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2016年9月14日(水)

『うたわれるもの』シリーズがついに完結! 物語を彩る魅力的なキャラクターや戦闘を紹介【連載特集第1回】

文:電撃PlayStation

 2002年にWindows版が発売され、その後2006年にPS2に『散りゆく者の子守唄』として移植。キャラクターボイス、システム、物語の追加などが行われ、さらにはTVアニメーションのメディアミックス展開もあり、その人気を不動のものとした『うたわれるもの』。

 そこからしばしの沈黙期間を経て、2015年に『偽りの仮面』として再始動。そして2016年9月21日、『二人の白皇(ハクオロ)』の発売をもって、『うたわれるもの』シリーズはついに完結を迎える。そこで電撃オンラインでは、多くのファンが待ち望んだこのシリーズ完結編を、3回にわたって紹介。第1回目はドラマを動かすキャラクター、そしてシミュレーションパートの戦闘について掘り下げよう。

『うたわれるもの 二人の白皇』
『うたわれるもの 二人の白皇』

衝撃のラストを迎えた『偽りの仮面』の直後から始まる最期の物語――

「…………姫殿下を……頼む……ネコネ、幸せにな……」

『うたわれるもの 二人の白皇』

皇女と妹の未来をハクに託し、オシュトルの肉体と魂は、大気に溶け、この世界の一部と化した。
そして、ハクも姿を消すこととなる。
皆を助けるため、託された仮面(アクルカ)と共に、オシュトルとして生きることを選んだのだ。

新たなる戦乱の世を、己の知略とオシュトルの名声をもって乗り越えんとするハク。
兄の意志を継ぎ、感情を抑えハクのために尽くすネコネ。
ハクとクオンを失った悲しみに沈む仲間たち。
避けられぬ戦の炎が、今まさにエンナカムイを飲み込もうとしていた。

それは、ヤマト全土に広がる戦乱の幕開けでもあった。

『うたわれるもの 二人の白皇』

キャラクターデザインを手掛けるのはもちろん甘露樹氏&みつみ美里氏!

 『うたわれるもの』シリーズが多くのファンに支持される理由はいくつもあるが、その最大の魅力といえばやはり物語に華を添える可憐&美しき女性陣と、イケメンぞろいの男性陣だ。

 そんな彼女たちを描くのは、アクアプラス作品に欠かせない甘露樹氏とみつみ美里氏の2人。そこでここからは本作で活躍するキャラクターたちを、イラストと合わせて紹介しよう。

オシュトル(ハク) CV:藤原啓治
『うたわれるもの 二人の白皇』

 前作の主人公であるハクが、ヤマトの右近衛大将であるオシュトルの意志を継ぎ、仮面(アクルカ)を付けて成り代わった姿。オシュトルとしての名声、人脈とハクとしての知略を活かした指揮で、保護した皇女アンジュの帝位奪還のために立ち上がる。

ネコネ CV:水瀬いのり
『うたわれるもの 二人の白皇』

 オシュトルの妹。まだ幼さの残るかわいらしい容貌で、責任感の強い理知的な少女。最難関である殿試に歴代最年少で合格した秀才であり、太古の事柄を調べるのが趣味。オシュトルに成り代わったハクを支え、尽くすことで兄の意志を果たそうとする。その裏で、兄の死の責任が自分にあることに苦悩する。

ルルティエ CV:加隈亜衣
『うたわれるもの 二人の白皇』

 辺境の國クジュウリの皇(オゥルォ)であるオーゼンの娘。十五人兄姉の末っ子で、姫君らしいおだやかで内気な少女。料理やお茶、お菓子づくりが得意で、皇女アンジュの身の回りの世話を受け持つ。あこがれていたハクの死や仲間たちとの戦いを経て、精神的な成長を見せつつある。ホロロン鳥のココポを飼っており、戦いではその背に乗って戦う。

アトゥイ CV:原由実
『うたわれるもの 二人の白皇』

 海洋国シャッホロの皇(オゥルォ)であるソヤンケクルの愛娘。物怖じしないおっとりとした性格で、独特の雅言葉を話す。生粋の戦好きでエンナカムイ勢には欠かせない存在だが、強敵を欲するあまりの激しい言動も多い。いつも頭上にペットのクラリンを乗せている。

フミルィル CV:儀武ゆう子
『うたわれるもの 二人の白皇』

 本作から初登場で、トゥスクル出身の美しく大らかな性格の女性。クオンの御側付きであり、よき理解者であると同時に姉のような存在。魅力的な容姿がもとで問題を巻き起こし、それがクオンの悩みの種になることも多い。

アンジュ CV:赤﨑千夏
『うたわれるもの 二人の白皇』

 大國ヤマトのまだ幼い皇女。やんごとなき身分を発揮した言葉づかいそのままの、気ままで天真爛漫な性格。帝の崩御後、何者かの計略により毒を盛られ、幽閉されてしまう。その後、ハク一行にからくも救出され、エンナカムイへ落ち延びた。

