【『殺スト』プレイレポ】 “喫茶 月影”のマスター・ツキミルートをお届け!
殺し屋や武器商人など、裏社会に生きる青年たちとの恋を描いたブロッコリーの新作、『殺し屋とストロベリー』。多くの謎をはらんだダークな世界観と、イラストレーター・カズキヨネ氏が描く美しきビジュアルで早くも話題沸騰となっています。
今回はプロローグ編のプレイレポートに続き、攻略キャラクターであるツキミ(声優:田丸篤志)ルートの触りをちょっとだけお届け! 殺し屋たちの交流の場“喫茶 月影”のマスターであるツキミはいったいどんな人物なのか……? ルート序盤の流れから、彼の人となりを探っていきましょう。
■『殺スト』プロローグプレイレポ前編はこちら
■『殺スト』プロローグプレイレポ後編はこちら
物腰柔らかなマスター・ツキミが、主人公の頑なな心を溶かしていく
ジュラルミンケースに詰め込まれ、とある施設から連れ出された主人公のイチゴ。彼女が目を覚ますとそこは、裏社会にひっそりと佇む「喫茶 月影」でした。彼女の身を請け負い護衛することになったのは、店のマスターで殺し屋の青年・ツキミと、店のバリスタで同じく殺し屋であるイズナ。施設での経験により言葉を失っていたイチゴは、月影でバイトをしながら彼らと生活をともにしていくのですが……?
▲ツキミたちとの生活はいたって穏やか。彼らの本当の職業を忘れてしまいそうです。 |
料理好きなツキミは、イチゴの口に合うようにとさまざまな気づかいを見せます。“どんな食べ物が好きか、嫌いか”“今日のまかないはおいしかったか、それとも苦手なものがあったか”……。施設での“死なないために摂る食事”との違いに、彼女は困惑することに。
▲与えられた部屋で1人天井を見上げるイチゴ。ツキミの優しさがいまはツラい……。 |
経験したことのない接客業や、店にやってくるさまざまな人との交流――。今までにない体験が目白押しのなか、徐々に月影での生活に慣れていきます。さらに、“何も聞かない、話さない”という裏社会での流儀にも……。
▲仕事を求め月影にやって来る殺し屋の面々。ここにはさまざまな情報が集まります。 |
▲自然と耳にしてしまう客同士の会話は、記憶から消せばいい――月影で働くにはコツがいるようです。 |
しかしそんな生活において、イチゴはあることを負担に感じていきます。それは、あれやこれやと気づかいを見せるツキミの「優しさ」でした。この安穏とした生活が永遠に続くことはない。いつか、あの“施設での生活”に戻るのかもしれない――。そんな不安が、ツキミを拒絶させるのです。
▲普通の女の子のように扱われることにいたく動揺するイチゴ。施設での記憶が彼女を苦しめます。 |
ツキミに対し苦手意識を持つイチゴは、彼と2人きりになることを避けるように。まかないも、店の隅で1人で食べて……。そんな彼女の思いを汲み取ったツキミは、イチゴが安心して休憩をとれるよう、バックヤードへと下がるのでした。
調理場で、自分のために作られたおにぎりといびつなたまご焼きを見つけたイチゴ。彼女は自らツキミのもとへと向かい、その優しさを受け入れます……。それはイチゴにとって勇気ある1歩。
▲人の優しさに触れ、気持ちがぶれることを恐れていたイチゴでしたが、自らの意思でツキミに歩み寄ります。 |
イチゴはツキミのおかげで、少しずつではありますが自分の意思を主張できるように。そんなある日、内偵を行っていた仲間がことをしくじり、血まみれになって月影に現れます。自分たちの手がふさがり、イチゴを護れなくなってしまうと考えたツキミ。彼に協力をあおがれたイチゴは、やがて大きな事件のうねりのなかへ飲み込まれていき……。
穏やかで優しく、他人への気づかいもできる月影マスター・ツキミルートはいかがでしたか? 殺し屋としての顔が徐々に見えてきたところまでのプレイレポでしたが、この続きはぜひ本編でお楽しみくださいね♪ 明日は、月影の頼れる店員兼バリスタ・イズナルートをご紹介します。お見逃しなく!!
(C)BROCCOLI Illust.Yone Kazuki