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2017年10月19日(木)

『BLESS』CBT2レビュー。評価すべきは新作MMORPGとして大きな可能性

文:万札

 ゲームオンがサービスを準備している新作PC用MMORPG『BLESS(ブレス)』のクローズドベータテスト2(以下、CBT2)が、2017年10月12日~16日に行われました。ここでは、CBT2のプレイレポートをお届けするとともに、垣間見られた『BLESS』の魅力に迫っていきます。

『BLESS』

キャラクターメイクでは細部まで調整が行える

 ゲームが始まると、始めにプレイヤーが所属する陣営を選択します。選べる陣営は“神聖同盟ハイロン”と“ユニオン連合”の2つで、途中で所属する陣営を変更することはできません。

 加えて、同一アカウントで複数キャラクターを作成する場合、既存キャラクターと同じ陣営しか選べない仕様になっています。友だちと一緒に遊びたい人は、同じ陣営を選ぶようにしましょう。

※ただし、陣営間のユーザーバランスによって選べる陣営に制限がかかる場合もあるので注意が必要です。

『BLESS』
▲2つの勢力は敵対関係にあり、アイテムの取引はもちろん、ゲーム内でのチャットによるコミュニケーションも不可。遊べるコンテンツはほとんど同じなので、お好みの陣営を選択していいでしょう。

 キャラクターメイクは、ゲームオンがサービスするMMORPG『黒い砂漠』に似た、自由度の高いものになっていました。髪型から顔の輪郭、瞳の大きさ、目のたれ具合、体つきなど、キャラクターのいたる部分がスライドで調整できるので、自分好みのキャラクターが作りやすくなっています。

『BLESS』
『BLESS』
▲キャラクターメイクだけで何時間も遊べそうなほど、調整できる項目が豊富。何十種類ものキャラクターのプリセットが用意されているので、キャラクターメイクが苦手という人にも優しい仕様!

 続いて種族を選択。神聖同盟ハイロンでは人間タイプの“ハビヒッツ”、獣人タイプの“ループス”、ユニオン連合では人間タイプの“アミスタッド”、獣人タイプの“パンテラ”の計4種族から選べます。

 選んだ勢力や種族によって描かれるストーリーが変化するので、複数キャラクターを作成して『BLESS』の世界をさまざまな角度から体験するというプレイも楽しめそうです。

『BLESS』
『BLESS』
▲実際にハイロンとユニオンでゲームを始めてみたところ、まったく異なるストーリー展開が体験できました。『BLESS』の世界に浸りたい人にとっては、うれしい仕様ではないでしょうか。

広大なフィールドを舞台に綴られる壮大な冒険譚

 ゲームの基本的な流れは、次々と提示されるクエストをこなしていくという、MMORPGではオーソドックスなスタイルが採用されています。

 クエストをクリアするだけでキャラクターのレベルがサクサクと上がっていくので、MMORPGが初めてというプレイヤーでも気軽に遊べるはず。

 物語のテンポも早く、巨匠ハンス・ジマー氏の手掛ける壮大な楽曲も相まって、ファンタジー映画を見ているような気分でゲームが進められました。

『BLESS』
『BLESS』
▲クエストの中には、ド迫力のカットシーンが用意されているものも。

 『BLESS』の世界はかなり広大で、人々が住まう街や村の他に、ゴブリン族の集落といったものも見られました。

 そのひとつひとつが美しいグラフィックで表現されているのも、本作の大きな特徴です。高所から見た景色は圧巻なので、世界中で美しい景色を探すというプレイも楽しめるかもしれません。

『BLESS』
▲ちょっとした段差ならジャンプで飛び越えられるので、小さな山なら登ることもできます。こちらは初登頂時の記念の1枚。湖がキレイ!
『BLESS』
▲世界各地に存在する乗り場から、ワイバーンに騎乗して一気に別の地域に移動することも可能です。

 もちろん、メインクエスト以外にも、数多くのクエストが用意されています。これらのクエストに加え、指定のモンスターを一定数以上倒すと経験値が得られるので、とにかくレベリング(レベル上げ)がシンプルでわかりやすいという印象を受けました。

