特撮ファン巡礼スポットのSEVEN's BARに突撃! 信達谷圭マスターに終末のバンギアが直撃インタビュー(後編)
- 文
- 電撃オンライン 終末のバンギア
- 公開日時
毎週金曜21時から電撃オンラインがお届けしているネット配信番組"電撃四天王(3人)の対決Showdown"のオープニングテーマ曲を担当する音楽ユニット“終末のバンギア(以下バンギア)”が、特撮ファン(とくに戦隊系)が東京に訪れる際には寄るという通称"巡礼スポット"のひとつ“SEVEN's BAR(以下セブンズバー)”に突撃取材!
前回の記事で、セブンズバーの魅力に迫りましたが、後半の今回はオリジナルカクテルを作ってもらったり、マスターである信達谷圭(しんだちや けい)さん(以下、信さん)に気になる質問をいろいろぶつけてみました!
めちゃんこ美味しいオリジナルカクテル
前回お伝えしたセブンズバーの雰囲気を堪能するには、やっぱり美味しいドリンクに舌つづみを打ちながら信さんとの軽快なトークを楽しみたいところ。通常メニューにはオリジナルカクテルが存在して、それはどれも美味しいのだけど……じつはセブンズバーには数々の裏メニューなるものがあります。
それは、とあるキャラをモチーフにしたものなどいろいろ、どんなカクテルがあるのかは実際にお店に足を運んで信さんに聞いてみましょう。
とはいえ、それでは伝わらないので、ここでひとつ紹介します。じつはバンギアのギターのルギアは、信さんが企画するレジェンドヒーローを演じた俳優さんたちで結成されたエンターテイメントユニット『ニヤニヤ』の音楽バンドのバンマスでありギタリストも担当しているのです。
そんな縁もあり、裏メニューとして“ルギアスペシャル”というカクテルがちゃっかりとあったりします(笑)。
この“ルギアスペシャル”は甘党のルギアのリクエストでチョコベース。いまのところ1~3(ワン・ツー・スリー)まであり、フルーツシロップの味でバリエーションが変わります。
どれがどんな味かは、ぜひ訪れて確認してみてください。ちなみに、試した方は男女問わず高評価。いくらでも飲める! と言った方もいるとか……。
気になるお味ですが、とっても甘くて、とろりと濃厚な口触りです。アルコールは少し強めになっています。
さらに隠しメニューで“ハイパールギア”というカクテルも存在しているので、気になる方はそこまで行きついてみてください!
今回の取材でオリジナルメニューを作ってもらったぞ!
セブンズバーに突撃して早々に自分のカクテルである“ルギアスペシャル”を注文するルギア。それを横目にしつつ、なにを注文するか迷っているバンビの様子を見て、「バンビちゃんのカクテル作る?」と優しいお言葉が!
さすが信さん……空気の読めるステキなマスター♪ これにはバンビも動揺を隠せず「い、いいんですか(汗)……すみま…ごにょごにょ」と最後なにを言っているのか聞き取れないほど。
「いいよ、いいよ、どんなの好き?」とステキ笑顔で対応し、2~3質問して早速でてきました“バンビスペシャル”!
これはバンビの好きな“イエガーマイスター”という56種類のハーブが使われているというお酒がベースになっています。こちらもアルコールは強いので飲みすぎ注意です。
さらに、気を利かせた信さんは「せっかくだし、電撃っぽい感じのカレーでも食べてみる?」と、普段セブンズバーで出しているカレーをエクストラスパイスしてさっくりアレンジして提供してくれました。「電撃が走る辛さだよ~! でもいい辛さ!」と、信さん。なるほど、“電撃”をそっちで捉えますか!
この“電撃カレー”。ビリビリっとした辛さがほどよく、じわりじわりと来ます! もともと美味しいと評判のセブンズバーのカレーをさらに引き立たせる辛さになっています。
辛いのが好きな人にはちょうどいいかもしれません。ちなみにバンビは辛いのがそこそこ得意。ルギアは食べられなくもない。といった程度なのですが、2人とも美味しくいただきました!
こちらの“バンビスペシャル”と“電撃カレー”ですが、10月27日にバンギアがセブンズバーでコラボイベントを行うことになり、そのときのスペシャルメニューとして登場することになりました。詳細は記事の最後に! “ルギアスペシャル”はいつでも飲めますよ!
※最新情報は信さんのTwitterもご確認ください。
信達谷圭さんに気になることをアレコレ聞いてみた!
セブンズバーでオリジナルメニューを堪能したバンギアの2人。少しお酒も入ったこともありいろいろと気になることを質問してみました。
ここからは直撃インタビューをお届けします。
役者になったきっかけは?
――まずは、役者になったきっかけから教えていただけますか?
