2018年11月22日(木)
『Dead by Daylight』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
PS4パッケージ版の発売日(11月29日)が迫り、ますます盛り上がりを見せる非対称型対戦アクションゲーム『デッドバイデイライト(DbD)』。霧の森の奥ではエンティティによって呼び寄せられた殺人鬼と生存者たちが、今日も命懸けの儀式を繰り広げています。
本作に登場するさまざまな殺人鬼の元ネタを紹介する第3回は、ナイトメア、ピッグ、クラウン、スピリットの4人の殺人鬼と、生存者のクエンティン・スミス、タップ刑事を紹介します。また今回、次に登場するかもしれない映画のコラボ殺人鬼を大胆に予想するおまけ記事も掲載。
⇒“『デッドバイデイライト』に登場する殺人鬼の元ネタは?”第1回はこちら
⇒“『デッドバイデイライト』に登場する殺人鬼の元ネタは?”第2回はこちら
【注意!】殺人鬼の元ネタとなった映画については、内容のネタバレに言及しているものもあります。今回紹介している映画をこれから見ようと思っている人はご注意ください。
本名:フレディ・クルーガー
性別:男
武器:鉤爪の手袋
固有能力:ドリームデーモン
ナイトメアことフレディ・クルーガー(本名はフレッド。フレディは通称です)は映画『エルム街の悪夢』(1984年公開)に登場する殺人鬼です。ナイトメアのステージであるバダム幼稚園はフレディが働いていた場所で、地下のボイラー室は彼の住み家になっていました。ゲームでもフレディが寝起きに使っていたとみられるベッドが、地下室の一角に設置してありますね。
子ども好きなフレディは保護者たちからの評判もよかったのですが、ある事件を起こして親たちの怒りを買い、逃亡中に逃げ込んだ廃屋ごと焼き殺されました。フレディの顔が醜く焼けただれているのはこうした理由からです。
彼は人々の悪夢の中にのみ登場し、現実世界には存在していません。そして夢の中で彼に付けられた傷は目覚めても身体に刻まれたままになっていますし、彼に夢の中で殺された人物は現実でも死んでしまうのです。
『エルム街の悪夢』のオリジナル版は『サランドラ』(1977年公開)や『スクリーム』(1996年公開)シリーズのウェス・クレイヴン監督によって、1984年に制作されました。このオリジナル版はあのジョニー・デップの映画デビュー作としても知られています。
本作はリメイク版も2010年に公開されています。ゲーム中でフレディが付近に近づくと聞こえてくる数え歌がオリジナル版ではなくリメイク版のメロディであることや、生存者にリメイク版の登場人物であるクエンティンがいること、さらに劇中でも重要なアイテムとして登場した“クラス写真”がアドオンにあるなどのことから、ゲームに登場するフレディはリメイク版のほうをモデルにしているようです。
またリメイク版で登場人物の1人、ジェシーが殺害されるシーンはゲーム中でフレディが使うメメント・モリのモチーフにもなっています。
フレディと同様に、リメイク版『エルム街の悪夢』から参加した生存者。主人公のナンシーとともに、フレディと最後まで戦いました。劇中では不眠症に悩まされている……というより眠るとフレディに襲われてしまうので寝られなくなり、薬でなんとか眠気を抑えていました。
彼のパークは、そんな部分を反映したようなものばかりになっています。またクエンティンを使用するプレイヤーはパーク“アドレナリン”を選択することが多い(?)ようですが、映画を見るとその理由がわかるでしょう。
ゲーム中の彼は映画よりも若干不健康そうに見えますが、もしかしてあれからずっと眠っていなかったのでしょうか?
