2016年5月27日（金）
【MHXR日記】“4人×4組 十六人討伐戦”の魅力とは!? 過去のアップデートや開発秘話も
カプコンが配信中のiOS/Android用アプリ『モンスターハンター エクスプロア（MHXR）』。今回は新米ハンター・ねぎが、運営プロデューサー・山本千晶さんへインタビューしてきました。
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本作は、タップやスライド操作で簡単に狩りを楽しめる探検×ハンティングRPGです。自然豊かな島々で、大型モンスターを狩ったり装備を集めたりしてハンター生活を満喫できます。
山本さんへのインタビューでは、開発の苦労話やアップデートに関するお話などを聞いてきました。今後の展開についても質問しているので、ぜひご覧ください。
これまでにない『MH』をお見せしたい
――まず山本さんの役割について教えてください。
おもに本作のプロモーションを担当しています。どう運営していくかを考えたり、外に向けてどう情報を伝えていくかを企画したりしています。
――本作『MHXR』についてご紹介いただけますか？
『モンスターハンター』シリーズにある世界観や遊びの部分をアプリゲームに落とし込んだだけではなく、新しい要素を入れ込んだ新作と考えています。すでに『MH』シリーズを楽しんでくださっている方にも魅力的な内容にしたいという思いがありました。その1つが“探検”ですね。
探検しながら秘宝や珍しい虫などを見つけていくという内容が、今までの『MH』にない『MHXR』独自の部分です。
――リリースされる前はどのような心境でしたか？
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クローズドベータテストに応募してくださった方が多かったですし、受け入れてもらえるんじゃないかなというのはありました。今までのシリーズを遊んでくださった方も情報を集めてくれていたという話も聞いています。
リリースしてみないとわからない部分はありましたが、事前登録でも数十万件の登録があって現場の士気はかなり上がっていました。ただ、スタミナやガチャを廃止したりと課金システムの部分はけっこうチャレンジだったんで、そこはどういう反響があるかなと思いましたね。
――リリース後の反響は？
かなりの反響があり、想定していた以上の方に遊んでいただいてうれしかったですね。ただ、リリース直後はサーバーが重くなってプレイできないといった障害も発生していたので、お客様にはとてもご迷惑をおかけしてしまいました。
――ただ、事態の収束は早かった印象です。
プログラマーもそうですが開発メンバーには頑張って対応してもらいました。
より楽しんでもらえる『MHXR』を目指して
――それでは、アップデートについて伺いたいと思います。まず、これまでのアップデートの内容を軽くご説明していただけますか？
はい。まずVer2.0では、新たな島の“ヴォルヒール群島”を追加しました。もともとアップデートごとに島を追加していこうという想定はあったんですけど、やり込む方がすごく多くてみなさんの進行具合が早かったので、予定通り追加になりました。
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また、パートナーをクエストに連れていけるようにしました。装備を着せて強化することもできるので、かなりクエストを進めやすくなったと思います。
あとは、『進撃の巨人』とのコラボや、新たな武器種の“チャージアックス”の追加などですね。武器種を追加したところ、ハンターの皆さんから「他の武器種は入らないの？」というお声をけっこういただいたので、今後も新しい武器種は入れていこうと考えています。
――Ver3.0では★5の装備が解禁されましたね。
そうですね。新たなレアリティで今までのものよりも強力な★5装備は、Ver3.0の大きな目玉でした。開発からはもうちょっと待ってもいいんじゃないかという意見があったんですけど、検討した結果出そうという話になりました。
――★5装備の反響はどうでしたか？
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やはり上を目指して進めていらっしゃる方が多いので、反響はすごくよかったです！ 他の主なアップデートはゴア・マガラとオリジナルモンスターのベリオロス凍氷種の登場ですね。
――ベリオロス凍氷種はインパクトがありましたね。ちなみに、この後もオリジナルモンスターが控えているんですか？
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控えています！ 独自の生態系で少し変化していったオリジナルモンスターを、いくつか準備していますよ。あとは完全にオリジナルのモンスターも作りたいと思っています。
――それは楽しみですね。ちなみに、リオレウス豪火種やベリオロス凍氷種などのオリジナルモンスターの命名って会議で決められてるんですか？
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名前は企画プランナーのチームで考えたりすることが多いですね。いろんな案を出してどれでいこうと決めています。
――なるほど。そしてVer4.0では“4人×4組 十六人討伐戦”がきましたね。
大人数でプレイできる要素を作りたいという話があり、4人でのマルチプレイはもうあったので、「じゃあ16人でマルチプレイをしてみたい」みたいなところのインパクト重視から始まりました（笑）。昔と比べるとアプリでもできることが増えてきたので、もっと大人数で連係を取りながらアクションを楽しめるものを作りたいなと。
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| ▲最大16人のハンターでモンスターを狩る“十六人討伐戦”。 |
――実際に開発されて、いけそうな感じだったのですか？
最初に提案した時、開発メンバーは「何を言っているの？」って感じでしたね（笑）。まず技術的に、16人を表示するのが無理なんじゃないという話になって、決めたはいいけどどうしようかっていう状態でした。ただ、作ってみると何とかなる目途が見えてきたので、ホッとしました。
――ちなみに、いつくらいから“十六人討伐戦”の話は動き始めたんですか？
リリース前の8月くらいから“十六人討伐戦”の話は出ていたと思います。
――“十六人討伐戦”が導入されてから1カ月ほどたちますが、ユーザーの反応はどうですか？
楽しいというお声をたくさんいただいたので、入れてよかったです。ただ開発としては、マップを追加したりもっと連係が取れるようにしたりとかできればと思っているので、今後のアップデートで改修をどんどん入れていきたいですね。
