2015年12月18日(金)

【なぜなに三国志10合目】『三國志』30周年記念企画! 諸葛亮曰く「鬱だ。死のう」超展開“反三国志演義”

文:電撃PlayStation

 今年30周年を迎えるコーエーテクモゲームスの『三國志』シリーズ。三国志ならゲーム、漫画、小説、史実なんでもござれな2人が、過去シリーズをダシに三国志をアレコレ語っちゃう企画第10回です!

うどん先生 KYS
『電撃プレイステーション』 『電撃プレイステーション』
▲『信長の野望』から歴史に入った、ゲーム脳歴史ライター。好きな『三國志』は『三國志IX with パワーアップキット』『三國志 11 with パワーアップキット』『三國志V(3DS版)』。あと『三國志戦記』『三國志Internet』も名作だったと思う! ▲小学校低学年時に父親が持ってた横山光輝“三国志”を読んでこの世界に入る。その後、“蒼天航路”“龍狼伝”“天地を喰らう”などマンガは読み漁る。好きな『三國志』は『V』と『12対戦版』。

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吹けよ嵐! 轟け稲妻! 超諸葛亮大戦『三國志IV with パワーアップキット』!!

うどん:先日、大田区民プラザで開催された“三国志サミット”って催し物に行ってきたよ!

KYS:え、いきなりの雑談。

うどん:演義、正史、マンガ、ゲーム、なんでもありの三国志イベントなのだ。京劇やら人形劇の公演にも興味があったんだけど、何より三国志界のカリスマ・渡邉義浩先生が出演されるってことで!

KYS:おお、レジェンド超人だね。なんかおもしろい話あった?

うどん:合肥の戦い1800周年記念ということで、張遼にスポットを当てた話があったのだ。そのなかで、“遼来来”って言葉について解説があったんだけど……これ、もともとは“遼来遼来”で、吉川英治先生が“遼来来”とカッコよく言い回しを変えたんだって。

KYS:確かに“遼来遼来”より“遼来来”の方がカッコイイ。『蒼天航路』でも“遼来来”は最高に痺れるシーンだった!

うどん:ところが、“遼来来”って雰囲気ノリの和製中国語で、それだと「張遼ちゃんこっちこっち」って意味になってしまうんだって。

KYS:真逆になったー! そういえば『らんま1/2』で、シャンプーがよく「来来(らいらい)」って言ってた気がするわー!

うどん:そういえばそうだったかも。シャンプーかわいいよねシャンプー

KYS:めずらしく意見があった!

うどん:あと話題としておもしろかったのは、『三國志』シリーズの顔変遷の話があったんだけど、『三國志IV with パワーアップキット(以下、IVPK)』だけほかと毛色が違うってネタで盛り上がってたのだ。諸葛亮のモフモフ帽子とか、やけに顔の険しい関羽とか。

KYS:顔グラフィックはときどき一新されるけど、確かに思い返してみると『IVPK』の顔グラは独特の雰囲気だったかも。

うどん:と、いうわけで今回は武将たちの味付けが非常~に濃い、『IVPK』のお話なのだ!

『三國志IV with パワーアップキット』
▲顔だけでなく、中国地図も独特のグラフィック。システム周りも含めて、とにかく味つけの“濃い”作品です!
『三國志IV with パワーアップキット』
▲『PK』版のオリジナル要素が一騎討ちモード。『信長の野望』『水滸伝』の武将も登場しており、孔明VS今孔明という謎のドリームマッチも可能!

うどん:まず『IVPK』は1人の君主となって以下略で、テーマは武将の個性の表現。このテーマどおり、武将の人間的な魅力や長所短所にとてもスポットの当たった作品なのだ。

KYS:三国志といえば武将だもんね。

うどん:ステータス的な大きな変化としては、知将、軍師ファン待望の“統率”が追加されたこと。前作『III』でも陸指揮、水指揮という形で統率能力は表現されてたんだけど、本作はそれを統率値で一本化。諸葛亮、司馬懿、周瑜ら、個人武勇はいまいちだけど、用兵上手な名将たちが戦場でも強力な武将となってるね。

KYS:これは僕もうれしかったなあ。『III』以前の知将って戦場の火計役って印象だったけど、普通に武力一辺倒の猛将と殴り合えるようになったんだよね。しかも特技が追加されたもんだから、知力系武将が一気に優遇されてた!

