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2015年5月2日(土)

『月に寄りそう乙女の作法』がPS Vitaに移植。主人公がフルボイスになり、新シナリオも追加

文:たけのこ

 ヒューネックスは、PS Vita用恋愛ADV『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』を2015年に発売します。価格は未定。

『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』
『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』

 本作は、PCゲームブランド・Navelから2012年10月に発売された『月に寄りそう乙女の作法』を移植したもの。原画を鈴平ひろさん&西又葵さんが務める、女装×主従×学園がひとつに凝縮された“学園潜入ラブコメ”です。

 移植にあたり、新シナリオ&ビジュアルの追加、主人公(小倉朝日)のフルボイス化、PS Vita版ならではのタッチスクリーン操作への対応がされているとのこと。

あらすじ

 主人公・大蔵遊星(おおくらゆうせい)は、日本の財界を代表する“華麗なる一族”大蔵家の末端に、望まれぬ子として生を受けた。

 優秀な親族や家庭教師のもとで厳しく育てられた遊星は、多芸に秀でた万能家であったが、言うなれば籠の中の鳥であり、およそ人並みの夢や希望などとは無縁の生涯だった。

 そんな遊星が、初めて一族の監視下を離れ、ひとりで外の世界へ出る機会を得る。名もなき庶民の娘・小倉朝日(こくらあさひ)となって素性を伏せ、上流階級の子女が集う服飾専修機関“フィリア女学院”へ潜入することになったのだ。

 その一環として遊星は、学院一のスーパー同級生・桜小路ルナ(さくらこうじるな)に仕えるメイドとして、彼女の住まう“桜屋敷”で働くことに。

 そしてそこには、ルナと縁のある学院生らが同居するという。スイスから来た誇り高き留学生・ユルシュール。旧華族の流れを汲む家柄の大和撫子・花之宮瑞穂(はなのみやみずほ)。そして、少年時代の主人公に恋していた庶民派の社長令嬢・柳ヶ瀬湊(やながせみなと)。

 お嬢様方とそれぞれに付き従う従者たちが、遊星の生活を引っかきまわす。はたして遊星は、素性(おもに性別)を偽ったまま、屋敷と学園の二重生活を無事に過ごすことができるのか?

■登場キャラクター

●小倉朝日(こくらあさひ)
 本名:大蔵遊星(おおくらゆうせい){声優:中村繪里子}

『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』

「私は使用人なので、やはり立場の違いはありますが、仲良くさせていただければと思っています」

・身長:164cm ・出身:イギリス(マンチェスター)
・家柄:○ ・学業:◎ ・運動:◎ ・服飾:○

 性別や素性を偽り、桜小路ルナのメイドとして仕える男の娘。英国美人である母の面影が強い中世的な容姿で、女装時は長髪のウィッグを使用している。

 厳しい境遇で生きてきたにもかかわらず、明るく前向きに育ったピュアな少年。基本的に万事ハイスペックで、 勉強も運動も家事全般も、なんでもソツなくこなす万能家だ。

 場の空気を読む社交的で思慮深い性格の反面、一般社会から隔絶されて生きてきたのでややズレたところも。

 一族の思惑により、人生のほとんどを異国の別荘で軟禁に近い状態で過ごす。一般的な学習機関には通わず、ホームスクーリングとして一流の家庭教師陣からあらゆる教養を叩き込まれてきた。

 また将来は大蔵家の秘書として働けるよう、学問以外の幅広い技術や作法なども学んでいる。家政や服飾の方面に長けているのも、このように学んだため。

●桜小路ルナ(さくらこうじるな){声優:大橋歩夕}

『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』

「才能があれば認めると言ってるんだ。私といれば問題ない。自分を捧げて私に尽くせ」

・身長:145cm ・出身:日本(東京)
・スリーサイズ:B72 W49 H74
・家柄:○ ・学業:◎ ・運動:× ・服飾:◎

 朝日がメイドとして仕えることになる雇用主で、女王の風格ただようスーパーお嬢様。常に冷静、感情表現に乏しい。

 他人に対してはことさら尊大な口調で接するが、それは桜小路家の“ひとの上に立つ者には相応の振る舞いが求められる”という誇り高い教育によるもの。

 無駄に威張り散らしているわけではなく、自らに非があれば頭を下げ、然るべき相手には敬意を払う。

 しかしそれとは別にSの気があるので、然るべき相手にもやっぱり辛口で小悪魔。モノを愛でるのは(自覚はないが)基本的に上から目線。

 過去の教えや経験から、他人に対して不用意に壁を解かない。しかし桜屋敷の人々に対してはその限りではないようだ。

 健康上の理由で髪は銀、瞳は紅、肌は透けるように白い。身体はスレンダーというより華奢。小食かつ偏食で食への興味が薄いが、主人公の作る料理を好むようになっていく。

 趣味は芸術鑑賞。特技は投資(実家の凋落とは無関係にそれなりの個人資産を有している)。

●柳ヶ瀬湊(やながせみなと){声優:吉田真弓}

『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』

「たはは、吹くよね。小三の初恋引きずってるって、やだよね引くよね怖いよね」

・身長:154cm ・出身:日本(滋賀)
・スリーサイズ:B87 W57 H84
・家柄:△ ・学業:△ ・運動:○ ・服飾:△

 少女時代に出会った遊星に、今なお淡い想いを抱き続けていた幼なじみ。お嬢様気質は薄く、上流階級のわりに趣味も思考も気取りがない庶民派だ。

 楽しいことが大好きで、ポジティブで大雑把な性格。誰にでもわけへだてなくフランクに接する明るく優しく人懐っこい女性。広く誰からも愛されるタイプだが、ハイソサエティの人々からは卑俗が過ぎると失笑されがち。

 幼少期は男勝りなおてんば娘だったが、遊星との出会いから少女らしさに目覚めていった。今でも体を動かすことは好き。

 運動神経に秀でており、スポーツ全般を卒なくこなせる。ヒロインの中で唯一、朝日(遊星)の素性を知っていて、その秘密を共有することになる。

●ユルシュール=フルール=ジャンメール {声優:小野涼子}

『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』

「ルナの使用人風情がよくも私を辱めてくれたわね。罰として私に奉仕なさい」

・身長:154cm ・出身:スイス(ジュネーヴ)
・スリーサイズ:B88 W55 H80
・家柄:○ ・学業:○ ・運動:△ ・服飾:○

 スイス生まれの我がままツンデレお嬢様。貴族の誇りを間違った方向に拡大解釈している。自立心・自尊心が強く、何かにつけ白黒付けたがる負けず嫌いな性格。

 家同士に古くから交流がある関係で、桜小路ルナとは旧知の仲。彼女のライバルを自認しており、ことあるごとに張り合っているが、よく負けている。

 ライバルのルナと彼女の従者である朝日には、しばしば高慢な憎まれ口を叩く。しかしそれが構ってもらいたい気持ちの表れであることはバレバレなので、周囲は温かい目で見守っている。

 趣味はアロマやハーブで、その方面のセンスや嗅覚に秀でている。日本語も堪能で、発音もネイティブと遜色ない。しかし習得過程において、ルナや付き人のサーシャにちょいちょい嘘っぱちを刷りこまれているため、無自覚に妙な表現を用いることがある。

●花之宮瑞穂(はなのみやみずほ){声優:咲乃藍里}

『月に寄りそう乙女の作法 ひだまりの日々』

「あさひさん、ですね。旭日の旗を象徴するような、我が国の女性に相応しい素敵なお名前ですね」

・身長:160cm ・出身:日本(京都)
・スリーサイズ:B90 W58 H89
・家柄:◎ ・学業:○ ・運動:△ ・服飾:◎

 はんなり大和撫子。温厚で柔和な性格だが、要あらば凛として主張できる芯の強い女性。箱入りで育てられたため若い男性と接する機会が少なく、また過去のトラウマもあり男嫌いの気が強い。

 朝日に対しては同性だと思っているのでかなり好意的。上京して最初の友達になりたいと言ってグイグイ来る。

 幼少より茶や花、書道など多芸を嗜んできており、特に弓道はかなりの腕前。総じて日本の伝統芸能全般に造詣が深い。芸術的素養に恵まれているため、和裁の方面ではすでに将来有望な若手デザイナーとして名を知られている。

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