ノスリ CV:山本希望
『うたわれるもの 二人の白皇』

 豪快にして裏表が無い気風の少女。弓の名手であると同時に、一見して豊かな胸が特徴。かつてはノスリ旅団を名乗る義賊の長だったが、ハクに出会ってからは行動をともにしている。その側には常に弟のオウギが控えている。

オウギ CV:櫻井孝宏
『うたわれるもの 二人の白皇』

 ノスリの弟で姉の補佐役。まだ若いが切れ者であり、諜報と腹芸が得意。姉の意を酌んでハクたちに加勢し、ともに各地を転戦する。アンジュ救出ののち、オシュトルからある命を受けてキウルとともに帝都に残った。

ムネチカ CV:早見沙織
『うたわれるもの 二人の白皇』

 ヤマト八柱将の1人。“鎮守のムネチカ”の異名を持つ。護りの戦いを得意とし、蛮族の襲撃において一國を守護した女傑にして仮面の者(アクルトゥルカ)。平時はアンジュの教育係を補佐し、生真面目な性格からアンジュのわがままに振り回されることも多い。ヤマトによるトゥスクル侵攻の際、撤退時に自ら殿(しんがり)を申し出てトゥスクルに残った。

ウルゥル&サラァナ CV:佐倉綾音
『うたわれるもの 二人の白皇』

 前作でハクが帝から賜った双子。ウルゥルは肌の色が白く、ややぶっきらぼうなしゃべり方をする。サラァナは肌の色が浅い褐色で、ややていねいなしゃべり方が特徴。主であるハクに絶対の忠誠を誓い、その熱情的な献身ぶりがいつも周囲を混乱に陥らせる。戦の場では、2人の力を合わせた呪術により、頼もしい戦力となる。

キウル CV:村瀬歩
『うたわれるもの 二人の白皇』

 エンナカムイの皇子で、小柄で人当たりのいい少年。オシュトルとは兄弟の誓いを結んでいる。やや気弱なところがあるが、戦いの中で日々成長を遂げている。日常では純朴さが災いして、ほかの者たちに振り回されることが多い苦労者。現在はオウギとともに行動中。

ヤクトワルト CV:江口拓也
『うたわれるもの 二人の白皇』

 その剛徹な太刀さばきから、“陽炎のヤクトワルト”の異名を持つ剣豪。飄々とした風体と言葉遣いが特徴的で、養女であるシノノンを連れている。ウズールッシャとの戦の際、シノノンを人質に取られ、不本意にもハクたちと敵対するが翻心し、その後行動をともにする。経験に裏打ちされた剣技と洞察により仲間を大いに助ける。

シノノン CV:久野美咲
『うたわれるもの 二人の白皇』

 ヤクトワルトの養女。まだ幼いがいつでも元気で、父とはまた違った一種独特の話し方をする。ウズールッシャに人質に取られていたが、ハクたちの計略により解放された。以降、父親と共にハクたちと行動する。キウルによく懐いているが、シノノン本人は子分にしたつもりかもしれない。

クオン CV:種田梨沙
『うたわれるもの 二人の白皇』

 記憶を失っていた主人公を助け、“ハク”という名をつけた美しい少女。活発で賢いが、どこか超然としたところがある。若いながらも薬師としての腕はたしか。ハクと一緒に行動をともにし、帝(ミカド)崩御の際も、オシュトルとアンジュの救出に協力する。だが、オシュトルに成り代わったハクからハクの死を知らされ、失意のまま仲間のもとを去った。

イタク CV:小林裕介
『うたわれるもの 二人の白皇』

 シャッホロの隣国、ナコクの皇子。母はソヤンケクルの妹で、ソヤンケクルは伯父、その娘のアトゥイは従姉妹にあたる。まだ若年ではあるが、生真面目で誠実な性格から、民からの信頼は厚い。アトゥイとは親同士が決めた許嫁関係にあるが、アトゥイ本人はそのことを知らない。

オーゼン CV:佐々木義人
『うたわれるもの 二人の白皇』

 ルルティエの父。辺境の國クジュウリの皇であり八柱将の1人。荒地を開墾し國を広げた功績により“楽土のオーゼン”と呼ばれる。ルルティエを含む15人の子どもがおり、人目もはばからず甘やかしてしまう子煩悩な一面もある。

ヤシュマ CV:田丸篤志
『うたわれるもの 二人の白皇』

 本作で初登場。オーゼンの長男であり、ルルティエの兄、シスの弟。兄弟の中では上から2番目にあたる。礼儀正しく、侠気にもあふれる快男児であるが、姉のシスには頭が上がらない。

シス CV:山村響
『うたわれるもの 二人の白皇』

 本作で初登場。オーゼンの初子で、ルルティエの姉。気が強く、政略結婚のために國を出たものの、反故にして自ら出戻った。末妹であるルルティエを溺愛しており、彼女のためならあらゆる労を惜しまない。その献身ぶりが、周囲を巻き込んだ騒動に発展することも。

