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2018年8月16日(木)

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』コラボインタビュー。コラボ成功の秘訣は制作者の熱量や愛情

文:電撃オンライン

 8月26日まで開催中のiOS/Android/PC用パズルRPG『ぷよぷよ!!クエスト(以下、ぷよクエ)』と『エヴァンゲリオン』のコラボイベントについて、開発者と版権元にお話をうかがいました。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

 8月4日に放送されたぷよクエ公式生放送で告知された通り、8月10日~26日にかけて『ぷよクエ』で『エヴァンゲリオン』コラボが開催。『エヴァンゲリオン』の人気キャラクターがコラボオリジナルイラストで登場する他、収集イベントなどが開催されます。

 今回、『ぷよぷよ』シリーズ総合プロデューサーの細山田水紀さんと、『エヴァンゲリオン』の版権管理を務めるグラウンドワークスの濱岡清吾さんに、本コラボイベントについてインタビューを行いました。コラボに至った経緯をはじめ、制作秘話などもうかがいましたので、ぜひご覧ください!(※記事中は敬称略)

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』
▲グラウンドワークスの濱岡さん(写真左)、『ぷよぷよ』シリーズ総合プロデューサーの細山田さん(写真右)。

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90年代を支えた人気コンテンツ同士がコラボレーション!

――まずは、濱岡さんが普段どのようなお仕事をされているのか、その内容を教えてください。

濱岡:『エヴァンゲリオン』の版権管理を主としている会社の中で、スマホゲームなどのデジタル関連の業務を担当したり、EVA CUSTOMというオンデマンドのECストアを運営しています。

――『エヴァンゲリオン』はいろいろなコラボをされていますよね。

濱岡:そうですね。さまざまなジャンルで多岐にわたるコラボレーションをしています。

――最近印象に残ったコラボはありますか?

濱岡:やはり新幹線の500TYPE EVAはかなり大きなインパクトがありました。反響もとても大きかったですし、そこから派生して、ついには新幹線が登場する某アニメの中にも登場しましたからね。弊社だけでなく相手方の企画者を含めて、IPやコンテンツをいかに周りに普及させて楽しくしていくのか、みなさんの知恵やアイデアが積み上げられた代表的な例かなと思います。

――なるほど。それでは今回の『ぷよぷよ!!クエスト』とのコラボは、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

濱岡:すごく大人の話になるのですが(笑)、もともとは別のゲームタイトルでセガさんからコラボのお話をいただきました。そしてその際に、他のタイトルでもコラボは可能かこちらから窺ったんですよ。たとえば『ぷよぷよ』とかって(笑)。ぶっちゃけ『ぷよぷよ』さんとやらせてくださいよー、って。

細山田:僕は最初、それを聞いて「嘘でしょっ!?」って思いました(笑)。

濱岡:社内的にもセガさんとコラボをするという話になった時、まず「『ぷよぷよ』とコラボをするの?」って聞かれたほどでした。僕として『ぷよぷよ』はスタートした時から楽しんでいた世代でしたし、やっと実現か!という感じでしたね。

 『エヴァンゲリオン』のコラボ相手としても非常にマッチングがいいと言いますか、歴史的な部分やユーザーさんの思い入れの深さなどもちろん、お互いこれまで長く愛されてきた作品同士が20年近くの時を経てコラボするのは物語としておもしろいとずっと以前から思っていたんです。ところが、そのラブコールは届くことなく……セガさんからはお断りされるというオチで(笑)。

――細山田さん、どういうことですか!

