2016年11月23日(水)
スクウェア・エニックスが12月15日に発売するPS Vita用RPG『SaGa SCARLET GRACE(サガ スカーレット グレイス)』の複数人レビュー企画を2回に分けてお届けします。
レビューは以前のメディア体験会で掲載しましたし、長時間プレイしてからもう1本掲載する予定なんですが、いずれも『サガ』好きによるもの。ファンの感想だけでは好きだからこその補正が入ってあまり参考にならないのでは? という懸念があったので、いろいろなプレイヤーを集めて感想を書いてもらいました。
レギュレーションは“主人公の選択は自由”、“プレイ時間は2時間。もっとやりたければご自由にどうぞ”の2点だけで、あとはプレイヤー次第。中にはまったく『サガ』シリーズに触れたことがない人間もいるので、企画しておきながらシリーズファンとして非常に気になっています。
はたして、シリーズ未経験者はどのような感想を抱いたのでしょうか?
■プレイヤー情報
ライター名 | 喜一 |
好きなゲームジャンル | パズルとレース以外はなんでも楽しい。 |
『サガ』歴 | 0年。仕事やゲームをプレイしていれば『サガ』の話はたくさん聞くが、実際にプレイしたことはない。 |
『サガ スカーレット』のプレイ時間 | 4時間 |
『サガ』と言えば、河津秋敏さん(ゲーム)、小林智美さん(絵)、伊藤賢治さん(音楽)くらいの知識はあり、なぜかプレイ経験はないのにサントラだけ持っているという絶妙すぎる距離感をとっていた筆者。
初めてプレイするシリーズ作品が『サガ スカーレット グレイス』となったわけだ。今までプレイしていなかったのは、単にどこから遊んでよいかわからなかったからなので、ちょうどよい機会をもらった。
さて、ゲームを始めると最初に選択肢が出現。SFC版『ドラゴンクエストIII』の冒頭を思い出すようだが、こちらのほうがかなり質問が大人びているため、少々答えに悩んだ。
運転免許取得時における適性検査のような真剣さで質問に答えて、選ばれた最初の主人公はウルピナ。いよいよ、物語が始まるのだ!
▲画像右がウルピナ。真っ直ぐすぎる性格のためか、たまにぶっ飛んだことを言う。画像左は姫さまと同行するモンド。大人の余裕を感じる。 |
いろいろ寄り道をしながらイベントが次々に展開していくのだが、いちいち街へ入って何処かに行く必要はなく、ほとんどがフィールド上で完結するため、ものぐさな筆者には非常にありがたい。失礼剣ならぬ、ありがとう剣を贈りたい。
この失礼剣はウルピナが覚えている技で、寝っ転がりながら相手を斬るというもの。非常に失礼で、ネーミングセンスもバッチリなので思わず笑みがこぼれる。強敵をこの失礼剣で倒した時などは、それはもう爽快である。
また、バトル中に技を覚える“閃き”もおもしろい。いきなり戦闘中にキャラクターの頭上に電球が出現し、技をひらめくのだ。基本的にRPGなどでは死に技(いわゆる使わない技)が多くなるが、このシステムのお陰で多少弱い技やリターンがとれない技も使おうという気になる。すごいな、閃き!
▲余談だが、ひらめいた場面によっては一発逆転もある。ピンチの時こそ“閃き”にかける……! |
そして個人的にうれしかったのは武器の強化システム。小まめに武器を買い替えていく従来のRPGは家計のやりくりに頭を悩ませる主婦のようで非常に辛い部分があるのだが、本作はどうやら強化式&ドロップ式のようなので、元々持っている武器を強化していくか、どこかで武器を手に入れるかの二択。
▲素材は戦闘をしていればたまっていく。強化にも方向性があるので、よく考えよう。 |
武器を強化するには素材を手に入れる必要があるため敵と戦わなければならないが、バトル中にも“閃き”といった不確定要素があるので飽きづらい。よく考えられているなと感心してしまうほどだ。
バトルのおもしろさはもちろん、物語も先が見えない展開の連続なのでついつい遊びすぎてしまった。
たった4時間のプレイで二刀流になったり、悪霊にとり憑かれたりできることも含め、筆者の中での注目度は一気に上昇。今年のクリスマス(ソロ)は、『サガ』で決まり!