Ver4.1では凶暴化したモンスターがハンターたちに迫る！
――Ver4.1のアップデートについてご説明いただけますか？
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Ver4.1では、ボルボロスとガノトトスの“凶暴個体”が登場します。“凶暴個体”のモンスターは、クエスト中に通常状態→凶暴状態→超凶暴状態と3段階に変化して攻撃が通りにくくなります。さらに動きも少し変化しますよ。
――動きが変わるというのはどういうことでしょうか？ ボルボロスなら泥をよりばらまくとか？
ボルボロスは泥の跳ね方が『MHXR』で初めて追加されたものがあります。意外と嫌な泥の跳ね方をしますよ（笑）。
――お話だけ聞くと、ハンターにとって不利なことだらけの気がしますが……（笑）。
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そうですね（笑）。ただ、凶暴化してもハンマーなどの打撃属性の武器で目まい状態にすると、通常状態に戻るんですよ。そこを有効活用してほしいですね。
他にも今回のアップデートで、“凶暴個体”に有効な★5武器“アルゲンシリーズ”が登場します。その中に“アルゲンランス”という武器があり、目まい状態のモンスターに攻撃が通りやすくなる効果の武技を持っています。
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つまり、ハンマーで目まい状態にしつつ、他の仲間が“アルゲンランス”の武技を使っていくといった方法が有効です。
――今まで以上にハンター同士の連係が重要になりそうですね
そうですね、かなり重要です。
――その★5武器“アルゲンシリーズ”はどこで手に入るんですか？
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これは今回のアップデートで追加される“ニャン検隊”で入手できます。“ニャン検隊”はニャン検隊詰所にいるアイルーたちを探検に行かせるシステムで、一定時間経過するとアイルーたちが戻ってきて武器や素材をゲットできます。
――なるほど。寝る前や仕事前に派遣する活用法がありそうですね。ちなみに、派遣するのにお金が必要なんですか？
お金はかからないんですけれども、戻ってくるまでに時間がかかります。ただ時間の短縮は可能ですね。
――派遣させる場所は何カ所か選べるんですか？
選べます。ただ、同時に複数の場所に派遣させることはできません。すでに“ニャン検隊”を派遣させている場合は、その隊が戻ってくるのを待つ必要があります。
――Ver4.1のアップデートで、他に追加された要素はありますか？
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今までは招待されたクエストでも、HR制限に引っかかるクエストはいけませんでした。しかし今回のリファインで、招待されたクエストはHRに関係なく挑戦できるようになります。
――それを入れようと思った理由は？
やはり、HR制限があるとやりづらいというのがありますね。HR制限がなくなれば、まだ弱いハンターの方でも、同じ狩猟団の強いハンターの方に強力な装備が手に入るクエストに連れていってもらえるじゃないですか。そうすればすぐに強くなれるし、狩猟団のメンバー強化になって強いハンターの方にもメリットになるので。
――なるほど。他には何かありますか？
★5の強襲クエストでコンテニューが可能になりました。やはりコンテニュー不可だと、メンバーがうまい人で固定されてしまうので。ある程度コンテニュー可能にすればクリアできる人が増えますし、★5装備をもう少し多くの人に体験してもらいたいなという思いもあるので導入しました。
コラボ情報やアップデートなど今後も『MHXR』から目が離せない！
――そういえば『進撃の巨人』や『戦国BASARA』など、社内外でコラボされています。今後もそういった予定はあるのですか？
あります。今後も、社内のコラボも社外のアニメ系のコラボとかも定期的にやっていきたいと思っていて、やる予定で進めています。
――ちなみに、今後コラボ予定のタイトルには何があるのでしょうか？ ヒントをいただけないでしょうか？
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ではちょっとだけ（笑）。前回やったコラボで好評だったものを、もう一度やろうかなと思っています。さらに、前回は★4の装備までしか出ませんでしたが、今度は★5装備も出てきますよ。今回初めて遊ばれる方にも、すでに遊んだことのある方にも楽しんでいただけるような内容にしようと考えています。
――おお～。それは楽しみですね！
個人的には絶対に★5装備を取ろうと思ってます。かなり強いので（笑）。
――記事をご覧になられている方で、今から始められる方もいると思うのですが、プレイするうえでのアドバイスはありますか？
この前の新米ハンター応援キャンペーンで、レベル20のレウス装備をプレゼントしていました。あのキャンペーンがすごく好評だったので、9月末まで延長してプレゼントします。あの装備があるとかなり遊びやすくなるので、ぜひ使ってほしいです。
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| ▲キャンペーンでもらえるレウス装備一式。スキルも多数が発動します。 |
――実際、レウス装備でどこまで行けるのですか？
装備のレベルをMAXにすれば、最初の“マラクジャ群島”はクリアできると思います。ただ、せっかくなので途中で手に入れた装備もぜひ使ってみてほしいですね。
――レウス装備は大剣だけじゃなく他の武器も選べたりするようにならないのですか？ 例えば片手剣とか太刀とか。
確かにいろんな選択肢があるのはいいですね。検討します。
――最後に、記事をご覧の方にメッセージをお願いします。
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先ほども少し話しましたが“4人×4組 十六人討伐戦”をよりよくしていきたいと思っています。また、装備やモンスターもオリジナルのものを追加していきたいと考えています。今後もどんどん新しいことをやっていく予定なので、どうぞよろしくお願いします。
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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