News

2015年6月3日(水)

『ナナシス』1stライブレポート――次世代アイドルの伝説がいよいよ幕を開ける!

文:ゲゲン

 iOS/Androidで展開中のゲーム『Tokyo 7th シスターズ(ナナシス)』の1stライブ“Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~”が、5月31日(日)にZepp Tokyoで開催されました。

 『ナナシス』は、5月20日(水)に発売された1stフルアルバム『H-A-J-I-M-A-L-B-U-M-!!』やiTunesでの音楽配信も好調な動きをみせており、2014年2月19日にiOS版が配信されてから着実に、そして新しい波が来る予感をともない、確実に成長してきている注目の作品です。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』

 iOS版の配信から遅れること約9カ月、Android版の配信が始まるまでは課金機能が実装されず完全無料のコンテンツとして展開していたのですが、プレーヤー(作中で劇場型スタジオ“ナナスタ”の運営を任されるので“支配人”と呼ばれる)からは「CDは出ないのか」「グッズはないのか」「ライブはしないのか」「とにかくお金を払わせて欲しい」などの声も多く、熱心なファンに支えられ、サービス開始からプレイしている筆者も、コミケやマチ★アソビの取材などを続ける中で、中心部にはかなりのエネルギーが渦巻いていることを感じていました。

 サービス開始当初より、kzさんらボカロP世代のアーティストをメインに起用した楽曲の評価もとても高く、ライブを待ち望む声は絶えることがありませんでした。そういった意味でも今回のライブは、支配人たちがもっとも待ち続けたイベントだったと言えます。

 また、作中にはライバルユニットや主人公たちに大きな影響を与えた伝説の国民的アイドルたちを含めて多数のアイドルが存在しているのですが、初ライブにしてゲームに登場する全ユニットがそろい踏み! 全21名の声優がステージに立つ、豪華という言葉だけで済ませられないキャスティングとなっています。

【出演者(敬称略)】

・篠田みなみ(春日部ハル役)
・高田憂希(天堂寺ムスビ役)
・加隈亜衣(角森ロナ役)
・中島唯(野ノ原ヒメ役)
・井澤詩織(芹沢モモカ役)
・清水彩香(臼田スミレ役)
・道井悠(神城スイ役)
・今井麻夏(久遠寺シズカ役)
・大西沙織(アレサンドラ・スース役)
・中村桜(晴海サワラ役)
・高井舞香(晴海カジカ役)
・桑原由気(晴海シンジュ役)
・長縄まりあ(佐伯ヒナ役)
・吉岡茉祐(鰐淵エモコ役)
・秋奈(空栗ヒトハ/フタバ役)
・水瀬いのり(七咲ニコル役)
・渕上舞(羽生田ミト役)
・前田玲奈(御園尾マナ役)
・黒瀬ゆうこ(寿クルト役)
・川崎芽衣子(若王子ルイ役)
・辻あゆみ(遊佐メモル役)

 そんな初ライブが行われたZepp Tokyoの収容人数ですが、1階で2,000人以上(スタンディング時)となかなかに大きく、従来のゲーム原作タイトルなどを参考にすると、初ライブとしてはかなり大規模なホールです。

 しかしチケットの予約がはじまると、プレミアムチケットも一般チケットも即日完売。ライブ当日、待ちきれず少し早めに会場に向かいましたが、人気を裏づけるように物販は大盛況、数時間前から早くもライブTシャツに着替えた幸運な支配人たちが開演に向けて盛り上がる中に混ざっていると、真夏のように暑い日でしたが、内面の温度もどんどん上昇しているのが自覚できました。

 待ち望んだライブはまず、藤原啓治さんが演じる初代支配人による注意事項からスタート。スクリーンにはライブのために書きおろされたBGMを使ったカウントダウンムービーが流れ、続けて各アイドルの紹介映像が次々と映し出されます。一人紹介されるたびに会場からは歓声があがり、支配人たちは『ナナシス』への想いが溢れるのを押さえきれないといった様子でした。

 アイドルの紹介が終わると、キャストが円陣を組んで気合いを入れるモノクロの映像が流れ、ステージに2034年に活躍するユニット“777☆SISTERS(スリーセブンシスターズ)”のキャスト12名が登場! “はじまり”に相応しいナンバー『H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!』とともに、会場は音と光に満たされます。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲777☆SISTERS(スリーセブンシスターズ)/篠田みなみ、高田憂希、加隈亜衣、中島唯、井澤詩織、清水彩香、道井悠、今井麻夏、大西沙織、中村桜、高井舞香、桑原由気

