『ダンガンロンパ』10周年イベント“超高校級の大同窓会”夜の部レポ。苗木が感謝を込めて闇鍋を一気飲み!?

カワチ
公開日時

 11月27日に埼玉県の“ところざわサクラタウン”で開催された“ダンガンロンパ10周年イベント 超高校級の大同窓会”から、夜公演のレポートをお届けします。

 バンドメンバーによるシリーズ人気楽曲LIVEや、ファンと出演ゲストが一緒にシリーズ10年を振り返る企画など、『ダンガンロンパ』を楽しみ尽くす内容でした。

 出演者は緒方恵美さん(苗木誠・狛枝凪斗役)、井上喜久子さん(東条斬美役)、豊口めぐみさん(江ノ島盾子役)、松風雅也(葉隠康比呂役)さん、荒川美穂さん(ソニア・ネヴァーマインド役)、ライブの演奏を行う、高田雅史さん(Key)、福田淳さん(Gt)、岩瀬聡志さん(Key)、目木とーるさん(Gt)、TABOKUNさん(Ba)、青山英樹さん(Dr)。さらに、夜公演のみのゲストとして日笠陽子さん(霧切響子役)、小清水亜美さん(澪田唯吹役)が登壇しました。

 なお、写真は昼公演のもの。

10周年はファンではなく……モノクマのおかげ?

 イベントはモノミのアナウンスからスタート。かわいい声で注意事項などの説明が行われたあと、「こまめなセーブは忘れないでね」という、ゲームでおなじみのセリフで挨拶が締めくくられました。

 続いて学園長であるモノクマが登場! 「ここまで来れたのはすべてボクのおかげ」というモノクマらしい挨拶のあと、「オマエラのためにスペシャルなイベントを用意した」と伝え、イベントがスタート。

 バンドの生演奏ととともにシリーズを振り返る映像が流れました。なお、シリーズで作曲を務める高田雅史さんはキーボードで参加。『ダンガンロンパ』を象徴するオープニング曲やクライマックス推理の曲を演奏して、これから始まるイベントの期待を煽りました。

 その後は声優陣による朗読劇へ。“闇鍋を完食しないと出られない部屋”というタイトルで、シナリオを手掛けるのは小高和剛さん率いるトゥーキョーゲームス。『ダンガンロンパ』らしい独自の空気感にあふれており、そこに声優陣による生の演技も加わって、見応えのあるものになっていました。

 物語の内容は、10周年パーティをお祝いするイベントに来た苗木たちが、闇鍋を完食しないと出られない部屋に閉じ込められるというもの。


 イベントの出演声優陣が『1』から『V3』のキャラまで揃っているということで、朗読劇もそれぞれの作品のキャラクターが絡む豪華なものに。ソニアがマイペースっぷりを披露したり、東条斬美がメイドらしさを出したりと、それぞれのキャラクターの魅力もたっぷり詰め込まれていましたが、驚いたのは緒方恵美さん。最初は苗木を演じていましたが、途中から狛枝も演じ、二役を見事に演じ分けていました。

 笑えるギャグシナリオでありながら、スタッフやキャストからの10周年の感謝の気持ちが伝わる内容でした。

 次は再びライブパートへ。『2』の非日常パートの曲や『V3』の議論スクラムの曲が披露されました。『V3』は舞台化されていないため、ゲーム外で曲を聴くことが少なかったタイトル。議論スクラムの曲は『V3』でも人気の高い曲なので、聴けてうれしかった人も多いのではないでしょうか。

 その後は出演声優陣からのビデオメッセージがありました。超高校級の総統・王馬小吉役の下野紘さん、超高校級の宇宙飛行士・百田解斗役の木村良平さん、苗木誠の妹である苗木こまる役の内田彩さんからのコメントが披露されました。

 内田さんは、『絶対絶望少女』の主人公役として抜擢された時に涙を流して喜んだことなどを打ちあけました。

フリートークパートでは日笠さんが暴走!?

