2018年7月10日(火)
閉ざされた監獄空間“ジェイル”からの脱獄を目指す『神獄塔 メアリスケルター2』。ダンジョンRPGである本作では“脱獄”という目標の障害として、さまざまな敵との戦いが待ち受けています。本記事では、そのバトルシステムについて紹介します。
本作のバトルは、“血式少女”や敵がAGI(素早さ)の順にキャラクターが行動していく、いわゆるターン制を採用していますが、いくつか特徴的なシステムがあります。
その1つが、血式少女が敵の弱点を突いたりクリティカルが発生したりすると、敵から大量の血が噴き出して血式少女が“返り血を浴びる”というシステム。返り血は、戦い続けることで自然に浴びることになりますが、戦い方しだいでより“効率よく”浴びることも可能となっています。
▲浴びた返り血の量はキャラクターのアイコンの下に“返り血アイコン”として表示されます。 |
この返り血を限界まで浴びると、血式少女は“ジェノサイドモード”という状態に変化。各ステータスが上昇するほか、ジェノサイドモード専用スキルも使用できるようになります。
さらに、ジェノサイドモード中に返り血を浴びると、HPやSPが回復するなどいいことづくめ!! ジェノサイドモードは数ターンで解除されてしまいますが、窮地を一気にチャンスに変える力を秘めています。
▲ジェノサイドモード専用スキルは、消費SPがゼロ、もしくはとても少ないのが特徴。 |
また、血式少女が返り血をある程度浴びていると、その返り血をほかの血式少女が“舐める”こともできます。“舐める”を行うと“魂血スキル”という専用のスキルが発動。舐められた血式少女によって“味方全員の体力回復”や“味方全員の命中率と回避率を上昇”といった、強力で多彩な効果が得られます。
ただ、血式少女がどれだけ返り血を浴びていても、一度舐められると返り血はすべてなくなるので、魂血スキルを多用するならジェノサイドモードの発動はまず見込めません。
▲魂血スキルは誰が舐めても、同じ効果が発動します。ただ、自分の返り血を舐めて魂血スキルを発動することはできません。 |
返り血を限界まで浴びてジェノサイドモードを発動するか、魂血スキルに使用するか……!? バトル中にたまる返り血という一風変わったリソースを、どちらの用途で使うか? それが本作のバトルのおもしろさの1つです。
このように、返り血はどちらの用途に使ってもメリットのみ。ですが、1つだけ例外があります。それは血式少女に“穢れ”がたまっているときです。穢れとは、血式少女が大ダメージを受けたり仲間が戦闘不能になったりしたときにたまるもの。
▲穢れのたまり具合は、返り血アイコンの色で判別可能。黒ずんでいるほど穢れがたまっています。 |
この穢れがたまっているときに限界まで返り血を浴びると、ジェノサイドモードではなく“ブラッドスケルターモード”という、まったく別の状態になることがあります。ブラッドスケルターモードは大幅に能力が上がる代わりに行動が制御不能で、敵味方問わず攻撃を行ってしまう危険な状態となっています。
▲ブラッドスケルターモード時の姿は、血式少女の名前のもととなった童話のエピソードが色濃く反映されています。 |
運がよければ敵を一気に撃破してくれますが、運が悪ければ1ターンの間に複数人の味方が力尽きているということも。ときにはジェノサイドモードになる直前に大ダメージを受けて穢れがたまり、そのままブラッドスケルターモードへ、などという展開もありえます。この穢れがあることで、返り血をためることが常にメリットになるとは限らない……。これが本作のバトルの特徴です。
そして、バトルにおいてもう1つ重要なのが、つう&ナイトメア・ジャック(以下、つう&ジャック)は、バトル中に限り、2人で1キャラクターとして扱われること。