 さらに、2032年に突如引退した伝説の国民的アイドルユニット“セブンスシスターズ”のリーダー、水瀬さんが演じるアイドルテロリストこと七咲ニコルの「テメーラァ! げんきですかーッ!? セブンスライブはっじまっるよーッ!!」の声が響きわたると、入れ替わって登場した“セブンスシスターズ”の軽快なダンスナンバー『Sparkle☆Time!!』によって、会場はいっそうの盛り上がりをみせます。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲セブンスシスターズ/水瀬いのり、渕上舞、前田玲奈、黒瀬ゆうこ、川崎芽衣子、辻あゆみ

 曲が終わり、ステージにはMCの水瀬さんが残って“777☆SISTERS”を呼び込むと、全支配人への感謝を述べ、ファーストライブのチケット申込が大変好評だったことから、さっそく「次回(のライブ開催)を期待してもいいんじゃないかな!」と会場をあおります。

 ここで改めて自己紹介に移りますが、“セブンスシスターズ”の衣装を着た水瀬さんが「(うれしくて)コニーさん、泣きそうだず!」と言ってしまい総ツッコミを受けたのを皮切りに、各アイドルらしいネタを織り交ぜた、個性的な自己紹介が行われました。

 自己紹介の最後に、改めて全員で「支配人さん! ようこそ、ハジマライブへ!」と叫ぶと場内は暗転。スポットライトが再びあたると、そこには一足先に衣装をチェンジしていた天堂寺ムスビ役の高田さんと、アレサンドラ・スース役の大西さんが待機。「ニ・コ・ラ」のささやくような台詞で観客の心を掴むと、ゲーム初期から実装されていた人気ナンバー『オ・モ・イ アプローチ』で、一気に“NI+CORA”の世界に引き込みます。

 歌い終えて「緊張したー!」と叫ぶ高田さんでしたが、大西さんとともにフロアをうまく巻き込むMCで会場を沸かせつつ、ゲーム中のCDジャケットをフィーチャーした衣装をくるりと回って披露します。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲NI+CORA(ニコラ)/高田憂希、大西沙織

 実は同年齢だった二人が繰り広げる至近距離トークが無軌道になりかけたところで、こういう女の子同士の会話をなんというかと問われた支配人は、満場一致の「ガールズトーク!!」コール。“NI+CORA”の新しい一面が見られる軽快な新曲『Girls Talk!!』ですが、曲の前には二人から振り付けやコールの相談もありました。

 「さん! はい! はい! はい! はい!」を一緒にコールして欲しいと案内した他、『Girls Talk!!』と言えばの台詞「バッチ☆コーイ」と「ドス☆コーイ」では手を高く掲げて欲しいとも。しかしそこは、さすがの支配人たち。これらの箇所だけではなく、トークを繰り広げる架空のキャラ“ユミ”と“ユリ”の台詞にも全力でコールを入れており、負けじと“NI+CORA”も「なーるー」の台詞後に “ユミ”と“ユリ”が会場を見渡し「私たちすごいことになってない!?」とライブ限定の台詞も入れ、キュートで熱いパフォーマンスを披露しました。

 歌い終わり、高田さんが「支配人、ありがとうございました」、大西さんが「ダーリン! 大好きー!」と支配人に感謝の言葉を告げて去ると、間髪入れずに臼田スミレ役の清水さん、神城スイ役の道井さん、久遠寺シズカ役の今井さんからなるユニット“SiSH”が登場! こちらも、ジャケットイラストの青空と白い雲のイメージそのまま、爽やかなハウスナンバー『AOZORA TRAIN』を歌いあげます。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲SiSH(シス/She is so high)/清水彩香、道井悠、今井麻夏

 改めて自己紹介した3人は熱心な支配人としても有名な方々だけに、ゲームをプレイしている時にありがちな“支配人あるある”をはじめ、電車の中で自分が演じるキャラクターの音声を流してしまい、恥ずかしい思いをする“中の人あるなる”などで『ナナシス』トークに花を咲かせます。

 身近に感じるエピソードなどで会場の支配人たちとの距離を縮めると、清水さんが「本当に可愛い曲。キュンキュンします」と評した『AOZORA TRAIN』と時系列的に続き、女の子サイドの心情を描くキュートなエレクトロナンバー『お願い☆マイボーイ』で、会場のボルテージは再び高まりをみせます。

 しかしここで、ライバルユニットであるガールズバンド・4Uの鰐淵エモコと佐伯ヒナが乱入! 毒舌なエモコらしく、あまりにも酷いパフォーマンスが見るに堪えなかったと話していましたが、山下まみさんが演じるボーカルの九条ウメはどうやら不在の模様。

 ステージに現れたのは佐伯ヒナ役の長縄さんと鰐淵エモコ役の吉岡さんだけで、いったいどのようなパフォーマンスをするのかと思われましたが、なんとゲストボーカルとして、ナナスタのメンバーである春日部ハル役の篠田さんが急遽登場!

