2016年7月20日(水)
『GRAVITY DAZE 2』の発表会でキトゥンとクロウのfigma化などが発表。やり込み要素の情報も
7月19日に東京・恵比寿で行われたPS4用ソフト『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』の発表会の模様をお届けします。
デモプレイでは新たなエリアがお披露目
まずはSIEJA代表として、盛田厚プレジデントから挨拶がありました。その中で「主人公であるキトゥンは、かわいらしい容姿ながらも天真爛漫で、困ってる人を放って置けない優しい性格です。ゲームに触れれば、男性だけでなく女性のユーザーもきっと好きになってくれるキャラクターなのでぜひ遊んでほしい」とアツいコメントをする場面も。
▲盛田厚プレジデント。 |
盛田プレジデントのコメントが終わったところで、本作の発売日が今年の12月1日であることが発表。また最新トレーラーも公開され、美麗なグラフィックで描かれる戦闘や、本作から登場する新キャラクターが確認できました。
●『GRAVITY DAZE 2』 発売日決定トレーラー
続いて登壇したのは本作のディレクターである外山圭一郎さん。「『GRAVITY DAZE 2』を作るにあたり、前作のPS Vitaから、PS4にあわせて大幅に作りなおすことに苦労しました」とコメント。
▲外山圭一郎さん。 |
また、本作ではキトゥンの物語の結末を描ききるという決意を表すために、“完結編”とタイトルにつけたそうです。外山さんは「終盤になるにつれて、キトゥンに関する謎が明らかになるストーリーとなっているので、ぜひ最後まで遊びきってほしい」と語っていました。
外山さんのコメントが終わり、本作のデモプレイが公開。ステージは水泡とロウソクの灯火が同じ空間に存在する、幻想的なものとなっています。
デモプレイでは今作の新要素であるルーナチューンが紹介されました。これは、無重力空間かのような動きができる新要素で、通常の重力操作とは違う浮遊感が楽しめるものです。
デモプレイ中では、キトゥンが高く飛び跳ねて、空中に浮かんでいる水泡の上に着地する様子などが見られました。
続いて紹介されたステージは“ジルガ・パラ・ラオ”。高層ビルが立ち並ぶ都市で、高いところから飛び降りることで、高低差を感じることができます。
また、今作のマップは前作と比べておよそ2.5倍ほど広くなっているとのこと。“ジルガ・パラ・ラオ”のマップ下の雲からさらに下に行くと別のエリアが待っているなど、非常に広い世界が実際に見られました。
デモプレイが終わり、続いて本作のアソシエイトプロデューサーの和家佐恭介さんが登壇。本作のスペシャルアニメーションについての情報を紹介しました。
▲和家佐恭介さん。 |
アニメのタイトルは『GRAVITY DAZE The Animation ~Ouverture~』。“Ouverture(オーベルチュール)”とはフランス語で前日譚という意味で、前作のエンディングから『2』までの前日譚となるストーリーが描かれるとのこと。
また、今回作るアニメは『GRAVITY DAZE』の立体的な空間演出を生かすフル3Dとなり、疾走感と緊張感のバランスが程よくとれるように15分~20分ほどの長さになるそうです。
▲アニメのビジュアルが公開。 |
▲本作のスタッフや、製作会社などが公開されました。 |
和家佐さんによるアニメの紹介が終わり、続いて登場したのはプロデューサーの五十峯誠さん。『GRAVITY DAZE 2』に登場する主人公“グラビティ・キトゥン”と、パートナーとなる“グラビティ・クロウ”の2人のfigma化が公開されました。
▲五十峯誠さん。 |
それに続いて、本作の限定版の情報が公開。豪華特典が付属し、価格は通常版と同じ6,900円+税で販売されるとのこと。詳しくは速報記事をご確認ください。
そして、本作の音楽を担当した田中公平さんが登場。田中さんが今回作曲した楽曲は、すべてを聞くと3時間40分にもなるとのこと。田中さんは「今作の曲を70曲も注文を受け、それに応える形でここまで増えてしまいました(笑)」と、笑いながら語っていました。
▲田中公平さん。 |
また、田中さんが本作で行ったおもしろい試みが紹介。例えばAという敵とBという敵に、それぞれ違うBGMが設定されており、これらが絡み合うことで1つの楽曲として成立するというもの。田中さんは「作曲というよりはパズルでした」と、苦労した様子でした。
田中さんがコメントを終えると、本作の楽曲のライブがスタート。オープニング曲といった代表的な3曲が演奏され、会場に集まった人々が聞き入るなかで、本発表会は終了しました。
▲左から司会の遠藤舞さん、盛田厚さん、外山圭一郎さん、田中公平さん、キトゥンのコスプレイヤーである火将ロシエルさん。 |
やり込み要素は前作から大幅アップ。外山ディレクターへのインタビューを掲載
発表会が終了した後、外山ディレクターへのインタビューが行われました。スペシャルアニメを作る経緯や、本作のやりこみ要素などについて語られました。
――スペシャルアニメで、キトゥンなどのキャラクターに注目する内容ではなく、前日譚というストーリーとしたのはなぜでしょうか?
