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2018年2月8日(木)

『シドマイヤーズ シヴィライゼーションVI 文明の興亡』の追加要素をチェック。名作SLGの拡張パックが登場

文:電撃オンライン

 『シドマイヤーズ シヴィライゼーション(Civ)』シリーズは、世界中で大きな人気を誇るPCゲーム。一度プレイしだしたら止まらないその中毒性が有名で、多くのプレイヤーの睡眠時間(場合によっては職までも……!)を奪ってきたと、冗談交じりでささやかれるターン制シミュレーションゲームです。

 最新作である『Civ6』は2016年10月21日に発売され、その後何度かのDLCが販売されました。そして今回、待望の拡張パック『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI 文明の興亡』が登場します! これまでのDLCと違うのは、追加コンテンツが新文明などに留まらず、ゲームプレイに大きく影響を与えていること。つまり、これまでとは一味違うプレイが楽しめるわけです。本記事では、実際にプレビュー版をプレイして感じた、各種新要素の感触をお伝えしていきます。

『Civ6』
▲2人の男女がさまざまな時代を駆け抜けていく演出のオープニングムービーは必見。毎度思いますが、『Civ』シリーズは、綿々と受け継がれていく文化を描くのがうまいですよね。

力ある文明には“偉業”がなければ……! 文明の基盤を固める数々の新要素とは

 数多の文明から1種類を選び、古代から近代までの長い時代をかけて、自分の文明を発展させて勝利に導いていくこと。これが『Civ』シリーズ共通のゲームの流れ。

 勝利条件はさまざまで、他国を侵略して滅亡させてもよし、火星行きへのロケットを飛ばす技術競争に打ち勝つもよし、自分が創始した宗教で世界を染めるもよし、といった多彩な勝利条件があるのが魅力です。これらの勝利条件を達成するために、プレイヤーは武力や外交、内政を駆使して自分の文明を大きくしていくのですが、『文明の興亡』では、新たな機能の追加によって自文明を発展させるための選択肢が増加しています。

●新要素1:文明や遺産などが追加

 これまでのDLCでも追加されてきましたが、プレイできる文明や指導者が増加しました。文明や指導者によって固有の能力があり、戦闘が得意だったりお金稼ぎが得意だったりと長所が違うため、目指しやすい勝利条件やプレイ感に影響がでやすい部分。また、建造すると大きなボーナスを得られる“遺産”なども増え、大きく攻略の幅が広がっています。

 ちなみに、『文明の興亡』では新たに8種類の文明と9人の指導者が追加されます。今回のプレビュー版ではすべて体験することはできませんでしたが、どれもユニークな特性を備えていました。

【プレビュー版に登場した新文明&指導者】 ・韓国(ソンドク女王)
・オランダ(ウィルヘルミナ女王)
・モンゴル(チンギス・ハン)
・インド(チャンドラグプタ)
・クリー(パウンドメーカー)
・グルジア(タマル)

『Civ6』

 今回のプレビュー版では、クリーのパウンドメーカーや、インドのチャンドラグプタを使ってみました。交易でお金を稼ぐタイプのパウンドメーカーに対し、戦闘にボーナスを得られる“領土拡張戦争”で押していくチャンドラグプタなど、新しい指導者のなかでも特性がまったく違います。

●新要素2:黄金時代と暗黒時代ーーどちらに進むかは時代スコアしだい!

 “黄金時代”――それは、文明が栄えに栄えた夢のような時代……! 『Civ』シリーズでは、各作品ごとに決められた条件を満たすことで“黄金時代”が始まり、一定期間さまざまな要素にボーナスが付くという、他文明と差をつけるチャンスタイムとして知られている期間のことです。……が、じつは『Civ6』では“黄金時代”システムが撤廃されていました。ですが『文明の興亡』にて追加! まさに満を持しての復活ということになります。

 本作の“黄金時代”の効果ですが、都市の忠誠心(※後述)が下がりにくくなるほか、強力なボーナスを得られる“公約”を選ぶことができます。一方で、“暗黒時代”という“黄金時代”の対になる要素も追加されました。こちらは逆に都市の忠誠心が下がりやすくなるという特徴があり、簡単にいえば民が指導者への信頼を無くしている時代という感じ。

 当然、“黄金時代”を狙いつつ“暗黒時代”を避けるのがベストではありますが、そう簡単にはいきません。一度“黄金時代”を迎えると、再び“黄金時代”に入るのが難しくなるだけでなく、“暗黒時代”に陥りやすくなるようです。ですが、“暗黒時代”を乗り越えると、“黄金時代”やさらにその上をいく“英雄時代”へと突入する可能性が高まるとのことなので、“暗黒時代”を一概にデメリットと考えるべきではないのかも……?

