2015年6月20日（土）

和田洋一社長が登壇したシンラ・テクノロジー発表会で3タイトルが明らかに【E3 2015】

文：kbj

　米国ロサンゼルスにて開催された“E3 2015（Electronic Entertainment Expo 2015）”にあわせて、クラウドゲーム技術開発スタジオのシンラ・テクノロジーがプレス向けの発表会を実施した。

　シンラ・テクノロジーは新世代のクラウドゲームプラットフォーム“シンラ・システム”を開発するために設立された会社。表会ではシンラ・システムに対応する3タイトルが発表され、作品の開発者が登壇した。


▲左からシンラ・テクノロジーの和田洋一さん、CamouflajのRyan Paytonさん、Hardsuit LabsのAndy Kiplingさん、Human Head StudiosのTed Halstedさん。

　和田さんは、E3 2015に出展されているタイトルについて、「ビジュアルがすばらしいゲームがたくさん出展されていますが、似たようなゲームになっています」とコメント。市場をさらに大きくするためには、新しいゲーム体験のために新たなルールを変える必要があり、そのために新しいプラットフォームを作ることを決め、シンラ・テクノロジーを作ったのだという。

　そんな考えに引かれて開発されたのが、今回紹介された3タイトルだ。ただし、すべての作品ともまだタイトルも決まっていないコンセプト段階であるため、詳細については明かされなかった。


▲Human Head Studiosのゲームは、海賊や怪物が登場する海戦ゲーム。


▲Camouflajのゲームは、ステルスアクション。


▲Hardsuit Labsのゲームは、生物の進化を描いた進化シミュレータ。

　和田さんは、「シンラ・テクノロジーに関心のある人は、シンラを踏み台にして発想を飛躍させてほしい」とメッセージを送った。

　今後の展開としては、8月にカンザス州でベータテストが行われる予定。先日配布したシンラ・システムの開発キットの反響が大きかったようで、「手応えを感じている」と和田さんは語っていた。