本名:アマンダ・ヤング
性別:女
武器:隠し刃
固有能力:ジグソウの洗礼
ピッグことアマンダ・ヤングは映画『SAW』(2004年公開)シリーズの1~3作目に登場する殺人鬼です。彼女は以かつて重篤な麻薬中毒患者でした。連続猟奇殺人犯とされるジグソウの仕掛ける“ゲーム”から生還した数少ない人物の1人で、生き延びたことによってあろうことかジグソウを崇拝するようになってしまいます。
癌に冒され、余命幾ばくもないジグソウの代わりに“ゲーム”の参加者を拉致するなどの実行犯的な役割は、主にアマンダが受け持っていました。1作目でゴードン医師やアダムを拉致したのも、2作目でエリック刑事を不意打ちしたのも、すべてアマンダの仕業です。その際には豚のマスクを被って行動しており、ゲーム中でも素顔ではなく同様の姿で登場していますね。
彼女が使う隠し刃は、ジグソウがタップ刑事の喉を切り裂いたもの。そして固有能力“ジグソウの洗礼”の逆トラバサミは、彼女自身が最初の“ゲーム”に参加させられたときに、ジグソウによって装着されたものです。この逆トラバサミは文字通り、作動すると強制的に上下に開くもの。装着された状態で作動してしまうと上顎から上部が引きちぎられ、即死してしまいます。ピッグの固有エリアであるギデオン食肉工場の地下には、この逆トラバサミで殺害されたとみられる犠牲者の死体が放置された場所があります。
彼女は“ゲーム”から生還し、ジグソウの犯行の被害者のうち、初めての生存者となりました。ちなみに彼女が“ゲーム”をクリアしたときの方法ですが、“1分以内に目の前にある死体の胃袋内から鍵を取り出し解除する”というもの。しかし目の前にあった死体は、じつは……。
この逆トラバサミは、ゲーム中では1台でも発電機の修理が完了してしまうとタイマーが動き出し、解除に成功しないと数分後に装着された生存者が即死してしまいます。また装着されている最中は、たとえゲートが開放されても脱出しようとした瞬間に起動し、これまた即死します。危険を押してでも装着された生存者の解除を待ち、全員の生還を目指すか、それとも自分の安全を優先し、他人を犠牲にしてでも発電機を修理してしまうか……。生存者たちの選択が迫られます。その様はまるで、映画の中でジグソウが仕掛ける“ゲーム”そのもののようです。
アマンダはしゃがみ移動で驚異範囲(心臓の音)が0になったり、その状態から不意打ち攻撃ができますが、これは映画の中に出てくる駐車場でゴードン医師に忍び寄るシーンやバスルームでエリック刑事に不意打ちしたシーンから来ているものだと思われます。
そして彼女のパーク、天秤こと“選択は君次第だ(Make Your Choice)”はジグソウの“ゲーム”が始まる際、あの不気味な腹話術人形のビリーから再生されるメッセージの最後に必ず入っているセリフからとられています。
ピッグのステージであるギデオン食肉工場は、映画の1~3作で“ゲーム”の舞台として登場しました。『DbD』のゲーム中でも1作目のバスルーム(ここの死体はアダム?)や3作目の冷凍室(中央に吊り下げられて凍っている死体はダニカでしょうか)など、映画を思わせる場所が随所に再現されています。
なお“ギデオン”とは、やがて生まれてくるはずだった、ジグソウの子どもの名前です。もしこの子が無事生まれていれば、ジグソウは“ゲーム”を始めることもなかったのかもしれません……。
デイヴィッド・タップ刑事は映画『SAW』1作目に登場する刑事です。ジグソウのアジトを発見し独断で追い詰めますが、相棒のシン刑事をトラップで殺害され、自らも喉を切り裂かれ九死に一生の大ケガを負いました。
大きな失態を犯した彼は刑事を辞職しますが、独自に執念深くジグソウを追い続けます。そして彼は、ゴードン医師が怪しいと目星を付けますが……。彼のパークが刑事らしい(元、ではありますが)ものばかりなのも、うなずけるというものでしょう。
本名:ケネス・チェイス(ジェフリー・ホーク)
性別:男
武器:マダム・バタフライ
固有能力:寸劇のトニック
クラウンことジェフリー・ホークは、道化師の格好をした『DbD』オリジナルの殺人鬼です。日本で道化師というと派手な衣装で赤い鼻を付け、サーカスの幕間でおどけた演技を見せる“ピエロ”を思い浮かべますが、実際はこれらのイメージは“クラウン”のもので、本来のピエロは無言劇などに登場するトリックスターのことを指します。
クラウンとピエロの外見上の大きな違いは、前者は派手な衣装なのに対し後者は白を基調とした衣装、またピエロは目の下に“哀しみ”を表す大きな涙のマークがあること、などでしょうか。
ゲーム制作スタッフによると、クラウンは映画『オズの魔法使い』(1939年公開)に登場するサーカスの奇術師に加え、海外の子どもたちが怖がる、いわゆる“ピエロ恐怖症”、そしてシリアルキラーのイメージを掛け合わせたものだそうです。ピエロ恐怖症(Coulrophobia:コルロフォビア)はクラウンのパークにも存在していますね。
