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2015年1月29日(木)

TpGS『SAO ロスト・ソング』ステージでは藍井エイルさん&二見Pが登壇。発売後のアップデート実施などが判明

文:皐月誠

 1月28日より台湾にて開催されている“台北國際電玩展(台北ゲームショウ)”。その初日、SCEブースにてPS3/PS Vita『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』のステージイベントが行われた。

 ここで登壇したのは、藍井エイルさんとバンダイナムコゲームスの二見鷹介プロデューサー。両氏は、本作の簡単な紹介や実機プレイなどを行った。

『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』
『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』
▲日本では3月26日に発売の本作だが、繁体字版は少し遅れての発売となる。

 実機プレイにおいて藍井さんはアスナを使用し、飛行アクションや魔法での攻撃などを披露した。アスナは素早い近距離攻撃と攻防の魔法を持ちあわせており、バランスがよく扱いやすい様子だった。一方、二見プロデューサーが使用したキャラクターはシノン。シノンは弓矢による攻撃を得意としており、TPS的なエイム視点からの攻撃や、魔法と矢を組み合わせたバリエーション豊かな遠距離戦法が可能とのことだ。

『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』
『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』
▲各プレイヤーキャラクターには特性があり、それぞれ異なるスタイルでのバトルを楽しめる。

 ステージの後半を飾ったのは、藍井さんによるミニライブだ。藍井さんはTVアニメ『ソードアート・オンライン~フェアリィ・ダンス編~』のOP曲『INNOCENCE』と、TVアニメ『ソード・アート・オンラインII』のOP曲『IGNITE』を歌い上げ、短い時間ながら集まった観客を大いに沸かせていた。

『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』

 ミニライブの後に上映された中国語字幕付きプロモーション動画の終盤では、日本語版と同様に藍井エイルさん&春奈るなさんの楽曲を主題歌として使用することが告知され、歓声をもってファンに迎えられた。“Tokyo Crazy Kawaii Taipei”などへ積極的に出演して台湾でも人気を集めている藍井さんなだけに、この発表は現地ファンにとって単純な主題歌の発表以上に嬉しいニュースだったのではないだろうか。


■ステージ後 二見鷹介P&藍井エイルさんインタビュー

――本作はPS3/PS Vita向けに発売されますが、PS4版を発売する予定はありますか?

二見:やりたいです(笑)!

藍井:やってほしいです(笑)。

――今回のデモプレイはアクションがメインとなっていましたが、物語はどれくらいのボリュームがあるのでしょうか?

二見:物語はいっぱいあります(笑)。

藍井:今回はクエスト制なんですか?

二見:1つ1つの物語をクリアしていく中で、大きな物語が描かれるスタイルとなっています。ストーリー部分のプレイ時間は、大体20~30時間となっています。

――キャラクター別のエンディングはありますか?

二見:今作は群像劇となっているのでキャラクター固有のエンディングはありませんが、キャラクターごとの色々なエピソードが用意されています。

――『ホロウ・フラグメント』のように発売後のアップデートはありますか?

二見:あります!

――話せる範囲で、内容を教えてください。

二見:オンラインに関する大きな機能を、1個入れる予定です。

――マルチプレイと本編はどのように関係しているのでしょうか?

二見:マルチプレイは、物語の序盤からプレイできるようになります。本編のクエストを進めていくと行けるエリアが増えるので、それに応じてマルチプレイ用クエストも増えていきます。

――マルチプレイ用クエストの本数は、初期段階ではどれくらいあるのでしょうか?

二見:マルチクエストの総数は、結構な数があります。最初は5~10本をプレイでき、前述の通り本編の進行に応じてプレイ可能なクエストの数が増えていきます。

――マルチプレイにおけるコミュニケーション手段はどのようなものがありますか?

二見:PS4/PS Vitaともに、簡易テキストチャットとボイスチャットによる、パーティチャットが可能です。

――オフラインとオンラインではクエストに違いがあるのでしょうか?

二見:まず報酬の入手しやすさが違います。武器の強化に必要なアイテムは、マルチプレイの方が入手しやすくなっています。オフラインでも入手は可能ですが、確率は非常に低いですね。オンラインでは、強い敵が出現する難しいクエストにも挑戦できます。パーティに強いプレイヤーが1人いても、それだけでは意外にクリアが難しいので、パーティメンバーの協力が重要です。

――セブンは“唄い手”と呼ばれていますが、発表された主題歌とは関係があるのでしょうか?

二見:今回発表させていただいた2曲は、セブンとレインという2人のヒロインをモチーフとしています。どちらの曲がどちらのヒロインの曲なのかはまだ発表できないのですが、そのためこの2曲が主題歌となっています。

――『シンシアの光』はどのような曲なのでしょうか?

藍井:プロモーション動画で使用されているのはサビだけですが、全体を通して聴くと、実はすごいギミックを持っている楽曲です。アルバムに収録の『閃光前夜』や『KASUMI』、『近未来交響曲』などを書いてくれている新井(弘毅)さんが書いてくれたのですが、新井さんはメタルが好きということで、ギターサウンドや変わったアレンジを楽しめる曲にもなっています。このゲームを通して多くのかたに聴いていただきたいです。

――今回のイベントで台湾ファンを前にして、いかがでしたか?

二見:台湾の人々に好きな作品として『SAO』が認知されていることを肌で感じられて、嬉しく思っています。

藍井:『SAO』に対する愛情を台湾のかたがたから強く感じます。ゲームや『SAO』を好きな仲間が海外にもこんなにいると知ることができて、すごく幸せな時間でした。

(C)2014 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAOII Project
(C)BANDAI NAMCO Games Inc.

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