2015年12月14日(月)
Rie Murataが配信するiOS用アプリ『謎解き母からのメモ』を紹介します。奇妙な世界観が炸裂する本作に挑戦しました。
本作は、母が残していったメモ書きを見て、何を伝えたかったを理解して、淡々と回答する謎解きゲームです。
ただ、そのメモは非常に奇抜なものや暗号らしいメモまでさまざまな物があります。現実でも書置きやメールなどの変換ミスで暗号化することがありますが、そういう部分をゲーム化したアプリだと思います。
また、おかん特有の謎の遊び心や、それを有無を言わさず押し付けてくるうざさ的な部分もうまく再現されている気がします。まあ、深読みをし過ぎている気もしますけどね。
本作は非常にシンプルで、はじめに問題にメモを見て、何を伝えたいか考えます。
▲ゲシュタルト崩壊を起こしそうなメモです。 |
次に、回答をタップして空欄の所に答えを入力して回答します。
正解だと答えの解説が出て、不正解だと“それは違うようだ…”と容赦なく表示されます。
問題に正解するとポイントがもらえて、最後に解説を見ることができます。
▲普通に日本語で書け、と思う瞬間でもあります。 |
ポイントは問題のヒントを見る場合に役立ちます。なお、ポイントは1日1回もらえるので、ポイント不足によってヒントは得られないということはない親切な仕様になっています。
ゲームは母が残したメモを解くだけですが、そのメモの奇抜さが素敵です。この作品の母の奇妙な世界観に感動しながらも、問題を解くために熱中して、思わず時間を忘れてしまいます。
一体、母は何を伝えたいのか、普通に書けばいいのにと思いながらも、2問目の足の形をした謎の物体の生物絵と“区”と書かれたメモのセンスに心を奪われます。この、奇抜な世界観は私のお気に入りです。
▲このセンスに嫉妬を感じます。いいセンスです。 |
とりあえず、この問題を解くのに区に注目します。私はこの区をヒントだと考えました。理由は直感で、理論的なことは考えていません。ですが、その直感から区は何かの地名であることだと導き出しました。
そこから、“あしく”と入力します。ばっさりと“それは違うようだ…”と表示されます。
私は次の手を考えます。この足の形をした謎の物体生物は2本足で立っています。「足が立っている区」と声に出して考えてみました。すると、ふと頭の中で何かが閃きます。
私はすぐに閃いた言葉を入力します。入力した言葉は“足立区”です。東京23区の北東部に位置した場所にある区です。
入れた言葉を入れ終え、わくわくしながら“OK"をタップします。
▲解説を見るたびに普通に書いてくれと思うのは私だけでしょうか。 |
正解が表示されて10ポイントをゲット。問題は少し難しく感じますが、丁寧に考えていくことで、答えを導きだすことができます。
そして、次は謎の形と対に数字が描かれています。記号は何かと関連してるらしく、その関連を導く問題のようです。
とりあえず、11という数字を適当に入れて回答してみました。結果は不正解です。適当にやったので間違っているのは確かです。とりあえず、この記号の意味を考えてみることにしました。
でも、今回は直感が働かずに何も閃かずに15分と過ぎて行きます。まさに、時間泥棒。答えを求めて熱中してしまう魅力があります。
ヒントを使えば簡単に行くかと思いますが、自力で解きたいという達成感を得たいのでヒントは使わないプランで行きます。
いろいろと悩み、時間が過ぎていきます。少し他の問題をやりつつながら、わかる問題は1分もかからずに答えが導き出せます。
結局、何もわからずふと、壁にかけてる時計を見て閃くことに! ヒントは時計でした。数字で描かれた時計でなく、秒針があるタイプの時計です。
各記号と数字は時計の秒針、つまり時間を表していたのです。となれば、“?”の部分は“9”ですよね。
すぐに答えを入力して、結果は正解。解説を読んでみるとほとんど推理通りなのですが、最後の一文の“朝か夜に戻るかわからない”というところは想像していませんでした。そういう意味では、解説を読むことも楽しみの一つ、いわばご褒美と言えるでしょう。
なお、これらのメモはほんの一部です。ヒントなしでやると、時に難しい問題がでてきます。しかし、時間を掛けて問題を解く楽しみを味わえるゲームです。
▲数々の謎のメモ。おもわず、いろいろと言いたくなります。 |
この記事の例題を見て、「なんだ、簡単じゃんかよ」と思ったアナタ。そんなIQが高そうなアナタに、いくつかオススメの問題をピックアップしてみました。
はたして、アナタが導き出した答えは本当にあっているのか? ぜひ、アプリで答え合わせをしてみてもらえればと思います。
▲NO.29“ここにいます”。どこだよ。 |
▲NO.52“買ってきます”。何を? |
▲NO.57“綺麗だよ”。綺麗なの? |
▲NO.71“戦ってきます”。なんのために? |
お察しのように、問題のタイトルはヒントにもなっているわけですが、いったいこの母親がどんな生活をしているのか不安になることも多々あります。
そういう空気感が気になった人も、ぜひ遊んでみてもらえればと思います。
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(C) 謎解き母からのメモ