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2017年7月10日(月)

『ジージェネ アールイー』レビュー。“ガンダム愛”と攻略欲を刺激する魅力作

文:栗田親方

 “ファーストガンダム(『機動戦士ガンダム』のこと)”直撃世代の熟練ゲーマー・栗田親方が、近日配信予定のiOS/Android用アプリ『SDガンダム ジージェネレーション アールイー(ジージェネ アールイー)』をレビューします。

 すでにランバ・ラル(享年35歳)の年齢を大きく上回ってしまった私ですが、まだまだ“戦場の風”を感じていたい年ごろだったりするわけです。というわけで、事前登録件数が20万件を突破した本作を一足先に遊ばせてもらい、序盤の雑感を書き連ねていきますね。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲『ジージェネ アールイー』のメインビジュアル。『機動戦士ガンダム』から『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のガンダム・バルバトスまで新旧ガンダム勢ぞろい!

 ちなみに筆者がこれまでにプレイしてきたガンダム関連ゲームは、王道と言える『ジージェネ』シリーズや『スパロボ』シリーズなどのシミュレーションゲームから、対戦ゲームの『ガンダムvs.』シリーズ、PSP『ガンダムバトル』シリーズまで多岐に渡ります(古くはファミコンやゲームウォッチ的なアレまでさかのぼりますが、長くなるので割愛)。

 最近でも、唯一のスマホアプリ版『スパロボ』である『スパクロ(スパロボX-Ω)』や、個性的なビジュアルが魅力の『LINE: ガンダム ウォーズ』といった現役アプリゲーを気の向くままにプレイしつつ、心の奥底に眠っている“ガンダム愛”を定期的に刺激しておりました。さて、今回のガンダムゲーは私の心にどう響くのか、ぜひプレイして確認させていただきたいと思います。

ガンダム&シャアザクがピックアップされたガシャに感激!

 『ガンダム』ゲーをプレイする際に個人的に気になるポイントは、ファーストガンダムに登場するMS(モビルスーツ)の強さ。それ以降の“宇宙世紀モノ”に登場するMSと比べると弱い場合が多いので、ガチなゲーム性の作品だと結局あまり使わなかったりするんですよね。ちょっとさびしいですが。

 そんなファーストガンダム好きの私にジャストフィットしたのが、ピックアップガシャに並ぶガンダム&シャアザク(シャア専用ザクII)の雄姿! 最高レアである“PREMIUM”の座こそ“宇宙世紀”の最新鋭機であるユニコーンガンダムに譲りましたが(まあいいでしょう)、『機動戦士ガンダムSEED』のエールストライクガンダム、『機動戦士ガンダム00』のガンダムエクシアなどの高スペック機と並んで、“SPECIAL”ユニットとして華々しく登場しているではありませんか!!

 これなら弱いわけはないはず! 最初のガシャということもあるでしょうが、ファーストガンダムのユニットがここまでよく扱われているのは個人的にうれしい限り。1年戦争を最後まで戦い抜いたガンダムはともかく、乗り換え上手なシャアさんの最初の機体であるシャアザクなんて、数あるMSのなかでも設定的には最弱の部類でしょうからねえ……。これは開幕からモチベ上がりまくりですわ!

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲第1弾MSガシャの目玉はレア度が“PREMIUM”のユニコーンガンダム。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲ランクアップするとデストロイモードに変身できるユニコーンガンダムの紹介画面。育成するのが楽しみな要素ですね。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲個人的にぜひ獲得したいシャアザクの紹介画面。必殺技的な要素であるSA(スペシャルアクション)がシンプルに“キック”というのもグッド!

 というわけでさっそくガシャ! 狙いはもちろんガンダム&シャアザクです。特に後者。格納庫の重々しい扉が開く演出がいい感じだな~と思いつつ見ていると、画面が赤く点滅して“CAUTION”という文字からの……なんと“PREMIUM”ユニコーンガンダム登場……!!

