2018年5月11日(金)

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』を先行プレイ。新機体の使用感や既存機体の変更点などを紹介

文:たく坊

 5月9日にバンダイナムコ未来研究所で、2018年秋に稼働を控えた『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』のメディア体験会が行われ、ロケテストバージョンの筐体が披露されました。本記事では、実際にプレイしてきての体験レポートをお届けします。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』は、人気アーケードタイトル『機動戦士ガンダムVS.』シリーズの最新作です。2対2の対戦を楽しめる2on2バトルアクションとなっており、累計160機以上が参戦決定し、ファンの期待が高まっています。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 本体験会では、5月12日、13日にnamco大阪日本橋店とnamco東京ガリバー松戸店で開かれるロケテストバージョンが用意されていました。新機体である“ガンダム・バルバトスルプスレクス”や“トライバーニングガンダム”も使用できたので、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』の機体との類似点を挙げながらレポートしていきます。

 なお、新しく追加された要素や前作から変更点については、別の記事で紹介しています。

 なお、内容は開発中のもので稼働時には変更される可能性があります。

新たなEXバーストが加わり5種類に

 本作には、前作『マキシブースト ON』で選択できた、シューティング(S)バースト、ファイティング(F)バースト、エクステンド(E)バーストに加えて、モビリティ(M)バーストとリンケージ(L)バーストが追加されています。

 Fバースト、Sバースト、Eバーストは従来のものと同じく、各種攻撃や被ダメージに補正がかかり、キャンセルルートが追加されます。

モビリティ(M)バースト

 Mバーストは、発動することで機体の機動力が著しく上昇し、射撃武装をステップでキャンセルできるようになります。バースト中の機動力は過去作品の中でも群を抜いて速く、『マキシブースト ON』で例えると、機動力の高い“ストライクフリーダム”のチャージ格闘“SEED発動”を使用し、そのうえエクストリームバーストを使用した速度に酷似しているように感じられました。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 どの機体でも作中屈指の機動力を味わえる、攻めと逃げのどちらでも有効なEXバーストとなるでしょう。ちなみに、EXゲージが最大まで溜まった状態で発動した時のブーストゲージの回復量は、目分量で3割ほどでした。

リンケージ(L)バースト

 Lバーストは、僚機の弾数・ブーストを回復させ、EXゲージも増加させる効果を持ったサポート寄りのEXバーストです。体験会では細かな性能などは把握できませんでしたが、1番の見どころはやはり“僚機のEXゲージを増加させる”効果でしょう。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 Lバーストを発動した際の効果を目分量で確認してみたところ、僚機のEXゲージが3割ほどの増加していました。

 本作から僚機の耐久値に加えてEXゲージも確認できるようになったので、意思疎通がしにくいシャッフル時にも、“EXバーストを発動して攻めてもらいたい”などの場面で活用できるでしょう。

 EXバーストが勝敗を左右することもある本シリーズなので、COST:3000による夢の4回目のEXバースト発動を目指したり、Lバースト同士でEXゲージを増加させあったりなど、効果や場面を想定しつつ編成を考えることが楽しそうですね。

160機以上のMSが参戦。操作感をレポート

 本作では160機以上の機体が参戦して、現在稼働中の『マキシブースト ON』で登場しているエクストラ機体などを除いた、多数の機体を使用できます。

 以下では、新規参戦機体である“ガンダム・バルバトスルプスレクス”と“トライバーニングガンダム”、“ガンダムマックスター”のレポートをはじめ、既存機体の変更点などを紹介していきます。

ガンダム・バルバトスルプスレクス(COST:3000)

 “ガンダム・バルバトス”、“ガンダム・バルバトスルプス”が参戦していた本シリーズに、“ガンダム・バルバトスルプスレクス”が満を持して参戦します。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 本機体のコストは3000。超大型メイスやレクスネイル、テイルブレードなど駆使した近接戦闘を得意とする格闘寄り万能機です。

 メイン射撃や特殊射撃でバルバトスルプスのような実弾系の射撃武装、サブ射撃でバルバトスのチャージ射撃を使いこなし、格闘には上下に動く接地判定が付いた武装が搭載されているなど、まさに三日月・オーガスが駆るMSの集大成ともいうべき機体のようでした。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 なにより驚いたのは、チャージ格闘のテイルブレードです。発動することで駆動するテイルブレードは、プレイヤーの意思とは関係なく、発動時にロックしていた敵を狙い続けます。2段誘導をするような動きで敵機に斬りかかり、命中するとスタンしていました。

 容赦なく襲い掛かるテイルブレードを駆使して、要所要所で三日月機独特の格闘コンボを叩き込む機体のように感じました。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

トライバーニングガンダム(COST:2500)

 『ガンダムビルドファイターズトライ』から、“トライバーニングガンダム”が登場。『ビルドファイターズ』シリーズからは、“ホットスクランブルガンダム”、“ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)”に続く3機目の登場となります。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 トライバーニングガンダムは、同コストの既存機“シャイニングガンダム”より射撃武装が使いやすく、かつトリッキーに動く武装が搭載されています。

 メイン射撃は直線的に放たれる射撃武装、特殊射撃は照射系ビームを撃つかビットを展開する2種類のアシスト、サブ射撃は“ガンダムAGE‐1 タイタス”の後格闘に似たモーションから放たれる“流波動裂帛拳”で火柱を発生させる武装となっていました。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 そしてトライバーニングならではの特徴が光る特殊格闘では、“疾風突き”や“旋風竜巻蹴り”をレバー入力に応じて行います。その他に、格闘で“蒼天紅蓮拳”、後格闘で“聖槍蹴り”を行うなど、原作再現度が非常に高く、さわっていて楽しい機体でした。