うどん:そうそう、“同討”“虚報”“混乱”“火計”などの特技持ちは、各種計略で猛将たちをキリキリ舞いさせたのだ。過去作で不遇だった知将たちが、ここで一気に大反撃に出た作品だった! ただまあ、呂布より陳宮のほうが強くて怖い……ってのは、ちょっとやりすぎだったのか、次回作の『V』ではいったん統率が消えて、また猛将優遇になったんだよね。

『三國志IV with パワーアップキット』
▲各武将の特技は非常に重要な項目。例えば捜索や登用には“人材”、兵器製造には“製造”といった特技が必要になった。

KYS:さっきの特技の話なんだけど、“風変”“天変”持ちの諸葛亮がめっちゃ強かった記憶がある。

うどん:『IV』の戦闘は火計が強かったんだよね。このころはまだ“消火”がなかったし、炎に巻き込まれると大損害受けてたから……。火計の強さは今のところ、初代と『IV』のツートップだと思う。

KYS:最新作の『13』でも火計はかなり強力らしいね。うどんも出演したTGS2015のニコ生放送だと、戦場が紅蓮の業火に包まれてた……!

うどん:『13』は火計の復権を狙ってるみたいだね! いつぞやのインタビューで鈴木亮浩プロデューサーが言ってたんだけど、三国志演義の大きな戦いって火計が決め手になったものが多いんだよ。

KYS:官渡、赤壁、夷陵あたりだね。劣勢からの大逆転劇といえば火計!

うどん:『IV』も火計で大逆転が狙えたんだけど、なかでも“風変”で風向きを変え、“天変”で天気まで変えちゃう諸葛亮は火計の申し子だった思い出。『IV』の諸葛亮は高い統率で殴ってよし、“虚報”“同討”で敵を翻弄するもよし、火計で敵を焼き払うもよし、まさにシリーズ中最強の諸葛亮だったと思う!

『三國志IV with パワーアップキット』
▲思うがままに火を操る諸葛亮さん、マジ鬼畜。
『三國志IV with パワーアップキット』
▲野戦では火計が強力でしたが、攻城戦の場合は投石器が強力。防御側の落石もお手軽に強かったですががが!

うどん:ってここまで知将系の話ばっかだったけど、猛将系もちゃんと活躍の場があったのもポイント。本作から副将システムが追加されたので、比較的頻繁に一騎討ちが発生してたのだ。とくに敵本国の城門を破壊した際、最終決戦として“一騎討ち5番勝負”を選べたのが熱かった! お互い代表者を選出して、最後の決着を一騎討ちで決めるという痺れる展開。

KYS:なにそのガンダムファイト!

うどん:これも『IVPK』だけの独自システムだね。それと“落雷”が初めて登場した作品だったはず。初期状態で習得してる武将はいないし、豪雨でしか使えないんだけど、運よく習得できれば凄まじい火力を発揮したのだ。

KYS:“一騎討ち5番勝負”とか“落雷”とか、けっこうとんでも系に走った作品だよね……。

うどん:そこらで拒否反応起こした人がいるのも事実なんだけど、ゲームなんだからそういう遊びがあってもいいと思うよ!

『三國志IV with パワーアップキット』
▲滅多に発生しませんが、5番勝負は燃える展開です。ちなみに最終決戦のルールには、兵力勝負と一騎討ち勝負、また1番、3番、5番勝負という複数のルールがあり、城門を突破した攻撃側に選択が委ねられます。
『三國志IV with パワーアップキット』
▲“天変”で豪雨を維持してからの“落雷”コンボは激烈……なんだけど、ときどき味方に雷が落ちてきて大参事になります。ところで、この雨の演出カッコイイ。

KYS:武将の話ばかりだったけど、ゲーム的にはマイルドにバランス取れてた印象があるね。

うどん:シリーズの新たな出発点と言われた『III』と、名作中の名作『V』の間ってことで印象薄いかもなんだけど、戦略、戦術部分はすごくプレイしやすい作品だったよ。内政担当を決めれば自動的に開発が進んだり、軍師助言以外にも配下の助言や進言があったり、捕虜システムが採用されたりなどなど。ここ1週間ひたすら『IV』を遊んでたんだけど、20年以上前の作品とは思えないほどスムーズに遊べたわ。

KYS:システム的な盲点ってわけじゃないんだけど、一部強すぎるやり方があった気がする。火計や諸葛亮の存在もそうだし、収入直前に空白土地に移動→翌月撤収で収入だけゲットとか、いつもの“埋伏の毒”作戦とか、籠城時の落石連打、攻城戦の投石機とか!

