2015年8月25日(火)
バンダイナムコオンラインとセガゲームスが贈るiOS/Android用アニメーションRPG『ザクセスヘブン』。配信中の本作で、紅神夢偉(くれない かむい)の声を演じている阿部敦さんと、片桐茜(かたぎり あかね)の声を演じている鳥部万里子さんの対談をお届けする。
▲阿部敦さん(左)と鳥部万里子さん(右)。 |
『ザクセスヘブン』は、両社が共同で制作し、展開していくマルチメディアプロジェクト。スマートフォン向けのアニメーションRPGをはじめ、PC用ブラウザゲームやコミック、小説、グッズなど、さまざまなメディアミックス展開が行われる。
アプリゲーム版『ザクセスヘブン』では、5つの学園が物語の舞台となっている。今回の対談では、紅の学園“紅蓮(ぐれん)第壱商業高校”のメインストーリーで主人公となる紅神夢偉役の阿部敦さんと、ヒロインとなる片桐茜役の鳥部万里子さんのお2人が登場。ゲームやキャラクターについて、自由に語っていただいた。
▲阿部さんたちにもゲームをプレイしてもらいました。お2人の感想は……? |
ちなみに、電撃オンラインでは紅神夢偉や片桐茜をはじめ、紅蓮第壱商業高校に所属するキャラクターの紹介記事を掲載している。
さらに、緑の学園のメインストーリーで主人公となる凛翔あすか役の前野智昭さんと、ヒロインとなる紡流こころ役の志田友美さんの対談も公開中。まだ読んでいない人は、こちらもチェックしておこう。
――まずは、ご自身が演じているキャラクターについての印象を聞かせてください。
阿部さん:紅神夢偉は主人公という立ち位置ではあるんですけど、みんなを引っ張っていくようなカリスマ性や、熱血なところを最初から持ち合わせているわけではないんです。意外と小市民感が強いキャラだなぁと、個人的には思っています。
▲こちらは紅神夢偉のビジュアル。ザクセス能力“レスポワール”は、ギターケースを自在に変形させて武器としたり、ギターケース中に望むものを作り出したりできる。 |
▲神夢偉のザクセス能力で姿を変えたギターケース。 |
でも、そんな彼が周りに後押しされたり、本人もいろいろ考えたりして成長していって、どんどんトップに立つようになる姿っていうのは、演じていても熱くなるものがありましたね。
鳥部さん:片桐茜ちゃんはものすごいお金持ちのお嬢様っていうことで、最初はどんなおしとやかな娘なんだろうって思っていたんです。でも実際は真逆で、すごく元気がよくて勝ち気で、幼なじみの神夢偉ちゃんのことが大好きな、一直線な女の子ですね。
▲鳥部さん演じる茜は、日本有数の財閥・片桐家の一人娘。ザクセス能力“ゼロ・サム”は、視認した相手の能力を5秒間無効化できるが、代償として近くの花を一輪枯らしてしまう。 |
ただちょっと、神夢偉ちゃんへの愛があふれすぎていて、なんでもお金で解決しようとするクセがあって(笑)。でも、そういうところが憎めない、愛すべきセレブだなと思っています。
――演じたキャラクターとご自身が似ていると思うところはありますか?
阿部さん:ふわふわした感じというか、飄々(ひょうひょう)としているところは、自分と似ているなって思いますね。
鳥部さん:好きなもののために周りが見えなくなって、猪突猛進になっちゃうところは、ちょっと共感できますね。
――キャラクターを演じていて特に印象に残っている点や、注目してほしいポイントは?
鳥部さん:茜ちゃんは、口をついて出るセリフが神夢偉ちゃんに関するものばっかりなんですよ。神夢偉ちゃんの名前を100回ぐらい呼んだ気がします(笑)。
阿部さん:確かに呼ばれた気がする(笑)。
鳥部さん:私がいちばん聞いてほしいセリフは、「神夢偉ちゃんのためなら、法律だって変えてみせるわ」ですね。結局はお金にモノを言わせてるんですけど(笑)。
愛にあふれている反面、なんだか発揮する方向性が違わない? とツッコミたくなるセリフに、茜ちゃんのかわいさが出ていると思います。
――そんな茜の愛を一身に受けている神夢偉としては?