 狙いのガンダム&シャアザクではありませんでしたが、なんと最上級レアを引いちゃいました~♪ これがテストプレイじゃなければ、飛び跳ねてよろこぶところなんですがね~……と言いつつ顔のニヤニヤが止まりません。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲こちらが通常の演出画面。このあと扉が開いてモビルスーツが登場します。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲全体的に赤っぽいこちらの画面が、おそらく最高レア確定演出ではないかと。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲そして“PREMIUM”ユニコーンガンダムをゲット! 虹色のド派手な文字が幸福感を高めます。

 しかし、幸運はそれだけじゃありませんでした。そんなこんなでガシャを進めると、最後の“SPECIAL確定”から本命のシャアザクさんが―――! うおお、マジこれ最高では!? 昨今のスマホアプリはガシャが大きな楽しみの1つになっているわけですが、この要素についてはすでに最高評価ですね。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲最後は本命のシャアザク登場で幸せの絶頂に。

 これが実装版の自分のアカウントだったら、通常の3倍のスピードで飛び跳ねてよろこんでいるところですが、今回はあくまでレビュー用ですので、引き続き冷静にプレイを進めたいと思います。

 さて、ガシャを引くくだりがやたらと長くなってしまいましたが、これもスマホアプリの醍醐味ってことでご容赦を。このあとは実際のプレイ内容に触れていきたいと思います。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲“MSガシャ”以外に、キャピタル(ゲーム内のお金)を使って引ける“キャピタルガシャ”が用意されています。レア度の高いユニットは排出されませんが、着実な戦力アップを図れる要素かと。

チーム編成にて最高レアのユニコーンガンダムに問題発生!?

 さて、無事にシャアザクの実戦配備に成功したその次は、一刻も早く“彼”の雄姿をこの目で確かめたいところ。

 序盤はクエスト難易度も低いだろうから、テキトーにチームを組んで、軽いノリで戦場に出ちゃってもいいでしょう。この時“自動編成”を使えばワンボタンで適度に強そうな編成を組んでくれるので、特にこだわりのない人は(本シリーズが好きな人には少ないかもしれませんが)サクッと決めちゃってもいいかも。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲こちらが編成画面。実はプレイ初期段階の画面写真が残っておらず(すいません!)、ある程度ゲームを進めたあとの状態です。

 この後ちゃっかりガンダムもゲットして、シャアザクと同じチームで活躍中。なお、残念ながらシャアさんが未登場のため、パイロットは暫定的に刹那くんだったり。

 ついでに編成について触れておくと、各チームの最大COSTが“6”というのが大きな注意点。通常のユニットはCOST2なので普段は気にならないのですが、最高レアのユニコーンガンダムのみCOST3なのです。

 これにより、ユニコーンガンダムを含むチームは、“ユニコーン(COST3)+普通ユニット(COST2)+弱めのユニット(COST1)”といった編成を余儀なくされるデメリットが発生します。

 というわけで、ある程度プレイを進めた段階の話を先にする形になりますが、上の写真の編成で弱めのユニット(COST1)として白羽の矢を立てたのがコア・ファイター。地上マップでも宇宙マップでも動けるので重宝しました。これは、同コストの61式戦車&マゼラ・アタックは宇宙マップで機能せず、ボール&メビウスは地上マップで置き物になるため。

 もちろん最終的には“COST3ユニット×2”という高コスト編成も有効と思われますが、現状では上記の“3+2+1”編成が現実的ですかね。

 この編成コスト制限により、最高レアのCOST3ユニットばかりでなく、COST1~2のユニットを上手く組み合わせたほうがチームとして強くなる可能性もありそうです。最強ユニットを並べてゴリゴリ進めたい人は残念かもしれませんが、個人的にはいろんなユニットの活躍が見られるナイスな仕様かなと思っております。

 説明ついでに、上の写真のチーム編成に組み込んだ6体のユニットのデータを掲載しておくので、気になる人はチェックしてみてくださいな。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲注目のシャアザクの性能はこんな感じ。対BOSSの特効アビリティを持つ近距離型ユニットですね。メイン武装はヒート・ホークです。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲ミドルレンジからの射撃を得意とするガンダム。ショートレンジを得意とするシャアザクとの相性もよさげ。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲現状の最強ユニットであるユニコーンガンダム。ただしCOST3がネックとなり、COST2ユニットの1.5倍の活躍ができるかどうかはプレイヤー次第。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲COST1ユニット枠として選出したコア・ファイター。SAの“狙撃指令”が味方の命中を上昇させるサポート効果なのもいい感じ。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲特典で1体もらえるエールストライクガンダムは、ガンダムに近い性能。空を飛べるぶんガンダムよりちょっと便利かも。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲レア度“NORMAL”のユニットながら、高い性能を持つユニオンフラッグカスタムII。むしろ“SPECIAL”ユニットよりパラメータが高い説あり(※データは開発中のものです)。

