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2016年9月28日(水)

『うたわれるもの 二人の白皇』のキャラクターの特徴を解説。ステージ7までの攻略も【連載特集第4回】

文:電撃PlayStation

 壮大なストーリーと怒涛の展開でファンの心を掴んでいる『うたわれるもの 二人の白皇』。本作はストーリーだけではなく、キャラクターが入り乱れるバトルパートも魅力。 そこで連載第4回は、バトルにおけるキャラクターの性能解説やステージをお届けする。

『うたわれるもの 二人の白皇』

キャラクターの特徴と使いどころをアドバイス

 『偽りの仮面』から続投のキャラクターも含め、本作には10以上の味方キャラクターが登場する。ストーリー的には完全に続編だが、キャラクターのレベルは1からの再スタートとなる。ただし、続投のキャラクターの使い勝手は大きく変化していないので、前作をプレイしていた人は違和感なく運用できるだろう。今回は、ステージ7までに登場するキャラクター+αの成長後も含めた性能を紹介していく。なお、()内はキャラクターの持つ属性を指している。

『うたわれるもの 二人の白皇』
クオン(土)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 攻撃、回復、素早さ、移動力、すべてが平均点以上の優秀な万能キャラクター。とくに攻撃力は前作より強化されてる感もあり、アタッカーとしてさらに頼れる存在となった。周囲のキャラクターの気力を毎ダーン上昇させる特性“気合浸透”も強力で、逃げながらも攻撃・回復用の気力が稼げるのは大きい。オシュトル同様に仲間の中心に配置するだけでも役に立てるのは、さすが“本作のヒロイン”というべきか。欠点らしい欠点は、自身を直接指定して回復できないことくらいなので、とりあえず“困ったらクオン”くらいのレギュラーキャラクターとして使って問題ない。

オシュトル(無)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 基本部分は前作のハクと同じ。攻撃力はやや低めだが、回復も行える万能型。対象を毒状態にする“扇撃虚斬”や射程距離が2ある“闘扇撃波”など、トリッキーな戦い方ができる近接キャラクター。範囲内の味方の能力を増幅する“戦術指揮”“士気向上”といった優れた特性もあるので、常に仲間の近くで行動するのがベスト。レベルが上がると一度だけ戦闘不能から復活できる“起死回生”も覚えるが、オシュトルの戦闘不能が敗北条件な場合もあるため、単身で突っ込むなどリスクの多い行動は控えよう。

ルルティエ(風)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 近接キャラクターとしては攻撃力が低めだが、体力が非常に高く、近接範囲攻撃にも優れている。ZOCを発生できる特性“闘志の瞳”も序盤から使えるため、最前線で敵を足止めするのに最適。レベルが上がれば体力がターンごとに回復する“自然治癒”、周囲の敵の素早さを下げる“威嚇”など、ますます足止め役としての特性に目覚めていく。難点は、素早さが低めのために行動順が遅いことで、戦闘開始直後などは斬り込む前に敵に行動されていることがほとんど。

ウルゥル・サラァナ(闇)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 長い射程距離と攻撃範囲に優れた術攻撃を得意とするアタッカー。反面、体力がかなり低く、近接攻撃に対する回避錬技“先読み”を覚えるものの発動率はあまり高くないので過信は禁物。十分な安全マージンを取って行動しないと、早々に退場しかねないので注意しよう。敵に狙われにくくなる“夜陰の陣”のほか、一部の連撃や錬技“奈落の残滓”で召喚できるおとり専用のキャラクターのモスモスなどを活用して、敵のターゲットを逸らしたい。また、移動力が低いので出遅れやすいという欠点もあり、早さが重要な戦場では活躍できない場合も多い。

ノスリ(火)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 遠距離を得意とするが、近接用の連撃も使える汎用性の高さを見せるアタッカー。防御面にやや不安があるが、遠隔攻撃を回避できる錬技“遠隔完全回避”を覚えるため、遠隔キャラクター同士の撃ち合いで活躍できる。連撃がすべて物理攻撃で、直線方向への範囲攻撃が得意といういわゆる弓使いの特性そのもの。敵の属性や耐性などを考えて、もう1人の弓使いキウルと使い分けていくといいだろう。自分の体力が低くなると効果を発揮する特性“窺死覚醒”など、バクチ要素が強い技を覚えるのも特徴。