そしてシリアルキラーのイメージといえば、“キラー・クラウン”と呼ばれた実在の連続殺人者、ジョン・ゲイシーを思い浮かべずにはいられません。本名ジョン・ウェイン・ゲイシー(名優ジョン・ウェインにあやかって命名されました)が1978年に逮捕された際、彼の自宅の床下からは28体もの死体が発見されており、さらに5体がデ・プレイン川に投げ込まれていたというのです。逮捕される以前、ゲイシーはポゴという名の道化師に扮して小児病棟や孤児院を慰問していたといい、このことから逮捕後キラー・クラウンと呼ばれるようになりました。
またジェフリーという名前からすると、“ミルウォーキーの食人鬼”ことジェフリー・ダーマーもモデルの1人なのではないでしょうか。彼は合計17人もの青少年を殺害し、その遺体を喰らったり切断したりしたそうです。クラウンのメメント・モリで生存者の指を切断し、なめるという演出は、このジェフリー・ダーマーから着想を得たのかもしれません。
さてクラウンの殺人鬼が登場する映画となると、かなりの数が存在します。そのものズバリの『クラウン』(2015年公開)をはじめ、『キラークラウン』(1988年公開)、『マーダー・ライド・ショー』(2003年公開)、『ブラッディピエロ 100人連続切り裂き』(2007年公開)、『デスバーガー』(2007年公開)、『気狂いピエロの決闘』(2010年公開)、『キャビン』(2011年公開)、『道化死てるぜ!』(2013年公開)などなどがあります。
TVドラマでは『IT』(1990年放映)のペニーワイズ、『アメリカン・ホラー・ストーリー』シーズン4(2014年放映)に登場するツイスティなどが有名なクラウンでしょうか。殺人鬼、というのとは少し違いますが、『ダークナイト』(2008年公開)などバットマンシリーズに登場するヴィラン、ジョーカーもクラウンのメイクをしていますね。
本名::山岡 凜
性別:女
武器:折れた刀
固有能力:山岡の祟り
スピリットこと山岡凜は、『DbD』オリジナルの殺人鬼です。青ざめた肌に逆立った黒髪、爛々と燃える瞳と、かなり恐ろしいビジュアルをしています。しかもよく見ると、腕や足が切断されていることがわかります。
山岡凜には明確な特定のモデルはいないようですが、待望の日本発の殺人鬼ということで、長い黒髪やまっ白い肌、白い衣装(?)などは、世界に名だたるJホラー作品『リング』(1998年公開)の山村貞子や、『呪怨』(2000年公開)に登場する佐伯伽椰子のイメージが投影されているのかもしれません。
山岡凜は他の殺人鬼には見られない、奇妙な点がいくつか存在します。まず第一に、彼女は生前に一度も殺人を犯していないということ。他の殺人鬼は多かれ少なかれ、生前に複数の人を殺していますが、彼女のみ1人も殺したことがないままエンティティによって殺人鬼にされています。また彼女の父親は、娘と妻を殺害するという惨事を起こす前に不眠症によって悪夢を見るようになっていました。どうやらこれも他の殺人鬼には見られないエンティティの直接的な介入があったようで、それが精神を狂わすことに拍車をかけています。最後に、凜の固有能力である“山岡の祟り”。なぜ“凜の祟り”ではなく“山岡の祟り”なのでしょうか……?
開発スタッフによりますと、エンティティは元々凜の父親を殺人鬼にするつもりだったようです。しかし父親が凜を殺すのを見ている間に、なぜか心変わりをしたとのこと。今際のきわに自分の父に強い憎悪と殺意を抱く凜をみて、父親よりも彼女のほうが殺人鬼によりふさわしいと判断したのでしょう。
つまり、山岡家には父親だけでなく凜にも(もしかしたら山岡家代々の人々も?)殺人鬼としての資質が備わっていたのではないでしょうか。オファリングに“山岡家の家紋”というものがあるように、どうやら山岡家は古くから代々伝わる家柄のようで、一族に脈々と伝わる何かがあるのかしれませんね。
実際、スピリットとなった凜は恐ろしい殺人鬼として生存者に襲いかかってきます。いずれにせよ、山岡凜が他の殺人鬼とは少々違う背景を持つ殺人鬼であることは確かなようですね。
次々と個性的な殺人鬼が追加されている『デッドバイデイライト』。『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスや『エルム街の悪夢』のフレディなど、名作ホラー映画とのコラボによって登場する殺人鬼も増え、次はどの作品から登場するだろうとわくわくしなから予想しているファンも多いのでは? そこで電撃PlayStationでは、次に来る映画コラボ殺人鬼を独断と偏見で大予想! はたしてこの中から、次に登場するコラボ殺人鬼は現れるでしょうか?
