2015年2月17日(火)
電撃オンライン&電撃Appでは、ファンによる投票で2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”を開催中! タワーディフェンスが好きな自分がおすすめするのは、enish(エニッシュ)から好評配信中のiOS/Android用タワーディフェンス型RPG『千年の巨神(せんかみ)』です!
というわけで、ライターのオヌゥです。タワーディフェンスというのは、リアルタイムで次々と襲いかかってくる敵軍勢に対して、さまざまなユニットで対抗して拠点を守る防衛ゲームです。防衛と言いつつ、実際には敵の拠点を倒すことで勝利となる形で、RPGでありながらシミュレーション的な思考も楽しめる人気ジャンルとなっています。
かくいう僕はフィーチャーフォン時代からタワーディフェンスものが大好きで、スマホでも数多くのタワーディフェンス&その派生ジャンルを遊んできました。そんな僕が2014年のベストアプリとしてなぜ『千年の巨神』を選んだのか? その理由を熱く語っていこうと思います!
まず『千年の巨神』で目を引くのは、マンガ風のストーリー演出が各所に入っているところ。タワーディフェンスゲームって、戦闘システムがウリみたいなところがあるので、ストーリーはわりとあってないようなものだったりするんですが、このゲームはけっこう力が入っているんですよね。
ストーリーの大筋は、世界を破滅させるほどの力を持つ巨神を復活させて回る悪の軍団にモンスター使いの少年少女が立ち向かう! という王道の展開。特に女の子の表情が豊かで、ついついニヤニヤしちゃいます。
▲マンガを見ているような感覚でストーリーが進みます。いわゆるセリフの吹き出しはありませんが、4コママンガのようなテンポのよさがあって楽しいです。 |
期間限定イベントなども、なんだかほんわかした感じのものが多く、『千年の巨神』ならではの独特の空気感を味わえます。うーん、世界を滅ぼすような巨神と戦うゲームなのに、このまったりさは不思議です。でも、クセになるんですよね!
▲女の子がマジでかわいいのです! 強気な子って、いいですよね♪ |
さて、本作は、モンスターを召喚して敵の拠点をつぶす、または味方の拠点を守るゲームなんですが、召喚できるモンスターがどれもかわいい! かわいすぎる!! 200種類以上のモンスターがいるとのことなんですが、どれも魅力的です。
▲モンスターはガチャでゲット。ちなみにガチャ用のポイントは、ステージのクリア報酬でもかなりもらえます。 |
味方の配置に気を配りつつ、戦闘のなりゆきを見守るのがタワーディフェンス型ゲームの特徴なので、モンスターの見た目がかわいいのは個人的にオススメ要素なんですよね♪ ムキムキの筋肉ダルマみたいなおっさんを見ているより、かわいいモンスターを見ているほうが癒されますしね!
▲どのモンスターも非常にキュート! しかもレベルが上がると進化が発生し、見た目が変わっていきます。 |
ちなみにモンスターのアクションはとてもなめらかに動きます! それこそ、アクションゲームばりに動くので、見ていて飽きないところもポイントですね。
▲タワーディフェンス型のゲームは、パーティ構成でほぼ勝敗が分かれます。勝てない時は、何が足りないのかしっかりと分析してリトライしましょう。 |
では実際に、『千年の巨神』の戦闘での知識のあれこれをご紹介していきましょう。まず、戦闘では、両端に敵味方の拠点が置かれています。敵の拠点から次々生み出されるモンスターに味方の拠点がつぶされたらゲームオーバー。対して、プレイヤー側もモンスターを召喚して対抗します。味方のモンスターが敵の軍勢を退け、敵拠点をつぶせばステージクリアです。
▲画面の左端にあるのが自分の拠点。ここを守りながら戦います。 |
▲画面の右端には敵の拠点が存在。ここを落とすことが目的です。 |
さて、プレイヤー側がモンスターを召喚するうえで知っておかなければならないのは、モンスターには大きく4つのタイプがあるということ。詳細は下記のとおりで、それぞれ役割が異なります。ちなみに、モンスターのタイプは、名前の横のアイコンでわかるようになっていますよ。
●4種類のタイプについて
・バランス:攻撃、HPが平均して高いタイプ。攻守に活躍できる
・まもり:HPが非常に高いが、攻撃力はほとんどないに等しい。敵の攻撃を一身に受けるのがお仕事
・ひこう(飛行):バランス、まもりタイプの攻撃を受けない。能力はバランスタイプに近い
・えんきょり(遠距離):敵の攻撃が届かない位置から攻撃し続けられる。また、ひこうタイプを攻撃可能。能力は、攻撃が高めでHPは低め
飛行タイプが多く出現するステージでは、遠距離タイプを多めに入れる。遠距離タイプが多いならまもりタイプやバランスタイプでガンガン押すなど、それぞれのステージで編成に気を使う場面が出てきます。プレイヤーの腕の見せどころですね。
▲まもりタイプを壁にして、後ろから遠距離タイプが攻撃するのがセオリーです。 |
もちろん、チーム編成は複数パターンをセットできます。イベントの時や特殊なクリアボーナス(4匹以下のチームでクリアするなど)を狙う時など、特殊なチーム編成が重要となることもあるので、複数パターンをセットできるのはとても便利です。
