“選択”に至るまでの物語がすごくいいから……オレは震えたんだ【電撃シンクロ日記#12】
- 文
- キャナ☆メン
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セガのiOS/Android用RPG『シン・クロニクル(シンクロ)』のプレイ日記をお届けします。
どうもRPG好きのライター、キャナ☆メンといいます。選択できるゲームは好物だし『シンクロ』楽しみだなぁ、と編集部の方と雑談していたら「ならストーリー関連の感想を書いてください!」と言われ今に至ります。なのでCBTでメインシナリオを遊んだ感想をば!
選択に至るまでの描写がいいんですよ
『シンクロ』の場合、シナリオを語るうえで外せないのが“選択”ですよね。
選択のおもしろさは、『シンクロ』の発表会や媒体のレビューなどでも伝えられているところですが、筆者はCBTを遊んで事前の印象が少し変わりました。
一言にすれば、選択に至るまでの描写や表現がとても緻密で丁寧なんです。
プレイ前は“運命の選択”のことしか頭になくて、そのイメトレばかり繰り返していたんですけども。でも選択って、その瞬間だけで成立するわけじゃないですよね。
『シンクロ』は、運命の選択に関わってくる主要キャラの過去、現在、未来がしっかりと線で繋がるように描かれていて、秘めた想いや葛藤がクライマックスに繋がっていくドラマに、すごく見応えがあります。
しかも、その見せ方がわかりやすくて秀逸なんですよね。クロニクルに記されるキーワードに注目してシナリオを読み進めれば、自然と切なさや心温まる気持ちがわいてくる。
例えば、10月14日の生放送で披露されたアンネに紐付く“短剣”という言葉のエピソードもその1つです。この話では、短剣の以前の持ち主だった母との別れが描かれています。
動画の56:40~と1:19:30~あたりで短剣のエピソードを見られるので、ネタバレに抵抗がない人は確認してもらえると、きっと胸にジーンと来るものがある筈です。未見の方はぜひ!
運命の選択は心も指も震えた(実話)
そうしたエピソードの積み重ねの上に、第1界層のクライマックスで待ち受ける“運命の扉”。ストーリー中に大小さまざまな選択があるものの、CBTのゲーム体験としてもっとも大きな瞬間であることは疑いありません。
その瞬間で何を感じたのか。急に文体が変わりますけど、当時の思いを再現すべく、気持ちだけ振り返って実況風に書いてみましょう。
ゴホン。いよいよクライマックスだよ、この時が来たか……。
イヤな予感は頭の片隅にずっとあるし、丁寧に物語が描かれてきたおかげで逆に心の準備はできてるけど。
うん、けど……ドラマがよいだけに共に過ごした仲間への感情移入が……うぅ……思い出が心に染みるなァ。
あれだよね、CBTのクリア到達までは10時間ほどらしいよね。長かったな……でも、もうすぐ来るぞ。一番の選択の瞬間だよ。
こ、この演出は……熱い、すごい胸の奥までグッと来る。なんだかプレイの記憶が走馬燈のように脳裏をよぎるわ……あぁ、くそう、さぁ来い!
あぁ、生放送でも見たこの画面だ。緊張してきた。
う……単純に“どちらを選ぶか”じゃなくなってきてる。これまでの物語でいろいろな感情を積み上げた土台があるから……切ないんだけど、でも選びたい。自分で選びたい。だってストーリーすごくよかったから。でもさ、ゆ、指が……マジで震えてやがる。
――などと身もだえしたものです。本当に5分くらいベッドの上を転がっていました。
その後にラストまで進めましたけど、「おもしろい」という一言では言葉足らずですが、『シンクロ』っておもしろいな、ゲームっておもしろいなと思いがこみ上げてきましたね。
ちなみにメインシナリオについては、もう少し踏み込んだ内容も後日に語りたい予定です。この記事を読む選択をしてくれたあなた、またお会いしましょう!
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