『BLESS』
▲画面右側に受注したクエストが表示されます。クエストごとに表示される靴のマークをクリックすれば、クエストの指定場所まで自動移動するという便利な機能も備わっているので、迷うことなくサクサクと進められます。
『BLESS』
▲自動移動は、マップを開いて任意の場所を選択することでも使用可能。

 ただ、複雑さは感じられない反面、やや目新しさに欠けるなという部分は気にかかりました。フィールド移動中に突然インスタンスエリアに切り替わり、クエストが発生するというおもしろい仕掛けも見られたので、このようなユニークなクエストが増えればプレイした感触も変わるかもしれません。

 本作はまだCBTの段階なので、ぜひとも本サービスでの拡充に期待したいところです。

操作モードによってプレイ感覚がまったく異なる

 操作方法は、ターゲットモードとノンターゲットモードの2つから選択できます。前者はターゲットした対象を中心とした動きとなる従来のMMORPGに近い操作で、後者では画面中央に照準点が現れ、マウス操作でカメラを動かすというアクションに近い操作となっています。

 どちらも実際に試してみましたが、操作方法が変わればこんなにもプレイ感覚が違うのかと驚きました。ターゲットモードだと操作が少ない分、アクションスキルの使用に集中できるのが利点。ノンターゲットモードは操作が複雑になりますが、かなりの爽快感が得られました。

『BLESS』
『BLESS』
▲操作モードによって制限される機能はありません。特定の敵に狙いを定めることの多いガーディアンならターゲットモード、範囲攻撃が優秀なバーサーカーならノンターゲットモードと使い分けるのがよさそうです。

スキルのビルドがとにかく楽しい!

 本作の戦闘は、アクションバーに配置したスキルを駆使して戦うという、MMORPGの定番システムを採用。アクションバーに配置するスキルは、キャラクターのレベルアップ時に得られるスキルポイントを消費して覚えていくのですが、すべてのアクションをセットすることはできない(プレイスタイルにあわせて選ぶ必要がある)ことが本作の大きなポイントになっています。

『BLESS』
▲戦闘時は、単純にスキルを使ってダメージを与えるだけでなく、表示される攻撃範囲から避けるという簡単なアクションも用意されています。

 スキルの種類はかなりの数が用意されていますが、実際にセットできる戦闘スキルは9つまで。スキルポイントの割り振りは、デメリットなく行えたので、レベルが上がって新しいスキルを使えるようになるたびに、スキルのビルドを決めるのが楽しいと感じました。

『BLESS』
▲戦闘スキルの他に、敵の攻撃に対してカウンター攻撃のように使える“反応スキル”、セットするだけで効果が発揮される“連鎖スキル”などが修得できます。

 自分がメインでプレイしていたガーディアンの場合は、“勇気”という独自のゲージを消費してアクションをくり出すのですが、勇気をためるスキルと消費するスキルのバランスがなかなか難しいんです。

 さらに、ガーディアンはパーティの盾となるタンク寄りのスキルとアタッカーとして有用なスキルも覚えられるので、どちらに寄せるかを迷ったり……。このように、新しいスキルを習得するたびに頭を悩ませてくれるのは、非常にいいなと思いました。

『BLESS』
『BLESS』
▲人によって、どうスキルポイントを割り振るかが大きく変わりそう。さまざまなスキルビルディングが誕生することに期待!

気軽に参加できる大規模戦闘

 『BLESS』の最大の特徴でもある、2つの陣営間での大規模戦闘コンテンツ。システムメッセージであらかじめ開催時間事が告知されており、開始時間の10分前にメニューから申請することで参加できます。

 なお、レベル10になった時点で申請が行えるようになり、インスタンスエリアに入れば一律レベル50になるので、ゲームを始めて間もない人でも気兼ねなく安心して参加できます。

 ただし、使用できるスキルはその時点で修得できるものに限られるので、なるべくレベルを上げて挑んだほうが戦いやすくなることは間違いないでしょう。

 大規模コンテンツのルールは、至ってシンプル。30分という制限時間内に各陣営にいるNPCの指揮官を倒せば勝利となります。

『BLESS』
▲拠点には守備砲台がいくつも設置されています。この砲台の攻撃射程内に敵陣営のキャラクターが入れば、容赦ない攻撃を仕掛けるので、簡単に指揮官が倒されるということはありません。