 編成ネタはこれで最後になりますが、チームの要となる戦艦について軽く解説しておきます。最初に所持している戦艦は、『ジージェネ』のオリジナルユニットであるキャリー・ベース1体のみ。搭載チームが2(最大3)と少なめなので、序盤用ってところでしょうかね。

 おそらくゲームが進むと3チームを搭載できる強力な戦艦が登場すると思われますが、それまでは2チーム体制でガマンの日々。まあ序盤は難易度が低いと思われるので、当面は問題ないでしょう。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲キャリー・ベースの性能はこんな感じ。初期ユニットだけに、性能は控えめってところなんでしょうか?

滑らかに動き回るシャアザクの“キック”をナイスな3Dモデルで堪能

 そんなこんなでクエストにGO! 選択したのはメインモードの“ジェネレーションツアー”。各シリーズのストーリーをゲーム中で体験できるおなじみのモードですね。迷わず『機動戦士ガンダム』のストーリーを進めていきたいと思います。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲本作には3種類のモードが用意されています。リリース後のマルチイベントやスペシャルイベントの展開も楽しみですね!
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲最初は『機動戦士ガンダム』、『機動戦士ガンダムSEED』、『機動戦士ガンダム00』の3シリーズのクエストをプレイ可能。ゲームを進めることで、他シリーズのクエストも解放されていく仕組みです。

 そしていよいよバトルですが、最初に各パイロットのアビリティが発動します。各自“攻撃速度上昇”などのアビリティを持っているので、ユニットとの相性も重要な気がしますね。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲パイロットに応じたアビリティが発動。最初はシンプルな効果ばかりですが、のちのち個性的なものを覚えていくのでしょうか?

 バトルが始まる直前には、各チームのリーダーに指示を出すことができます。リーダー以外の1~2ユニットは、リーダーに追随する形で動き、リーダーに合わせて攻撃を仕掛けていく仕組みです。

 ここでも“リーダーを近接系ユニットに、その他ユニットを射撃系ユニットにして援護射撃させる”などのよさげな戦術もありそうですが……まずは構わずランバ・ラルのごとく特攻していきましょう。

 実際にバトルが始まると、各チームが指示通りにスムーズに移動し、適切な距離になると自動的に攻撃を仕掛けてくれます。よほどの強敵が相手でなければこのまま見ているだけでOK。デフォルメされたナイスな3Dモデルで動き回るMSをながめて楽しむ時間と考えましょう。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲最初に指示を出す場面。バトルが始まるとクリアまでノンストップなので、初手はしっかりと練り込みたいところ。

 画面右上の“ZOOM”でマップを拡大・縮小できるので、全体を見渡したい時は拡大画面にするとよい感じ。

 なお、バトル中は常時リーダーに指示を出すことが可能ですが、リアルタイムで戦況は刻々と変わるので、まずは画面右下の全体指示で“散開”、“防衛”、“迎撃”などを使い分けるのが手堅い戦略。自軍が強いようなら“散開”だけでなんとでもなる雰囲気です。各種指示をきっちり使い分けていくのは、もう少しプレイが進んでからのように感じました。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲基本的な命令コマンドは、写真にある4種類。拠点があるマップでのみ“占拠”が追加されます。

 そんなこんなでバトルを見ていくと、序盤のバトルだけあって難易度は低く、我が軍のシャアザクさんがガシガシ敵ユニットを撃墜しておりま……と思いきや、突如ゲーム画面がフラッシュして必殺技が炸裂!

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲シャアザクのSAのカットイン。魂を揺さぶる美麗ポーズ(個人的見解)で鋭くキック!

 バトル開始時にSAをオート設定にしていたので、ゲージが溜まった直後に必殺技を撃ってくれたようです。3Dモデルによるカットイン演出とともに、大迫力の飛び蹴りをお見舞いしておりました。もちろんターゲットは瞬殺! さすがは“赤い彗星”ですねえ……って、乗っているのは刹那くんですけども。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲SAは大きく分けて3種類。チーム編成によるユニットの組み合わせは重要になりそう。この写真のように、ゲーム内のシステム解説が充実しているのはありがたい限り。

 シャアザクが先陣を切ったあとは、他のユニットも続々とSAをオート発動。どうやらゲージの溜まりやすさがユニットによって異なるらしく、シャアザクのキックは“威力は低めだが溜まるのが早い”タイプの模様。スピードに定評のあるユニットなので、たいへん納得感のある設定ですね。切り込み隊長ならぬ切り込み大佐として、今後もぜひ活躍してもらいたいものです。乗っているのは刹那くんですけども!