▲ウルピナ姫は精神と●●部屋みたいなところで修業して二刀流を覚えた。 |
▲人助けをしたら悪霊にとり憑かれるなんて! |
▲筆者のお気に入りキャラ・ヤマトくんの画像でお別れ。 |
■プレイヤー情報
ライター名 | 梅津爆発 |
好きなゲームジャンル | ADV、SLG、カードゲームをメインに、思考系を好みます。 |
『サガ』歴 | 26年。『魔界塔士 サ・ガ』を途中で投げ出したあと、『サガ2』から本格的にプレイ。以降『ロマサガ』『サガフロ』を含めて『ミンストレルソング』までは大体プレイしました。『アンサガ』は未クリアですが……。好きな言葉はタイクーン・ウィル! |
『サガ スカーレット』のプレイ時間 | 5時間 |
みんなでレビューということで、私はバトル関連に特化した感想をお送りします!
▲冒頭の質問によって選ばれたウルピナを主人公にしてゲームスタート。 |
バトルについて事前に公式サイトや、以前のインプレッション記事でザックリ予習していた私は「よくあるタイムラインのシステムに、連撃が加わったくらいかな?」と思いつつ、最初のバトルに突入しました。
▲倒せば味方の連撃が発生する敵を狙って攻撃し、難なくクリア(最初の戦闘なので当たり前かもしれませんが)。 |
正直な話、この段階ではまだバトルのおもしろさはよくわかりません。そこで難易度HARD(バトル開始前に難易度が表示されます)のバトルに挑んでみたら……全滅。自分の慢心が打ち砕かれたこの時、本作のバトルの厳しさとおもしろさが理解できたのです!
では何がおもしろかったのか? それは“敵の行動が事前にわかる”点です。誰が強力な技を使っていて、どの敵が防御しているのかなどを確認した上で味方の最善の行動を決めることができます。
“失礼剣”のバンプ効果で敵の行動順を遅らせて連撃を狙ったり、自分の行動順が早くなる“瞬速の矢”で敵が行動する前に倒したりできるのも、敵の行動がわかるからこそ!
▲敵味方の行動順と行動内容を参考に、最善手を考えるのが楽しい! ただし敵の技は名前と属性しか表示されないので、どんな効果があるのか覚えてからが本番です。 |
「敵の行動がわからないほうが、ドキドキしておもしろいんじゃ?」と思う人もいるかもしれません。確かにそういうおもしろさもありますが、敵の行動がわからないと、結局一番強い技を多用することが多くなりますし、どの敵から狙うべきなのかわからないので運任せになってしまいます。
アクションゲームでは、敵の次の動きが予想できる予備動作があったほうが、戦っていておもしろいのと同じですね。たぶん!
とは言え、完全に敵の動きが把握できたら、やはりそれはあまりおもしろくないかもしれません。本作はその辺がちょうどいいバランスになっていて、“敵の攻撃目標”や“具体的なダメージ量”などはわかりません(挑発によって特定の味方を狙われやすくすることは可能)。
さらにリザーブ技という、こちらの行動に反応して発動する特殊な技を使われると“???”としか表示されません。この時に適当な行動をすると、大抵は手痛い反撃を受けるのでより慎重な対応が求められます。
▲強い敵は大抵使えるリザーブ技。“???”=リザーブ技なことはわかりますが、リザーブ技には3タイプあって発動条件も異なるため、予想を外すと痛い目にあいます。 |
敵の行動が公開されているので、思いもよらない戦闘結果になったら、大抵は自分の判断が悪いことになります。例えば私は連撃狙いで孤立している敵を全員で攻撃したら、トドメを刺す予定の味方が敵の空気投げを受けてスタンしたことがありました。
敵の行動にはもちろん空気投げと書かれていたので警戒していなかった自分がヌルかったのです(スタン効果があるなんて知らなかったせいもありますが)。
これらに加えて、戦闘開始前にはボーナス報酬がもらえる条件が提示されますし、陣形によっては特定の味方がトドメを刺すたびにBP(技を使うために必要な数値)が増えて以降のターンで有利になることも。
さまざまな要素を総合的に判断して最善手を考えることになるので思考時間はそれなりにかかりますが、そのぶん選んだ行動がうまく決まった時は爽快ですし、明らかに格上の強敵すら倒せてしまう可能性があります。
▲ボーナス報酬をすべて達成すれば、通常報酬を上回る量の素材がもらえることも。レアな素材が手に入ることもあるので、可能な限りは条件の達成を狙いたいです! |
ここまで読んで「なんか難しそうだなぁ」と思われた方もいると思いますが、本作のバトルはすべてがガチなわけではありません。例えばシリーズでおなじみの“閃き”が発生すれば、元々使う予定だった技のあとに閃いた技が使われるため2回攻撃になり、かなり有利になります。
また戦闘中にピンチになったらランダムで“恩寵”を授かれることがあり、敗北確定だった状況から逆転できる場合も! 戦術で勝っても、運で勝っても勝利には変わりなし!!