 チャージ格闘で発動する時限強化中は、“プラフスキー粒子”が赤く発光し、トライバーニングガンダムの性能を存分に引き出せる状態となります。

 “次元覇王流”を使いこなして、格闘機ならではの怒涛の攻めを展開することが勝利のカギとなりそうです。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

ガンダムマックスター(COST:2000)

 『機動武闘伝Gガンダム』に登場した、ネオアメリカ代表“チボデー・クロケット”が駆るモビルファイター(MF)が、本シリーズに初めて登場します。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 ガンダムマックスターは、MFの例に漏れず地面を走る地走系の機体。メイン射撃に“ゴッドガンダム”のメイン射撃“ゴッドフィンガー【照射】”と似た武装を持っています。

 サブ射撃はサイクロンパンチを行い、発動時に射撃バリア付きの突進があり、その後に竜巻を打ち出す武装です。特殊射撃では、シールドをサーフボードに見立てて高速移動を行います。相手に向かったり、自機の向いている方向に移動したりするので、奇襲する時やブーストゲージがなくなった時の“あがき”に使用できるかもしれません。

 チャージ攻撃は射撃と格闘どちらにも実装されており、チャージ射撃で2丁の拳銃“ギガンティックマグナム”を連射、チャージ格闘で大きな爆発を起こせる1出撃1度きりの射撃を行います。

 特殊格闘は肩部のファイティングナックルを装着し、レバー入れで性能が変化する突進攻撃を仕掛けます。相手の攻撃でひるまない“スーパーアーマー効果”が付与されていたので、多少強引に攻めることもできそうです。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

 EXバーストを使うと明鏡止水の状態に。バーストアタックでは、画面が暗転し“クイーン・ザ・スペード”の紋章が現れたのちに攻撃する演出を見られました。

 COST:2000の格闘機であるため立ち回りはやや難しそうな印象がありましたが、高い火力を持っているように感じました。

『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』
『機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2』

その他既存の機体にも調整が

 新規参戦機体の他にも既存の機体を操作できたので、筆者が実際に動かして把握できた部分を紹介します。

サザビー

 チャージ格闘が変更され、全ファンネルを敵機に向かわせる武装になっていました。リロード式なので、何度でも使用できます。

 また、アシストに“ヤクト・ドーガ”がビームを撃つ武装が追加されていました。性能的には“ヤクト・ドーガ”のチャージ射撃をそのままイメージできるような印象を受けました。

マスターガンダム

 アシストがなくなり、特殊格闘に百裂拳が追加。格闘モーション全体がよりスタイリッシュに動くようになっていました。

リボーンズガンダム

 キャノンモードのチャージ格闘に、“フルアーマー・ユニコーンガンダム”第二形態の特殊射撃のような武装が追加されていました。キャノンモード時に遠く離れてしまった時などに重宝するでしょう。

G‐セルフ(パーフェクトパック)

 チャージ格闘で放つ“フォトン・トルピード”が横一列ではなく、拡散して放たれるように。予想外の当たり方が期待できるかもしれません。

エクストリームガンダム type‐レオスII Vs.

 大きな変化は見て取れませんでしたが、チャージ射撃がこれまでのようによく曲がるものではなく、素直な太いビームに変更されていました。

ガンダムヴァサーゴ・チェストブレイク

 特殊射撃のトリプルメガソニック砲に、サザビーのような拡散ビームが追加されていました。レバー横入力で発射でき、弾数は照射ビームと兼用でした。

 さらに、後格闘が前作の“プロヴィデンスガンダム”の後格闘のように腕を振る武装に変更されていました。本機体は自衛能力に乏しいことがネックだったので、よく使われる武装になるかもしれません。

メッサーラ

 特殊射撃が変更され、変形中のみ高速移動になっていました。なお、通常時の特殊射撃はアシストでしたが、前作までのようなガブスレイの弾幕攻撃ではなく、マラサイによる照射系ビームになっていました。変形時にアシストによる弾幕攻撃を仕掛けられないこともあり、以前までとは異なる操作感になっていたのですが、高速移動からのサブ射撃など、必要な場面はややあるような印象でした。

 また、強制的にMS形態となりミサイルを発射する、チャージ格闘も追加されていました。

 筆者がプレイできずに体験会が終わってしまったためすべての変更点を確認することはできませんでしたが、“エクストリームガンダム エクセリア”に“エクストリームガンダム type‐レオスII Vs.”が照射ビームを撃つアシストが見られたり、“ウイングガンダムゼロ(EW版)”に単発ダウン系の攻撃が追加されていたり、“ユニコーンガンダム”がデストロイモードでビーム・マグナムを使えるようになったり、Ξガンダムがチャージ格闘のメッサーの攻撃にあわせて、ミサイルを射出するようになったり……さまざまな機体に調整が入っているようでした。

 5月12、13日にはロケテストが千葉と大阪で開催されるので、ぜひ足を運んで本作を体験してみてください。

■ロケテスト概要
【実施店舗】
●namco大阪日本橋店(大阪府大阪市浪速区難波中2-1-17 コスモビル1~3F) 9:00~23:45
●namco東京ガリバー松戸店(千葉県松戸市松戸1230-1 ピアザ松戸B1~2F) 10:00~23:45
※9:00~10:00の間は店内マッチングとなります。
【チーム設定】4台 チーム出撃(固定)、4台 ソロ出撃
【注意事項】
※店舗への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
※通信状況などによりオンライン対戦を行うことが困難な場合は、店内対戦にて運営いたします。
※ロケテストは予告なく終了する場合がございます。
※上記内容は、予告なく変更・終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

データ

▼『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』
■対応機種:AC
■ジャンル:アクション
■稼動日:2018年秋予定

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