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2014年9月18日(木)

『魔界戦記ディスガイア5』レビュー。新システムのリベンジモード&魔奥義の使い勝手は?【TGS2014】

文:L

 日本一ソフトウェアが発売するPS4用SRPG『魔界戦記ディスガイア5』。9月18日~21日に幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2014(TGS2014)に出展された本作の試遊版のレビューを、『電撃PlayStation』の担当ライター・Lがお届けします。

『魔界戦記ディスガイア5』

 『魔界戦記ディスガイア5』の試遊版は、TGS2014のSCEブースでプレイできます。魔界を舞台に魔王や悪魔たちが常識破りの物語&バトルを繰り広げる人気シミュレーションRPGのシリーズ最新作だけに、その内容はファンならずとも気になるところ。実際に会場で遊ぶ前の予習として、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

『魔界戦記ディスガイア5』

■難易度が異なる3つの魔界から1つを選んでチャレンジ!

 プレイできたのは“初級魔界”、“中級魔界”、“上級魔界”の3つのマップで、そのうち1つを選んで遊ぶ形式。操作できたキャラクターは、メインキャラであるキリアとウサリアに加えて、男女の戦士と魔法使い、侍やメイドさん(?)といったバラエティ豊かな14人の汎用キャラ。おなじみのプリニーをはじめとする魔物型ユニットも完備されていました。

『魔界戦記ディスガイア5』
▲キリア(声優:宮野真守)。とある理由から魔帝ヴォイドダークに復讐を誓う悪魔の青年。魔王クラスの力を秘めた、屈強にして孤高の戦士。

 1つのマップに同時に出撃させられるのは10人(入れ替えは可能)なので、総勢16人も用意されていると、誰を使うか悩むかもしれません。というか悩みました。ハイ。

『魔界戦記ディスガイア5』
▲ウサリア(声優:明坂聡美)。争いを好まない悪魔たちが集う“兎兎魔界”の跡取り娘。ヴォイドダークの配下の手により、祖国を滅ばされた。カレーを食べないと凶暴化してしまう呪いにかけられている。

■3つの魔界の主な違いをチェック

 3つのマップの内容ですが、“初級魔界”はシミュレーションRPG初心者向けで、“中級魔界”はシミュレーションRPGに慣れている人やシリーズを経験したことがある人などにオススメ。そして、“上級魔界”は歯ごたえのあるバトルを楽しみたい上級者向けです。

 それぞれ出現する敵の強さはもちろん、種類も異なります。試遊では、いずれか1つを選んでプレイすることになるので、気になる各マップの特徴などを紹介しましょう。

『魔界戦記ディスガイア5』
▲細かいところですが、メニュー画面などのデザインが一新されています。より遊びやすくなった印象です。(画面写真は初報のものです)

●初級魔界:圧倒的な強さを体験できる初心者向け

 まず“初級魔界”は、味方のレベルが約1,000ほどもあるのに対し、敵のレベルはボスが25でザコ敵が10。はっきり言って負ける要素ゼロです。

 敵の攻撃もミスのオンパレードで、試遊版でシリーズに初めて触れるという人でも、とりあえず敵を攻撃していればクリア可能。味方はレベルが高いだけでなく、多彩&強力な特殊技を習得済みなので、それを駆使すれば多数の敵を蹴散らす、爽快感あふれる戦いが楽しめます(シミュレーションRPGなのに“爽快”というのもおかしいですが、とにかくそうなのです!)。

 何も考えず、ただ特殊技を使うだけでも10万オーバーのダメージを叩きだせるので、いろいろ試してみるのがオススメ!

●中級魔界:互角の強さの敵と真剣バトル!

 “中級魔界”では、レベル1,000のボス、レベル800~900のザコ敵が出現。味方とほぼ同格の敵との戦いが楽しめます。

 ただ敵を攻撃するのではなく、特殊技なども駆使して戦わなければピンチになることもあるので、カンタンすぎるのはちょっと……という人は、このマップに挑戦するのがオススメ。シリーズ未体験だけどシミュレーションRPGが好き&慣れているという人なら、いきなりココに挑むのもアリかもしれません。

●上級魔界:ゴリ押しは無理! 格上の敵との真剣勝負!!

 最後の“上級魔界”では、ボスがレベル2,000、ザコ敵もレベル1,200~1,500と、かなり格上の敵との戦いが待っています。“確かな遊びごたえを感じたい”人向けのマップらしい難易度ですね。

 ぶっちゃけ、私はシリーズに慣れていることもあってクリアできましたが、2人ほど倒された状態での勝利でした。一応、担当として誰も倒されずに華麗に勝つのが目標だったのですが……。プレイの状況的に、じっくり戦略を練るといったことができなかったせいだと、声を大にして言い訳しておきます!!

■見逃せない新要素を体験! ……するのは難しい!?

 試遊版の注目点は、ただ『5』を先行体験できるだけではありません。多彩な新システムの一部を実践できるのも大きな魅力です。具体的には“リベンジモード”と“魔奥義”の2つで、“リベンジモード”はダメージを受けたりすることでたまる“リベンジゲージ”がMAXになると発動し、そのキャラの能力がアップするというもの。“魔奥義”は“リベンジモード”中にのみ使える魔王たちの必殺技です。

 どちらも必見なので、ぜひ試してみましょう……と言いたいところですが、すいません、私は試せませんでした! “リベンジゲージ”は敵味方の両方に存在するので、クリアするために敵を倒す(=ダメージを与える)関係で、敵サイドは発動しまくり。でも、味方の“リベンジゲージ”がMAXになることはありませんでした。“上級魔界”では犠牲者も出ているのに……。ぶっちゃけ、上記のシステムの説明も、敵が発動した際にウサリアが解説してくれたコトだったり(恥)。

 この記事を読んだ方で、TGSに行って試遊版をプレイする予定があるなら、新システムを試すために、あえて敵を攻撃せずにダメージを受けてみるのもアリかもしれません!

『魔界戦記ディスガイア5』
▲“復讐と叛逆”、“魔王集結”をテーマにした『5』ならではの新システムを体験できます!(画面写真は初報のものです)

■『電撃PlayStation』の付録コードで自由に試遊!

 実は『電撃PlayStation Vol.575』(9月25日発売予定)には、この試遊版をダウンロードできるプロダクトコードが付属! TGSでは、最低3回並ばなければ全マップをプレイできません(私は並んじゃいました)が、付録コードがあれば自分の好きなように、何度でもプレイできます。この機会を逃す手はありませんよ! 私も遊び倒す気満々です。目標が達成できず、リアル“リベンジモード”中ですから!!

(C)2015 Nippon Ichi Software, Inc.

データ

▼『魔界戦記ディスガイア5』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS4
■ジャンル:SRPG
■発売日:2015年春
■価格:7,200円+税
▼『魔界戦記ディスガイア5 初回限定版』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS4
■ジャンル:SRPG
■発売日:2015年春
■価格:10,200円+税
▼『魔界戦記ディスガイア5』(ダウンロード版)
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS4
■ジャンル:SRPG
■発売日:2015年春
■価格:6,171円(税込)

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