2018年3月15日(木)
スクウェア・エニックスから近日配信予定のiOS/Android用アプリ『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火(以下、とじとも)』。本作に出演する声優陣のインタビューをお届けします。
このインタビューは、3月4日の公式生放送『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火 配信間近(!?)スペシャル生放送』の放送終了後に実施したものです。
茜屋日海夏さん(安桜美炎役)、本渡楓さん(衛藤可奈美役)、石原夏織さん(瀬戸内智恵役)、松田利冴さん(益子薫役)に加えて、『とじとも』プロデューサーのスクウェア・エニックス 椎名崇徳さんにもお話を伺いましたので、ぜひご覧ください。(インタビュー中は敬称略)
▲左から茜屋さん、本渡さん、石原さん、松田さん、椎名プロデューサー。 |
――生放送、お疲れ様でした。それではまず、今回の放送の感想をお聞かせください。
本渡:この4人でニコ生をするというお話は“刀使祭 二の太刀”というイベントの中で発表されたんですけど、私としてはすごく話しやすくて仲のいい……あ、一方的だったらごめんなさい(笑)。
何度もご一緒させていただいている先輩方との共演だったので、今日はすごく楽しみでした。放送が始まった後は本当にあっという間で、バラエティコーナーも盛り上がりましたし、ブルーバックを使って電車で会場移動するみたいな遊びもあって、とても楽しい時間が過ごせました。
松田:私は今まであまりトークなどで絡むメンバーではなかったんですけど、みなさん楽屋の時点からすでに昔からの知り合いみたいにお話してくださって。本番でもその雰囲気のまま気持ちのいいテンポでお話できましたし、遠慮なくツッコミもできたのでありがたかったです(笑)。
あと終了後の評価を見ると、ふざけるところはふざけつつも伝えなきゃいけないところはきちんと伝えられる内容にできていたのではないかと。ゲームの内容をしっかり知っていただいたうえで、さらにおもしろいと思っていただける放送にできたのは、コメントで盛り上げてくださった視聴者さんのお力もあってのことだと思っています。
茜屋:今回は進行役ということでやらせていただいたんですけど、先ほど本渡さんも仰っていたようにメンバーのみなさんには本当に昔からの知り合いみたいに仲よくしていただいて、進行とはいいつつもみんなで楽しみながら進められたのがすごくうれしかったです。
もちろん、たくさんコメントを書き込んでくださった視聴者さんも含めての“みんな”ですね。あと『刀使ノ巫女』は今日みたいにキャストさんともお会いできる機会がすごく多くて、私自身すごく楽しい企画だなと思って楽しんでいます。
石原:私は『刀使ノ巫女』関連の放送に参加させていただくのは今日が初めてで、他のニコ生で唯一絡みがあったのが本渡楓ちゃんだけだったんです。ただでさえ人見知りなので、最初はオドオドしながらどうなるんだろうって思っていたんですけど、初めましてとは思えないくらい楽屋でみなさんと打ち解けられたのがまずうれしくて。
しかもそのままの、いやそれ以上のテンションで放送をお送りできて、『刀使ノ巫女』の世界をみなさんにお伝えできたのもすごくうれしかったです。あとはおにぎり大喜利(笑)。みなさんの個性が光っていて、「こういう方々なんだな」ってさらに深く理解しながら、おもしろおかしく過ごすことができました!
椎名:おにぎり大喜利は、みんな個性が出ていてすごいなと思いました(笑)。同じお題なのにこんなにも回答が違うのかと。あれは目が離せなかったですね。
そして本日の感想ですが、この4人に生放送をやってもらえてよかったなと終わってからすぐに思いました。ゲームとアニメを同時に扱うような放送ってあまりないと思うんですけど、今回はせっかくのメディアミックスプロジェクトということで、ゲームリリースまでの集大成といった意味も込めての番組だったんです。
それで実際にやってみたら、この4人が異常なくらいおもしろくて(笑)。視聴者の皆さまには番組を楽しんでいただきながら作品の魅力を知ってもらえたのではと思っています。
――本日は放送の中で『とじとも』をプレイされていましたが、遊んでみて第一印象はいかがでしたか?
