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2017年11月30日(木)

『ゼノブレイド2』の戦闘はブレイドとのコンビネーションが爽快。プレイで満喫した広大な世界をお届け

文:信濃川あずき

 任天堂から12月1日に発売されるNintendo Switch用ソフト『ゼノブレイド2』のレビューをお届けします。

『ゼノブレイド2』

 本作は、重厚なストーリーとやりごたえのあるバトルが評判となった『ゼノブレイド』の続編。発売が近付くにつれ多彩なコンボ方法がある戦闘や、さわりだけでもなんだか切なくなるストーリーなど、多くの情報が聞こえてきます。

 同時に、シリーズにさわっていない人を含め「戦闘が難しいんじゃない?」や「広大なフィールドを迷わずにプレイできるの?」などの疑問もわいてくることかと。今回は、安心して『ゼノブレイド2』の世界に旅立っていただくために、本作の戦闘についてや操作性を中心にしてレポートをお届けします。

動く大地と泳げる雲の世界

 舞台となる“アルスト”の世界は、見渡す限りの雲海です。人が住める地面は見当たらないのですが、人々は巨神獣(アルス)という巨大生物で暮らしています。国が築けるほどの巨大なものから、一人暮らしに最適な小型のアルスまで、大きさはいろいろとあるようです。

『ゼノブレイド2』
▲生物の上であることを忘れてしまいそうになるような景観です。
『ゼノブレイド2』
▲でも、間違いなく生物。その証拠にときどき動くので、タイミングによって行ける場所、行けない場所があります。
『ゼノブレイド2』
▲雲に落ちちゃった~! ……といっても心配無用。泳げます! どうやら我々の知っている雲海とは違うようです。

 これまでのシリーズから想定はしていたのですが、とにかくフィールドも街も広大です。歩いていて気持ちいいですし、風景だけで本作の壮大さを感じ取れます。また、昼と夜とで風景の見え方も違うので、まずはこのアルストを堪能してください。

『ゼノブレイド2』
▲青空に広がる雲海もいいですが、夜空も美しいですよ。ちなみに、昼と夜は自由に切り替えられます。
『ゼノブレイド2』
▲広すぎて移動が面倒かも……という心配もありません。“スキップトラベル”で、一度訪れたランドマークに一瞬で飛べます。

ドライバーとブレイドは運命共同体

 『ゼノブレイド2』の世界には、“ドライバー”と呼ばれる人たちがいます。ドライバーは“ブレイド”という亜種生命体の力を使うことができます。誰もがドライバーになれるわけではありません。望んでも、ブレイドと同調する素質がなければなれない……そんな特別な存在がドライバー、そしてブレイドです。

 ブレイドは、ドライバーが“コアクリスタル”から生み出します。中には、とても珍しい“レアブレイド”もいるのだとか。どのブレイドも、同調したドライバーに付き従います。

『ゼノブレイド2』
▲レックスとホムラも、いろいろあってドライバーとブレイドの関係になります。
『ゼノブレイド2』
▲主人公レックスのドライバー、ホムラ。体重と料理の腕を気にする、普通の女の子のような一面も。
『ゼノブレイド2』
▲他のドライバーもブレイドを連れています。仲間になれば2人増えるので、一気に大所帯に!

 ブレイドにはいろいろな姿があります。獣のようなものがいれば男性、女性もいます。好みのブレイドを連れ歩きましょう。

『ゼノブレイド2』
▲見た目は獣、声はイケボのビャッコが個人的にイチオシです。
『ゼノブレイド2』
▲ブレイドは複数連れ歩くことができます。見た目、能力どちらで選ぶか迷いますね。

 自分自身が連れているブレイドが3体。さらに他のドライバーが同行している場合は、そのドライバーのブレイドも加わります。戦闘中は、多人数がしゃべりながら動くのでとても賑やか! このさわがしい雰囲気は、前作が好きだった人にはちょっと懐かしく感じられるのではないでしょうか。

『ゼノブレイド2』
▲人数が多いので、華やかな戦闘です。大勢のほうが旅も楽しいですよね!

位置取りが重要な戦闘!

 基本的な役割ですが、前に出て敵と戦うのがドライバーで、そのドライバーに武器と力を提供してサポートするのがブレイドです。ブレイドを変更すると、使用する武器も変わります。

『ゼノブレイド2』
▲基本攻撃はオートアタック。敵に近付いて抜刀すると、ドライバーが攻撃を行います。

 ドライバーがオートアタックをしていると、画面右下にあるアイコンのゲージがたまっていきます。満タンになると“ドライバーアーツ”が発動可能に。通常よりも強力な攻撃を発動させるものや、回復アイテムを出すものなど、効果はいろいろ。状況に応じて使い分けていきたいですね。

『ゼノブレイド2』
▲“背面特効”など、簡単な説明が書かれているのでわかりやすいです。コントローラの対応したボタンを押すと発動します。

 ドライバーアーツを使っていると、“必殺技”のゲージがたまっていきます。満タンになったら……ブレイドが活躍する時です! 必殺技を発動すると、ドライバーではなくブレイドが敵に攻撃を行います。発動できるようになってもゲージをため続けると、1段階ずつ威力がアップ。最大4段階まであります。

『ゼノブレイド2』
▲4段階までためた後の必殺技は超強力! ここまでためるか、早めに発動させるか状況に応じて判断しましょう。
『ゼノブレイド2』
▲必殺技は、ボタンチャレンジが発生します。薄いブルーのエリアを狙ってください!

