『ディシディアFF NT』イベントを開いたユーザー主導の運営メンバー&間Pインタビュー
7月15日に(日)にRedBull Gaming Sphere Tokyo(中野)にて、『ディシディア ファイナルファンタジー NT(以下、ディシディアFF NT)』の対戦交流イベントが開催。そのイベントに携わった運営メンバーの“ふーひ”さんと“統夜”さん、さらに『ディシディアFF NT』プロデューサー・間一朗氏のインタビューを掲載します。
この対戦交流会は、電撃アーケードの番組にも出演経験があるふーひさんや統夜さんといったユーザーさんたちが中心になって実施されたもの。『ディシディアFF』運営チームも協力していた本イベントについて、ふーひさん統夜さん、『ディシディアFF NT』間Pの3人にお話をうかがったので、ぜひチェックしてください。
また、イベント全体のレポートもコチラに掲載されていますのでお見逃しなく!
▲左から、運営の統夜さん、間プロデューサー、運営兼MCのふーひさん(※インタビュー中は敬称略)。 |
アーケード版ユーザーとPS4版ユーザーの交流を目指して
――まずはイベントお疲れさまでした! 長丁場でしたが、終えてみていかがですか?
ふーひ:とりあえず、時間通りに終わってよかったなぁと(苦笑)。
統夜:参加者に欠員が出てトーナメント調整などをしていた影響で、開始までにちょっと時間をいただいちゃいましたから……。
ふーひ:全体のプログラムが1時間押してたんです。会場に設置したすべてのPS4のアップデートや、DLCキャラの準備などを当日にやっていたので、13時の開始に間に合うのかハラハラしてました。そんななか、僕はちょっと泣きそうになりながらロックとヴェインを購入してました(笑)。
統夜:このあたりは次回の課題かな。
ふーひ:そうだね。今回の開催で、何にどれくらい時間がかかるのかも把握できたし。
――そもそも、今回のイベントはどんな流れで決まったのでしょうか?
ふーひ:以前、コーエーテクモゲームスの方とお話する機会があって、そのときに僕が『ディシディアFF』を遊んでいることも伝えました。すると、向こうの方が「『ディシディアFF NT』のオフラインイベントをやってみたい」ということを考えていたようでして。
『ディシディアFF NT』でイベントを開くとなると、PS4やモニターのセットを最低でも6台用意しないといけなかったのですが、そこはRedbullさんのゲーミングボックスとGODSGARDENさんがご支援いただけるという話で進んでいきました。
僕は以前から別のタイトルでコミュニティ運営の経験があって、「何かあればお手伝いします!」と話していたこともあって、今回のイベントのMCをまかせてもらうことになりました。
統夜:その流れで僕もふーひさんにお話をいただいて、運営を協力することになりました。
――スクウェア・エニックスさんは、どのタイミングで開催に協力していったのでしょうか?
間:イベントの形があらかた決まったころですね。早矢仕(コーエーテクモゲームスのプロデューサー・早矢仕洋介氏)さんからも直接その話を聞いて、我々も協力していこうとなりました。
ユーザーさん主導のイベントに我々がどうかかわるかという部分については、まだ定まっていないところがあります。ただ、ユーザーさんが作るイベントやその雰囲気を間近で見られたので、今回のイベントはすごく興味深かったし楽しかったです。
――会場は広々としていて、とてもいい環境でしたね。
ふーひ:Red Bull Gaming Sphere Tokyoは、『ディシディアFF NT』だけでなくいろいろなゲームのイベントをやっていて、格闘系ゲームのイベントも積極的にやっているんですよ。『ディシディアFF NT』のおもしろさだけじゃなく、都内にこういうスポットがあるということも知られてほしいです!
――イベントプログラムは、ふーひさんと統夜さんが考えたのでしょうか?