次に重要なのが、召喚コストと再召喚の時間。モンスターの召喚は、画面右上に表示された召喚パワーを消費して行います。召喚パワーは時間経過で増えていくのですが、コストが高すぎると仲間を召喚できないうちに敵軍勢がどんどん押し寄せてきてジリ貧スタートになってしまうことも……。
▲レア度が高いモンスターほどコストが高い傾向があります。星4~5のモンスターを大量にパーティにいれてしまうと、召喚する前に拠点がつぶされてしまうなんてことも。 |
モンスターは、再度召喚するまで時間はかかりますが、何度でも呼び出すことが可能なので、星4~5のモンスターを切り札にして星3以下のモンスターを大量に呼び出すなど、戦い方を工夫することで戦況はかなり変わってきます。
▲コストパフォーマンスが優秀なキャラを大量に呼び出し、数でガンガン押す戦術もアリ! |
召喚コストと再召喚の時間はモンスターごとに異なるので、攻撃力やHP、タイプと合わせて、どのモンスターをパーティに入れるか悩ましいところです。
ちなみにゲームバランスについては、比較的ヌルめです。本作の最高レアリティは星5ですが、星3のモンスターでもしっかりと育てれば戦力となります。また、フレンドになったプレイヤーのモンスターが援軍に来てくれることもあるので、難易度は低いほうだと思います。
▲ソーシャル要素も存在。フレンドとなったプレイヤーとは、お互いに援軍を出して助け合えます。 |
とはいえ、レベルを上げまくった上級者向けの高難易度モードも存在します。同じステージでも、“通常モード”と高難易度の“攻め攻めモード”では難易度が雲泥の差となるので、歯ごたえがあるバトルも楽しめますよ。
▲画面に入りきらないほど巨大な巨神との戦いも! ボス敵との激しい総力戦も『千年の巨神』の大きな魅力です。 |
最後に本作の育成要素について。ここが僕のイチオシの部分なのですが、本作はタワーディフェンス“RPG”だけあって、RPG的な育成が楽しんですよ!
というわけで『千年の巨神』には、モンスターの育成、ホームの強化、拠点の強化の3つの育成要素が存在します。
モンスターは、ステージをクリアするか、他のモンスターと合成することで経験値を獲得して、レベルを上げることができます。“レア度は低いけど見た目がお気に入り”なんてキャラも、しっかり育てればわりと強くなるのでたっぷり愛情を注いであげましょう。
▲ホームと拠点はどちらも重要! ホームのレベルを上げると最大召喚パワーが上がり、拠点のレベルを上げると特殊な能力を獲得できます。 |
ホームの強化と拠点の強化は、ステージクリア時にもらえるゴールドと交換で行います。ホームを強化すると召喚パワーの初期値と最大値が増えるうえに、戦闘に連れて行けるモンスターの数が増えるので、率先して行っていきたいですね。
一方の拠点の強化は、拠点のHPが増加し、劣勢時でもつぶれにくくなります。劣勢に陥る前に敵拠点をつぶすのがセオリーではありますが、劣勢をはねのけるだけの強さを持ったモンスターがいる場合は、強化しておいて損はありませんよ。
ちなみに拠点は、ストーリーの進行などにともなってどんどん種類が増えていきます。拠点はそれぞれ性能が異なるので、お気に入りの拠点で戦闘に挑んでいきましょう!
▲扇風機のような形の拠点や、作業機のような拠点、ハイテクなメカのような拠点など、種類はさまざま。 |
このように、バトルシステムはタワーディフェンスの王道としてしっかりと作られており、チーム編成や召喚のタイミングといった戦術性が大事となるゲームバランスになっています。それに加えて、マンガ風のストーリー演出やモンスターのかわいさがうまく組み合わさっている部分も技ありですね。
僕の持論ですが、“タワーディフェンスにハズレなし!”と思っています。ただ、ジャンルとして完成されすぎているがゆえに、どうしてもマンネリやパターン作業になってしまいがちなんですよね。
その点、『千年の巨神』はRPGとしての要素が多い分、普通のRPGに近い感覚で楽しめます。あとちょっとお金を稼げば拠点が強化できる! あとちょっとレベルを上げれば、モンスターが進化して一気に強くなる! そんなモチベーションを保ちながら、つねに飽きることなくタワーディフェンスを楽しめる本作は、RPG好きにもタワーディフェンス好きにも間違いなくおすすめです。
と、ベタボメをしておきつつ、この場を借りて開発スタッフの方にご要望を。できればバトル演出の高速化やオートバトルについても検討してもらえるとうれしいです! 特にオートバトルが実装されれば、原稿を書きながらレベル上げができるようになるので、すごく便利です(笑)。
ファン投票で2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”にぜひご投票ください! 対象タイトルは、2014年に皆さんが遊んでおもしろかったと感じたスマホアプリです。2014年以前に配信されたアプリも対象となるので、皆さんが名作だと思うものを教えてください。
投票していただいた方の中から抽選で10名様にiTunes CardかGoogle playで使えるギフト・カード(5,000円分)をプレゼントいたします。締切は2015年3月22日(日)24:00まで。ぜひ、あなたの2014年のベストアプリに投票してください!
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