 いつも通り毒舌なエモコと、それをなだめるヒナ。居なかったウメは、エモコに「脱退しました。というかクビですね。私がクビにしました」とまで言われていましたが、いつもと違うメンバーになってもある意味いつも通りで、揺らがない4Uの絆を改めて感じられた一幕でもありました。そんな3人はバンドらしく、楽器を携えたりメンバー紹介をしつつ、ロックナンバー『ワタシ・愛・forU!!』と、ゲーム内のエピソードとともに人気の高い『Hello...my friend』を明るく、そして力強く熱唱しました。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲4U(フォーユー)/長縄まりあ、吉岡茉祐、篠田みなみ

 まだまだ熱が冷めやらぬステージですが、ここで幕間として『幕間ナナスタ劇場 復活のBBQ』が上映。梅雨に突入したある日のこと、アイドルたちはコニーさんの提案で、聞いたこともない“BBQ”なるものを行うことになります。バーベキューも廃れてしまった2034年、重要キーワードの “川”“焼く”“食べる”だけを元に食材を持ち寄り、それによって巻き起こるドタバタを描いたコメディ色の強いエピソードで、上映中もたびたび会場には笑いがおこっていました。

 幕間が終わると、晴海三姉妹のユニット“サンボンリボン”が登場。旅立ちを予感させる『Clover×Clover』と、メロウなナンバー『たいくつりぼん』を立て続けに披露します。そのままMCに突入したところで、長女・晴海サワラ役の中村さんからは「ここからが本番でございま~す!」の言葉が飛び出し、実はトーク内容の指示がなく、ほぼアドリブでのトークを強いられて困惑する羽目になっていることを明かします。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲サンボンリボン/中村桜、高井舞香、桑原由気

 しかしここで、こんなこともあろうかと、次女・晴海カジカ役の高井さんがトークのネタを用意してきたことを発表。当日、会場入り前に迷子になりかけた高井さんらしからぬ対応には、中村さんだけでなく、三女・晴海シンジュ役の桑原さんからも驚きの声が。話す内容が決まっていないことを逆手に取り、会場の支配人による拍手投票でトークテーマを決めることになりました。

 挙がったテーマは「小さいころの思い出」「晴海三姉妹と似ているところ」「“サンボンリボン”の今後の展開」の3つで、投票の結果“サンボンリボン”の未来について話すことになり、バスツアーや食レポ、三姉妹による“サンボンラジオ”の実施など、さまざまな企画が飛び出していました。

 会場を巻き込んでゆるやかなトークを続ける“サンボンリボン”と支配人たちに惹かれたのか、ここで第2のライバルユニット“KARAKURI”が乱入! 空栗ヒトハ/フタバを演じる秋奈さんが、双子を想起させるダンサーを両脇に従え登場し、セクシーな『B.A.A.B.』を歌とシンクロダンスで魅せ、会場の優れたオーディエンスを虜にします。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲KARAKURI/秋奈

 会場のボルテージが一気に高まると、間髪入れずに『PRIZM♪RIZM』のイントロが流れだし、「みんないくよー!」のかけ声とともに“WITCH NUMBER 4”が現れます。CDジャケットのような白と蛍光カラーの衣装に身を包んだ近未来のかわいい魔女たちが、会場をさらなる熱狂に導きます。

 「水の魔女・ロナです!」「炎の魔女・ハルです!」「月光の魔女・ヒメってんだ!」「森の魔女・モモカだよー!」「4人揃って、私たち、“WITCH NUMBER 4”です!」とユニット挨拶をキメると、衣装やダンスの話を中心に、ユニット組のラストとしてMCでも会場を盛りあげます。芹沢モモカ役の井澤さんは、アイドルもののダンスの先生に対して怖いイメージを持っていたそうですが、『ナナシス』のダンスの先生はとても優しく、根気よく指導してもらったとレッスンを振り返ります。

 この話題を受けて、野ノ原ヒメ役の中島さんが「アイドルと言えば?」と振ると、他のメンバーからは「(好きなものが)いちご」「トイレに行かない」「総選挙」などが挙げられましたが、正解はペンライトだったようで、会場の支配人の協力を得て、一面のオレンジの海で盛大なヒメコールを受け「てやんでい!」と返していました。

