【食レポ】絶品と噂のケンタッキーの“骨スープ”がうますぎる!

佐藤 汐
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 パーティなどで“ケンタッキーフライドチキン”を食べて、最後に残ってしまう“骨”。それを利用したメニューがSNSや料理レシピサイトで話題となっています。

  • ▲これからの季節に食べたくなるのが、ケンタッキーフライドチキン!

 今回は、そんなケンタッキーのアレンジレシピの一つである“骨スープ”にチャレンジしていきます。

骨を煮詰めてみた

①骨をさっと洗い流す

 じつは、別の記事で公式サイトに掲載されているアレンジレシピ“大人のポテトコブサラダ風”にもチャレンジしました。そこで残ったのが、オリジナルチキン5ピース分の骨です。

  • ▲サイ、ウィング、キール、リブ、ドラムの5ピースが勢ぞろいしたオリジナルチキン。

 サイ、ウィング、キール、リブ、ドラム、それぞれを調理用の手袋をして身と骨に分けました。衛生的に、骨のスープを抽出したかったためです。

  • ▲骨と水だけを使う出汁を作ります!

 普通にフライドチキンを味わう場合、骨に残った身をしゃぶったりするはずなので、そんな時は骨を一度洗い流すなどした方がいいかもしれません。

②水分量を計算する

 それでは、さっそく水を入れて煮込んでいきたいと思います。多くのレシピサイトに掲載されている比率は、「骨3ピース分:水500ml」とのこと。

 今回は、骨5ピース分なので833.3333……。ざっくり850mlの水をザバァっと投入してみました。

③煮込む

 スープなので、煮詰める必要があるので弱めの中火に設定して、とりあえず20分煮込みました。

  • ▲20分セットしました。

 しかし、火が弱かったのか、水分が多かったのか、スープの抽出度合いはイマイチ。3口コンロで1番小さいものを使ったので、火力が弱かったのかもしれません。

 グラグラするように火を強めの中火にして、プラス20分煮込んでみました。すると……。

  • ▲グラグラする感じで煮込むのがコツです。

 いい感じに白く濁って来たので、ここで一旦火を止めます。はたして、スープはどれくらいの分量ができているのでしょうか?

  • ▲500mlのスープが完成しました。

 計測の結果、約500mlほどの骨スープができあがりました! これだけあれば、何種類かの料理に使えそうですね。

 骨スープだけを味見すると、濃い味ではなくあっさり。塩味も薄いので、いろいろな料理を試してみたくなりました。

骨スープを使ったレシピに挑戦!

①サッポロ一番塩ラーメン

 まず、チャレンジしたかったのが“サッポロ一番塩ラーメン”のスープに使うというレシピ。鶏との相性は良さそうですが……。

材料(1人分)

・骨スープ……100ml
・お湯……400ml
・サッポロ一番塩ラーメン……1袋
・白髪ねぎ、煮卵、ベーコン、紅ショウガ……お好みで

 商品の袋に書いてある通りに調理するのですが、スープに使うお湯に少し骨スープを混ぜるというものです。トッピングはあり合わせのもので補いました。

 さて、お味は……?

  • ▲見た目は塩ラーメンです。

 見た目はあっさりしてそうだったのに、かなりこってり! こんなに変わるものなのかと驚くくらい塩ラーメンではない別物に。

 どちらかというと、豚骨に近いように感じます。でも、豚骨ではない。はっきり言うと「ちょっと濃厚すぎるかも!?」というくらいの一品になりました。

 トッピングの白髪ねぎや紅ショウガなどの薬味があって、やっと完食できました。

 あっさり系の野菜(もやし、キャベツ)などを添えたら、もっと良くなったかもしれません。

②サムゲタン風スープ

 さて、お次は大本命の“サムゲタン風スープ”。韓国料理のサムゲタンは本来、丸ごと一羽の鶏の腹に、お米などを詰めて煮込むものです。

 本レシピでは、疲れた胃に優しい材料を揃えてみました。レシピには“サラダチキン”と書きましたが、鶏のささみでも代用可能です。

材料(2人分)

・骨スープ……200ml
・豆乳……100ml
・絹ごし豆腐……150gのもの1パック
・サラダチキン……1/2パック
・うどんスープの素(顆粒)……1袋
・長ねぎ……お好みで

 今回は、フライドチキンの身が余っていたので、衣を取り除いて使用してみました。

 絹ごし豆腐はスプーンですくって、チキンの身は一口大に、長ねぎは刻んで、それぞれ適当な大きさにして鍋へ投入!

 そしてほかの材料もすべて鍋に入れて中火で温めていき、煮立たせる前に火を止めて完成です。こちらのお味は……?

  • ▲体に優しいサムゲタンの完成!

 美味しい! すごく優しい味です。食欲がないときや、夜食にもピッタリな一品に仕上がりました。

 これなら、みなさんにオススメできるレシピだと思います! お手軽ですし、豆腐の代わりに余った冷やご飯を入れても美味しそうです。

③鶏だんご豆乳鍋

 あと200mlという、中途半端な量の骨スープ。

 「もう面倒だから豆乳鍋にしちゃえ!!」と、サムゲタンのレシピのまま、野菜と鶏だんごを入れて鍋にしました。

  • ▲濃い豆乳鍋のスープが完成しました。

 すると、ちょっとワンランクアップしたコクを感じる鍋スープに大変身!

 締めに、うどんやご飯で雑炊を楽しみましたが、鶏だんごから出た出汁も相まって、食べ応えがバツグンでした。

 あっさり系の鍋でありながら、ガッツリとしたご飯を食べた後の満足感に浸れる一品になりました。

楽しみ方は無限大かも

 今回は、3品のレシピでアレンジしてみましたが、骨スープの楽しみ方の可能性を大いに感じました。

  • ▲材料はあっさり系を使うとGOOD!

 骨スープ自体の味は薄いけど、コクや出汁は濃いのがポイントですね。どちらかというと、あっさり目の料理に使うと相性がいいかもしれません。

 ぜひみなさんも、自分だけの“骨スープレシピ”で、寒い冬を温かく過ごしてくださいね!

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