阿部さん:実は、あんまり受けとめてないんですよね。神夢偉自身は、茜に苦手意識があるので。
柳ヶ瀬プリマヴェーラっていう、茜のお付きの人がいて、そのプリマヴェーラさんのせいらしいんですけど、お嬢様に悪い虫がつかないようにって、かなりいじめられたみたいで。
▲華道部部長の1年生。片桐財閥の家令の家に生まれ、茜の半身として常に彼女の幸せを願い、そばに寄り添っている。 |
だから神夢偉としては、茜に対してひたすら苦手意識があって。でも茜のほうはどんどんと迫ってくるから、結果的に神夢偉が痛い目に遭うっていうパターンなんです。
――なるほど。では、そんな神夢偉の注目ポイントは?
阿部さん:戦う際に「いつも親父が言っていた」というフレーズから始まる一連の流れがあるんですが、これなんかは男目線で聞いていると、すごくカッコイイんですよ。
ふだんの神夢偉はあまり強いタイプではないので、バトルの時にこういう決めゼリフが入ることで、ギャップが強調されてカッコよくなるんだなって思いました。
▲決める時は決める男、神夢偉。そのカッコよさはゲーム本編で確認してもらいたい! |
――お互いのキャラクターに対する印象は?
阿部さん:先ほどお話ししたように、神夢偉の目線から見ると、茜のことは苦手ですよね。もちろん僕自身は客観的に見ることができるので、憎めない女の子だとは思います。神夢偉は大変だな、と思いながら(笑)。
神夢偉の主人公としての立ち位置も、結構どん底から始まって、そこから波瀾万丈の展開になるんですね。茜は、その波瀾万丈さを象徴しているキャラですから(笑)。そういう意味では、物語の始まりを予感させるキャラだと思います。
鳥部さん:神夢偉ちゃんは、普段はヘタレで、あんまり頼りにならないオーラみたいなのが出ているんです。でも戦う時には主人公らしく、凛々しく戦うっていうギャップが大好きですね。
それに、すごく優しい心の持ち主なんですね。茜に対しても、なんだかんだで優しくしてくれて。そういうところも大好きです。もう、大好きなところはいっぱいありますね。
阿部さん:ど、どうもありがとう(笑)。
――この取材の前に、ゲームを実際に遊んでもらいましたが、いかがでした?
阿部さん:僕はふだん、アプリゲームを結構遊んでいるんですけど、このゲームはサクサクと進めることができて楽しいですね。必殺技もカッコイイですし、キャラクターの組み合わせによって、いろんな攻め方や守り方ができるんだろうなって思いました。
ただ、試しにガシャを引かせてもらったら、あまりいいキャラが出なかったので(笑)。次に自分でやる時は、いいキャラが出るようにがんばろうと思います。
鳥部さん:私はバトルのあるゲームはあまりやらないんですけど、これは戦う時もミニキャラが活躍してくれたり、見た目もすごくかわいいんですよね。そして、大勢のキャラが出てくるので、この子もほしい、この子もほしいなって、コレクション欲を刺激されます。
――『ザクセスヘブン』でやってみたい企画、またはやってほしい企画は?
鳥部さん:せっかく学園ごとに分かれていて、そこに主人公とヒロインと仲間たちが大勢いるので、学園対抗の対決みたいなことをやってみたいなと思いますね。
阿部さん:イベントがあったら、そういうのをやってみたいですよね。あとはやっぱり、いつかTVアニメになったらうれしいですよね。
鳥部さん:それはうれしいですね!
――では最後に、電撃オンラインを見ている皆さんにメッセージをお願いします。
阿部さん:この『ザクセスヘブン』はゲームだけでなく、マルチに展開していくコンテンツです。まずはアプリゲームを楽しんでいただいて、そこで皆さんの声が高まれば、もっといろんなジャンルに広がっていくと思います。
僕自身もいちユーザーとしてゲームに参加していると思いますので、ぜひみんなで一緒に、大きなコンテンツへと育てていきましょう!
鳥部さん:『ザクセスヘブン』という作品に関わらせていただいて、そして茜ちゃんというキャラクターに巡り会えて、すごくすごく幸せだなと思っています。
『ザクセスヘブン』はとにかくキャラクターがすごくたくさんいるという点も、すごく魅力的だと思います。ぜひたくさんプレイして、お気に入りのキャラを見つけていただければなと思います。みんなで一緒に楽しんでいきましょう!
――ありがとうございました。
次回は、蒼の学園のキャラクターを演じた声優陣による対談を掲載する予定となっている。気になる人は蒼の学園に所属するキャラクターの紹介記事を読みながら、公開を待っていてもらいたい。
(C)BNOI / SEGA
※画面は開発中のものです。変更される可能性があります。
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