今作はPS VitaではなくPS4から出るので、初めて『GRAVITY DAZE』を遊ぶ方もたくさんいます。そのため、前作をやっていない人にもわかるストーリーを意識しましたが、前作からのお話しの流れを、どこかで公開したいという思いもありました。
ダイジェストとしてお話しを流すこともできたのですが、今回はアニメ化という機会にも恵まれたため、こういった形でお見せすることにしました。
――技を出すときにクロウが協力してくれることがありますが、どういった状況でそうなるのでしょうか?
クロウは自律攻撃をしており、協力して攻撃をしてくれるタイミングがあります。そのため、キトゥンが起こした行動によって、必ず協力してくれるというわけではありません。
――クロウがプレイヤーキャラクターとなることはありますか?
そういう要望はよく聞くのでなにかできたらいいなとは思っています。今のところは未定ですね。
――今作ではマップが2.5倍ということですが、やりこみ要素なども含め、今作ではどれぐらいのボリュームがありますか?
今作では、キトゥンの全貌が明かされるということでストーリーが長くなっています。また、採掘モードという、ユーザー同士のコミュニケーションを取るサイドミッションなど、大きなやりこみ要素があります。
当然マップも非常に広くなっているので、ボリュームとしては前作の比ではないものが用意されています。
――採掘モードと、ユーザー同士のコミュニケーションとはどんなものですか?
今作では、キトゥンがゲームの冒頭で採掘稼業の村に流れ着き、採掘を覚えさせられるという展開があります。そこでサイドミッションとして“採掘モード”を行うことができます。
この“採掘モード”では“採掘場”が登場し、それを進んでいくことで、固有の能力強化をもつタリスマンというアイテムを探すやりこみが楽しめます。このモードでは、例えばフレンドが死んだ場所に遺留品が残されていることがあります。
他にも、“トレジャーハント”というシステムがあります。これは、街の中に突然宝箱が出現するもので、プレイヤーはそのヒントとなる画像をPS4のシステムでシェアすることができます。その画像をもとにフレンドが宝箱を見つけると、画像をシェアした人にも報酬があります。
このように、本格的なマルチプレイではありませんが、ユーザー同士の横のつながりが感じられる遊びが取り入れられています、
――虹が出現するといった要素が登場していましたが、天候が変化するといったこともありますか?
天候が変わるのではないのですが、とある時間になると花火があがるといった変化があります。どういった隠し要素があるか、ユーザー同士でぜひ探してほしいですね。
▲デモプレイでは、あまり見ることができないという虹も見られました。 |
展示物など
▲本作のビジュアルの元となった原画などが展示されていました。 |
▲試遊会場の様子。本作に登場する都市“ジルガ・パラ・ラオ”を意識した、装飾がされていました。 |
▲キトゥンのコスプレイヤーさんも来ていました。 |
▲会場の上空にはキトゥンが。 |
▲キトゥンの相棒“ダスティ”も。 |
▲来場特典としてプレゼントされた、オリジナルイラストが描かれたキャンデイ。 |
▲裏側。 |
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