 続いて会場の出演者によるトークコーナーへ。井上さんの「17歳です」「おいおい」というおなじみのやり取りからスタート。MCの松風さんからイベントの感想を聞かれた日笠さんは、生演奏でおなじみのオープニング曲を聴き、「ダンガンロンパ、始まった!」と高揚したことを明かしました。小清水さんも「澪田も混ざりたかったっす!」とキャラになりきって返答していました。

 朗読劇の闇鍋について振り返った後、キャスト陣がお互いに質問するコーナーに突入。台本を読んだ時の感想や、元気の秘訣、送った写真の話題などで盛り上がりました。

 話題は、イベント当日が澪田の誕生日であることに。誕生日ネタに盛り上がりつつ、世界中から届いたファンのイラストやコスプレを紹介。愛のある作品の数々に会場が感動するなか、サプライズとして井上さんによる東条斬美のコスプレが紹介されました。

 後半にはキャストのお祝いメッセージが再び公開されました。『2』で主人公の日向創役を演じた高山みなみさん、腐川冬子役の沢城みゆきさん、超高校級のメカニック・左右田和一を演じた細谷佳正さん、朝日奈葵役の斎藤千和さんからのコメントに、ファンは聞き入っていました。

 さらに、モノクマ役のTARAKOさん、モノミ役の貴家堂子さんからのコメントもありました。


 イベント終盤には緒方さんのライブが実施されました。『V3』EDテーマ『断鎖 -break-』を歌い上げたあとに「『ダンガンロンパ』の曲はすべて希望が残るように作っている」と打ち明けました。「みなさんが希望を持って帰れるように」と次の曲に移ります。

 『2』のエンディングテーマ『出航 -departure-』と『1』のEDテーマ『再生 -rebuild-』をメドレーで披露。力強い歌声でファンに希望を与えました。

 楽しい時間は一瞬で過ぎ去るもので、イベントはあっという間にエンディングへ。最後はキャストからの感謝のコメントが送られました。

 小清水さんは「こうして久しぶりにみなさんと生で会えてうれしかったし、楽しかったです!」と語り、「みんなの心にいる澪田は不滅です!」と力いっぱい叫びました。

 日笠さんはゲームの収録があった当時、プリプリの20歳だったことを振り返り、ビビリながらも霧切役に向かい合ったことを思い出していました。最後は10周年だけではなく、100周年を目指したいという決意を口にしました。

 荒川さんは「みなさんと会えてうれしかったです」と言った後、「ソニアは日本の文化を間違えているので、配信を観ている人が日本を誤解しないでくれるとうれしい」と語りました。

 「この短い時間で10年分の思いを伝えるのは難しい」と語った豊口さん。「『2』のアニメはまだ実現していないので、まだまだやれることはある」と話し、他の共演者と盛り上がりました。

 続く井上さんも、『V3』でもいろいろなことをやれたらいいと展望を語りました。さらに、「皆さんの笑顔が見れてうれしいです」と感謝を述べました。

 松風さんは「感謝で言いたいことがありすぎる」と前置きしつつ、先日開催されたキャラ人気投票では圏外で凹んだけど、会場に葉隠の団扇を持ってきてくれた人がいたため、頑張れたことを明かしました。

 最後に緒方さんは、口コミでゆるゆると広がった『ダンガンロンパ』がいろいろな人に愛してもらった結果、10周年を祝えたことを幸せであると語りました。「皆さんといっしょに“また会えたね”と言える機会があるように願っています」と再会を希望し、イベントは終了となりました。

 これで終わりかと思った中、サプライズでスパイク・チュンソフトと小高和剛さんの新作ミステリーゲーム『超探偵事件簿 レインコード』が発表に。詳細は出ませんでしたが、キャラデザインや雰囲気など、気になる要素が満載でした。

 このイベントの模様は、12月5日23:59までアーカイブを配信中。興味を持った人はチェックしてみてください。

関連記事

©Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved.
※写真は昼公演のもの。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら