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2015年5月28日(木)

『初音ミク Project mirai でらっくす』ミクダヨーさんと握手! 『mirai』シリーズはいったん終了に!?

文:kbj

 セガゲームスは、本日5月28日に3DS用ソフト『初音ミク Project mirai でらっくす』を発売。その記念イベントを東京のクラブセガ秋葉原 新館にて開催している。

『初音ミク Project mirai でらっくす』

 『初音ミク Project mirai でらっくす』は、『初音ミク Project mirai 2』のインターナショナル版として発売されるシリーズ最新作。新OPテーマ曲『はじめまして地球人さん(アーティスト:ピノキオピー)』や、これまでのシリーズで楽曲の“オリジナル動画”を再現していた一部のPVのモデルチェンジ、新機能およびスペシャルコスチュームの実装などが行われている。

 発売記念イベントでは、店頭やECサイトにソフトを購入した人を対象に、『初音ミク Project mirai』シリーズプロモーションキャラクター・ミクダヨーさんの握手会・写真撮影会が行われた。ミクダヨーさんと握手できる貴重な機会ということで、多くのファンが集まり、交流を楽しんでいた。

『初音ミク Project mirai でらっくす』 『初音ミク Project mirai でらっくす』
『初音ミク Project mirai でらっくす』 『初音ミク Project mirai でらっくす』
『初音ミク Project mirai でらっくす』 『初音ミク Project mirai でらっくす』

 また、イベントに際して報道陣向けの囲み取材が行われた。統括プロデューサーの内海洋さん、大崎誠プロデューサー、高部元志ディレクターから読者に向けたメッセージをいただいたので掲載する。なお、インタビュー中は敬称略。

『初音ミク Project mirai でらっくす』
▲左から高部さん、ミクダヨーさん、内海さん、大崎さん。

――発売日を迎えて感想をお願いします。

内海:企画として、海外に向けたローカライズだったんですが、ユーザーの皆様から要望をいただきまして、国内でも発売することになりました。本当にありがとうございました。

大崎:海外のファンが欲しいと言ってくれたのでローカライズすることになった、それ自体がうれしいことです。ただ、海外は1/4くらいが2DSであるため、裸眼立体視を出せないために、PVを変更することになりました。ところが、気が付いたら予想以上にいろいろなことをチームがやっていました。現場が楽しみながら、まとめあげたタイトルはないので、プロデューサーとしてうれしい限りです。

高部:ようやく出たという気持ちです。国内のユーザーから見ると、新曲は1曲しか入っていないんですが、開発の立場からすると、PVの作り直しを含めてかなりの部分に魂を込めて作り直しています。その労力が実を結んだのはうれしいです。

――特に進化しているところはどこでしょうか?

高部:2つあります。1つはPVの作り直しです。ニコニコ動画のもとの映像をリスペクトしつつ、作り直しています。ねんどろいどをお着替えさせて、好きなキャラを登場させられます。

 もう1つは、新ミニゲーム“ミックリバーシ”です。機械的に指すのではなく、窓の向こうにいるキャラが手を伸ばしてプレイしているような雰囲気を出しています。

『初音ミク Project mirai でらっくす』

――他に何かおっしゃりたいことはありますでしょうか?

内海:『初音ミク Project mirai』シリーズは、開発を含めると5年近く展開してきました。これもひとえに皆様の応援があったからこそできたことです。ただ、本シリーズについては本作でいったんおしまいとなります。今後、『初音ミク Project mirai』チームは新しい企画を考える準備に入りたいと思います。こちらについては、発表できるタイミングになりましたらお知らせさせていただきます。

――そちらについて言える範囲で、もう少し詳しくお話いただけないでしょうか? 初音ミクを使ったソフトなのでしょうか?

内海:それはまだわかりません。『初音ミク Project mirai』で新たにユーザーになってくれた人、低年齢層の女の子に向けて、新しい企画を考えたいと思っています。それがボーカロイドのタイトルなのか、初音ミクのタイトルなのか、はたまた他のものになるのかはわかりませんが、楽しみにしておいてください。

大崎:僕らは以前に『バーチャファイター』を作っていたんですね。『初音ミク』を作り始め、女性のプレイヤーにプレイしていただき、『初音ミク Project mirai』で小さなお子様にも遊んでいただけるようになった。別のタイトルにかかわることで発想が変化して、新たに見えてくることもあるので、それを生かしたものにしたいと思っています。

高部:いかにも女児向けタイトルを作りそうな流れですが、そういうわけではありません。ただ視野が広がってきたので、それを活用したものを作りたいということです。

――では最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

高部:初めて買ってくださった方、ありがとうございます。またシリーズを支えてくださっているファンの方には、頭があがらないほど感謝していきます。こちらが作るだけではなく、声を聞きながら作ってきたタイトルで、皆で作ってきたソフトです。すべてが出し切ったので、つねにバッグに入れていただきミクさんたちを持ち運んで、末永く遊んでいただければうれしいです。

大崎:2010年ごろに「3DSで何か企画を出してほしい」と言われてプロジェクトが始まり、試行錯誤があってここまで来られました。支持されたからこそ続きを出せているのはありがたい限りです。3年位は持っていてもいいと思えるソフトなので、末永くプレイしてください。

内海:プロジェクトを立ち上げて、いろいろなことがありました。まだ不満があるかもしれませんが、完成度はすごく高いタイトルになっていると思います。新しくミクさんのファンになった方々に進められるソフトになっていると思うので、仲間を増やしていただければうれしいです。

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