細山田:その時に断わったのは、僕じゃないんです!そもそもぷよクエに関連する担当者が誰もその場にいなかったので、チームとしても知りませんでした。その後、きちんとお会いしてお話をさせていただいたのですが、タイミングの問題もありました……! 今回濱岡さんからお話を最初にもらった時も、もう別のコラボが決まっていて、やりたくても差し込めなくて。あと正直、半信半疑でした。『エヴァンゲリオン』とは絶対にコラボできないでしょって思い込みが(笑)。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

濱岡:だからこちらとしてはひとまずセガさんの別タイトルのコラボからスタートし、そこからゆくゆくはという感じでその時は話がまとまりました。そのうち実現するといいなと思いながら。なので、今回のコラボは満を持して、という感じですね。

細山田:最初お話ししたのは、昨年の夏くらいでしたよね。その前にも話はあったのですが、僕のところにくる前に誰かが断ったのだろうと思います。

濱岡:そういった経緯で、ようやくコラボが実現したわけです。

エヴァのスマホゲームにおけるコラボのやり方

濱岡:『エヴァンゲリオン』はさまざまなジャンルでのコラボをやっているのですが、2014年頃からはスマホゲームとのコラボも積極的にやるようになりました。コラボの方法論としては、そのコラボ先の世界観に『エヴァンゲリオン』のキャラクターを入れてしまうというやり方が多いですね。

 『エヴァンゲリオン』には物語の設定上、細かく説明できない部分や、世界観を厳密にトレースしようとするとどうしても縛りになるような要素が多くあります。そういう縛りの中で『エヴァンゲリオン』を中心に据えてゲームの構築をしてしまうと、コラボする相手のゲーム性や世界観を壊してしまう可能性が非常に高いんですよね。

 なので今回のようにコラボさせていただくゲーム側に入っていく形にすると、キャラクターがその世界観の中で自由に泳げるようになって本来の『エヴァンゲリオン』にはなかった新しい価値観が生まれるんですよ。僕はその辺をおもしろいと思っていて、結果としてお互いに良い作用になるんじゃないかと。しかも『ぷよぷよ』は世界観ができあがっているので、その中に『エヴァンゲリオン』が入ったらどうなるのかというワクワク感を個人的に見たかったというのもありますね。

――先ほどお互いに歴史があるという話がありましたが、『ぷよぷよ』についてどのようなイメージをお持ちですか?

濱岡:いろいろなゲームハードを越えてきた感じはありますね。歴戦の勇者といいますか。『ぷよクエ』はスマホとPCですが、そもそもの歴史は名機と呼ばれるハードから始まりましたからね。

細山田:ある意味勢いで、節操なくいろいろなハードで出してきましたから(笑)。

濱岡:どんな風にハードが変わっていっても、内容ができあがっている、完成度があるが故に、関係なくずっと生き残っていけるというか。多くの人に愛されていますよね。

 あと『ぷよぷよ』のスタートは1991年ですけど、90年代のノリってあるじゃないですか。『エヴァンゲリオン』もそこに当てはまると思うのですが、例えば『エヴァンゲリオン』だったら新劇場版というリビルドをやって新しく作り直すという展開の途中ですし、『ぷよぷよ』も新旧さまざまな展開をしています。

 今回のコラボなんて昔じゃ考えられなかったですからね。ちゃんと進化しているんだなと。時代にあわせて進化していっているというところも含めて、今回のコラボはマッチングがよかったと思います。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

――細山田さんは、『エヴァンゲリオン』というコンテンツについてどのような印象をお持ちですか?

細山田:『ぷよクエ』の制作スタッフにめちゃくちゃ『エヴァンゲリオン』のファンがいるのですが、僕は白状するとゲームセンターにおいてあったパチスロやセガサターンのゲームから入っています。アニメをTVでやっていた時は、ものすごく勉強していた時期で、実はあまり見ていなかったんです。再放送でチラチラ見てて、一番知識があるのはパチスロとゲームなんですよ。ゲーム制作をするようになってから、新劇場版を見たりしていました。

濱岡:実はパチンコやパチスロをきっかけに、『エヴァンゲリオン』を知ったという人は多いですね。

細山田:『ぷよクエ』の開発メンバーにもコアなアニメファンがいて、その年代で印象的なものとして『エヴァンゲリオン』を挙げる人が多いんです。だから今回のコラボの話をもらう前に「見ておいてください」ってDVDなどをバンって置かれて。

濱岡:ちゃんと見てくださいました?