松田:私自身はひんぱんにアプリゲームをプレイする方ではないので、複雑なゲームだとボタンが多かったりしてやり方がよくわからないっていうこともあるんですね。でも『とじとも』はそんな私がやっても操作が直感的にわかりやすかったので、私のようにゲーム歴が浅い方でも楽しめるんじゃないかなと思いました。
椎名:アニメを見てプレイしてくださる方と、ゲームから『刀使ノ巫女』を知ってくださる方。その両方がプレイしやすいようにしたいっていうのは開発とも常々話していたので、触りやすいと仰っていただけたのは開発側としても非常にうれしいです。もちろんやり込み要素も用意してありますので、ゆくゆくはぜひそちらにも挑戦していただければと。
茜屋:私も松田さんと同じくアプリゲームは経験が浅いんですけど、着替えとか女性ユーザーも好きそうな要素もあって、男女問わず楽しめるゲームだなと感じました。
あと『とじとも』公式Twitterも、ゲームが始まる前なのにもう4万人近くフォロワーさんがいらっしゃるじゃないですか。その数字だけでも、いかに期待度の高いゲームかっていうのを実感しますよね。私自身もプレイするのが楽しみですし、配信後のユーザーのみなさんの反応もすごく楽しみです。
石原:今回初めてゲームをしっかり見させていただいて、バトルの部分にすごく興味を惹かれました。3すくみの属性もわかりやすいですし、なにより奥義の演出がカッコよくて! 今日は可奈美ちゃんと美炎ちゃんの奥義を見せていただきましたけど、私の演じた智恵ちゃんとか他のキャラの奥義ももっと見てみたいです。
本渡:私は実機でプレイさせていただくのが今回で3度目だと思うんですけど、グラフィックがキレイで何度見ても感動します。先ほど仰っていた奥義も本当にキレイでカッコいいんです。
あと、私自身はとてもガチャが好きでして(笑)。ガチャのボタンをタップするときのドキドキ感、そしてタップしてから排出されるまでの待ち時間がとても好きなんです。今日は『とじとも』のガチャを初めて見せていただいて、そこも感動ポイントでした。
ガチャが“召集”というカタチで作ってあって、紫様のお部屋に向かうまでの廊下を歩いていく演出だとか、絨毯やドアの色、ひとつひとつにすごくこだわりが感じられるんですよね。こんな風に配信が始まってから初めて目にする要素もまだまだたくさんあると思うんですけど、そこもすごく楽しみになりました。
そしてバトルについて、『とじとも』にはメイン以外に“サポートメンバー”がたくさんいるんですけど、公式Twitterですでに何人か紹介されているじゃないですか。名前だけじゃなくしっかりとした解説も載っているんですけど、そういう掘り下げによってキャラクター同士の関係性とかも見えたりして、そこもすごく楽しみな要素の1つです。ちなみにサポートメンバーでは渡邊エミリーちゃんがお気に入りです!
――『とじとも』やアニメ本編のボイス収録の際に、なにか印象的だった出来事はありましたか?