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲バトル中には、原作の雰囲気を味わえる会話シーンも発生。常にジーンの暴走に巻き込まれていくデニム曹長は、いつ見てもかわいそう……。

 こうして初のバトルは勝利! クエストを無事にクリアすると各種報酬がもらえるので、これらをコツコツ稼いで戦力アップを図る流れですね。バトルによってミッション報酬を得られる条件が異なるので、クエスト開始前にチェックしておくと効率よくプレイできそうです。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲バトル開始前にクエスト情報を確認できるので、“ミッション”の項目をチェックしておくと話が早いですね。

 ここでちょっと攻略っぽいお話も。各マップにはアイテムを入手できるコンテナが1つ落ちているので、慣れてきたらこちらをゲットできるとお得ですね。最初の指示で、近いほうのチームのターゲットをコンテナに設定しておくとラクですよ。バトルは“倍速”設定も可能なので、ガンガン周回してユニット育成のための資金や素材を集めましょう。

『ジージェネ』シリーズのキモと言える開発&設計もバッチリ完備

 さてバトル関連はひと通り紹介できたので、やりこみ要素となる“設計・開発”のほうを紹介していきます。ガシャで入手するユニットだけでなく、クエストで入手したユニットでも“設計・開発”は可能なので、じっくり自分のペースで育成に励んでいくのがよさそうですね。

 基本的な仕様はこれまでの『ジージェネ』と同様で、成長させた特定の1体のユニットから異なるユニットを生み出すのが“開発”。特定の2体のユニットを組み合わせて異なるユニットを生み出すのが“設計”となっています。

 それぞれ特定のアイテム&キャピタルも必要になりますが、うまく活用してさまざまなMSを生み出していきたいところ。

『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲開発する際はハンガーを1つ使用。ユーザーレベルを上げることで、最大3つまで使えるようになります。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲61式戦車からはガンタンクが開発可能。ところで、ユニットとして使える61式戦車を見ると「これぞ『ジージェネ』だな~」という気分になります。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲シャアザクとガンキャノンの組み合わせで、プルツー専用キュベレイMk-IIが設計可能。まあ、ウチのシャアザクをそう簡単に嫁(?)に出すわけにはいきませんけどね(全敵をキックで倒していきたい)。
『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』
▲“宇宙世紀”を代表する名機・νガンダムの設計は、サザビーとガンダムの組み合わせ。今はシャアザク&ガンダムですが、いつかはサザビー&νガンダムで戦いたいものです。

シリーズ初のマルチプレイなど“革新”的な要素に期待!

 ここまでゲームの説明とともにプレイ雑感をまとめてきましたが、“倍速”&“SA AUTO”で快適に周回できるバトルシステムにより、シリーズのキモである“開発・設計”にじっくり取り組めそうなのが好感触でした。

 序盤はお金(キャピタル)がなかなか溜まらず、ユニットのランクアップにもひと苦労な状況だったりしますが、お金稼ぎイベントがくることを期待してプレイしたいと思います。

 ビジュアル的には、3Dモデルで描かれた大量のユニットによる乱戦を俯瞰(ふかん)視点でながめられるのが魅力的ですね。SAのカットインも機体ごとに用意されているので、手持ちのユニットを増やしてひと通りチェックしてみたいところです。

 なお、今回のレビューでは触れませんでしたが、本作で実装された“オンライン協力プレイ”はシリーズ初の試みとのこと。3人のプレイヤーが各自の最強チームを持ち寄って共闘できるようなので、難関クエストでも快適にクリアできそうな印象です。中にはネタに走って怪しげなチームを組んでくるプレイヤーもいるかもしれませんが(笑)、それはそれで楽しめれば問題ないかと!

 あとは、実際に配信されたあとの追加要素にも期待ですね。おそらく特別な報酬ユニットがもらえるであろうイベントクエストや、ユニコーンガンダムに続く“PREMIUM”ユニットの追加など、スマホアプリならではの継続的なゲームの拡充を1プレイヤーとして楽しんでいきたいと思います。

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