News

2017年7月7日(金)

LINEスタンプで人気の“ひとえうさぎ”がラウンドワン限定景品に登場。キャラ作成の流れを制作者が語る

文:kbj

 LINEスタンプで人気の『ひとえうさぎ』を手がける、花咲けピクチャーズのNEGIさんへのインタビューを掲載します。

『ひとえうさぎ』

 『ひとえうさぎ』シリーズは、LINEスタンプでその見た目とアジのある表情などから人気のキャラクターシリーズ。販売ランキングで1位を取り、話題となりました。7月13日からは、ラウンドワン限定でクレーンゲームの景品として“ひとえうさぎ でっかいぬいぐるみ~きつめきつね登場~”が登場します。

 今回、キャラクターをてがけるNEGIさんにお話をうかがいました。キャラクターが生まれた経緯や、イラストを描く際に心がけていること、グッズ化の印象など、さまざまなことをコメントいただいています。ひとえうさぎが好きな人だけでなく、キャラクターコンテンツに興味がある人もぜひご覧ください。

『ひとえうさぎ』
▲さまざまなキャラを手がけるNEGIさん。

ひとえになった理由とは!? キャラが生まれた経緯に迫る

――まずは、そもそも“ひとえうさぎ”が生まれた経緯を教えていただけますか?

 もともとキャラを作ることを趣味で行っていました。LINEスタンプは自分のイラストを誰でも出すことができるため、いろいろなキャラを公開するようになりました。

 ある時、ランキングの上位を見ていると、白くて丸い動物が多かったんですね。そこで、人をあおる“うさぎのあおりくん”というキャラクターを作りました。

――それがこちらのキャラですね。

『ひとえうさぎ』

 そうですね。個人的には好きだったんですが、そこまで反応はありませんでした。そこで顔に特徴をつけようと、目や鼻を変えて“ひとえうさぎ”ができました。

――作った時に「これならば反応がありそう」という手ごたえはありましたか?

 確信はなく、あくまでいろいろと作っているキャラの1つという印象でしたね。

――じと目にされたのは、なぜでしょう?

 それまで自分が作ってきたスタンプのキャラは丸い黒目だけでした。ただ、白目があると表情をつけやすく、ニュアンスを出しやすいので、白目にしたんです。

 また、白目を入れたことで自分に似てしまいました。

――似せたのでしょうか? 似てしまったのでしょうか?

『ひとえうさぎ』

 意図して似せたわけではないのですが……けっこう言われるので似ているのだと思います(笑)。

――ひとえにした理由は?

 実は、ひとえにしようと思ったのではなく、白目を作りたかっただけなんです。その後、名前を考える段階で“ひとえうさぎ”という語呂がいいうえに、特徴になると思ったので、設定付けました。

――“ひとえうさぎ”を見た人の印象はいかがでした?

 「少しにくたらしい感じがあり、いい感じにまとまっている」と言われました。また、会社のメンバーが「うちのデザイナーのスタンプをぜひ使ってください」と広めてくれました。その際には、「使いたくなる」や「このスタンプだけで会話が成立するから日常的に使いやすい」と反応があったと聞いています。

 自分を知らない人からそのような反応があったのはうれしかったですね。あと、自分や友だちに似ていて「親近感がある」という反応も耳にしています。

スタンプやキャラはどのようにして作られるのか?

――味のある表情や動きと、セリフが印象的ですが、どのような時にスタンプのイラストのネタが生まれるのでしょうか?

『ひとえうさぎ』

 気になる単語や、ラジオで流れてきた歯切れのいい言葉をメモしておき、そこから作ります。言葉を集めることは日常的に意識していますね。

 ためている言葉に絵をつけていき、イマイチだと思ったら絵を変えたり、言葉を入れ替えたりして修正していきます。

――言葉のストックはどれくらいあるのですか?

 数えたわけではないのですが、数だけでしたらLINEスタンプで4~5セット分くらいはあります。もちろん、それがそのまま使えるわけではないのですが……。

――キャラを作る際に意識していることは?

『ひとえうさぎ』

 特徴が出るので、目を大事にしています。シルエットではしっかり違いを出して、すぐにわかることをこころがけています。

 あと、ひとえうさぎが白だったので、きつねの“きつめきつね”は黄色、くまの“くまくま”は紫というように、他のキャラには色をつけました。スタンプを作って、ラインナップが増えていくと、ひとえうさぎの場合は真っ白だけで、もうちょっと色が欲しくなるんですよ。

――きつめきつねもユーザーから人気とお聞きしています。

『ひとえうさぎ』

 ひとえうさぎはよくしゃべるイメージで、きつめきつねは言葉足らずなイメージで作りました。きつめきつねについても、見た目や性格を気に入ってくれている方が多いようですね。

――少し気になっていたのですが、キャラはなぜおむつをしているのでしょう。

 最初は考えていなかったんですが、ストアに並んだ時に服装でも特徴が欲しいと思いました。以前に描いていたキャラに、なんとなくおむつをはかせていたので、それをそのまま持ってきました。そのため、この世界の人はおそらく全員、おむつをはいているかと。

――そうなんですね(笑)。御自身が自信のイラストを選ぶとしたらどれになりますか?

『ひとえうさぎ』

 “ほんとそれ”か“すちゃ”ですね。“ほんとそれ”はランキングで1位になった時のセットのサムネイル。インパクトがあって好きですね。

 “すちゃ”はキャラのキメポーズがあったらいいと思っていた時に作ったポーズです。ポーズとキャラの印象がハマったようで、皆さんに使っていただいたり、イベントで反応がよかったりします。

――NEGIさん自身、『ひとえうさぎ』シリーズの人気の理由をどのようにとらえられていますか?