松田:『刀使ノ巫女』の収録はアニメよりゲームのほうが先だったんですけど、固有名詞のアクセントがわからなくて現場がバタついていたのをよく覚えています(笑)。たとえば“長船”とかも“さ”にアクセントをつけて読むのか、そのまま読むのかとか。もちろんアクセント辞典にも載っていないので、スタッフさんに急いで確認していただいたりして。
普通に現場に入るだけではなかなか目にしない“人が慌てているところ”がかいま見られたおかげで、この人は実はすごくフレンドリーな方だったんだとか見えないところも見えて、ある意味アクセントがわからなくてよかったなと思う部分もありました(笑)。緊張も程よくとけて、朗らかな収録になったと思います。
石原:放送中も少し出たんですけど、私は“七之里(しちのさと)問題”でしょうか。家で練習しているときも、「これは言いづらい! ヤバイ!」って(笑)。これに関してはみなさんも同じように仰っていたので、仲間ができたようでうれしかったです。いつかもっと七之里さんと仲よくなって、「呼吹ちゃん」と呼べるようになる日が来るんでしょうか(笑)。
本渡:『刀使ノ巫女』ではTVアニメとしては珍しく、最初の収録の前にキャストが集まって7話くらいまでの一部シーンを抜粋した読み合わせを行ったんです。キャラ作りを先にしてしまおうということなんですけど、そのときにマイク前で録ったボイスデータをゲームの収録のときにも持ってきてくださって。
しばらくはどこの『刀使ノ巫女』関連の現場に行ってもそのボイスが付いてきてくれて、それがすごく頼もしかったのをよく覚えています。キャラクターを本当に大切に作ってくださっていて、演じる側としてもありがたかったというか。
――そんなに先の方まで読み合わせをするというのは、確かに珍しいですね。
椎名:『刀使ノ巫女』は徐々にキャラクター性がかいま見えてくるシナリオ構成になっているので、最初の1話だけで読み合わせをしちゃうとキャラ作りするうえで各キャラの“幅”が見えないのかなと。なので7話くらいまでのお話の中で「このキャラクターは普段はこうだけどテンションが上がるとこういう一面もある」といったような振り幅を、読み合わせの段階でアニメ制作陣が確認したうえでキャラ作りをしたかったのだと思います。
――茜屋さんはなにか収録で印象的だったことはありますか?
茜屋:私はアニメでは絵だけ出つつも、頑なにしゃべらない美炎ちゃんが印象的です(笑)。
椎名:コミカライズのほうでも出ていますよ、絵だけですけど(笑)。
茜屋:ゲーム以外では頑なに口を閉ざしていますから! その分、ゲームでの活躍を早くみなさんに見ていただきたいなという思いでいました。
椎名:美炎は『とじとも』の中で一番セリフが多くて、収録回数が尋常じゃなかったですよね。何回かに分けて、毎回3~4時間とか。
茜屋:先ほどのアクセントとか、キャラクターの名前とかも口にする回数が多いので、ひとつひとつ確認して……そこは私もすごく難しかったです。あとはアニメの主人公である可奈美ちゃんも、美炎と同じく前向きな性格なんですよね。その辺りの方向性をどうしようかっていうのもすごく悩んだ覚えがあります。
椎名:そこもすごく頑張っていただきました。可奈美と美炎、どちらも主人公である2人を差別化する際、調整を間違えると2人が似すぎてしまう可能性もあって。2人とも主人公らしくありつつ、その中でどう違いを出すかですよね。で、結果はおバカっぽく見えて実は鋭い可奈美に対して、美炎はストレートな脳筋タイプ。「なせばなる」というワードでなんでも乗り切っちゃうキャラですね。とはいえ、実際に演じられる方にとってはかなり難しかったのではないかと思います。
茜屋:確かに難しかったんですけど、私としては可奈美は天才肌タイプだと思ったので、美炎は努力の天才にしたいと思って演じてみました。可奈美に負けはしたけど、ライバルとしても友だちとしてもずっと意識し続けるみたいな直向きさも意識しつつ。
――興味深いお話をありがとうございました! ところで、生放送のおにぎり大喜利で少し気になったのですが……みなさん、今までに食べたおにぎりの中でいちばん好きな具はなんでしょうか?
松田:私は好きな食べ物で2番目にくるのがなめ茸で、以前なめ茸のおにぎりを発見しまして。「これはキタ!」と思って買ってみたら、エノキが少なくて“ほぼ汁”だったんです(笑)。期待が大きかった分、すごく寂しい気持ちになりました。味はちゃんとしたんですけど、もっと歯ごたえが欲しかったです……。
本渡:以前、現場の差し入れでウニのおにぎりがあったんですよ。ウニ大好きなので「食べたいー!」と思いつつ少し席を外して、戻ってきたらもうなくなっていました(笑)。それ以来いろんなお店でウニのおにぎりを探してみたんですけど、レアな商品だったのか全然会えなくて……。でもいつかは食べてやるぞと思っています。
石原:私はもち米が好きなので、白米よりもおこわ派です。最近はセブン-イレブンの“舞茸おこわ”が特にお気に入りですね。レンジでチンして食べると舞茸の香りが広がってさらに美味しくなるので、ぜひみなさんにも試していただければと。ちなみに今朝も食べました!