細山田:ちゃんと見ました! 今月も見ましたよ。普段、映画を繰り返し見るということはあまりないのですが、2回見ました。

濱岡:2回見てもよくわからないところありますよね(笑)。

細山田:難しいなって(笑)。コンシューマーの全年齢タイトルで出そうとするとなかなか難しい表現などもあると思うのですが、アプリだとアレンジできるじゃないですか。昔はコラボしにくかったのが、直近になってやりやすくなっているのはあるかなと思います。『エヴァンゲリオン』のシーンを全部出しましょうとなると、ネタバレもやってはいけないと思いますし、「このシーンはダメ」とか制限もあると思うので、難しいんだろうなと思います。

 あと補足すると、昨年行ったユーザーアンケートでも、コラボしてほしい作品で『エヴァンゲリオン』はかなり上位にはいっていました。

濱岡:ありがとうございます。それはうれしいですね。

細山田:正直な話、『エヴァンゲリオン』とのコラボは実現が難しいと思っていたのですが、「ダメ元で聞けばいいじゃないですか」ということで聞いてみたら、ものすごいラブコールをもらったので、今回コラボが実現しました!

 このコラボを告知した時期も、ちょうど『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の予告が公開されたタイミング。7月20日に発表されたと思うのですが、『エヴァンゲリオン』のファンで『ぷよクエ』もやっている人で、予告のために映画館に足を運ぶ方が結構いらっしゃったんです。コラボするんだけどまだ言えないな、と思いながらニヤニヤしていました(笑)。

――映画の予告は、あえてコラボの時期にされたのでしょうか?

細山田:ご配慮だと勝手に思っています。

濱岡:偶然です(笑)。ただ、少なくとも夏くらいにある程度何らかの発表的なものがあるかも知れないなという気分はありました。そういう意味では、セガさんとのコラボがちょうどハマればいい波になるんじゃないかなと思っていました。

 でもそこは、一切伝えてなかったんです。実は内部的にも7月20日に発表することも近々で決まりましたし。その辺はコミットせず、うまくタイミングが一緒になれば『ぷよクエ』にとってもプラスになるだろうなとは思っていました。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

今回のコラボがうまくいけば第2弾、第3弾も?

――おふたりは『エヴァンゲリオン』の中でどのキャラクターが好きですか?

細山田:実は僕、『ぷよぷよ』の中で好きなキャラクターって言えないんですよ。贔屓(ひいき)になってしまうので。

濱岡:まったく同じですね。僕は全員好きです。冬月だって大好きですよ(笑)。

細山田:僕はミサトさんの家のシーンが好きですね。あの、ゆるい感じが好きで。

濱岡:いろいろ好みはありますからね。ユーザー的な視点というのはあると思うのですが、電撃オンラインさんは好きなキャラクターはいますか?

――逆にふられると思っていませんでした(笑)。学生の時にアニメを見ていたので、やはり自分と似た年齢のキャラクターに思い入れが出てくるのですが、改めて今見てみると学生時代とは異なる目線で見るようになりました。

濱岡:ミサトさんの目線や加持くんの言動とか、大人恋愛の感じを知ってしまうみたいな感じですよね。学生の時にアニメを見ていた方が大人になって、それなりに偉くなられた後に『エヴァンゲリオン』と何かやりたいと企画を持ってこられるパターンも多いんです。そういう方たちからもお話を聞くと、昔観ていた当時と視点が変わっていることに気付くという話はよく聞きますね。

――この流れでキャラクターについてお聞きしますが、今回のコラボイベントには『ぷよクエ』仕様になった『エヴァンゲリオン』のキャラクターが登場しますが、ご覧になっていかがでしたか?

