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2016年4月16日(土)

シンジ&レベルクロスのデビュー前イベント開催。内田明理さんプロデュースの“AR Performers”がお披露目

文:kbj

 ゲームクリエイター・内田明理さんがプロデュースする“AR Performers”のイベント“β LIVE(ベータライブ)”が、本日4月16日にベルサール秋葉原で開催された。

“AR Performers”

 “AR Performers”は、魅力的な“AR(拡張現実)”を作りあげるプロジェクト。すべてがリアルタイム公演となり、一期一会の空間が展開するという。“AR Performer”が繰り広げるパフォーマンスとオーディエンスが、ライブの進行や演出に影響を与えるという、これまでにない新たな一体感を楽しめる。

“AR Performers”

 イベントには、シンジとREBEL CROSS(レベルクロス)が登場し、歌とダンスによるライブ、イベント参加者とのトークを繰り広げていた。以下では2回目のイベントについてレポートする。

 進行を行う森一丁さんの呼びかけで登場したのはシンジ。ゆったりとした曲調の『The World Is Mine』を披露し、観客と盛り上がった。

“AR Performers”
“AR Performers”

●シンジ
生年月日:12月6日生 射手座
血液型:A型
身長:178cm
体重:60kg
性別:男性

 著名な作曲家とオペラ歌手の間に生まれ、幼いころからバイオリン、バレエ、フィギュアスケートの英才教育を受ける。中学卒業後、両親の勧めでアーティスト養成校として名高いISM(International School Of Music)横浜校に入学、友人の影響でそれまでのクラシック指向からPOPSに転向する。ISMでは入学以来首席で、特待生枠でARプロダクションと契約を結ぶ。

“AR Performers” “AR Performers”
“AR Performers” “AR Performers”

 1回目のイベントを見た参加者がTwitterでつぶやき、トレンドの2位にランクインしていたことを森一丁さんが説明。それを聞いたシンジは「どうせならば一位を狙いたい!」と心境を明かした。初のイベントということで緊張はしていたようだが「今の自分を出し切れた」と、質問に対して笑顔で答えていた。

 さらに、イベントに参加したファンからの質問にその場で応じるパフォーマンスを披露。要望に応じてターンしたり、踏むようなポーズをとったりしていた。質問を送ってくれた観客の名前を読みあげると、会場からは黄色い声があがった。

“AR Performers”

 今後の目標については「皆さんにとってのワンアンドオンリーになりたい」と話した。そのカッコよさについては「好き嫌いなくなんでもよく食べるからかな」と答えたが、森一丁さんから突っ込まれたのを受けて、「次に聞かれたらもうちょっとうまく答えたい」と続けた。

 「シンジくんが考える一番甘いセリフは?」という質問については「甘いチョコレート」と返す。「かわいいよー」という声が会場から飛び出したが、森一丁さんはやや納得していない様子。すると「今日のことを、一生忘れない。運命の人に会えたから。それはキミだ」と答えていた。

 今後の豊富を聞かれたシンジは、やっとお披露目できたことについて謝辞を述べた後、「宝物のような瞬間を作っていきたいので、ステージでまた会いましょう」と話した。

 続いてレイジとダイヤによる“レベルクロス”のライブがスタート。ノリがよく激しめの『THE KISS』を歌い上げた。

“AR Performers”
“AR Performers”

●レイジ(REBEL CROSS)
生年月日:8月23日生 乙女座
血液型:AB型
身長:非公開
体重:非公開
性別:非公開

 出自は不明。14歳で、親友・ダイヤとREBEL CROSSの前身とも言えるWボーカルのインディーズバンド“CROSS BONE”を結成。さまざまなコンテストで優勝を重ね、“賞金稼ぎ”と呼ばれていた。ARプロダクションにスカウトされ、ISM入学を条件に契約。良家の子女が多いISMでは一際、異彩を放っている。

“AR Performers”

●ダイヤ(REBEL CROSS)
生年月日:8月7日生 獅子座
血液型:O型
身長:187cm
体重:71kg
性別:男性

 幼いころに両親を亡くし、施設で育つ。小学校時代からの親友・レイジに誘われインディーズバンド“CROSS BONE”を結成。バンド活躍中、ISM入学を条件にARプロダクションと契約。バンドでは、ボーカルの他にギターも担当していた。ストリートダンスの国際大会優勝経験を持つ。

“AR Performers” “AR Performers”
“AR Performers” “AR Performers”

 チーム名の由来について、ダイヤはあまり答えられずにいた。するとレイジは“2つの衝動が交差(CROSS)し、反逆(rebel)のサインになる”とフォローした。「昔、呼ばれていたあだ名は?」という質問に対しては、「活動に差し支えがある、レイジ以外はレイジを意味しない」と返す。ところがダイヤが殿下と呼ばれていたことを暴露してしまう。

 質問が適さないと「レベルクロス的ではない」とはぐらかすことが多かったレイジだが、コンビニのスイーツが好きなことや、綺麗などんぐりや小石を拾ってしまうという見られたくないクセがあることが発覚した。

“AR Performers”

 さらに、今日が誕生日の参加者の名前を聞いて、おめでとうの言葉を贈るパフォーマンスを披露。ダイヤが「おめでとう」だったのに対して、レイジは「congratulations(コングラチュレーション)」と英語であった。

 今後の抱負についてレイジは「今、この場所からレベルクロスが始まる。目撃者であり、共犯者だ。覚悟しろ」と回答。一方のダイヤは「始まっちまったら行くしかない。一緒に馬鹿騒ぎして、世間から白い目で見られろ!」と続けた。

 本日のイベントでは、ライブパフォーマンス中の特定タイミングでスマートフォンを振るとポイントが加算される“応援システム”が導入され、モニター当選者には専用のスマートフォンが渡されていた。

“AR Performers”

 シンジとレベルクロス、どちらの応援が熱かったのか、ポイントを集計する間、内田さんが登壇。ファンから今後の展開について聞かれた内田さんは「ライブパフォーマンスをメインとする展開をしていきたい」と宣言。大きな拍手と歓声を浴びていた。

“AR Performers” “AR Performers”

 本日のイベント1回目の応援システムではシンジが勝利したという。2回目で勝利したのはレベルクロス。結果を受けて登場したレベルクロスの2人は、応援ポイントの高かった3人の名前を呼び上げていた。

“AR Performers” “AR Performers”
“AR Performers”

 最後は会場からのコールに応じたダイヤが、バク転をしながら退場してイベントは終了となった。

 バーチャルキャラによるライブイベントというのはこれまでも行われ、珍しいものではなくなってきたが、その場のファンと会話したり、リクエストに応じてパフォーマンスをしたりというのは見たことがなかった。ステージ上に立っているシンジやレベルクロスが、観客の反応でさまざまなポーズをとり、コメントを返すという新たな体験に驚きと興奮は止まらなかった。

参加した人も興奮気味のようで、一緒に参加した人とテンション高く話したり、SNSに書き込んだりしている様子を会場を出るや確認できた。

 これまでにさまざまなキャラクターコンテンツを作り上げてきた内田さんによる新プロジェクト“AR Performers”。どのような展開を見せるのか、今後に注目したい。

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