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2017年5月11日(木)

【電撃PS】トロ&クロやパラッパたちもお祝い! JAPAN Studioの歴史が凝縮されたコンサートをレポート

文:電撃PlayStation

 2017年5月3日、ミューザ川崎シンフォニーホールにて“GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT ~PlayStationを彩るJAPAN Studio音楽祭 2017~”が開催されました。ここではコンサートの様子を振り返っていくほか、当日会場に駆け付けた関係者たちの声を電撃PS編集部がお届けしていきます。

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 1994年12月3日に初代PlayStationが発売されて以来、日本はもちろん、世界中のゲームファンを魅了してきたSIEのJAPAN Studio作品。今回のコンサートでは、その20年以上のPlayStationの長き歴史のなかで生み出された、バラエティ豊かなJAPAN Studio作品のなかから16タイトル57曲を厳選。

 初代PlayStationの名作『アークザラッド』『ワイルドアームズ』から、PlayStation 4の最新作『人喰いの大鷲トリコ』『GRAVITY DAZE 2』に至るまで、JAPAN Studio作品の歴史を振り返りながら、ドラマチックな展開にさらなる感動と彩りを添えてきた珠玉の楽曲を満喫できるプログラムとなっていました。

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3部構成、約2時間半の濃密な音楽祭

 “GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT ~PlayStationを彩るJAPAN Studio音楽祭 2017~”のプログラムは“第1部:全ての物語はここから始まる”、“第2部:音楽とキャラクターたちの共演”、“第3部:PlayStationと共に広がるJAPAN Studioの世界”の3部構成。

 第1部は新機軸のパズルゲームであると同時に、オーケストラを採用したBGMでも話題になった『I.Q Intelligent Qube』の荘厳な楽曲でスタートしました。『ポポロクロイス物語』ではジュリエッタ柴田さんこと奥山佳恵さんが、かわいらしいナルシアのコスプレで登場。当時と変わらない澄んだ歌声で“ピエトロの旅立ち”を熱唱しました。その後のインタビューでは、20年前にレコーディングスタジオで歌って以来だったことなどのエピソードも披露していました。

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 『ワイルドワームズ』の“荒野の果てへ”では、口笛ミュージシャン・早川章弘氏による、哀愁ただよう口笛の生演奏が観客を虜に。『俺の屍を越えてゆけ』では、樹原涼子さんがピアノの演奏を交えて、“花”を力強くもせつなく、そして儚げに熱唱されたのも印象的でした。

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 第2部は『サルゲッチュ』のコミカルな楽曲でスタート。オーケストラでの演奏はこれが世界初!? ステージにはピポサルも登場して踊り出し、最後は指揮者の志村健一さんが“ゲットアミ(虫取り網)”でピポサルをゲッチュする一幕も!

 『パタポン』の楽曲では象徴的な太鼓も利用され、“パタ・パタ・パタ・ポン”のリズムで会場が大盛り上がり。さらに『どこでもいっしょ』では、トロとクロが楽曲に合わせてホノボノとしたゲームの雰囲気を再現。その後、彼らがオーケストラの指揮にチャレンジする場面も用意されており、最初に指揮をしたクロは残念ながら失敗に……。そしてトロの指揮チャレンジは無事成功! 観客から大きな拍手を浴びていました。

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 『LocoRoco』では東京少年少女合唱隊の子どもたちが“ロコロコのうた”を熱唱。そして『パラッパラッパー』では楽曲ごとに先生役の歌い手が変わるなど、この第2部は趣向を凝らしたさまざまな企画を楽しめるものとなっていました。

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 第3部はパイプオルガンの奏者さんや楽曲に彩りを加える合唱団のみなさん、そしてオーケストラのみなさんが本領を発揮! それぞれの作品で描かれた物語や冒険を追体験できるようなセットリストで、『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』の名曲がより重厚に、より表現力豊かに演奏されました。ちなみに、コンサートで『人喰いの大鷲トリコ』の楽曲が生演奏されるのは今回が初だとか。

 そして今回のコンサートのトリを飾ったのは『GRAVITY DAZE』『GRAVITY DAZE 2』。『GRAVITY DAZE』の“万有引力の発見”、“オルドノワ”が静かに始まり、戦闘シーンの楽曲“反抗と殲滅”でヒートアップ! トランペットの軽快で力強い演奏が、まるで閃光のように会場全体を駆け抜けました。

 その後、新たな冒険や世界の広がりを思わせる『GRAVITY DAZE 2』のテーマ、歌を交えてつむがれる“アンジェ”、緊迫感あふれる“レベル4”と進行。ラストは“GRAVITY DAZE/重力的眩暈(Ending Ver.)”で、今回の音楽祭は締めくくられました。

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GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT
~PlayStationを彩るJAPAN Studio 音楽祭 2017~
セットリスト