濱岡:それぞれのイラストのクオリティは想像以上でした。『ぷよクエ』の世界に合わせたエヴァキャラはどんな感じになるんだろうなと思っていたのですが、非常に良かったですね。かわいらしくて。イラストレーターさんも素晴らしいと思いますし、エヴァとぷよ両方のエッセンスがきちんと盛り込まれていますよね。何度か監修で修正はお願いしましたが、かなりいい感じに仕上がりました。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

細山田:デザイナーも『エヴァンゲリオン』が好きなので、力を入れてくれました。結構ぶっとんだものも作ってしまって、さすがにこれはダメかな?というのもあったのですが、濱岡さんの修正依頼通りに直してうまく収まったなという感じはあります。

濱岡:他のゲームとのコラボイラストはたくさん見てきているのですが、担当の企画者なりデザイナーさんの熱量が強ければ強いほど、「お気持ちはありがたいんですが……(でも使えない)」というイラストに仕上がることが多いんですよ(笑)。

 非常に思い入れがあるが故に、愛が強過ぎてメーターを吹っ切っちゃっているんですね。 ただ、コラボレーションなので、エッセンスとしては相手側のタイトルと『エヴァンゲリオン』の半分半分というのがちょうどいい塩梅だと思っています。なので今回もその辺を気にしながら監修をさせていただきましたが、思ったよりも短期間でいい感じにできたと思います。

細山田:開発メンバーに軽いノリでゲンドウとかいいんじゃないと冗談で言ったら、本気でゲンドウリスを描いてくれて、グラウンドワークスさんにお見せしたら全然いいですとなって。でもそういう遊びはいいなと思いますね。

濱岡:これを見てもエヴァを知ってる人は『エヴァンゲリオン』だってわかるし、ぷよを知ってる人は『ぷよぷよ』ともわかるじゃないですか。この感じがちょうどいいですよね。これをやり過ぎてバランスが悪くなると何だかよくわからなくなるんですよね。これって意外に簡単そうで難しいと思いますよ。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

――コラボに登場するキャラクターの選定はどのようにされたのでしょうか?

細山田:『エヴァンゲリオン』リスペクトというのがあり、『ぷよぷよ』で最強のキャラクターはサタンなので、3案くらい最初描いてお渡ししました。案の中にはちょっとやりすぎてボツになりましたね。

 僕たちとしては『ぷよクエ』で『エヴァンゲリオン』とコラボして、ここで『エヴァンゲリオン』を知る人もいると思うんです。そこからまた作品を見る流れになるといいですね。見てまた好きになって『ぷよクエ』で『エヴァンゲリオン』コラボをやりましょうと話が持ち上がるのがいいサイクルかなと。サタンは、一番かっこいい方にセレクトしていただいたので、かっこいい感じが出ているなと思います。こちらは、イベント後半で実施するギルドイベントの報酬として登場予定ですので、出来上がりにご期待ください。

――ゲンドウリスはどのように生まれたのですか?

細山田:最初は別のパプリスを描いていたのですが、それはやりすぎだよねという話が1回出たんです。どうしたらいいか迷っていて、いろいろなキャラクターもいるし、どこに寄せればという話になって、使徒やキャラクターというよりは一番立つのはゲンドウじゃないかと。ただ、正直これはやりすぎで、普段はここまでやらないです。ですが、ダメ元で確認してもらおうとやってみたらOKでした。

濱岡:むしろ全然OKでした(笑)。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

細山田:他のコラボでも、やりすぎな感じというのをどこまでやっていいんだろうみたいな悩みはあるんです。結構やりすぎな案件が多いのですが、ご相談したら意外といいですよと言われるのでうれしいですね。言い方は悪いのですが、好きすぎるとやりすぎるということがあるので、ある程度フラットにしないといけないなとは感じます。

濱岡:過剰な愛は、時として対象を壊してしまうんですよね(笑)。

細山田:ネタバレにつながるような演出の絵とかは、さすがにそれはちょっとやりすぎじゃなですかというのはありますからね……。

濱岡:(これまでのコラボパプリスを見ながら)あの中華系ファミリーレストランともコラボされているんですね。こうやって見ると可能性は無限大ですよね。この時もセガさんからお話を持っていったんですか?