 “黄金時代”や“暗黒時代”に入る条件ですが、時代スコアという要素が関連しています。時代スコアは文明が何か偉業を成し遂げた際に得られるもので、“歴史的瞬間”として文明の年表に記録されます。各時代ごとに時代スコアをどれだけ集められるかによって、次の時代が“黄金時代”になるのか、“暗黒時代”に陥るのか、またはどちらでもない通常の時代なのかが決まるので、どれだけ“歴史的瞬間”を迎えられるかが勝負ですね。

『Civ6』
▲時代スコアは、画面右下の円形のゲージで確認できます。青いゲージが一周すれば「暗黒時代」を避けることができ、さらに黄色のゲージを一周させれば「黄金時代」へと突入します。

 ちなみに、どんなことが“歴史的瞬間”に当たるかは時代によって異なるようです。過去シリーズには“陳腐化”という言葉がありましたが、どんな偉業でも文明が発達した世では当たり前のこととして認識されるもの。プレビュー版では150ターンまでという制限があったので近代までのプレイは叶いませんでしたが、もしかしたら近代では時代スコアが稼ぎにくい、といった変化があるかもしれませんね。

『Civ6』
▲達成した“歴史的瞬間”を年表画面で確認。ひとつずつイラストが付いていて、まさに自分の文明の成長記録を見ているようで楽しいですね。

●新要素3:都市はいつまでも自分のものではない!? 都市ごとの忠誠心が追加!

 “黄金時代”の説明で“忠誠心”という言葉がでてきましたが、これも新要素のひとつ。都市の市民が、自文明をどれだけ支持しているかを表している数値です。都市の忠誠心が0になると、市民は反旗を翻し、独立した自由都市になってしまうので注意が必要! せっかく育ててきた都市が独立したり、ましてや他文明のものとなったりするなんて、目も当てられません。逆に言えば、ほかの都市の忠誠心を下げれば、自文明に取り込むこともできます。武力以外で都市を取り込めるので、プレイスタイルによってはガンガン狙っていきたい戦法になるかもしれません。

 忠誠心は、自文明のほかの都市や、他文明の都市からの影響を受けて増減します。周りにたくさんの味方がいれば安心するのに対し、周りが敵対国に囲まれていたら、気が休まりませんよね。ほかにも、都市のプロジェクトを実行したり、“黄金時代”や“暗黒時代”に突入したり、スパイ活動を行われたりなど、さまざまな要因が忠誠心に影響を与えるようです。表面上はにこやかにしつつ、水面下では都市の取り合いをしている……これが大人の戦いというやつか……。

『Civ6』
▲矢印は周囲の都市からの圧力を示しています。自分の文明の圧力が強いうちは安心ですが、敵対文明からの圧力の方が大きい場合は注意が必要です。

●新要素4:都市に総督を配置して、盤石の態勢を整えよう!

 各都市に、総督という身分のキャラクターを配属できるようになりました。総督は全部で7人いて、それぞれ得意な分野が決まっています。また、固有のアップグレードを持ち、それぞれの特性を強化していくことで、より盤石な都市を築くことができるでしょう。

 社会制度ツリーを進めることによって、使用できる称号が増えます。称号は簡単にいえば総督を配置orレベルアップさせるためのポイント。複数の総督を配属してもいいですし、お気に入りの総督の能力を強化していくのもアリ。称号は使い切りなので、使い道には悩まされることになりそうです。

『Civ6』
『Civ6』
▲総督には、特別な固有施設や、資源を必要とするユニットを戦略資源がなくても生産できる能力など、多種多様なボーナスがあります。基本的には何かの能力に特化しているため、戦略や状況に合わせて選ぶのがよさそうでした。

●外交関係にも変化の波が! 多彩な同盟の種類が追加!

 他文明との外交も『Civ』シリーズの魅力。これまでも交易やさまざまな条約の取り決めなどを行えましたが、『文明の興亡』では、外交システムがさらにアップグレードされ、新しい種類の同盟を締結できるようになっています。さらに同盟にレベルが設定され、関係を深化させることで得られる恩恵も大きくなるとのこと。同じ相手に対し同時に結べる同盟の種類は1つだけなので、状況によってどの形式の同盟を結ぶか考えねばなりません。自分は外交下手なのですが、ボーナスが増えると聞くと、改めて勉強しなくてはと思いますね……!

『Civ6』
▲同盟レベルは、同盟を結んでいるターンごとに得られる同盟ポイントによって上昇するとのこと。それに加え、交易路を結んでいるなど、ほかの条件もあるので、プレイの際は確認しておいたほうがよさそうでした。

 また、同盟とはやや異なりますが、世界的に大きな脅威が発生した場合に、多数の文明が手を携えて立ち向かう“緊急事態”という要素も追加されました。単独で独走している強国がいたり、どこかの文明が核を発射したりなどといったケースに発生することが多いようです。

 大きく2つの陣営に分かれることになり、勝利した方は報酬を得られますが、参加するかどうかは慎重に決めたほうがいいかもしれません。勝利した陣営はさらなる躍進を遂げるため、負けそうな勢力に付いても損をするだけということもあり得るのです。もちろん、強国を引きずり下ろせる可能性があるなら、積極的に参加していきたいところですが。

 駆け足でしたが、『文明の興亡』での追加要素をざっくり紹介しました。全体的に考えることが増えましたが、それぞれの仕組みは単純なので、プレイの幅が広がってより楽しめるのではと思いました。正直、中毒性がシャレにならないレベルなので、仕事が忙しいときに起動したくないゲームの筆頭なんですが、『文明の興亡』が発売されたら、こっそりプレイしちゃおうかな……! 皆さんも、あまり睡眠不足にならないようお楽しみください!

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