つう&ジャックのターンが回ってくると、2人が合計2回行動できます。どちらかが連続で2回行動しても、それぞれ1回ずつ別に行動しても構いません。
ただ、ナイトメア・ジャックは敵への攻撃や味方HPの回復など、ほかの血式少女たちと同じように戦うことはできません。その代わり、彼だけが唯一、探索中に血式少女の穢れを浄化することが可能です。
▲つう&ジャックは、スキルに頼らずにアイテムを使用できるという点もほかの血式少女にはない特徴です。 |
上記のとおり、穢れはブラッドスケルターモードを招くもの。つう&ジャックは最大で2回連続で行動できるというアドバンテージがありますが、安全な探索のためには、ある程度穢れの浄化にターンを割くことが必要になります。
さらに、穢れの浄化はノーリスクではなく、ナイトメア・ジャックの“意識の乱れ”を招いてしまいます。この意識の乱れは、言わばナイトメア・ジャックの穢れのようなもの。意識が乱れたナイトメア・ジャックはブラッドスケルターモード同様、敵味方問わず攻撃を仕掛ける“ジャックリッパー”という状態になってしまうことがあります。
幸い、ナイトメア・ジャックの意識の乱れは、ダンジョン内を歩く、もしくは戦闘中につうの“カウンセリング”で沈静化させることができます。しかしナイトメア・ジャックが血式少女の穢れを浄化して、それによって乱れた意識をつうが治すといった感じで場当たり的に行動していると、それだけで手一杯となり、つう&ジャックは浄化以外の行動をいっさい取れなくなってしまいます。
穢れと意識の乱れはどちらもためると危険を招く、いわばマイナスのリソース。長期の探索においては味方のHPを減らさないよう注意を払うのと同様に、どんなタイミングで穢れや意識の乱れを減らしていくかを考えるのも本作のバトルの楽しさとなっています。
ジェノサイドモードが作り出すチャンスの気持ちよさと、ブラッドスケルターモードやジャックリッパーが持つ危険――。両方が紙一重で存在するからこそ生まれる緊張感が、独特のゲームバランスを生み出しています。ほかのゲームでは味わえない楽しさを持つ本作、ぜひプレイしてみてください!!
『メアリスケルター2』電撃スペシャルパックの予約を受付中。特典になるのは下記の3点で、電撃屋特典に限定版+予約特典を加えた電撃スペシャルパック(限定版)と、電撃屋特典に予約特典を加えた電撃スペシャルパック(通常版)の2種類をお送りする。
1.特別小冊子 ※限定版に付属する冊子とは異なる内容です。
2.描き下ろしB2タペストリー
3.限定職業DLC(つうと人魚姫の限定職業“濡れバスコープ”)
●限定小冊子 |
---|
▲ナナメダケイ氏渾身の表紙イラスト! |
▲中面では挿絵イラストを最大サイズで掲載しています! |
▲本特典用書き下ろし小説にも、描き下ろし挿絵イラストが付いています。ここでは、その一部を特別に公開! |
●描き下ろしB2タペストリー |
---|
▲ナナメダケイ氏描き下ろしイラストがタペストリーに! |
●プロダクトコード特典 |
---|
▲つうの限定職業“濡れバスコープ” |
▲人魚姫の限定職業“濡れバスコープ” |
ナナメダケイ氏描き下ろしの特製収納BOXなど、計7点の豪華特典。
1.ナナメダケイ描き下ろし特製収納BOX
2.21曲入り大ボリューム!のサウンドトラック
3.スペシャルブック(設定原画集+乙野四方字特別執筆)
4.魅惑のお風呂ポスター
5.マルチ卓上カレンダー
6.秘蔵データ素材集CD-ROM
7.オリジナルPC&スマホ壁紙
▲特製収納BOXのナナメダケイ氏描き下ろしイラスト |
予約特典は、なんとゲームがまるまる1本! 恋愛アドベンチャー“恋獄塔 めありーすけるたー”が手に入るプロダクトコード付きイラストカードだ。
▲“恋獄塔 めありーすけるたー”のロゴ |
(C)2018 COMPILE HEART
データ