News

2017年5月14日(日)

【電撃PS】“東京インディーフェス”ビジネスデイレポート! ゴルフとRPGの融合作品や斬新なVRホラーなど

文:電撃PlayStation

 5月10日から14日までの5日間、UDX アキバ・スクエアにて行われるインディーゲームの祭典“東京サンドボックス”。

『東京サンドボックス』

 “東京サンドボックス”の最終日となる14日には、世界中からユニークなインディーゲームが出展され、来場者が楽しめる“東京インディーフェス”、VRゲームの注目作を体験できる“VRラウンジ”、学生によってデザインされた創造性豊かなアーケードゲームを楽しめる“CODING FOR LIFE(コーディング フォー ライフ)”の3つのイベントが開催されます。

 その前日となる5月13日には、ビジネスデイとして出展されるタイトルを事前に遊べる機会が設けられていました。そこで今回は、電撃PlayStationのインディーゲーム担当ライター・まさんが、出展されている最新タイトルをチェック! 会場で遊べたゲームの中でも、個人的に気になった作品をピックアップしてお届けします。

『東京サンドボックス』

個人製作の気になるゲームが多数展示!

 ビジネスデイということで、会場内では今まさに設営している人たちの姿も目立ったアキバ・スクエア。今年は同じ会場内にVRラウンジも設置されており、非常にバリエーション豊かなゲームが楽しめるようになっていました。

 5月20日には、インディーゲームの祭典“Bitsummit”も開催されますが、そちらに出展されていないタイトルも多く、東京インディーフェスならではのゲームも多く見受けられました。

誰でも楽しめる音ゲー+格闘ゲーム! 『Phrasefight』

 まずは、サークル“超OK”さんの『Phrasefight』から行きましょう。これは、電撃PlayStationのインディーコーナー“ワイルドインディー”でも取り上げた『オヤシロ物語』の制作者、クルステさんの最新作です。

『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』

 リズムに合わせてボタンを押すと、相手を攻撃して押し出すことができるという単純なルール。曲が終わった時点で、相手側へ多く押し出していたほうが勝ちとなります。単純明快でわかりやすく、可愛いキャラクターとポップな音楽が相まって誰でも楽しめる音ゲーという感じでした。

⇒ゲームプレイ動画(クルステ氏のTwitterより)

 音ゲーなのですが押すボタンはどれでもOK。一見するとカンタンで引き分けになりそうですが、押すタイミングはシビアに取ってあるので引き分けになることは相当のことがないと難しいようです。会場では1曲のみ遊べましたが、現在、8曲&8キャラクターを制作中とのこと。

暗室で遊べる雰囲気たっぷりのアドベンチャー 『From.』

 会場内でも異彩を放っていたブースが、Serina Nakajimaさんの『From.』。なんと、ゲームの世界観を表現するために巨大な暗室を作っており、その中でのみゲームを体験できるという特殊なブースを作っていました。

『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』

 青と黒のドット絵だけで構成された画面が目を引き、環境音として水の音が流れる暗室の中でのプレイは、とても不思議な感覚になります。

 ちなみに、ゲームは、プレイヤーが“水の国”の郵便屋となり、船で住人に手紙を届けていくという内容。その過程でとんでもないもの”がついてまわり……そして、とても気になるところで体験版が終わります。スマートフォンとPCで配信予定とのことで、発売が気になる1本でした。

●From_ .(フロム) Tokyo Indie Fest 2017 PV

音ゲーとVRの相性がココまで良かったなんて……! 『Airtone』

 続いてはVRタイトル。と言ってもVRラウンジではなく、インディーフェスのブースにあった作品です。その名も『Airtone』。VRを使った音ゲーで、開発はアミューズメント総合学院の商用ゲーム開発機関“AMG GAMES”。そこに、デベロッパーの株式会社ヒストリアや、音楽制作を専門とする株式会社ノイジークロークなどが参加しているプロと学生が混じった産学共同の作品です。

『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』

 じつのところ、学生作品ということで期待半分、不安半分でプレイしたのですが、その心配はまったくの杞憂でした。

●VRゲーム 『AirtoneVR - Autoplay Movie 01』

 レーンにそって流れてくるノーツを両手のコントローラーを振って合わせたり、トリガーを引いて合わせたりするというオーソドックスな音ゲーですが、とにかくVRとの相性がバツグンなのです!

 ぐにぐに動くレーンの位置に合わせてコントローラーを操作し、両手を動かして遊ぶ感覚は、ダンスゲーにも似た楽しさがありますし、ノーツによってはレーンの動きに合わせて両手を動かしながら追う必要があり、“VRを使った音ゲー”として、しっかり意味のある物になっていました。

 HTC Vive、Oculus Riftに対応した作品とのことで、まだこれらのVR機器を持っていないユーザーも多いと思いますが、遊ぶ機会があったら、実際に触れて体感して欲しい作品です。

ドットアニメーションの独特な世界観が目を引く 『UNREAL LIFE』

 色を操るスマホ用パズルゲーム『ColorFinder』を制作したHakoさんが手掛けるアドベンチャー『UNREAL LIFE』も注目の1本。記憶をなくしたサイコメトラーの少女が、いろいろな“物”の記憶を探りながら、自分の記憶を取り戻そうとさ迷うという内容で、特筆すべきは独特のドットアニメーション。

『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』

 本作のために自分でドット絵専用のゲームエディタを開発している気合の入り様もさることながら、寒色を中心としたゲームの雰囲気が非常にいいです。完成が非常に待ち遠しいアドベンチャーでした。

⇒ゲームのビジュアル(Hako氏のTwitterより)

VRなのに見えないからこそ怖い! 窒息(Stifled)しそうなほどの恐怖感 『Stifled』

 今年は会場内にVRラウンジが併設されており、PS VR対応のゲームも多数展示されていました。その中でも、ひと際輝いていた……いや、闇が広がっていた本当に怖いGattai Games制作のホラーゲーム『Stifled』を紹介したいと思います。

『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』

 この作品の特徴としては、基本的に真っ暗なこと! VRを被っているのに視界がほぼ暗闇なのです。もちろん、常に暗闇というわけではありません。“音”を出した時だけ、ワイヤーフレームのようにモノクロの背景が見えます。

 音はマイクかコントローラーのボタンで出すことができ、反響を利用してステージを確認しながら進む必要があるのですが、暗闇の中には明らかに恐ろしいクリーチャーの影も……。先が見えない恐怖に、どこから襲われるのかわからない焦燥感。静かに進みたいのに、音を出さざるを得ないゲーム性。

 これまでのVRホラーゲームとはまったく違う斬新なアイデアがある作品で、発売が非常に楽しみなタイトルです。

●『Stifled』デモトレーラー

鬼畜なトラップが待ち受ける塔をみんなで競って踏破! 『常世の塔』

 “現実世界の24時間ごとに内部の構造が変わる”という一風変わった自動生成ダンジョンを採用したアクションゲームです。

『東京サンドボックス』
『東京サンドボックス』

 魔界のメイド“ココア”を操作して、ほかのプレイヤーと競い合いながら塔を登ることになるのですが、倒れたプレイヤーの墓が表示されているといったソーシャル的な要素も。バランスもなかなか鬼畜で、敵の攻撃も強いので誰が先に塔を登るのか盛り上がりそうな作品だと思いました。

●常世ノ塔~The tower of permanently~ First trailer