オウギ(火)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 素早く移動距離も長いため、露払いとして先陣を切るのに適したキャラクター。体力面ではやや不安があるが、近接攻撃を高確率で無効化できる錬技“円環”、相手のZOCを無視できるかつ敵をすり抜けられる“影走り”などを覚えるため、ヒット&アウェイの戦術が得意。また、序盤から使える連撃“雲燕竜変”が初段で相手を気絶させられるため、相手によっては一方的に攻撃することも可能だ。背後から攻撃を与えるとダメージが上がる特性“闇討ち”など、オウギのキャラクターを表した特性も覚える。

ネコネ(水)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 術をメインにした攻撃・回復を行う遠距離キャラクターで、とくに回復役としては全キャラ髄一の性能を誇る。弱点は足回りの遅さで、移動力が低いため味方が散っていると必要な状況で回復が届かないということもままある。すべての連撃に陣が張れる段数があるので、治癒の陣や不動の陣を張って“デキる子”な立ち回りでフォローしていこう。レベルが上がると1ターンで攻撃と回復の2種類の行動が行える“攻防一体の構え”を覚えるため、攻撃か回復かで悩まなくて済む点も優秀。また、敵を引きつける特性のある式神を召喚する技も覚える。

キウル(土)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 弓による遠隔攻撃のほかに強化・回復術も使えるが、密着時の攻撃手段がないため、ノスリよりは遠距離特化型。連撃も物理属性と術属性の両方を扱える点も、優等生なキウルならではか。パラメータ的には、ノスリよりやや非力だが、移動しなかったときのみ使える連撃“伏竜梅”は固定ダメージのために格上の相手でも一定ダメージを与えられるので重宝する。レベルが上がると、前作でも猛威を揮った2回行動が可能になる特性“不動連撃の構え”があい変わらず強力で、遊撃型のノスリと対照的に固定砲台として活躍できる。

アトゥイ(水)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 序盤から使えるキャラクターのなかでは攻撃力が高く、槍の特性上リーチがあるため近接キャラクターのなかでは先手を打ちやすい。物理ダメージ軽減や回避できる錬技も覚え、防御面にも抜かりが無いまさに戦闘狂!? また、2回移動ができる特性“千里疾走の構え”、敵を撃破したあとに確率で再行動できる特性“戦陣昂揚”など複数回行動が可能な技も豊富。素早く行動順が回って来やすい反面、先行しすぎて孤立するなど、キャラクター設定どおりの立ち回りにならないように注意したい。

ヤクトワルト(風)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 近接戦闘に特化したキャラクター。反撃特性“報復の技”を序盤から使えるため、あえて敵の群れに飛び込んで反撃しまくるというハイリスクハイリターンな立ち回りが可能。レベルが上がると連撃“影松葉”で“抜刀の構え 烈風”へと移行でき、大幅に回避率がアップするのも特徴の1つ。ZOC特性“闘志の瞳”が使えるので、ルルティエのような耐えるタイプではなく、かわして反撃するタイプの足止め役として活躍できるだろう。そのほか敵のZOCを無視できる特性“勇気の瞳”などもあるため、戦場を駆け回る遊撃役にも適している。

アンジュ(火)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 自身の体力と引き換えに大ダメージを与える連撃があり、全キャラクター中、トップクラスの攻撃力を誇るアタッカー。使い方を間違えると自爆しかねないが、ハマればボスでさえ瞬殺できる爆発力を持つ、ロマンあふれるキャラクター。常に回復役を側に置いておき、常時回復しながら大暴れするというパワープレイもアリ。ストーリー的には、聖上の露払いとして各キャラクターが名乗り出ているが、実際のバトルシーンで一番露払いに適しているのはじつはアンジュではないだろうか。

ムネチカ(土)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 通常の連撃よりも反撃専用の連撃のほうが強力という、キャラクター設定どおりの“護り”に特化した近接キャラクター。ZOC特性“闘志の瞳”が使えるのはもちろん、被ダメージ軽減の特性“土角結界”、錬技“連帯防御”なども覚えるため防御能力はカンペキ! やや足回りが遅いのが難点ではあるが、ルルティエと双璧をなす足止め役として活躍できる。

フミルィル(光)
『うたわれるもの 二人の白皇』

 数少ない光属性のキャラクターで、術による攻撃と回復を行える。ネコネにタイプは似ているが、純粋な回復役というよりも戦闘全体をコントロールできるテクニカルなキャラクターだ。大きな特徴の1つが、フミルィルに対して行った回復行動に対して“返礼”を行う特性“感謝の心”。“返礼”専用の連撃“稲荷雨”では、式神のシュマリを召喚して対象者を回復するが、召喚後のシュマリは独立して操作できる回復キャラクターとしても扱える。

 もう1つ特徴的なのが、一定種族の“男性”キャラクターに対して影響を与える特性を多く覚えること。フミルィルならではの特徴で、うまく運用できれば強力な武器になるが、強い女性キャラクターが多い本作では使いどころはかなり難しい!?