うどん:まあ、そこはメリハリハッキリしてるということで。

KYS:よくわからないフォロー。

うどん:CPUが比較的好戦的な作品だからねー。火計や落石使って逆転するのがすごく気持ちよかったともいえるにょ。

KYS:けっこうバランス的には癖のある作品だったかもね。

うどん:正直言って、シリーズのなかでも難易度は非常に低い。強いやり方ってのがハッキリしてるから、それを実行してれば劣勢を覆すのも簡単。でも、別に『三國志』シリーズってそれでもいいと思うんだよね。いい意味でキャラゲーなんだからさ!

KYS:うどんって基本的に『三國志』シリーズには全作品肯定的だよね。

うどん:どの作品にも個性的な魅力あるからね。まあこの企画で過去作品いろいろ触ってきたけど「あれ、こんなにおもしろかったっけ!?」と、どハマりしたのは高難易度の『VIPK』と低難易度の『IVPK』という真逆の2作品だったわ!

『三國志IV with パワーアップキット』
▲本作でも強い“埋伏の毒”。該当部隊に副将がいる場合/本人が副将配置の場合は、部隊兵力の何割かとともに寝返ります。とくに攻城戦時、敵側から城壁への侵入ルートを確保できるので非常に強力でした。
『三國志IV with パワーアップキット』
▲そういえば異民族が初登場したのは『IV』でした。なぜか江夏は山越に、江陵は南蛮にガンガン侵される印象。劉備でプレイした際、江夏を孫権、江陵を曹操にわざと譲ったら、頻繁の来襲で両国の兵力がどんどん激減していきました……。

KYS:ところでこの『IV』からパワーアップキット版が登場するようになったんだよね。

うどん:『III』のときいろいろあったらしいですからのう。

KYS:ゲフンゲフン!

うどん:まあ記念すべき初パワーアップキットということで、以降の作品でお約束になる武将、都市のパラメータ変更機能、新シナリオなどが追加されたのだ。とりあえずあたいは呂布、張飛、劉備の統率をいじりました! 劉備の統率60って……60って……。

KYS:昭烈帝(笑)。

うどん:キエエエエ!

KYS:劉備って夷陵の大敗のイメージでかすぎるよね。

うどん:曹操や陸遜レベルの名将にしか負けてないんだけどなあ。あとねあとね、よく劉備は夷陵の戦いに負けたから馬鹿だって言われるけど、あそこで“関羽殺されたけど、戦略のためには呉と争っちゃだめだよね”と判断できちゃうような小賢しい男なら、そもそも蜀を建国できなかったとおもーう。

KYS:あ、これはうどんが熱くなってきたパターン。

うどん:漢復興の大義とかさ、天下三分の大戦略とかさ、そういうの全部投げ打って、最後は義侠のために滅んだ……ってのが劉備の人間性で一番魅力的なとこなのよ! もうVシネマの世界!

KYS:もう止まらなくなったパターン。

うどん:あ、ところで『IVPK』って、シリーズで初めて仮想シナリオが登場した作品なんだよね。

KYS:そうそう。といっても、なんか変なシナリオだった記憶が……。

うどん:ほぼ全土を曹操が統一してて、新君主で空白地から反逆する“奸雄、漢を盗み、天下を統一す”。今度はほぼ全土が空白地で、劉備曹操孫堅が1都市からスタートする“大陸荒廃し、三雄、ここに立つ”、それと普通に演義の225年“蛮王南北で蜂起し、戦乱起きる”の3つだね。

KYS:曹操のシナリオすごいね……。確かにPKならではのシチュエーションだ!