ふーひ:僕と統夜君、あと餅Aさんと渚さんを含めた運営メンバーで進めていきました。想定参加者が60人ほどで、イベント時間が8時間ぐらいとしたうえでプログラムを考えると、だいたい3種目くらいの対戦はできるなと。
今回のイベントは、アーケード版プレイヤーとPS4版プレイヤーが交流したり、普段モニター越しに遊んでいるPS4版プレイヤーにリアルのパーティ出撃のおもしろさを知ってほしいというのが趣旨でした。あと、上位プレイヤーがやり込むと、このゲームはこんなに熱いんだぞというところも伝えたかったです。
統夜:そのあたりを踏まえて、パーティシャッフルトーナメントと固定パーティエキシビションマッチは早いうちに決まりました。
ふーひ:ほかに空いた時間で何をやろうかと相談していたら、『ディシディアFF NT』には“コアバトル”があることを思い出したんですよ。
統夜:ちょうど最近ふーひさんとコアバトルにハマってて、めちゃくちゃおもしろいからイベントでもやろうって決めました。オンラインでもコアバトルで遊べたら盛り上がると思うんですけどね?
間:鯨岡に伝えておきます(笑)。
ふーひ:実況の場から見ても、コアバトルも普通の対戦に負けないぐらい盛り上がってたんじゃないかと(笑)。いつか公式で、コアバトルの全国大会とか開いてほしいですね。
――ふーひさんと統夜さんは一般プレイヤーでもありますが、イベント運営に携わって感じたことはありますか?
ふーひ:今までの遊ぶ側から運営する側になってみて、運営の苦労がよくわかりました。いつもイベントを開いてくださるスクウェア・エニックスさん、本当にありがとうございます!
統夜:スクウェア・エニックスさんやコーエーテクモゲームスさんが開催に協力してくれるとなって、僕らとしてもすごく気合が入りました。それと同時に、半端なことはできないなというプレッシャーも強くて、だからこそ開始時間の前後はピリピリしちゃいました。メンバーとのやりとりもちょっと殺伐となったりして(苦笑)。
間:鯨岡とも話していたのですが、こうやってプレイヤーの方々がイベントを開いてくれたことが純粋にうれしかったですね。
『ディシディアFF NT』に限らず、スクウェア・エニックスのタイトルは扱いが厳しいところがあります。でも、厳しいからって何もできないわけではなく、こうしてユーザーさん主導のイベントでも、お客さんが集まって喜んでくれます。そういうところを見せてもらっただけでも、我々としては大きな収穫だったかと。
――それでは、最後にひと言ずつコメントをお願いします。
統夜:これまで一介のプレイヤーでしたが、こうやってイベント運営に携われてとてもいい経験ができました。ただ、エキシビションを見てたら自分も参加したくてしょうがなかったので、次回があったらプレイヤーとして参加するかもです(笑)。
ふーひ:稼働初期から『ディシディアFF』を遊んでいる身としては、このゲームのおもしろさをしゃべって伝えたいとずっと思っていました。プレイがうまい人は本当にうまくて、“すごいヤツらがすごいゲームをやってるぞ!”と多くの人に伝えたかったんです。今回こういう場でMCの機会に恵まれて、なんとか無事にイベントもやり遂げられたので感無量です!
間:ユーザーさん同士が『ディシディアFF』で盛り上がるという光景は、僕も鯨岡も稼働前から夢に描いていたことでした。これまで公式の大会や交流会でそういう姿を見ることができましたが、今回はユーザーさんが舵を切ったイベントということで感激しています。今後も機会があれば、可能な限り協力していきたいと思います。
(C)2015-2018 KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
データ
- ▼『ディシディア ファイナルファンタジー』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■ジャンル:オンライン・パーティ対戦型アクション
- ■稼働日:2015年11月26日
- ■プレイ人数:1~6人
データ
- ▼『ディシディア ファイナルファンタジー NT』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■ジャンル:パーティ対戦型アクション
- ■発売日:2018年1月11日
- ■価格:7,800円(+税)
- ■プレイ人数:1~6人