物語の序盤戦となるステージ1~7をワンポイント攻略!

 今回解説するステージ1~7だが、キャラクターレベルは1からスタートとなる。そのため序盤ステージは難易度が非常に抑えられており、新規プレイヤーや前作プレイヤーの思い出しプレイのためのチュートリアルな意味合いが強い。参戦できるキャラクターもほぼ決まっているので、目の前の敵を倒す力押しプレイで十分クリアできるはずだ。なお、今回のアドバイスは、各ステージとも初回プレイを前提にしている。

STAGE1 戻れぬ想い

勝利条件/敵勢力の殲滅 敗北条件/クオンの戦闘不能
出撃可能キャラクター/1 強制出撃キャラクター/クオン
敵キャラクター上限Lv6/キママゥ×5
入手可能な戦利品/なし

 クオン1人に対して敵が5体と数は多いが、キママゥ1体はさほど強くない。いきなり中央に飛び込んで、周りを囲まれるような状況にならなければピンチにすらならないだろう。まずは連撃のタイミングなど、戦闘の感覚をつかんで(思い出して)いこう。

STAGE2 義賊の矜持

勝利条件/敵勢力の殲滅 敗北条件/味方の全滅
出撃可能キャラクター数/4 強制出撃キャラクター/オウギ、ノスリ
敵キャラクター上限Lv15/ヤマト剣兵×3、ヤマト弓兵×3
入手可能な戦利品/極意:火神信仰、極意:自然調和

 眼前の敵に釣られて高台から降りてしまうと、のちのち大回りで戻るはめになりかねないので注意。ノスリの弓でも下から高台の上は攻撃できない。基本的には迎撃の姿勢でいいが、攻めるなら左方向から進軍していくのがいい。剣兵にはオウギを、弓兵にはノスリを当てていくのが防御特性的にはオススメだ。

STAGE3 心、ここに在らず

勝利条件/敵勢力の殲滅 敗北条件/味方の全滅
出撃可能キャラクター数/5
強制出撃キャラクター/ヤクトワルト、アトゥイ、ルルティエ
敵キャラクター上限Lv15/
ヤマト騎兵、ヤマト剣兵×3、ヤマト槍兵×2、ヤマト弓兵×2 第2陣:ヤマト槍兵
入手可能な戦利品/秘伝:物理回避、極意:水神信仰

 一人一殺ならぬ、二~三殺するだけのステージ。騎兵だけがやや体力が多いので、手前から順番に処理していこう。左側の手前に弓兵が密集しているので、そこにルルティエを飛び込ませて時間稼ぎ。残りの2人で、右手前の剣兵から倒していくのがいいだろう。

STAGE4 偽りの再会

勝利条件/ボコイナンテの撃破 敗北条件/キウルの戦闘不能
出撃可能キャラクター数/6
強制出撃キャラクター/ウルゥル・サラァナ、ネコネ、キウル、オシュトル
敵キャラクター上限Lv15/
ボコイナンテ、ヤマト剣兵×3、ヤマト弓兵、ヤマト呪兵×2 第2陣:ヤマト槍兵
入手可能な戦利品/秘伝:物理防御、極意:持久の心得、極意:風神信仰

 キウルが孤立した状態でのスタートになるので、まずはキウルを下がらせて本隊と合流させる。体力も減っているので、忘れずに回復させておこう。あとは全軍で進みながら手前の敵から順次倒していけばOK。やや攻撃力に不安が残る編成のため、バラけずにオシュトルを囮にしつつ、ウルゥル・サラァナの術、キウルの“伏梅竜”で単体に集中攻撃するのが基本。

 半分くらい進むとボコイナンテが突っ込んでくるので、クリアするだけなら以降はボコイナンテを集中攻撃でいい。槍兵を倒してもボコイナンテが再召集するので、ボコイナンテとの戦いが始まったら完全無視で問題ない。ボコイナンテはそこそこ体力があり防御も高いが、キウルの“伏梅竜”が非常に有効。また、槍使いで直線方向の貫通攻撃をしてくるため、同列に味方を並べないようにして被害を抑えていこう。