ハチの羽音に気をつけろ!
キャンディマン
残虐性:★★
猟奇性:★★★
超常性:★★★★
悲恋度:★★★★
キャンディマンはクライヴ・バーカーの短編小説『禁じられた場所』を原作とする1992年の映画『キャンディマン』に登場する殺人鬼です。キャンディマンとは都市伝説に現れる怪人で、鏡の前で5回その名を唱えると現れるといいます。
紳士然とした大柄な黒人男性の姿をしていますが、コートの下はあばら骨が剥き出しになっており、そこに無数のミツバチが巣くっています。そして右腕に装着した鉤爪で、自分を呼び出した者をひき裂いて殺すといいます。
もし彼がゲームに実装されるとしたら、フレディやハントレスの歌声のように、近づくとハチの羽音が聞こえてくる、といったギミックが考えられますね。
陽気な笑顔の裏の顔は……?
ミック・テイラー
残虐性:★★★★★
猟奇性:★★★★
超常性:★
日焼け:★★★
2005年のオーストラリア映画『ウルフクリーク/猟奇殺人谷』に登場する殺人鬼。ミック・テイラーは典型的なオージーの中年男性です。一見人の良さそうなおじさんですが、ベトナム戦争の帰還兵ということで、銃やナイフの扱いはお手の物。通りかかった旅行者やバックパッカー、はてはパトロール中の警官まで、気に入らない人間は片っ端から殺害するという恐ろしい人物です。
彼が登場する映画は2作品ほどしか作られていませんが、殺害した人数は歴代の有名殺人鬼に匹敵する人数になるかと思われます。なにしろ、彼の自宅の地下には……。ゲームに登場するとしたら、難点はそのビジュアルでしょうか。外見はホントに普通のおじさんなので……。
巨大植木ばさみでジョッキリ
クロプシー
残虐性:★★★★
猟奇性:★★★
超常性:★
造園業:★★★★
クロプシーは1981年の映画『バーニング』に登場する殺人鬼です。キャンプ場の管理人でしたが偏屈な性格のため嫌われ者で、少年たちが仕掛けたいたずらで大やけどを負いました。数年後に退院した彼は、巨大な園芸ばさみを手にキャンプ場に戻ってきます……。
なんだかどこかで聞いたような、B級感ただようストーリーのうえ、なぜか日本公開時は名前が“クロプシー”から“バンボロ”に変更されていました。本作の特殊メイクは『ゾンビ』や『13日の金曜日』などのトム・サヴィーニが手がけており、意外とゴア描写は力が入っています。もしゲームに登場したら、巨大園芸ばさみをシャキシャキさせながら迫って来る迫力満点な殺人鬼になりそうです。
リア充は絶対に許さない
ハリー・ウォーデン
残虐性:★★★★★
猟奇性:★★★
超常性:★★
非リア:★★★★
1981年に公開されたカナダ映画『血のバレンタイン』に登場する元炭坑夫ハリー・ウォーデンは、ガスマスク姿にツルハシを持った殺人鬼です。炭鉱の爆発事故で生き埋めになった彼は、救出後事故の原因を作った人物を殺害し、その心臓をハート型のキャンディ箱に入れ「二度とバレンタインデーを祝うな」と警告を残して姿を消しました。
そして20年後、当時のことを知らない若者たちがバレンタインのパーティを開きます。浮かれる男女に殺人鬼が忍び寄るのは“ホラーあるある”で、一転してバレンタインは血の惨劇に。ツルハシという凶悪すぎる武器で襲ってくるウォーデンなら、すでに『DbD』に登場している面々にも劣らない恐ろしい殺人鬼になるでしょう。
映画史に残る猟奇殺人犯
バッファロー・ビル
残虐性:★★★★
猟奇性:★★★★★
超常性:★
愛犬家:★★★★★
アカデミー賞主要5部門を受賞した大ヒット映画、『羊たちの沈黙』(1991年公開)に登場する殺人鬼、バッファロー・ビル。大柄な女性や太った女性ばかりを狙って拉致し、やせ衰えたところで殺害していました。その目的は……、殺害した女性の生皮を剥いでなめし、縫い合わせて“着る”ため。一連の犯行は、彼なりの“女装”をするためだったわけです。
ジョディ・フォスター演じるFBI実習生クラリスとアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士によって事件は収束しましたが、その異常な犯行は映画史に残るものになりました。残虐性や猟奇性は十分なのですが、本人の戦闘力がそれほどないのが難点です。