うどん:往年の名作『源平合戦』のシナリオ4“義経、兄頼朝と敵対す”を彷彿とさせる大劣勢シナリオですな。

KYS:もうちょっとわかりやすい例えでいこうね。

『三國志IV with パワーアップキット』
▲曹操をやっつけようシナリオ。落石でひたすら耐えるべし!
『三國志IV with パワーアップキット』
▲『IV』くらいになると、だいぶ魏と呉の武将も評価されてきてるんですが、まだまだ三国以外の武将はしょっぱい系。高順も統率68武力68という微妙ぶり。『V』からようやく武力80↑になるんですよね……。というわけで、高順の能力を上げたらよろこびのメッセージが。

うどん:ゴゴゴゴゴゴ……。

KYS:え、今度は何この流れ!?

うどん:元祖仮想シナリオといえばコレ! 今回は架空戦記“反三国志演義”を語るぞおおおお!

KYS:どんどんぱふぱふー?

うどん:まず“反三国志演義”が何かというと、1930年代に中国のとある作家が著した架空戦記なのだ。作者は蜀漢大好きっ子だったみたいで、「なんで正義の蜀が負けて、悪逆非道の魏(晋)が勝つんだ!」と、ついカッとなって執筆した大正義蜀小説。

KYS:気持ちはわからなくはないけど、まんまノリと勢いだね。

うどん:おういえい。物語はそのまんま蜀の大逆転劇。世界観的には格別すごいIFがあるわけじゃないから、長嶋巨人軍が戦国時代に行って織田信長に協力するとか、諸葛孔明が大日本帝国の連合艦隊率いちゃうとかに比べると、まだまだかわいい嘘話よ。

KYS:志茂田景樹先生はほんとメークドラマッスなあ。で、あらすじはどんな感じなの? って、この先は“反三国志演義”のネタバレがあるから注意ですよ!

うどん:物語は徐庶が劉備の元を辞するところからスタート。ここで、“反三国志演義”の鬱クラッシャーこと趙雲が、曹操軍の謀略を見破って徐庶が劉備のもとに帰還。ここから劉備軍の怒涛の躍進が始まるというわけ。

KYS:あー、徐庶が劉備のもとに残ってたら……っていうのは、蜀ファンの誰もが夢見る展開だね。

うどん:劉備は劉表から荊州を譲られると、同地を拠点に益州を確保。馬超軍も傘下に加わり、魏と呉の連合軍を各地で粉砕するという話なのだ。

KYS:あれ、魏と呉が同盟するんだ。

うどん:孫権が臆病な小人物に描かれててなあ……。蜀が大きくなってるのに嫉妬して、目先の利益につられて曹操の走狗になっちゃうという展開。

KYS:呉ファン泣いちゃうよ。

うどん:とにかく作者の好き嫌いがものすごく出てる作品で! 曹操、司馬懿、孫権あたりがみんな卑しく臆病な人物として描かれてる。正直、ここはちょっと辛いかも。

KYS:吉川英治版と描き方が逆だね。あっちは曹操を魅力的に描くことで物語をおもしろくしてた気がする。

うどん:そうなんだよね。“反三国志演義”は賢く強い正義の蜀軍が、邪悪な魏と呉をひたすらコテンパンにする痛快ストーリー。諸葛亮が加わってからは、「軍師の智謀は神の如くです!」とひたすらヨイショされ続けるし。展開はともかく、人物描写はよほどの蜀ファンじゃないと厳しいものがある!

KYS:蜀が勝ちまくり続けるわけなんだ。

うどん:うん。作者は馬超と趙雲びいきみたいで、この2人が姜維、王平、李厳、魏延らを率いてあちこちで魏と呉をフルボッコ。馬超の妹が趙雲と結婚するって展開もあるね。この馬超の妹が、『11』『12』にも登場してる馬雲リョク。で、戦いのなかで曹操も孫権もポックリ死。司馬懿は諸葛亮が爆殺するんだけど、諸葛亮自身も敵を殺し過ぎたことから気を病んでポックリ死。

KYS:諸葛亮、繊細すぎるだろ!

うどん:ちなみに、ほかの蜀の被害は劉禅が暗殺されるくらいかなあ……。

KYS:え、それ被害に入る?

