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2015年12月7日(月)

『FFVII リメイク』のバトルにはお馴染みのリミットブレイクも搭載。分作にした経緯にも迫る

文:電撃オンライン

 現地時間12月5日~6日にアメリカ・サンフランシスコで開催されている“PlayStation Experience 2015”。初日のKeynoteでは『FINAL FANTASY VII REMAKE(ファイナルファンタジー7 リメイク)』の新映像も公開された。

 現地では、『FFVII REMAKE』が分作となることやバトルシステムについて、気になることを北瀬住範氏と野村哲也氏にうかがった。

『ファイナルファンタジー7 リメイク』

――『FFVII REMAKE』は分作になるとのことですが、詳しく教えてください。

北瀬佳範氏(以下、敬称略):『FFVII』をリメイクするなら1本では収まりきらないだろうという考えは当初からありました。分作の詳細についてまだ詳しくはお教えできませんが、今後の発表をお待ちいただければと思います。

野村哲也氏(以下、敬称略):1本に収めようとすると、ダイジェストのようになってしまう部分も出てしまいます。削る部分もあるでしょうが追加する部分も少なくはないでしょうから、フルボリュームでのリメイクにしなくてはいけないと判断し、分作にすることを決めました。

北瀬:今回お見せした映像は壱番街や八番街のものなのですが、あれだけでもかなりの密度を感じられたと思います。オリジナル版の内容すべてをあのクオリティでリメイクすると、どうしても1本に収めることはできません。

『ファイナルファンタジー7 リメイク』

 分作にすることでオリジナル版の内容をそぎ落とすことなく、内容を補完したフルボリュームでリメイクしたいと思っています。

――バトルシステムはどのようなものになるのでしょう?

北瀬:当時のエンカウントによるコマンドバトルではなく、映像のようなシームレスでアクティブなバトルを目指しています。

野村:バトルのスピード&テンポ感については、ストレスなく遊んでもらうために、『ディシディアFF』並にしたいと考えています。アクションの度合いとしては、『ディシディアFF』>『キングダム ハーツ』>『FFVII REMAKE』というイメージでしょうか。

 決してテクニックを要するアクションというものではなく、新システムを駆使して、戦略を考えながら戦うアクションバトルにしたいと思っています。

――オリジナル版のバトルシステムにあった要素はどうなるのでしょう?

野村:あくまでベースは『FFVII』なので、ATBゲージ的なものやリミットブレイクなどの要素は新たな使用方法で登場します。それらがリメイクでどう進化するのか、楽しみにお待ちください。

――ストーリーはコンピレーション作品との関連性や、今の時代にあわせるように、調整されるのでしょうか?

野村:エピソードをより深く掘り下げる他、仕掛けなども用意していたりします。オリジナル版を遊んだユーザーの方々は、重要な部分も含め、ストーリーを最初から最後まで知っているわけですよね。そんな人たちにも、もう一度驚きを味わってもらえるようにと考えています。

北瀬:懐かしさをなぞっていって終わりというリメイクにはしたくないんです。オリジナル版のファンをまたドキドキさせたい。そんな気持ちを込めて、ストーリーは調整し直しています。

『ファイナルファンタジー7 リメイク』

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CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI
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