細山田:はい。先方の窓口の方が快く受けてくださいました。最終的にはかなりノリノリになっていただけました。

濱岡:結局はそこだと思うんです。弊社もいろいろなコラボをやりますが、担当者の温度感といいますか、やりたい、おもしろいという熱量や愛情に全部左右されるような感じはします。大体成功するのは担当者が非常に熱を持って楽しくやってくれるところというパターンが多いですね。

細山田:原作者の方も版元の方も窓口の方もみんな温かいので、『ぷよぷよ』を長く続けてよかったねというのはあります。

濱岡:歴史のあるコンテンツはそういうところが強みですよね。ちなみに『ぷよぷよ』はこれまでコラボはどれくらいされているんですか。

細山田:実はあまりやっていないんです。ただ、ライセンスアウト案件は結構やっています。『エヴァンゲリオン』でいけそうかなと思ったのは、『ぷちえう゛ぁ』とかいろいろな商品展開をされていたからですね。でも、順番があったりタイミングが悪かったりでうまくいかない場合もありますね。

――言える範囲でお聞きしたいのですが、ボツになったものにはどのようなものがありますか。

細山田:使徒っぽい演出の何かみたいな感じで……わかりにくいですよね(笑)。コラボで映画の最終局面みたいな演出が入っているとダメに決まっているので、そういうものはさすがに外していますね。

濱岡:そのアイデア自体がダメというよりは、順番ってありますよねという話なんです。いきなり物語の核心に触れる要素を入れられても、なぜそれがあるのかというのはユーザーが疑問に思いますよね。例えばそういう風に出すのであれば映画の時系列に沿って出してみると、コラボの2回目開催も想定した組み立てができていいのではないかというアドバイスはお伝えしました。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

――つまり今回のコラボがうまくいけば、第2弾、第3弾もあるということですか。

濱岡:ぜひお願いします。

細山田:僕はやりたいです。

濱岡:あとはあれですね。セガさん的にもTV-CMをうちますし、成功させたいですよね(笑)。

細山田:CMも相当遊んだ感じになっていますけどね。これで大丈夫ですか?みたいな。

濱岡:先日三石琴乃さんのナレ撮りがあったんですが、おもしろいCMになっていますよね。わずかながらの内容に、これでもかというくらい情報を詰め込んで、三石さんのしゃべりが尺に対していっぱいいっぱいになっていました(笑)。

――今回ミサトさんはコラボに出ていないのですが、どうして三石さんなのでしょうか。

濱岡:勘がいいですね(笑)。なぜそこで三石さんが出てくるのか、といったらひとつしかないですよね。それは見てからのお楽しみです!

コラボイベントでは収集とギルドの2つの遊びを堪能できる

――コラボのオリジナルストーリーはどのような内容になりますか?

細山田:『ぷよぷよ』の世界に『エヴァンゲリオン』のキャラクターがやってきて、わちゃわちゃするストーリーです。キャラに関しては全部出てどうこうとするとわけがわからなくなるので、『エヴァンゲリオン』を知らない人が見ても「こういうキャラクターなんだ」とわかるような形にしているつもりです。

 『ぷよクエ』側も主要キャラを出しているので、『エヴァンゲリオン』から入ってきた方には『ぷよぷよ』のキャラクター性をなんとなく察してもらえるようになっているはずです。反響は実際に見てもらわないとわからないかなというのはありますね。

濱岡:でも楽しくなっていると思いますよ。『ぷよぷよ』の世界観にあったポップな感じですしね。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』
『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』
『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

細山田:シナリオを書いている人も当然『エヴァンゲリオン』が大好きで、やりすぎるので「ちょっとちょっと!」となるんですよ(笑)。

濱岡:そうなんですよ。これまた『エヴァンゲリオン』愛が強すぎてなのか『ぷよぷよ』の世界の中になぜこんな深刻なネタをぶち込んでくるのかというのもあったりして、もっとライトにいきましょうとお願いする場面もありましたね。

 あと、お約束のセリフってあるじゃないですか。その辺のお約束をおさえたかったというのはありますよね。コラボでやる時はファンとしても待っていましたというのはあるので、そこは意識しました。

――コラボイベントがどのような内容になるか、ご説明いただけますか?