うどん:入らないよね! で、代わりに劉備の後継者となったのが劉諶。史実や演義だと、蜀が滅んだ際に「先帝に詫びる」と言って自刃した人だね。まあ、そんなこんなで蜀が天下統一するんだけど、最後は生き延びた曹彰と曹植が遥か北方の地で再会して、栄枯盛衰を嘆いてフィニッシュ。ざっと話すとこんな感じなんだけど、各武将におもしろいネタが多いからまとめてみた。

■“反三国志演義”主な武将の動向

武将 動向

劉備

漢中王に即位し、漢を復興させる。魏呉滅亡後に没する

諸葛亮

対魏戦線で司馬懿、司馬師、曹仁らを続々爆殺。敵を殺し過ぎ、気鬱で没する

黄夫人

諸葛亮の妻。空飛ぶ車に乗って孟獲をワンパンで屈服させる

徐庶

劉備軍に残り対呉戦線で活躍。呂蒙を討つ

関羽/張飛

最後まで健在だけど、意外に活躍は少な目

趙雲

馬超の妹と結婚して対呉戦線で大暴れ

馬超

馬岱、王平、李厳、姜維、文鴦らを配下に対魏戦線で大暴れ

魏延

念願の子午谷ルートを通り、長安一番乗りを果たす

ホウ徳

馬超の配下のまま、魏軍との戦いで戦死

文鴦

蜀に寝返り大活躍。文欽、諸葛誕、毋丘倹も蜀軍に転職

曹操

魏皇帝に即位するも長安洛陽を失ってポックリ死。曹丕は公孫淵に殺される

曹彰

終盤の魏の主力。数少ない生き残りとして北方に逃れる

司馬懿

曹仁、曹洪、張コウ、呂虔、文聘もろとも大爆死

夏侯惇

序盤で馬休に右眼を射抜かれ、フェードアウト

許チョ

馬休馬鉄に両頬を射抜かれる。のちに姜維の策にはまって射殺

張遼/徐晃

関羽の友人ということで比較的扱いは良いが、2人とも追い込まれ戦死

張コウ

やられ役その1。最終的に司馬懿もろとも爆死

鄧艾

やられ役その2。黄忠に顎を射抜かれ、馬岱に斬られ、壮絶な最期を遂げる

孫権

呂蒙、甘寧、徐盛らの相次ぐ戦死に気を病み、孫亮を後継者に指名して没する

孫亮

呉滅亡後、陸遜、周泰、諸葛瑾らと南海に逃れる。嵐に会い、全員死亡

周瑜/魯粛

アッサリと病没

呂蒙

徐盛と並ぶ呉のツートップ扱い。蜀軍に大敗して張飛に討たれる

徐盛

呉の主力武将で親蜀派。なぜか扱い良し。趙雲夫婦に大敗して自刃

太史慈

合肥の戦いで魏軍に射殺される

甘寧

馬超軍に大敗して逃走中に川で溺れ死ぬ

張昭

建業を開門して降伏。徐庶に罵倒され、恥じて自死

孟獲

空飛ぶ黄夫人に大敗。1ダウンで即屈服

献帝

玉璽を劉備に送る。強制的に退位させられ没する

KYS:あれ、なんかおもしろい。読みたくなってきたかも。空飛ぶ黄夫人とか意味わかんないし。

うどん:それは実際読んで確かめたまえ!

KYS:これだけネタバレしておいて、そこだけ伏せるのかよ……。

うどん:ちなみに“反三国志演義”は1995年にコーエー出版部から“超・三國志”として刊行されてるものがあるのだ。どこぞのインタビューでシブサワ・コウ氏も“反三国志演義”好きと公言してるし、興味あればオススメ!

KYS:またこのまとめ方で終わった!!

『三國志IX with パワーアップキット』
▲こちらは『三國志IX with パワーアップキット』。なんとコーエー出版部から刊行された“超・三國志”をもとにしたシナリオなのです。原作でも序盤(200年代)から姜維、鄧艾、鄧忠、文鴦あたりが登場しており、わりと年代適当です。

データ

▼『電撃PlayStaton Vol.603』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
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