トリコリ CV:藤田昌代
『うたわれるもの 二人の白皇』

 本作で初登場。オシュトルとネコネの母、エンナカムイの町はずれに1人で暮らしている。夫亡き後、女手一つでオシュトルとネコネを育ててきた。優しく穏やかで、慈しみに溢れた良き母であるが、現在は目を患い、慎ましやかな生活を送っている。

ドラマの“戦い”をその身で体験するシミュレーションパート

 ステージに応じて出撃メンバーを選択し、敵味方が素早さ順で行動して戦うシミュレーションパート。本作では控えのメンバーに経験値が入るため、好みのメンバーを選びやすくなっている。さらに、経験値やキャラクターを強化するボーナスポイント(BP)を稼ぐ新モードも追加。なお、この手のゲームが苦手な人も、行動をすぐにやり直せたり、連撃のボタン入力を自動で行ってくれたりするシステムも用意されているので安心しよう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

戦闘を有利に導く各種システムに注目!

 初心者でも楽しめる難易度ではあるが、距離や高さ、属性を考えるとより効果的に戦えるなど、一手一手にこだわれる点も本作の戦闘の魅力だ。ここではその戦いに欠かせない、役立つスキルを紹介していく。

■【気力】連撃、必殺技、錬技の発動に必要

 戦闘中に連撃を決めると気力が上昇。気力は連撃、錬技の発動に必要で、最大までたまると“気力全開”となり、ステータスボーナスを得られたり、必殺技が使えるようになったりする。

『うたわれるもの 二人の白皇』

■【連撃】キャラクター固有のスキル

 連撃はキャラクター固有のスキルで、攻撃以外に回復・補助などの効果を持つものがある。発動はリングが徐々に小さくなり、消えるまでに攻撃ボタンを押すと発動する“ノーマル”と、円の形に伸びるバーの表示に合わせ、攻撃ボタンを長押しして話すと発動する“チャージ”の2タイプがある。なお、どちらもベストタイミングで発動するとクリティカルとなり、ダメージアップなどの恩恵が受けられる。

『うたわれるもの 二人の白皇』

■【錬技】敵の行動に対するカウンター

 錬技はボタン入力を成功させることで行えるスキル。その効果は敵の攻撃を回避したり、ダメージを軽減したりするなど、種類によってさまざまだ。連撃と同じく、入力はリング状のゲージで行う。2つリングが重なったら入力タイミング。

『うたわれるもの 二人の白皇』

■【協撃】組み合わせが自由な協力攻撃

 ストーリーがある程度進行して条件を満たすと、2人同時に連撃を仕掛けられるようになる(攻撃or回復の起点となるキャラクターが気力全開時)。通常攻撃よりダメージが増え、さらに相手の錬技を無効化可能。発動の組み合わせは自由で、回復行動でも協撃できる。

『うたわれるもの 二人の白皇』

■【協撃必殺技】専用カットイン付きの一撃必殺の攻撃!

 ストーリーがある程度進行し、一定の条件を満たすと使用可能となるのがこの協撃必殺技だ。ノスリとオウギのように、関係性が深いキャラクターの組み合わせで出せる。2人の専用カットインを見ることができ、大ダメージをたたき出せる!

『うたわれるもの 二人の白皇』
『うたわれるもの 二人の白皇』
『うたわれるもの 二人の白皇』

キャラクター育成に使える新システムが2つ追加!!

『うたわれるもの 二人の白皇』

■【紅白試合】味方ユニットを2チームに分けて模擬戦闘

 戦闘中は双方のチームに経験値が入り、勝利すればBPも取得できるため、キャラクター育成にピッタリだ。このチーム分けは自動で行われ、戦闘マップのシチュエーションもランダムで変わる。

『うたわれるもの 二人の白皇』

■【ムネチカの試練】出題課題をクリアして報酬をゲット!

 ストーリーを進行すると開放される“ムネチカの試練”。これはステージごとに設定されたクリア条件に挑む、いわゆる課題チャレンジだ(開放条件あり)。見事クリアすれば、アイテムを取得できる場合もある。

『うたわれるもの 二人の白皇』

無料体験版がPlayStation Storeにて好評配信中!

 現在PS Storeにて『うたわれるもの 二人の白皇』の無料体験版が配信中。PS4、PS3、PS Vitaの3機種それぞれに用意されているので、新たに進化した本作をぜひ体験してほしい。また、アンジュ役の赤﨑千夏さん、ネコネ役の水瀬いのりさん、オシュトル役の利根健太朗さんがゲームをプレイしておもしろさを伝える“プロプレ!”も、公式サイトにて好評配信中だ。

 『うたわれるもの』がこれまで残してきた伏線をすべて回収し、ものすごいボリュームで贈る『うたわれるもの 二人の白皇』。第2回目では『二人の白皇』のワンポイント攻略をお届け予定。乞うご期待!

(C)2016 AQUAPLUS

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