細山田:今回のイベントでは“温泉まんじゅう”を集めることになります。温泉まんじゅうを集めて、へんしん素材の“つめた~いミルク”とお風呂セットを手に入れます。90年代をイメージして“つめた~い”にしているんですよ。『エヴァンゲリオン』を知っている人は、「お風呂ね」とわかってくれると思うんです。お風呂は重要じゃないですか。

濱岡:そうですね!

細山田:でも残念ながらお風呂は出せないので、それを連想させるものを出しています。『エヴァンゲリオン』の話を知っている人は楽しめるし、知らない人も「なんで温泉まんじゅうなんだろう」という人が、映画を見て「ああ」となるといいなと思います。

 ビールもお酒なので出せないですからね。『ぷよぷよ』のルールを守りながら『エヴァンゲリオン』のオマージュをできるように考えました。

濱岡:ご苦労をおかけしました(笑)。

細山田:実は、『エヴァンゲリオン』コラボとかなんの説明もなく、ある日突然スタッフから「すみません、牛乳出していいですか?」と聞かれたんです。「え!? 何の話?」となって。主語もないしダメってなったのですが、話を聞くとどうやらぷよクエの話で、『エヴァンゲリオン』コラボのようだと。

 『ぷよクエ』には文明の利器的なものをあまり出さないようにしているんです。牛乳だと牛乳瓶があって蓋があってと、ある程度時代が限定されてしまうので、じゃあミルクならいいんじゃないという話になりまして。

 同じように、「温泉まんじゅう出していいですか?」、「え!? 何の話?」というやりとりがあって、チーム内がわちゃわちゃするという(笑)。

濱岡:そんなことがあったんですね(笑)。

――収集イベントの報酬を“さかな王子”にされた理由はあるのでしょうか?

細山田:人気キャラクターだからですね! さかなの姿ではなくて人間の姿にしています。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

――今回は収集イベントだけでなく、ギルドイベントもあるようですね。

細山田:ギルドイベントでは“エヴァンゲリオンラッシュ”というのを8月22日から行います。収集とギルドの期間が異なっていて、前半と後半に分かれるという感じです。

 前半は収集とストーリーを楽しんでいただいて、後半はギルドイベントなので、連続して遊んでもらうのであればギルドとしては対策をしっかり練っていたほうがいいんじゃないかなと思いますね。

今回のコラボから『ぷよクエ』を始めるといろいろお得!

――今回のコラボをきっかけに始められる初心者の方に、アドバイスをお願いします!

細山田:このコラボと合わせて、初心者ミッションやスタートアップログインボーナスを見直して、遊びやすくしております。それでアルルがもらえます。最近[★7]にしにくいとか、コラボから入った人がイチから始めた時に、『エヴァンゲリオン』のキャラクターを取ったとしても『ぷよぷよ』や自分の好きなキャラクターをゲットしにくいという状況をできるだけ避けたいと思っていて、それで見直しました。なので、ログインボーナスで初日にレベル50の[★5]アルルが手に入ります。

 ちょうど『エヴァンゲリオン』のTVシリーズが始まった少し前に『す~ぱ~ぷよぷよ』が発売されていて、盛り上がりのタイミングが一緒なんです。そこから『ぷよぷよ』を離脱している人も当然いて、よくあるパターンとして、「昔はよかった」と言われたりするのですが、その方たちがちょうど親御さんになってお子さんがいて『ぷよぷよ』を遊んだり、映画の続きが気になったりするという方も多くいると思います。

 コラボをきっかけにまた遊んでもらえるといいなというのは考えてやっています。今遊んでいる人も対象として、8月2日から初心者ミッションが復活しています。久しぶりの方にもおいしい感じになっているので、ぜひ『ぷよクエ』を始めていただきたいですね。

――それでは、この記事を読んでいる読者にメッセージをお願いします。

濱岡:ご存知の方も多いとは思いますが、2020年に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開と発表されまして、現在スタジオカラーさんが鋭意制作中でございます。公開に向けて期待度が上がっているとは思うのですが、まだちょっと時間がありますので、お待ちいただいている間は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、『:破』、『:Q』を見ていただいたり、今回のようなゲームコラボを楽しんだりして待っていていただきたいです。