 オートアタックとはいえ、戦闘中は考えることが多く、しっかり操作することになります。敵の横や背後からの攻撃で特効のドライバーアーツを使ったり、回復ポットを拾いに行ったりするため、つねに位置取りを考える必要があるからです。

 ドライバーアーツを活用するためにも、位置取りは重要だと思います。さらに、他のドライバーが同行していたり、複数のブレイドを所持したりしていると“コンボ”を狙っていくことになります。強敵との戦いは、まばたきも惜しくなりそうです。

『ゼノブレイド2』

 側面や背面が特効の攻撃を狙います。敵がこちらを向いたら位置を調整して、ときどき回復ポットを拾って回復。戦闘中はどんどん動くべきです!

『ゼノブレイド2』

 ただし、ブレイドから離れすぎないように注意。側にいるとサポート効果のある“ブレイドアーツ”を使ってくれます。光の線がつながっていることが目印です。

強くなるにはご飯とお泊まり!

 今回は限られた時間でのプレイだったため、急ぎ進められるよう途中まで敵をスルーしてゴリ押しました。そうしたところ……やや強い敵で足踏みしました。避けられない戦闘は、ある程度レベルを上げていかないと苦しくなるくらいの手応えがあります。まずいと思ったらレベル上げを行ったほうがよさそうです。レベルがひとつ上がるだけでずいぶん楽になる印象です。

『ゼノブレイド2』

 今回は料理で得られるバフにも頼りました。しかし、食べるのではなくポーチに入れることで効果が発揮されるタイプ。……ポーチの中、グチャグチャかもしれません。

『ゼノブレイド2』

 冒険で得られるEXPは、戦ってその場で得るものと、クエストや探索といった行動によってストックされる“ボーナスEXP”に分かれます。ボーナス分は、宿屋に泊まった際に好きなだけ消費してレベルが上げられます。

 ボーナスEXPで好きな時にレベルを上げられるシステムのおかげで、ギリギリのレベルでスリリングな冒険をすることが可能です。つらいと思ったら少しだけレベルを上げる……というやり方ですね。レベルを上げすぎると手応えがなくなるからあまり戦いたくないと思う方におすすめです。

 もちろん、ガンガンレベルを上げてサクサクな冒険をすることも可能。筆者はストーリーに注力したいので後者ですが、クリア後は縛りプレイをしてみようかなと思います。

楽しくて危険なアルストの歩き方

 先述の通り、このアルストの世界はとても美しく、自然に溢れています。空や雲海を眺めながらお散歩……としゃれ込みたいところではありますが、ぼーっとしていては危険です。風景は、周囲の安全を確認してから眺めるべきですね。

『ゼノブレイド2』
▲フィールドには多くの生き物が! 中には近付くと襲ってくるものもいます。相手のレベルが表示されるので、仕掛けるかどうかの参考にしましょう。
『ゼノブレイド2』
▲油断していると、とんでもないレベルの敵がいることも!? しかも、けっこうな頻度で。よそ見しながら歩くのはダメ!

 油断していると瞬時にゲームオーバーになるのですが、最後に訪れたランドマークからすぐに再開できるので、ストレスはありません。歩くルートを変えるなど、いろいろと試せます。このように、世界は決して安全ではありませんが、このほうが冒険世界として現実的ですよね。

『ゼノブレイド2』
▲高いところから落ちると、落下ダメージがあります。うっかり、街の中で倒れることに……。

 基本的に高いところから落ちるのはまずいのですが、飛び込める場所もあります。雲海に面したところでは、ときどきトレジャーハントをすることができるポイントがあるんです。雲海からお宝を引き上げる仕事“サルベージャー”をしているレックスならではの技術ですね。サルベージをするためには店売りしている専用の道具“シリンダ”が必要です。

『ゼノブレイド2』
▲雲海への飛び込みはボタンチャレンジです。ホップ、ステップ、ジャンプと、3回押すタイミングがあります。
『ゼノブレイド2』
▲お宝と一緒に、敵を引き上げちゃうことも。この戦闘は街の中にあるサルベージポイントで発生しているので油断できませんね。

 戦闘中の必殺技に続いて、サルベージでもボタンチャレンジがあります。どのボタンを押すのかが固定ではないこともあって、慣れるまで何度か失敗しました。貴重なシリンダを役立てるためにも、必殺技の機会を大事にするためにも、なるべく序盤のうちにうまくなっておきたいものです。

 『ゼノブレイド2』には、戦い方も楽しみ方も、プレイ難易度すらプレイヤーの好きにすることができる自由さがあります。フィールドは広大ですし、物語も壮大。いろんな意味で“広い”作品であると思いました。発売、すなわち旅立ちまであと少しです! 存分に期待しておいてかまわないと思いますので、アレコレ膨らませてお待ちくださいませ。

『ゼノブレイド2』
▲このふたりの台詞、いちいちキュンキュンします。聞いているこっちが恥ずかしい! もっとやれ!

(C)2017 Nintendo / MONOLITHSOFT

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