茜屋:私はそもそもご飯をあまり食べなくて……主食がお菓子なんですよ。特にじゃがりこは季節限定を含めてすべての味をコンプリートしています! あ、おにぎりと言えば、学生の頃に母に作ってもらったおにぎり。具が筋子だったんですけど、食べたとき口の中に膜が張ったような違和感を感じてしまって。それ以来、筋子のおにぎりだけは未だに食べることができずにいます。いつか美味しいのを食べたら克服できるんでしょうか(笑)。
――ありがとうございました! それでは最後に、一言ずつメッセージをいただけますでしょうか。
本渡:ゲームのストーリーはアニメとは違う視点で展開していて、たとえばアニメのこのキャラはこのときどうしてこう動いたのかっていうのも、ゲームをやることでどんどん明らかになっていくんですよね。
さらにアニメとゲーム両方のキャラが関わることでさらにひとりひとりの個性が掘り下げられていくっていう要素もあるので、ぜひアニメも見ながら、ゲームのほうも同時に楽しんでいただければと思います。
松田:最初の収録がゲームのほうだったので、『とじとも』では初々しいデキ立てほやほやの薫さんを楽しみにしていただけたらうれしいです。あとは生放送でも少し出ましたけど、キャラクターの全体像を色々な角度からじっくり見るのってアニメでは難しいですよね。私も後ろ姿が気になって、スロー再生して確認することもあるんですけど(笑)。
でも、ゲームだと観賞モードが用意されていて、アニメでは着ていない衣装もあるので、そこは私自身もすごく楽しみにしています。配信されましたらみなさまもぜひ、じっくりとご堪能くださいませ。
石原:私が演じさせていただいた瀬戸内智恵はアニメには登場しないゲームオリジナルということで、ぜひこれからみなさんにかわいがっていただけたらと思っています。
アニメを見てファンになってくださった方々にとって『とじとも』は絶対に楽しんでいただける作品になっていますし、ゲームの中で初めて出会うキャラもたくさんいますので、こちらの方もたくさん応援していただけるとうれしいです。配信まであともう少し、よろしくお願いします!
茜屋:アニメのほうにはたくさんの個性的なキャラがいますけど、ゲームのほうも負けないくらい素敵なキャラがそろっています。可奈美たちが頑張っている裏で、美炎たちもこんなに頑張っていたんだよっていうのを……あと私もこんなにしゃべって頑張っていたんだよっていうところも含め(笑)、早くみなさんにお届けしたいです。
他にも着替えとか部隊編成とか、とにかくユーザーさんが突き詰めていける要素がたくさんあって、やってもやっても飽きないゲームだなと感じました。配信が始まりましたらぜひたくさんやり込んでいただいて、キャラクターたちもかわいがっていただきつつ、『刀使ノ巫女』がもっと多くの人たちに広まってほしいなと思います。応援よろしくお願いします!
椎名:操作自体はシンプルなんですけど、実は強い敵を倒すためには部隊編成とかをしっかり考える必要もあって、そういったバトルRPGとしてのやり込み要素にまずご注目いただきたいなと思っています。
あとはやっぱり着替えですね。いろんな刀使たちのいろんな姿を見ていただきたいなと思って、今回は2Dも3Dも結構頑張って作りました。なので毎回プレイするたびに、ぜひじっくりと見て楽しんでいただきたいです!
さて、とじともはリリースまで間もなくかといった状況です。たくさんのプレイヤーの皆さまに楽しんでいただけたらうれしいです! リリースされましたら『とじとも』をどうぞよろしくお願いいたします!
※画面は開発中のものです。
(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
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