 一方、篠田さんは会場をナナシスカラーの水色に染めて『ナナシス』コールを堪能。好きな色を問われた角森ロナ役の加隈さんが回答に迷っていると、一面がハルのカラーでもある薄めのピンクに染まったのですが、それを見て「WITHC NUMBER 4で来ているので、この色は何色かな?」と問いかけると、会場からは一斉に「桜!」の歓声があがり、その流れで切ない新曲『SAKURA』を披露します。4人の花開く様を思わせる振り付けは、フロアのライトとあわさり、まさに満開の桜ようで思わず目頭が熱くなりました。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲WITCH NUMBER 4(ウィッチナンバーフォー)/篠田みなみ、加隈亜衣、中島唯、井澤詩織

 WITCH NUMBER 4のパフォーマンスが終わると、入れ替わりでセブンスシスターズの6名が改めて自己紹介を行います。川崎さんが演じる若王子ルイのように「子猫ちゃん」発言をすると、会場の多くを占めた多数の男性支配人に負けないぐらい、女性支配人から悲鳴にも近い歓声があがっていたこと、めでたい日に相応しいものと言えばの問いには、会場が打ち合わせでもしたかのように一体となって“O・SE・KI・HA・N”コールをしていたのも印象的でした。

 遊佐メモル役の辻さんも、セブンスシスターズの金の亡者改めラブリー&ゴージャスエンジェル・メモルンとして、会場に集まったメモルンスレイブに向け物販のアピールをしただけでなく、『Sparkle☆Time!!』のメロディで「さあ 金出してこう」と独唱をはじめ、伝説的なアイドルの肩書きに負けないメモルン劇場を繰り広げます。

 御園尾マナ役の前田さんは、まるでマナのようにおっとり挨拶を終えると、実はニコルのようにコール&レスポンスをしてみたいと話し、支配人とともに「てめーら! ごきげんよう」と、始終和やかな自己紹介を行ないます。黒瀬さんは、自信が演じる寿クルトさながら、ステージを元気いっぱいに駆け回って挨拶をしていましたが、自由に見えて、実は裏ではガチガチに緊張していたことを明かしていました。

 最後は氷の歌姫・羽生田ミトを演じる渕上さんの番でしたが、歌に集中するために瞑想をしており反応がありません。しかし、どう見ても立ったまま寝ていて水瀬さんに叩き起こされており、幼なじみらしいミトとニコルを想像してニヤリとしてしまいます。目覚めたばかりながら、ハミィ閣下の異名に違わず、圧倒的なオーラで「ただでは帰さないからな」とクールな発言をして、セブンスシスターズの自己紹介を締めくくりました。

 するとここで、5月28日に誕生日を迎えたばかりの渕上さんを祝うために、水瀬さんがサプライズ企画を発表。会場の支配人も含めた全員で、渕上さんのために『Happy Birthday to You』を大合唱! 水瀬さんしか知らなかった企画で祝福を受けた渕上さんは、「今の幸せが、10年20年と続くように努力をしていきたい」と今後の抱負を語ります。

 お祝いムードに包まれたステージに再び“777☆SISTERS”が現れると、道井さんの「支配人さん、今日は本当にどうもありがとう」、清水さんの「わたしたち、次の曲もココロを込めて歌います」の台詞に続き、ハッピーな空気をさらに盛り上げる『Cocoro Magical』を熱唱。フロアにはパステルカラーの巨大なバルーンがいくつも投下され、支配人のテンションに呼応するかのように宙を舞います。時にはステージ上のキャストからフロアにも投げ返されるなど、会場全体がステージになったかのような風景を生みだしていました。

 いよいよ“777☆SISTERS”として最後の曲に移りますが、キャストから一緒に歌って欲しいとの要望を受けて「どうやって どうやって どうやって 叶えよう」の部分を練習した後、会場が一体となって最後のナンバー『KILL☆ER☆TUNE☆R』を全力でタイトルコール! イントロの「ワン ツー スリー!」から支配人も全力のコールをしており、「ツー サウザンド サーティー フォー!」の振り付けだけでなく、想いのすべてを振り絞るかのような情熱的なコールで、フロアの高まりは最高潮を迎えます。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』

 最後は篠田さんの「支配人さん、本当の本当にありがとうございました! 私たち、これからナナシスをもっともっーと大きくしていきますので、これからもナナシスを」という発言を受け、全員が「よろしくお願いします!!」と深くお辞儀をすると、会場からは割れんばかりの歓声と拍手が起こります。

 ラストの直前、スクリーンでメディアミックス関連の特報ムービーが流れると、新発表のたびに会場からは喝采が。ムービーが終わるとオールキャストがライブTシャツ姿で再登場し、水瀬さんの「最後の曲のタイトルを日本語に訳すと『星の瞬き』です。瞬きは一瞬です。そして『ナナシス』のテーマも“輝ける一瞬”です。この一瞬を、皆さんと一緒にこの歌のタイトルを呼ぶ一瞬を、私たちは絶対に忘れません!」と語り、最後はもちろんこの曲、『ナナシス』のテーマソング『Star☆Glitter』の曲名を全員で叫びます。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』
▲2032年に解散した伝説のアイドルユニット“セブンスシスターズ”と、2034年、アイドルがいなくなった時代に生まれたアイドル“777☆SISTERS”が夢の共演!