▲敵全体に大ダメージを与えたり、味方全体のHPと能力ダウン効果を回復したりと、“恩寵”の効果は強力。最後まで諦めないものに星神は微笑むのかも? |
考えるのが苦手な人は高難度のバトルを避けたり、考えるのが好きな人はボーナス報酬の全獲得を狙ったり、序盤から難易度HARDやVERY HARDに挑んだりできるので、『サガ』らしい自由なRPGだと思いました。2時間だけプレイするつもりが、バトルに熱中していたらいつの間にか5時間経ってたYO!
▲序盤でもVERY HARDの敵と戦える場所が存在。HARDまでは勝てましたが、VERY HARDはさすがにムリでした……。製品版でリベンジしたい!! |
■プレイヤー情報
ライター名 | りえぽん |
好きなゲームジャンル | RPG |
『サガ』歴 | 20年くらい? 実は『ロマンシング サ・ガ(ミンストレルソング含む)』、『サガ フロンティア』しかプレイしたことがないです。でも『ワイルドカード』と『ラスト レムナント』はドハマりしました! |
『サガ スカーレット』のプレイ時間 | 2時間 |
『サガ』シリーズはそこまでガッツリ遊んでいないのですが、最近になってPC版の『ラスト レムナント』に急にハマってしまい、そのタイミングで『サガ』新作が来る! ということで発表された時からすごく気になっていた『サガ スカーレット グレイス』。
遊んでみてレビューを書いて! とお誘いがあったので、ひと足お先に序盤をプレイしてみました。
▲最初のキャラ選択の質問ではウルピナが選ばれたのですが、ヤンキー主人公というレオナルドで遊びたかったのでレオナルドに変更しました。 |
レオナルドはTGS2016のステージイベントで河津さんがおっしゃっていましたが、フリーシナリオで一番自由に動けるキャラクターとのこと。せっかくなので、あえて戦闘を避けるプレイでどこまでいけるか試してみました。こういうプレイもできちゃうのが『サガ』のおもしろいところですよね。
▲町に立ち寄ると来訪記念アイテムがもらえることがあったので、それだけはしっかり回収。イベントでフィールドに敵シンボルがいっぱい出てきたけど全部無視! |
あっという間に出発地のヤクサルト辺境州から、メグダッセ辺境州→ケイ州→モウレワ州と進みました。モウレワ州から次のエリアに進む際に初バトルに遭遇! 敵のリザーブ技が最初はわからずピンチになりましたが、なんとか勝利しました。
▲戦闘は予想以上におもしろいです! リザーブ技による敵との技の読み合いがわかってくるとかなり楽しくなってきます。味方にも初期からリザーブ技が使えるメンバーがいるので、使ってみるといいですよ。 |
▲4回目くらいの戦闘でBGMが違う小ボス的なものと戦う羽目に。ご覧の有様でしたがなんとか勝てました。死にまくっていますが、今作はパーティの控えメンバーにしておけばLPが回復するというのがやさしいですね。 |
短い時間のプレイでしたが、戦闘は1戦をじっくり考えながら戦わなければならないのでかなりの充実感! 敵のリザーブ技をいかにうまく読むかが大事です。敵が使う技はターン開始時に確認できますが、リザーブ技は???と表示されていてわかりません。???が表示された敵が多い時は、あえて行動せず全員防御したほうが、慣れないうちはよさそうでした。
『サガ』といえば忘れてはならない“閃き”による技の追加や、一斉に攻撃できる“連撃”なども合わさり、アツいバトルが楽しめます。何も考えずポチポチしてるだけのバトルじゃ物足りない! という人にはかなりおすすめなRPGです!