 『ぷよクエ』とのコラボは、『ぷよぷよ』のファンの方で『エヴァンゲリオン』が好きな方はもちろん楽しんでいただけると思いますし、『エヴァンゲリオン』はあまり知らない方もこれをきっかけに見ていただけると我々としてはうれしいなと思います。

――EVA CUSTOMから、今回のコラボイラストのグッズが販売されますね。

濱岡:そうですね、弊社は“EVANGELION STORE”の運営もやっていまして、そのスピンオフストアにあたる“EVA CUSTOM”というECサイトも運営しています。オンデマンドで注文を受けてから生産をするというサイトですのでこういう企画に向いているんです。

 今回、キャラクターのデザインがかわいらしかったので、商売というよりは記念として物理的な商品があったらいいなと思い、今回特別にセガさんからのOKもいただき独占で販売させていただくことになりました。。

『エヴァンゲリオン』×『ぷよクエ』

細山田:濱岡さんはあまり取材をお受けにならないと聞いたのですが、今回気さくに対応していただいてありがたい限りです。先日、TVシリーズをAbemaTVで配信するというのを見ました。ちょうどコラボと期間が被っているので、なんの配慮だろうと思いました(笑)。

濱岡:取材に関しては単に今までそういうオファーが無かっただけという話なんですけどね(笑)。AmevaTVでの配信もそうですし、twitterなどで話題になっていましたが、庵野監督の『シン・ゴジラ』の配信がAmazonプライムビデオで始まったり、新幹線が出てくる某アニメでのコラボが実現したり、今回の『ぷよぷよ』とのコラボを含めて、いろいろと『エヴァンゲリオン』関連のネタは絶やさないようにやっていきます。みなさんの心のそばにつねに『エヴァンゲリオン』という感じです(笑)。

細山田:実際『ぷよクエ』と『エヴァンゲリオン』のコラボで『エヴァンゲリオン』を知ってもらった人に『エヴァンゲリオン』の作品を見返してもらって、その先にさらに続きがあるというのは非常にいいことだと思います。映画公開予定の2020年に『ぷよクエ』やぷよぷよも何かをやっているかも知れないですが、まだ何も言えないですね。

 今回盛り上がって、『エヴァンゲリオン』とまたコラボしましょうという声が遊んでいる方から挙がると、例えばコンシューマーでやりましょうなどの展開ができそうな気も個人的にはしています。そういうのをやりたいなと思いつつ、そのままの演出は使えないなというのもありまして、でもキャラクターとかはフラットに見ても個性があって楽しいので何かできるといいですね。……と勝手に妄想しています。

 また、三石琴乃さんは、過去に“アルル”役の声をやっていただいていた時期がありますし、カヲルくんをやっている石田彰さんは“エコロ”というキャラをやっているのもあって、実は個人的に勝手に親近感を抱いていました。なので無理だと思いながらも話を持っていったらOKだったので、これをきっかけにまた『エヴァンゲリオン』とのコラボなど、何かをやれたらと思っております!

(C)カラー
(C)SEGA

データ

▼『ぷよぷよ!!クエスト』
■メーカー:セガゲームス
■対応端末:iOS
■ジャンル:RPG
■配信日:2013年4月24日
■価格:基本無料/アイテム課金
 
iOS『ぷよぷよ!!クエスト』のダウンロードはこちら
▼『ぷよぷよ!!クエスト』
■メーカー:セガゲームス
■対応端末:Android
■ジャンル:RPG
■配信日:2013年6月11日
■価格:基本無料/アイテム課金
 
Android『ぷよぷよ!!クエスト』のダウンロードはこちら
▼『ぷよぷよ!!クエスト』
■メーカー:セガネットワークス
■対応端末:PC
■ジャンル:RPG
■配信日:2018年3月1日
■価格:基本無料/アイテム課金

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