 運がよかったなと思います。たまたま見つけていただき、購入していただき、使っていただいている。「ありがたい」という一言につきますね。

――他の人が使っているスタンプを見て、購入するケースも多そうですね。

『ひとえうさぎ』

 あると思います。実は親子で好きだというパターンも多いと聞いています。お母さんが子どもや旦那さんに送っているスタンプで、家族に広がる。そこからまた別の家族に広がるということをあるようです。

クレーンゲームを遊ぶ人を思わず観察!?

――プライズ景品第1弾に続いて、ラウンドワン限定で第2弾が出るとお聞きしました。どのようなものか、ご説明いただけますか?

『ひとえうさぎ』

 第1弾は全国のゲームセンターさんに置いていただきました。その中で、特にラウンドワンさんで好評をいただいたようで、第2弾をラウンドワンさん限定にて発売することとなりました。

 第1弾の大きなぬいぐるみが好評だったということで、第2弾はぬいぐるみに絞っています。

『ひとえうさぎ』 『ひとえうさぎ』

 ひとえうさぎは、主に目が変更になっています。また、新しいキャラを出したいということで、きつめきつねを加えました。

――最初にこの案件を聞いた時の感想は?

 素直にうれしかったです。自分のキャラが商品になって並ぶということは、あまりないことですからね。

――商品化にあたっては、どのようなやりとりがありましたか?

 実は最初の段階からすごくできがよかったんです。ただ、平面のイラストを立体にした時に違和感が出てくるところがあるので、そこについては「もうちょっとこうしたいです」と何度かお願いしました。

――具体的には?

『ひとえうさぎ』

 顔の輪郭を丸くしたり、おむつの線を移動させたりなどです。第2弾のひとえうさぎはほとんど修正はありませんでした。きつめきつねは、黄色の表現について多少意見させていただきました。

 グッズ第1弾のひとえうさぎを作っている時に、きつめきつねはすでにできていたので「この子も立体化できたらいいな」と思っていました。その機会をいただけてうれしかったです。

――ちなみに、NEGIさんもクレーンゲームに挑戦しましたか?

『ひとえうさぎ』
『ひとえうさぎ』

 ちょっとやってみたのですが、とれませんでした(笑)。自分でやるより、人がプレイしているのをこっそり見ているのが多かったですね。

――どのような方がやっていました?

 自分が見た時は家族が多かったですね。小さいキーホルダーを振り回しながら帰っていったのが印象的です。

ひとえうさぎにもう一度注目してほしい。記事でコラボ先を募集

――個人的には、ひとえうさぎと二重アイテムのブランド“AB(オートマティックビューティ)”との出会いが印象的でした。

 ひとえうさぎが二重に……?! というコンセプトですからね。最初は4コマの予定だったのですが、いろいろ表現しようとしてコマ数が増えてしまいました。実はあのマンガは、タイや東南アジアで人気と聞いています。

――マンガのネームはNEGIさんが考えられたのですか?

 新商品を3話で説明する流れを要望でいただき、それをベースにこちらでプロットを用意しました。ひとえうさぎは楽しそうなことに興味があり、突っ込んでいく性格で作っています。メイクについても、おもしろそうだと思ってやっています。

『ひとえうさぎ』
▲手前にあるのが、プライズ景品第1弾のぬいぐるみとキーホルダー。

――NEGIさんもそのようなタイプですか?

 どうでしょう……そこまで積極的にやるタイプではないかもしれませんが、そのかわりにキャラにやらせているのかもしれません。

――5月にDESIGN FESTA vol.45がありましたが、いかがでしたか?

 普段、SNSやブログでやりとりしている方が来てくださいました。2時間ほどブース設営を含めてバタバタしていたのですが、その後も人が絶えず来てくださっていて、ありがたかったです。

 今回、あまり見て回れなかったのですが、スタンプのキャラを作られている方やイラストレーターの方などを見かけるので刺激がありますね。

――これまでにケースやパーカーなどがリリースされていますが、他にやってみたいグッズなどあれば教えていただけますか?

 サイズ違いで、小さいぬいぐるみやポーズを変えたぬいぐるみが欲しいですね。あとは、文房具なのか、アパレルなのか、内容は特に決まっていないのですが、普段からさりげなく持ち歩けるものがあったらいいですね。その人の生活の一部に彼らがいてほしいと思っています。

――最後に、ひとえうさぎについて読者へアピールしていただければと思います。

『ひとえうさぎ』

 LINEスタンプから出てきたキャラなので、グッズで知って好きになっていただいた人にはスタンプを使っていただきたいです。あと、最初にスタンプを買っていただき、離れてしまった人であれば、グッズも出ていますし、スタンプのバリエーションも増えているので見ていただきたいです。

 まだまだこれからのキャラクターなので、会社としてはいろいろな展開をしていきたいと考えています。もし一緒に何かやりたいと考えられている会社様がありましたら、声をかけていただけるとうれしいですね。

――コラボを考えている会社様、よろしくお願いいたします。

 コラボをしていただいたメーカーさんのお話を聞くと、喜んでいただけているようです。予想より反響があるみたいで、継続してコラボさせていただくお話が多いです。ぜひご検討ください!

(C)NEGInoheya/HANASAKE PICTURES Inc,
(C)LINE Corporation

関連サイト

注目記事

アイコン別記事一覧

※クリックすると、ソートされた記事一覧に移動します。