 自分が参加できたのは、カーストラ攻防戦。最大100人対100人という大規模戦闘用のコンテンツで、各陣営の拠点が3つのルートでつながっているという特徴的なマップでの戦闘が体験できました。

『BLESS』
▲こちらがカーストラ攻防戦のマップ。

 この大規模戦闘コンテンツでは、単純に各陣営のプレイヤー同士がぶつかり合うのかというと、そうではありません。中央のルートには守護石、左右のルートには浄化の木があり、このオブジェクトを破壊して、有利な状況を作り出すというのが、基本的な流れになっています。

 守護石は、トドメを刺した陣営に攻撃力や移動速度アップのバフを付与する効果があります。浄化の木は、トドメを刺した陣営の味方となる戦場の怨霊が出現し、敵拠点に向かって自動で進軍を始めます。

『BLESS』
▲特に重要となるのが、浄化の木を撃破した後に出現する“戦場の怨霊”。この強力なNPCを盾にして敵拠点へ迫り、砲台を破壊していくのがセオリーとなっているようです。

 実際に戦ってみて感じたのは、参加人数が多いため個人の負担が少なく、気軽に楽しめるということです。実際、自分も初参加の時は、何をしていいのかがまったくわからず、ただ目の前にいる敵を攻撃し続けていたのですが、それだけでもかなりのお祭り感を味わえました。

 もちろん、かなりの人数のプレイヤーが入り乱れているため、不用意に前に出てしまうとあっという間に倒されてしまいますが、対人コンテンツに不慣れだという人も、この雰囲気を十分に楽しめるのではないかなと思います。

『BLESS』
『BLESS』
▲不慣れな人でも参加しやすいというのは大きな強みだと思います。対人コンテンツは、人がいてこそ成り立つわけです。

 ちなみに、CBT2では3対3という少人数の戦闘コンテンツとなる“ケルタノン闘技場”もプレイできました。こちらはいわゆるガチガチの対人戦コンテンツとなっています。

 お祭り騒ぎを楽しみたいならカーストラ攻防戦、緊迫した対人戦が楽しみたいという人はケルタノン闘技場というように、さまざまなプレイヤーに向けた対人戦コンテンツが素直にいいなと感じられました。

採集、製作、ペット集めなどその他にもさまざまな要素が!

 戦闘以外にも、各地に点在するポイントで採集を行ってアイテムを獲得したり、素材となるアイテムを集めて製作したりと、いわゆる“生産系”のコンテンツも用意されていました。

 これらの要素に関しては、自分が戦闘に熱中していたこともあり、詳しく試せませんでしたが、かなりのボリュームが用意されているようです。

『BLESS』
▲特に奥が深そうだなと感じたのは“製作”。クエスト報酬の宝箱などからレシピが手に入るのですが、さまざまな種類のアイテムが作れるようです。職人系プレイヤーとしても活躍できるかも!?

 また、自分が注目したのは、フィールドに生息するモンスターを捕獲してペットにすると“テイミング”機能です。ざっくりと説明すると、調教書というアイテムをモンスターに使うことで、タイミングよくキーを押すというミニゲームが始まり、これに成功するとモンスターを手なずけられるというもの。

 手なずけたペットは冒険に連れて回ったり、乗り物として利用できたりするのですが、手なずけて強化を行ったり、冒険に役立つスキルを覚えさせることもできるんです。対象となる生物は400種類以上とのことなので、ペット集めもかなり楽しめそうです。

『BLESS』
▲一部のペットは、乗り物として活用できます。これで移動も楽チン!

 導入部分の作り込みに甘さを感じたり、ペットを手なずけるための調教書が手に入りづらかったりと、やや粗さは気になるものの、要所で独自の魅力を体験でき、大きな可能性が感じられました。

 まだベータテストの段階なので、これから参加したプレイヤーの声を参考に改良されていくことは間違いないでしょう。正式サービスの開始に向け、よりよいMMORPGライフが送れる『BLESS』に期待したいところです。

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(C) GameOn Co., Ltd. All Rights Reserved.

データ

▼『BLESS(ブレス)』
■メーカー:ゲームオン
■対応機種:PC(対応OS:Windows /7/8/8.1/10)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:未定

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