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2016年9月22日(木)

【FFRK名場面】イヴァリースを舞台に、作り込まれた世界に魅了された『FF12』

文:カワチ

 スクウェア・エニックスとDeNAより配信中のiOS/Android用アプリ『ファイナルファンタジー レコードキーパー(FFRK)』が9月25日に配信開始から2周年を迎えます。それを記念したカウントダウン企画として、名場面プレイバック特別編をライター・カワチがお届けします。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

【名場面プレイバック特別編】
『ファイナルファンタジーXII』
●機種:PS2
●発売日:2006年3月16日

【『FFXII』が発売された2006年はどんな年?】
・2月11日に表参道ヒルズがオープン。
・トリノ冬季オリンピックが開幕。
・第1回 ワールド・ベースボール・クラシックが行われ、日本が優勝する。
・“FIFAワールドカップ ドイツ大会”が開催される。優勝国はイタリア。
・PS3、Wiiが年末に発売され、市場をにぎわせる。
・“イナバウアー”、“品格”が流行語に。

<主なゲームソフト>
・『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』
・『ヴァルキリープロファイル2 シルメリア』
・『大神』
・『キミキス』
・『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』
・『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』
・『デッドライジング』
・『ペルソナ3』

<主なTVアニメ>
・『うたわれるもの』
・『かしまし~ガール・ミーツ・ガール~』
・『機神咆吼デモンベイン』
・『コードギアス 反逆のルルーシュ』
・『涼宮ハルヒの憂鬱』
・『ZEGAPAIN-ゼーガペイン-』
・『ひぐらしのなく頃に』
・『Fate/stay night』
・『BLACK LAGOON』

多彩な寄り道が楽しかった!

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 2006年に発売された『ファイナルファンタジーXII』は、とにかく世界観やバトルが独創的な作品でした。自分は『ファイナルファンタジータクティクス』が大好きなので、舞台がイヴァリースというだけで胸が高まりましたね!

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 ストーリーは空賊にあこがれる青年ヴァンとその幼なじみの少女パンネロが、ひょんなことから空賊バルフレアと相棒のフラン、帝国の侵攻で国を奪われれた王女アーシェ、国王殺害の濡れ衣を着せられ幽閉されていた騎士バッシュと出会い、帝国の支配に抵抗する反乱軍として戦うことになるというもの。

 主人公だけでなく敵側や第三者の内情や苦悩も描いていることや、世界のすべてを救うなどの物語ではなく、あくまで歴史の一部を切り取ったものだったことが印象的ですね。

 また、フィールドや街が広大だったことにも驚きました。『X』が1本道で進んでいくものに対して『XII』はサブイベントが多く、自分で探索して調べていく楽しみがありました。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 特にモブ狩りはレアアイテムのゲットを目指してがんばりました。強い敵に遭遇してゲームオーバーになったこともありましたが、それもまた楽しかった思い出です(笑)。

 シームレス方式のバトルは、あらかじめ行動をプログラムしておく“ガンビット”を採用。これまでの『ファイナルファンタジー』シリーズだけでなく、他のRPGにもあまり類を見ないシステムだったので最初は戸惑いましたね。

 序盤は、適当に設定しすぎてキャラクターが無意味な行動を取ってしまい全滅していました。せっかくスロウやストップにした敵にデスペルを使ってしまったことも(笑)。ただ、「これはコンピュータプログラムを実行するシステムなんだな」と考え方を改めるようになってからは、しっかり設計図を考えてガンビットを組むようになりました。

 考えるのが楽しくて、最終的には何もしなくても大丈夫な“全自動ガンビット”を目指しましたね。……まぁ結局うまくいかずに挫折しましたが(笑)。

「オレがバッシュだ!」 主人公の取ったイタタな行動に苦笑い

 ちょっと空気が読めなかったり天然な発言をしたりするため、いろいろな意味でもプレイヤーから愛されている主人公・ヴァン。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 もちろん、ボクもヴァンのそんなところが大好きです(笑)。特に、ここで紹介する「オレがバッシュだ!」とウワサを流す時の彼が笑えるんですよね。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 これはルース魔石鉱をクリア後に行われるミニゲームのイベント。空中都市ビュエルバを統治するオンドール侯爵と接触するため、都市中に「バッシュが生きている」というウワサを流すことになります。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 画面に表示される“噂ゲージ”が100%に達した段階でミニゲーム終了となるのですが、全然住人が耳を傾けてくれないんですよね。そんな中、「オンドール侯の発表は嘘っぱちだ!」、「バッシュは生きているぞ!」、挙句の果てには「オレがバッシュだ!」と大声で叫ぶ彼が不憫……いや、かわいそうすぎて……。

 “噂ゲージ”は時間経過とともに減少していくので急いでアピールする必要があり、仕方がないといえば仕方がないのですが、実は酒場でアピールすれば、ヴァンを叱る“警備兵”もいないしアピールが大きく上昇する“ガイド”もいるので簡単にクリアできるんですけどね。

 そうとは知らずに街中でヴァンに「オレがバッシュだ!」と叫ばせまくってしまいましたよ。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 でも、「バッシュは生きているぞ!」はともかく「オレがバッシュだ!」というのは、年齢的にもかなり無理があると思うんですよ。普通だったら恥ずかしくて言えないと思うのですが、そこはヴァンらしいということなのでしょうか(笑)。

ボスよりもフィールドがやっかいだったヴィヌスカラ!

 特定のボスや召喚獣はHPダメージなどの効果を持つ“異常空間”で戦ったことが印象深いです。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 特にヴィヌスカラというボスと戦った時の“磁場”フィールドがやっかいでした。これは金属製の装備を装着していると動きが鈍くなってしまうというもので、重装備のバッシュやアーシェは極端にスピードが遅くなってしまうんですよね。ヴィヌスカラ自体もスロウを使ってきますし……。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 まぁ、ヴィヌスカラ自体はそれほど強くないのが救いですが(笑)。『FFRK』でも“磁場”をイメージした能力となっており、かなり素早いキャラクターになっています。やっかいなのは相変わらずですね!

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』
▲スロウが有効なのでスピードを下げましょう。

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