強直な特殊効果を発揮する。アイギスを宿した武器は数百種類におよぶので、開拓と鍛錬を重ねて収集しよう。
街を守る兵士。トーチから竜のエネルギーを引き出すことができ、アイギスを宿した武器で戦闘を行う。資源や食料を町の外から奪取してくることが設立当初の主任務であったため、狩猟兵と名付けられた。魔物や他の街との戦いが主任務となった現在でも、名前だけは残されている。
週に一度起きる現象。朱い月の力が強まり蒼い月の力が失われると、地平の向こうから“蝕の軍団”と呼ばれる蝕に冒された魔物の大群が現れる。
世界の終わりを告げる“蝕”。
(C)SEGA
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