ホラー界のピタ○ラスイッチ
ワナオトコ
残虐性:★★★★★
猟奇性:★★★★★
超常性:★
匠の技:★★★★
もはや芸術とさえ呼べるトラップで、次々と虐殺を繰り広げるワナオトコ。『ワナオトコ』(2009年公開)、『パーフェクト・トラップ』(2012年公開)に登場した殺人鬼です。彼のトラップは罠というよりはもう完全に殺戮機械といったほうがいいほどのもので、彼の仕掛けたトラップが満載の屋敷に侵入することは死を意味します。
弱点としては、やはりトラップに頼りすぎのせいか、本人の攻撃力がほぼないところ。追い詰められたら飼い犬のドーベルマンをけしかけたりアサルトライフルを使用します(でも射撃は下手)。罠という点で、トラッパーと被るのが残念なところでしょうか。
シリーズ皆勤賞の“顔”
ピンヘッド
残虐性:★★★
猟奇性:★★★★
超常性:★★★★★
ザコ化:★★★
クライヴ・バーカー原作の『ヘルバウンド・ハート』を映画化した『ヘル・レイザー』(1987年公開)シリーズに登場するピンヘッド。殺人鬼というよりはもはやモンスターと呼んだほうがいい存在ですが、それもそのはず彼は魔界の魔道士なのです。
ルマルシャンの箱というパズルボックスを解いた者に“究極の快楽”を与えるために現れます。本シリーズは9作も制作されており、シリーズを重ねるごとに強力な魔道士が次々と登場してピンヘッドの存在感もどんどん薄くなっていくのですが、そのビジュアルのインパクトはいまだ健在。ホラー映画ファンからの支持も非常に高い人気キャラなので、彼の『DbD』登場を待ち望んでいる人も多いのではないでしょうか。
ホラーのお約束は俺が守る
ゴーストフェイス
残虐性:★★★
猟奇性:★★
超常性:★
電話魔:★★★★
『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴン監督が制作した『スクリーム』(1996年公開)シリーズに登場する殺人鬼です。幽霊のようなマスクを被った神出鬼没の殺人鬼で、劇中では特に定まった呼び名はありませんが、ファンの間では“ゴーストフェイス”で通っています。
狙った相手にはまず電話をかけて、怖がらせてから殺すのが好きな模様。その際にはホラー映画にまつわるクイズ(『13日の金曜日』1作目の犯人は誰? とか)を出題し、間違うと惨殺死体にされてしまいます。弱点は中の人が普通の人間だということ。反撃されると、わりと簡単に返り討ちに遭ったりしています。
悪い子はいねがー!!
サンタクロース
残虐性:★★★★
猟奇性:★★★
超常性:★★
白ヒゲ:★★★★★
2016年公開の映画『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』に登場する殺人鬼です。クリスマスに浮かれるカップルや自分の邪魔をする者を、手当たりしだいバッサバッサと殺害していきます。でも、何も悪いことをしていない子どもは見逃してあげる……というか、ちゃんとプレゼントを渡してあげたりします。
折しも街にはサンタクロース姿の人であふれかえっていたということもあり、彼ほど大胆に人を殺して回った殺人鬼もそういないことでしょう。クリスマスだというのに(?)火炎放射器などアグレッシブな武器を使っているので、『DbD』に登場したらかなり派手な殺人鬼になりそうです。
いかがでしたか? 『デッドバイデイライト』は、今後も新たな殺人鬼や生存者が追加される予定です。PS4パッケージ版の発売を機に、いままでプレイしていなかった人も、ぜひ霧の森の殺人儀式に参加してみてはいかがでしょうか。
(C) 2015-2018 Behaviour Interactive Inc. All rights reserved. BEHAVIOUR(R), DEAD BY DAYLIGHT(R) Published and distributed by 3goo K.K.
データ