STAGE5 その道を紅く染めて

勝利条件/敵隊長の撃破または敵勢力の殲滅 敗北条件/オシュトルの戦闘不能
出撃可能キャラクター数/6 強制出撃キャラクター/オシュトル
敵キャラクター上限Lv17/
ヤマト剣兵長、ヤマト槍兵、ヤマト剣兵×2、ヤマト弓兵
第2陣:ヤマト剣兵×2、ヤマト弓兵×2
第3陣:ヤマト槍兵長、ヤマト剣兵×2、ヤマト弓兵
第4陣:ヤマト槍兵×2
入手可能な戦利品/極意:窮死覚醒、極意:不退の念、極意:陽動の策(敵勢力の殲滅)

 ターンの経過ごとに敵の増援が届き、3ターン後には右側の矢倉が到着して、さらなる敵兵が右側からもなだれ込んでくる。とくに剣兵は剣兵長を倒さないと何度でも増援が来る。

 初回プレイでは、右側の矢倉が到着するまでに左側の敵をせん滅するのは戦力的に難しいが、全員で左側の矢倉の上に移動して待ち、右側の敵を迎え撃つ形にすると楽だ。敵単体の攻撃力は低いので、それほど危険はないが、オシュトルが戦闘不能になると即敗北なので、彼の体力だけは常に気にかけておこう。右側の矢倉から出てくる槍兵長さえ倒せばクリアにはなるので、クリアを優先したいときは集中攻撃しよう。戦利品目的でせん滅させたい場合は、弓兵がいる屋根に登れる跳躍力2以上のキャラクターが必要になるので注意。

 なお、このステージぐらいから仲間の数が出撃可能数より増えるため、編成も重要な戦略の1つとなる。オススメの編成は、ルルティエ、ウルゥル・サラァナ、ネコネ、アトゥイ、ヤクトワルト。密集戦になるので、ルルティエのZOC、ウルゥル・サラァナの範囲攻撃、ヤクトワルトの範囲反撃がとても心強い。

『うたわれるもの 二人の白皇』

STAGE6 決別

勝利条件/ガウンジの撃破 敗北条件/味方の全滅
出撃可能キャラクター数/8 強制出撃キャラクター/なし
敵キャラクター上限Lv18/ガウンジ
入手可能な戦利品/秘伝:術法抵抗、極意:鈍足抵抗、極意:土神信仰

 まさにボス戦の練習的な意味合いのステージ。ガウンジは、正面に対しての横1列の範囲攻撃、自身の周囲への反撃を行い、見かけどおり攻撃力も高い。密着する近接はできるだけ少なめにして、最低でも1マス空けた場所からの攻撃などで、極力被害を抑えていこう。ただし、相手が大型でZOCが効かないため、近接以外にもターゲットが向いてしまう危険性はあるので注意。むしろ気をつけたいのは反撃のほうで、こちらは結果予測画面を見て反撃を受けない攻撃を選ぶように。

 強制出撃キャラクターがいないステージなので自由に組んで構わないが、前述のように遠距離攻撃手段を持っているキャラクターが適している。オススメは、オシュトル、ルルティエ、ウルゥル・サラァナ、ネコネ、キウル、ヤクトワルト。足止め(ZOCは無効だが)役にはルルティエを配して、あとはすべて射程2以上の攻撃、または回復のサポートを担当する。

 ヤクトワルトは、ガウンジが召喚するキママゥの処理、ルルティエと並ばない位置から近接攻撃を行う。また、純粋な攻撃力ならアトゥイが高いのだが、ステージの天候が“陽炎”なので火属性キャラクターが活性化する。そのため、ノスリ、オウギの火属性姉弟を編成している。

『うたわれるもの 二人の白皇』

STAGE7 亡國の縁

勝利条件/ヤムマキリの撃破 敗北条件/ヤクトワルトの戦闘不能
出撃可能キャラクター数/4 強制出撃キャラクター/ヤクトワルト
敵キャラクター上限Lv20/ヤムマキリ、レタルモシリ弓兵×4、レタルモシリ呪兵×2
入手可能な戦利品/極意:精神抵抗、極意:自然調和、極意:隠密の策

 強制出撃のヤクトワルト以下、オシュトル、オウギ、キウルのみが出撃可能な男祭りステージ。開始直後、ヤムマキリが大きく後退するが、追いかけると敵キャラクターに囲まれてしまうので、まずは誘われないように注意しよう。中央付近のジャンプで渡る直前あたりに布陣しつつ、敵が攻めてくるのを待って各個撃破していこう。ボスのヤムマキリも含めさほど強敵はいないが、呪兵が“烈火の陣”を使ってくるのでやっかい。術者を倒せば陣も消えるので、率先して狙っていこう。また、防御力の高いヤムマキリには、キウルの“伏梅竜”が効果的だ。

【ステージ8以降の攻略は9月30日発売の電撃PlayStation Vol.623にて掲載!】

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