 2015年と2034年が確かに繋がった瞬間、会場の支配人も、最後の大合唱でアイドルたちの想いに応えます。すべてのプログラムが終わると、キャスト陣はマイクを使わず、全力で「ありがとうございました!」と会場に深々とお辞儀をし、支配人からも「ありがとう!」「ナナシス!」コールが巻き起こり、キャストは名残惜しそうに楽屋に戻っていきました。

 最後はライブの開始と同じく、キャストが楽屋に入っていく様子がモノクロの映像でスクリーンに映し出されます。多くの出演者がカメラに向かって投げキスをしたりと、最後の最後まで感謝と盛り上げることを忘れない様子で、これには会場の支配人たちの疲れも吹き飛んだことだと思います。こうして3時間を超える記念すべき1stライブは幕をおろし、最高の形で“はじまり”へと繋がっていくのでした。

『Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~』

【セットリスト】曲名 / ユニット名

01. H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!! / 777☆SISTERS
02. Sparkle☆Time!! / セブンスシスターズ
03. オ・モ・イ アプローチ / NI+CORA
04. Girls Talk!! / NI+CORA
05. AOZORA TRAIN / SiSH
06. お願い☆マイボーイ / SiSH
07. ワタシ・愛・forU!! / 4U
08. Hello...my friend / 4U
09. Clover×Clover / サンボンリボン
10. たいくつりぼん / サンボンリボン
11. B.A.A.B. / KARAKURI
12. PRIZM♪RIZM / WITCH NUMBER 4
13. SAKURA / WITCH NUMBER 4
14. Cocoro Magical / 777☆SISTERS
15. KILL☆ER☆TUNE☆R / 777☆SISTERS
16. Star☆Glitter / オールキャスト

■盛りだくさんのメディアミックス情報まとめ

1. “777☆SISTERS”の両A面1stシングルが7月29日(水)に発売

▼『タイトル未定』初回限定盤
■メーカー:ビクターエンタテインメント
■発売日:2015年7月29日
■価格:2200円+税
■仕様:三方背スリーブ+アナザージャケット(12種封入)
【収録内容】
1. AA面曲『タイトル未定』
2. A面曲『タイトル未定』
3. AA面曲-OFF VOCAL-
4. A面曲-OFF VOCAL-
※ボーナストラック収録予定

▼『タイトル未定』通常盤
■メーカー:ビクターエンタテインメント
■発売日:2015年7月29日
■価格:1,200円+税
【収録内容】
1. AA面曲『タイトル未定』
2. A面曲『タイトル未定』
3. AA面曲-OFF VOCAL-
4. A面曲-OFF VOCAL-

2. 『Tokyo 7th シスターズ』のコミカライズ&ノベライズが決定

 月刊コンプティーク(KADOKAWA刊)で今夏より公式ノベライズが連載。

3. 『Tokyo 7th シスターズ』が『まんが4コマぱれっと』(一迅社刊)で連載決定

 『まんが4コマぱれっと』で『Tokyo 7th シスターズ』が今夏より連載。漫画を担当するのは緑青黒羽さん。予告用PVも近日公開予定。

4. 一迅社DNAメディアコミックス『Tokyo 7th シスターズ コミックアンソロジー』発売決定

 『Tokyo 7th シスターズ コミックアンソロジー』が今夏発売決定。詳細は追って公開される予定。

5. 2015年夏、コミックマーケット88への出展が決定

 2015年8月14日~16日、東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット88に『Tokyo 7th シスターズ』が出展。詳細は追って公開される予定。

■支配人各位への業務連絡

 大盛況だった『ナナシス』ライブの物販ですが、現在公式さんによると通販を検討中とのことです。実際に通販が行われるのか、行われるとしたらどのようなスケジュールになるのかは、後日公式サイトと公式Twitterで発表があるとのことです。続報に期待しましょう!

(C)Donuts Co. Ltd.
tony murakami (caz.tony)

データ

関連サイト