▲余談ですが、レオナルドのパートナーキャラ・エリザベートがかなりいい味出してます。初期メンバーもエリザベートのパシリだったりとおかしなパーティで笑ってしまいました。 |
正直、動画などでプレイを見た感じだと、ちょっと戦闘のテンポが悪そうだし微妙かな……と思っていたんですが、実際に遊んでみるとまったく問題ないです。ただ、ターン始まりの“Ready Go”のところの演出は、やっぱりちょっと気になっちゃうかもしれないです……。
■プレイヤー情報
ライター名 | ごえモン |
好きなゲームジャンル | ADV、SRPG、RPG(特にコマンドRPG) |
『サガ』歴 | 約26年。全シリーズをプレイ。特に好きな『サガ』は、『ロマサガ2』『サガフロ』『サガフロ2』。 |
『サガ スカーレット』のプレイ時間 | 中盤ぐらいまで |
どうも、電撃オンラインの『サガ』シリーズ担当編集・ごえモンです。
以前のメディア体験会の記事では1時間のプレイでわかったことをお伝えしましたが、今回はウルピナ編を中盤くらいまで遊んだ感想をお届けします。
▲現在のメインパーティ。まだ公式生放送の中盤データよりも全然弱いので、「中盤ってなんだっけ?」状態。あのドラゴンには出会えてすらいません。というか、とあるイベントで火力担当のエリセドの最大HPが減っちゃったんですけど!? |
▲こちらが公式生放送で披露された中盤のデータ。HP高すぎでしょ! ここまで育てるのにあと10時間以上はかかりそうです。本当に早ければ20時間くらいでクリアできるんですか? 河津さん!(笑) |
1時間のプレイでも全体攻撃&毒付与の術“毒霧”が強いことはなんとなくわかりましたが、あらためて長時間プレイすると、このゲーム“状態異常攻撃”がかなり強いです。
というのも、一部のボス以外はほとんどの状態異常が効くので、格上の相手でも運がよければ一方的に撃破することができるんです。多くのボスが状態異常を無効化してくるRPGよりも、僕はこちらのほうが断然好き!
▲この画像の敵ではないですが、巨大なボスっぽい敵を次元断で即死させた時はボルカノさんを思い出して笑いました。こういったところもロマンシングで素晴らしい。 |
もちろん、種族によっては無効になる状態異常があったり、一部の重要なボスには眠りやマヒが効かないことも。その場合は、毒とスタンが頼りになります。
よく使っていたのは、マインドステア(眠り)、足払い(スタン)、空気投げ(スタン)、影縫い(マヒ)、天地二段(スタン)、毒霧(術・毒)、蛟竜破(毒)、毒蜂(毒)、大震撃(全体インタラプト攻撃・マヒ)、召雷(術・マヒ)。
天地二段と召雷以外は、ほとんどが1~2時間で使えるようになります。
▲術の召雷が本当に強いです。とりあえずBPが少ない1ターン目は強力な技を使えないので、詠唱してタイムラインに置いておけばかなり有利に戦えます。 |
その1~2時間で使えるようになる初期技が、中盤でも現役バリバリで通用するのが本当におもしろい。BP消費が多い火力技+余った分のBPで状態異常を狙う、といった戦術が取れるところがBPシステムの妙ですね。
BPによって行動に制限がかかっているため、今までの『サガ』のようにWPやJPが尽きるまでとにかく最大火力で殴り続けるといったゴリ押しの戦い方が少なくなり、低火力&低消費BPの初期技にも生きる道ができているのです。
もちろん、武器のスキルレベルを上げて連撃を発生させれば必要BPが通常時よりも格段に減るので、次のターンは最強技を撃ちたい放題! これもめっちゃ気持ちいい!!
