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2016年2月28日(日)

『恋するSP 武将系男子の守りかた』第22回電撃小説大賞《銀賞》受賞の結月あさみ先生にインタビュー!!

文:電撃オンライン

 第22回電撃小説大賞《銀賞》を受賞した『恋するSP 武将系男子の守りかた』。メディアワークス文庫から好評発売中の本作の魅力を、著者の結月あさみ先生に語っていただきました。

『恋するSP 武将系男子の守りかた』

「美形じゃん。教科書と別人じゃん。まさか上杉謙信と名乗る頃には、あんな風になるとか? それでも、こっちの顔写真を教科書に載せてくれていたら、私は日本史が好きになっていたはずだ。グスン……」

【作品紹介】

 長身でスーツが似合う“かっこいい系女子”の黒田千奈美は、警視庁勤務のSP。 ある日、戦国時代からタイムスリップした戦国武将の護衛を任されることになって――!?

 アッと驚く予想外の展開と、イケメン上司&武将たちを巻き込んだ恋物語が高評価を得た第22回電撃小説大賞《銀賞》受賞作!!

 

動画:第22回電撃小説大賞受賞作まとめPV(メディアワークス文庫)

――電撃小説大賞に作品を応募しようと思った理由は何ですか?

 二年ほど一般の文学賞に応募していたのですが、あと一歩およばずの結果でした。

 同様に予選通過者の欄でよくお名前を見かける方がおられ、彼女がTwitterで「今年は電撃小説大賞に応募してみる」と呟いていたのがきっかけです。

 私は投稿ごとに名前を変えていたのと、同じ賞、同じ年度で彼女とバッティングしたことはなく、あちらは私のことを全く知らないと思いますが、勝手にライバル認定していた私は「よし! 今度こそ直接対決だ!」と意気込み、電撃小説大賞のことは全く知らないまま投稿してしまいました。

 いざ受賞してみると、ビックリするぐらい華々しい賞で腰を抜かしそうになりました。電撃小説大賞、恐るべし。

――本作は戦国時代から現代にタイムスリップしてきた武将たちの護衛を任された警視庁勤務のSP・黒田千奈美の恋と仕事ぶりを描いた物語です。この物語を書くことに決めた動機を教えてください。

 本作を書く前に時代小説を書いていて、その物語があまりにも悲しい終わり方をしたので、猛烈にコメディーを書きたくなり、溜まっていたマイナスエネルギーを爆発させてしまいました。

 私は常々、カッコイイ男性を描きたいと願っています。越後の龍と呼ばれる長尾景虎(後の上杉謙信)や警視庁のエース級SPの氷川警視など、カッコイイ男性を描くためには普通の女性の目を通して描くのが一番効果的だと思い、主人公はおっちょこちょいで空回り、けれど、読まれる方に共感していただける人物になるよう心がけました。

――本作には魅力的な武将たち、長尾景虎(上杉謙信)、織田信長、武田晴信(後の武田信玄)が登場します。それぞれの魅力と、結月さんがオススメする人物を教えてください。

 オススメはもちろん、長尾景虎(上杉謙信)です。歴史小説を一番読んでいた中学生ぐらいまでは、織田信長のような破天荒な武将が好きだったのですが、年を取ると共に、良識派でストイックな武将が好きになりました。という私の好みは脇に置いて……。

 無敗の軍神、長尾景虎は“義”を重んじる武将で超カタブツ。クールだけど、恋愛には一直線。

 第六天魔王、織田信長は現代社会においても十分通用するぐらい革新的な考えの持ち主であり、気に入った女性は全て自分のものにしたいと考える俺様系。

 調略や駆け引きのうまい甲斐の虎、武田晴信(武田信玄)は○×▽※……(ネタバレ中)で、側室である諏訪のお姫様に夢中です。

 女性の読者様は、どのタイプが好きか、も楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

――千奈美が想いを寄せるキャリア組の上司・氷川誠一との恋模様も気になります。身長190センチ、高学歴で端正なルックスと乙女の憧れのような人物ですが、彼の誕生秘話を教えてください。

 誰もが憧れる上司。ただ、3高のエリートというのでは面白くないと思いました。実は氷川警視にはモデルがおりまして、『仮面ライダーアギト』の氷川警部(氷川誠)です。

 若き日の要潤さん演じる氷川警部は“ライダーになりたい男”という哀愁をまとっているのですが、優秀で、恐ろしいほど純粋で、それが逆に滑稽で、要所要所で笑わせてくれる展開が大好きでした。

 というわけで、氷川警視も本家に負けないぐらいカッコよく、純粋で、滑稽に? 描いたつもりです。ただ、同期の二人に「すでに試し読みで気づいてました。G3Xですよね!」と見破られました。電撃受賞者、恐るべし。

――結月さんなら美形の戦国武将とキャリアの上司、どちらに惹かれますか?

 本気で悩みました。どっちも捨てがたく、考えていたら眠れなくなりました。けれど、色々想像した結果(←何を?)、どっちもストイック過ぎて、ユルユルの私が一緒に生活するのはキツイな、という結論に至りました。

 とは言え、かたや合戦、かたや職務で家を空ける時間が長そうなので、「どっちもアリかな」というのは、いささか、怠慢な主婦的発想ですみません。(笑)

――どの部分が評価されて《銀賞》を受賞したのだとお考えですか?

 それは謎です。実のところ、受賞するまで電撃小説大賞の受賞作を読んだことがありませんでしたので、受賞傾向は全く知りませんでした。

 ただ、どこかで“応募総数、約5,000作。ライトノベルの最高峰”という記事を読み、そのイメージだけで、自作の中から一番楽しいコメディーを選んだ感じでした。

 なので、どの部分が評価されたのかはわかりませんが、強いて言えば、私は独りよがりになってはいけないという理由で文学賞投稿をしていましたので、読まれる方が途中で飽きて読むのが苦痛にならないような展開をたくさん盛り込むという、サービス精神を評価していただいたのかも知れません。

――読者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

 自殺行為と言っても過言ではないぐらい荒唐無稽な設定なので、同じような話は他にないという自負だけはある、というかそれしかありません。(笑)

 武将たちがUSJに行ったり、合コンしたり、自分が見てみたいと思ったシーンを満載しています。私の書くものには立派な信念もメッセージ性もないので、ただ面白かった、と思っていただければ、それが一番うれしいです。

【CHECK】担当編集の“ココが推し!!”

●新人SP女子・黒田千奈美の頑張りと、現代にタイムスリップしてきた戦国武将たちのはっちゃけぶりに注目です!

 長身美麗で頼もしい千奈美ですが、憧れの上司・氷川警視を前にしたときのドキドキしている姿や、恋や仕事に一生懸命なところは思わず応援したくなるはず!

 一方、イケメンで俺様系の武将たちも、合コンにUSJに大阪観光と大はしゃぎ! 千奈美と氷川、そして武将の景虎と繰り広げる恋の行方はいかに!? ラストは思わず涙しちゃうかもです!

著者紹介

結月あさみ(ゆづき あさみ)
●山口県出身。主婦業とサラリーマン業務の合間に執筆をしている。読んでいる間だけ、世知辛い日常を忘れられる荒唐無稽な物語を書いていくのが目標。

(C)結月あさみ/KADOKAWA CORPORATION 2016

データ

▼『恋するSP 武将系男子の守りかた』
■著:結月あさみ
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:KADOKAWA
■発売日:2016年2月25日
■価格:本体590円+税
 
■『恋するSP 武将系男子の守りかた』の購入はこちら
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