●第1部:全ての物語はここから始まる

・『I.Q Intelligent Qube』
 オープニング・コーラス/前兆/第1の潮流/黄道危機の訪れ
・『アークザラッド』
 「アークザラッド」のテーマ
・『ポポロクロイス物語』
 ピエトロの旅立ち(歌:奥山佳恵)
・『ワイルドアームズ』
 荒野の果てへ
・『俺の屍を越えてゆけ』
 花(歌:樹原涼子)

●第2部:音楽とキャラクターたちの共演

・『サルゲッチュ』
 オープニングムービー/タイムスリップムービー/こだいのはらっぱ
・『勇者のくせになまいきだ。』
 すべてのはじまり/こんかいのお題/さわやかな朝のダンジョン/
 なまいき勇者あらわる/みごと勇者を撃退
・『パタポン』
 パタポンの伝説/ギョロッチのテーマ/ずんじゃかホイ!~凱旋~
・『どこでもいっしょ』
 テーマ曲(「どこでもいっしょ」オープニングバージョン)/
 News BGM Ver.3/news_End
・『LocoRoco』
 ロコロコのうた
・『パラッパラッパー』
 パラッパ登場/たまねぎ先生のカンフー・ラップ/ムースリーニ先生の教習ラップ/
 カエル先生の売口上ラップ/ニワトリ先生のお料理ラップ/
 トイレ・ラップ/クラブパーティー・ラップ

●第3部:PlayStationと共に広がるJAPAN Studioの世界

・『ICO』
 prologue/impression/Castle in the Mist/
 heal/ICO -You were there-
・『ワンダと巨像』
 プロローグ ~古えの地へ~/荒ぶる邂逅 ~巨像との戦い~/
 甦る力 ~巨像との戦い~/復活の予兆/エピローグ ~残されし者たち~
・『人喰いの大鷲トリコ』
 Overture: Lore/Forest/Sentinel II/Victorious/
 Finale I: Apex/ Finale II: Escape/
 End Titles: The Last Guardian Suite/Epilogue
・『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』
 万有引力の発見/オルドノワ/反抗と殲滅
・『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
 GRAVITY DAZE 2/アンジェ/レベル4/
 GRAVITY DAZE/重力的眩暈(Ending Ver.)

●アンコール

・『パラッパラッパー』
  ファニー ラブ/クラブパーティー・ラップ

関係者のみなさんからのコメントを紹介!

 コンサート終演後、関係者のみなさんからいただいたコメントを紹介していく。

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ワールドワイド・スタジオ プレジデント
吉田修平氏

 たくさんのタイトルのたくさんの楽曲の中から選び抜かれたセットリストになっていて、ゲームをしていた当時のことを懐かしく、思い出しながら聞いていました。タイトルは忘れても曲を覚えているものや、『パタポン』などはオーケストラ仕様にアレンジされていてすごくかっこいい演奏になっていまして、まるで走馬灯のように時間が過ぎていきました。本当に楽しかったです!

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
JAPAN Studio 音楽祭プロデューサー
伴 哲氏

 全16タイトル57楽曲を2時間半のコンサートにまとめました。20年前のタイトルから最新作まで広がっていくなかで、トロ、ピポサル、パラッパが登場したり、いろいろな企画を詰め込んだり、すごく濃密な2時間半になったと思います。今回初めて“JAPAN Studio音楽祭”という形になりましたが、今後もファンのみなさまはもちろん、いろいろな方からのご意見をいただきながら、また新しいことを企画したいと思っています。今後とも引き続き、よろしくお願いいたします。まだまだJAPAN Studioには“いいもの”がたくさんありますので、これからもJAPAN Studioにご期待ください。

『GRAVITY DAZE』『GRAVITY DAZE 2』ディレクター
外山圭一郎氏

 『GRAVITY DAZE』はもともとの楽曲がオーケストラではありますが、どうしてもゲームで使う都合上、収録のときはパートごとにバラバラで聞くことになりまして……。こういったまとまった形で聞いたのはこれが初めてで、よく知っている曲なんですけど、印象がぜんぜん違っていて感動的でした。あと1人のゲームファンとして、昔のタイトルの楽曲も印象がぜんぜん違っていて『LocoRoco』とか『パタポン』とかは、息子と遊んでいたときの記憶がよみがえって、感動で胸がいっぱいになりました。次回を楽しみにしています。

指揮
志村健一氏

 SIE JAPAN Studioの20年以上の歴史を1回の公演で網羅することは不可能です。膨大な作品からどのタイトルを取り上げるか、企画構成・選曲会議を音楽祭プロデューサーの伴さんと何度も重ねました。SIEのみなさまの全面協力のおかげで非常に内容の濃いコンサートになったと思います。JAPAN Studioの作品のクオリティの高さを改めて痛感しつつ、オーケストラのチャレンジは本番直前まで試行錯誤を繰り返しました! チャレンジの緊張感はGSJ史上最高だったかもしれません(笑)。まだまだ演奏したい作品がたくさんありますので、次回があったらさらに全力で挑戦したいと思います!

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(C)Sony Interactive Entertainment Inc.

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