▲最近お気に入りの強力な技“狂い咲き”は消費BPが多め。連撃を使わないと早いターンでは使えません。 |
「状態異常がそんなに有効ならヌルゲーになってしまうのでは?」とも思いましたが、中盤くらいからだんだんと全滅をするように。いや、それまでは1回しか全滅していなかったんですよ……。
全滅するようになった理由の1つは、“男だけのパーティで戦う”というボーナス報酬を獲得するためにパーティを編成したから。まあ、女パーティしか使っていなかった僕が悪いのです(笑)。
何が言いたいのかというと、公式生放送では全滅せずに順調に勝っていたけど、必ずギリギリの状況が出てくるから『サガ』ファンの皆さんは心配しなくてもいいよ! ということ。
▲ちなみに、上の梅津爆発さんが戦っていたVERY HARDの敵に初期パーティで挑んでみましたが、1戦目はなんとか勝利。2戦目でボロ負けしました。こんなに強い敵とプレイ開始10分程度で戦えるとは知りませんでした(笑)。でも、多少育てればいけそうな感じです。 |
最近は全体攻撃でHPの8~10割くらいを一撃で持っていかれることもあるので、一手ミスで全滅する可能性があるんです。敵の行動が見えるからこそ、“吹雪”とか“メイルシュトローム”とかの文字が見えた時の絶望感がヤバイ。
あとは複数のリザーブ技を持っている敵も強いです。前のターンは間接攻撃で解除できたのに、次のターンは間接攻撃の突属性に反応してインタラプトされるとか、“???”への対処法がどんどん重要になっていきます。
そんな「このターンは絶対に失敗できない!」という状況の場合、ターン開始時に表示される“Ready……Go”の間がドキドキ感とハラハラ感、ワクワク感を煽っていていいんですよ。
▲“Ready Go”の演出は長い時もあれば短い時も。ギリギリの戦いの時ほど長く感じ、ハラハラします。 |
普段はこの演出が気になる時は気になるし、気にならない時は気にならないという感じなんですが、自分が頭をひねって生み出したコンボが思い通りいくのかどうか。次のターンで連撃や眠り、マヒ、スタンを決めないと負ける! なんて時のスパイスとしては最高だと本気で思います。
寄り道せずにストーリーを進めてもバランス的に問題ないよとか、技はランクアップすると威力が上がって消費BPが下がるから、閃きと武器強化とランクアップの終わらないサイクルが育成と戦闘を楽しくしているよとか、ワールドマップに探索要素があるし広いからダンジョンいらなくね? とか語り足りないことが多すぎるのですが、それは座談会までとっておこうかと思います。
1時間の体験レビュー時には「シリーズで一番戦闘がおもしろい『サガ』かも?」と“?”付きの評価だった本作。がっつりとプレイした今なら「一番戦闘がおもしろい『サガ』だ!」と断言できます。
残念な点を挙げるとしたら、演出がカッコいい技はカッコいいけど、下位技と似ていたり過去作よりも地味になっている技もあるところ。それが僕にとってほとんど唯一の不満点です。これ以外は大体満足なので、個人的には絶対買いですね!
レビュー以外にも、読者の皆さんが特に気にしているであろうポイントを各プレイヤーにアンケート形式で聞いてみました。
「つまらなかったら正直につまらないって言ってね! ガチで評価してよ!!」と何度も念押ししたので、きっと正直な回答になっているはず。ストーリーについては、数時間のプレイでは何も答えられないと思うので省きました。
長い | 0票 |
長くない | 4票 |
短い | 0票 |
やっぱり気になる | 0票 |
気にならなくなった | 4票 |
気になる | 2票 |
気にならない | 0票 |
どちらとも言えない | 2票 |
難しい | 0票 |
少し難しい | 1票 |
ちょうどいい | 3票 |
少し簡単 | 0票 |
簡単 | 0票 |
ダンジョンマップがほしい | 0票 |
ダンジョンマップがなくても気にならない | 1票 |
なんとも思わない | 2票 |
ダンジョンマップがないほうがいい | 1票 |
もっとプレイしたい | 1票 |
もうプレイしたくない | 0票 |
むしろ購入したい | 3票 |
すごくおもしろかった | 2票 |
おもしろかった | 2票 |
普通 | 0票 |
つまらない | 0票 |
すごくつまらなかった | 0票 |
『サガ』に合う属性の人が多かったからかもしれませんが、全体的に好評ですね。あと素直な人が多いのか、最初の主人公選択でウルピナになる人が多めでした。僕は思うがままに答えたらタリアになったのですが、ひねくれているのかもしれません(笑)。
次回は『サガ』をあまりプレイしたことがないプレイヤーばかりになる予定なので、どういった結果になるのかイチシリーズファンとして非常に楽しみです!
※画面写真はすべて開発中のもの。
(C) 2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
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