2019年3月25日(月)
PS4/Nintendo Switch/PC用競馬シミュレーションゲーム『Winning Post 9(ウイニングポスト9)』(以下、ウイポ9)の3月28日発売に合わせ、シリーズ未プレイの方に向け作品の魅力を伝えてきた企画“ウイポ9のここがいいね!(ウイポね!)”。本日は、最後となる第3回をお届けします。
最終回のテーマは、馬主であるプレイヤーと競馬に携わる人々との絆について。『ウイポ』の特徴として、他の馬主や調教師、騎手、牧場長、知人(関係者)といった人々が数多く登場し、広い競馬界の世界観や世界を感じられることが挙げられます。
▲プレイヤーの前にライバルとして立ちはだかる馬主たちも存在。今作は多くの新キャラクターが登場します。 |
大勢の人々が1頭1頭で異なる個性を持った馬とかかわって、自分だけの世界に競馬史が綴られていくおもしろさ。大きな比較対象があればこそ、自分のプレイの軌跡も栄えてきます。そして、馬に対する思い入れがより強くなる!
また、調教師と騎手はゲーム内の年数経過とともに年をとって、新人のデビューやベテランの引退が繰り返されます。馬と同様に世代交代が次々に行われるので、非常に人間味を感じられる要素です。今この時だけのシチュエーション、刹那があるからこその“おもしろみ”と言いますか。
▲年齢がある調教師や騎手は、経験によって能力が成長します。プレイヤーが優秀な馬を託せば、そのぶん多くの経験を積めるでしょう。 |
そして、よりよい馬を生産して競走馬をレースで活躍させるためには、そうした競馬関係者たちと絆を築いていくことも重要です。『ウイポ9』は、友好度をMAXまで上げれば恩恵を受けられますし、レースを中心にしたさまざまな出来事で“絆コマンド”という贈り物を得られます。
▲友好度をMAXにすると、相手の職業によって異なる恩恵を受けられます。馬を中心に多くの人が集う競馬では、人との絆が力に。 |
▲レースに勝利したため、騎乗した騎手から絆コマンドを受け取りました。他にもいろいろな人物から絆コマンドを入手できます。 |
絆コマンドは、特殊な効果を発揮するスキルやインスタンスカードのようなもので、その内容によってゲームのあらゆる場面で効力を発揮します。効果は大小あるので、実感できるかは使いどころ次第と言えますが。
ただ、わかりやすくゲームに介入できるので、他のゲームで得た感覚が通用しやすく、自分のプレイで流れを呼び込んだ時の実感を得られるのがいいですね。特に、ここぞというレースで愛馬を後押しできるのは熱い! 馬に対する愛を、具体的な行動で示せるのはうれしいです。
▲競走馬の“闘志”(能力が上下する要素)を上げるコマンド、馬の調子を上向かせるコマンドは、あと少しで手の届く勝利を呼び込める可能性があります。 |
▲馬の成長を促す絆コマンドもあります。毎月の使用回数は限られているので、より深く愛を注ぎたい馬に使いたいところ。 |
『ウイポ』は競馬ゲームではありますが、『信長の野望』や『三國志』、『無双』シリーズがそうであるように、ゲームを始めるにあたっては予備知識が必要なく、プレイを楽しんでいると必要なことは次第にわかってくるようになっています。その後、どこまでリアルの知識を求めるかは人それぞれです。
▲画像は、所有馬の1頭が海外レースに挑戦しているところ。 |
プレイの楽しさは、その一端を3回にわたって書いてきた通り。何やらPR企画のようでもありますが、単純に『ウイポ』ファンが『ウイポ』を広めたいだけの布教記事なんですよね(笑)。SLG全般に言えるけど仲間が増えてほしい……!
“愛馬や好きな馬の血を継いで強い馬を生産する”というゲームの軸は、SLGの中でも独自のプレイ感を体験できます。強いて書けば、世代交代ゲームだったり、複数のキャラクターを管理するゲームだったりに近いところもあるので、そうしたゲームが好きな人は、遊んでみると意外にハマる可能性があるかもしれません。
▲挑戦できる海外レースは数多く、世界を股にかけて活躍することを目標の1つにできます。どんな馬を生産して何を目指すのか、ゲーム自体はかなり奥が深いです。 |
生まれてくる馬は1頭1頭の個性が違うし、たどる道も全然違うので、その活躍をずっと追いかけていると、自分の馬たちがホントかわいくなるんですよ……。
と、若干引かれそうな筆者の感想は置いておくとしても、前回で書いたように“自分の馬”たちに愛着を持てて、上記のように絆コマンドで愛を注げる『ウイポ9』。興味が湧いた方は手にとってみてはいかがでしょうか。
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※ゲーム画面の画像はすべてPS4版のものを使用しています。
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