信達谷:4歳頃から小学2年生頃までスチールモデルや(テレビ)コマーシャルを中心に活動していたのですが、一時期辞めていました。それで、14歳の頃、歌に興味を持って、某大手音楽事務所を受けたんです。
――歌ですか!
信達谷:はい。その最終選考まで残ったのですが、審査をしていた貫禄満点の社長が、掛けていたサングラスを外して「君は歌手になりたいのか? ここは歌手になりたい人がくるところなんだよ。モノマネするところじゃないからね。」と、キツイ一言が!
それで、あまりのショックに出た言葉が「いえ! 僕は役者さんになりたいです!」でした……。それで、「それじゃあうちじゃないよ」って言われてしまい……。
――それがきっかけですか!?
信達谷:ええ(笑)。その人、中二の僕にはめっちゃ怖い人に見えて(笑)どこかで「君は役者になるんじゃなかったのか?」とか言われたらどうしようかと思いまして(汗)。
それで、もともと映画が大好きで役者という分野にも興味があり、やってみたかったので役者さんの事務所を探して入りました。当時はブレイクダンスなんかも踊れていたので、地方巡業としてミュージカルの舞台で活動したりしていました。
でも、舞台だとなかなか稼いでいくのは難しく……。それで、映像作品もできる事務所に移ったんです。そこで、紹介されたオーディションが『地球戦隊ファイブマン』でした。
――なるほど!それは、最初からブルー役としてのオーディションだったのですか?
信達谷:いや、戦隊モノの主役のオーディションと言われて、何になるかは分からない状態でした。それで決まったのが、ファイブブルー/星川健です。
当時は、やるかやらないか社長も悩みまして……すごく迷いましたが、『秘密戦隊ゴレンジャー』のアオレンジャーや『怪傑ズバット』などを演じていた宮内洋さんが大好きだったので、やろうと決めました!
いまとなっては、運命としか言いようがないですね!
――芸能のお仕事をされていて、いまのようにBARを経営する流れになったのはどうしてですか?
信達谷:芸能関係のお仕事……さきほども言いましたが、映画が大好きで演じることも興味があったのですが、作るということにも興味がありました。
どちらにしても、働きに出ると休みが自由にならないことが当たり前なので、なにか自分でできないかなと思うようになりました。おじいちゃんが自営業だったこともあり、自分で経営することには抵抗がなかったんです。
――その後の芸能活動はどのような流れです?
信達谷:芸能のほうは、27歳くらいのときに『ウルトラマンガイア』にゲスト出演したのを最後に、所属事務所がなくなってしまったんです。
それから、つぎのお世話になれる事務所を探そうと思っていたのですが、あっという間に時間が経ってしまい……引退状態です(笑)。そんなところに、特撮関連のイベントに出演する機会をいただいたんです。
でも、もうずいぶん前の作品であるキャラクターに頼って出演をするのは、現役の方やファンの方にも失礼かなと思って、断っていたんです。ですが、その作品をいまでも好きな方がいたり……当時生まれていなかった特撮ファンの方が作品を遡って観てファンになってくれていたりして……。
それってすごいことで、本当に有り難いことだなって……その感謝と恩返しの気持ちが、いま自分たちで企画している『ニヤニヤ』の活動をはじめることに繋がりました。
エンターテイメントユニット『ニヤニヤ』について
――その『ニヤニヤ』をはじめたきっかけは?
信達谷:海津さん(海津亮介さん『光戦隊マスクマン』タケル/レッドマスクなど)が、味噌ラーメン専門店『味噌一』上石神井店を開店したのを聞いて、ご挨拶にと会いにいきました。
海津さんとは、『ファイブマン』でも一度共演していたので、たまに会うようになって……それで、海津さんから「フィリピンのイベントにゲスト出演するんだけど一緒にどう?」といわれて迷っていたのですが、チャリティーイベントと聞いて「それじゃあ」と参加しました。
それから日本でも一緒になにかできたらいいねという話しになったのが結成のきっかけです。2回目のフィリピンのイベントに一緒に参加した牧野さん(牧野美千子さん『超電子バイオマン』桂木ひかる/ピンクファイブなど)が、始終ニヤニヤしている海津さんと僕を見て、「ほんと、おじさん二人でニヤニヤして!」と言ったのがきっかけで、『ニヤニヤ』でいこう! となりました。
――『ニヤニヤ』でオリジナルソングをはじめたのはなぜですか?
信達谷:いままで応援してくださっている方々への“恩返し”と、最終的には“チャリティー”(フィリピンのイベントでは小児がんの団体やALSの団体に寄付されていました)に繋るというのを実現するためには、多くの人にその想いを伝えなくてはと思ったんです。
歌にすればイベントに来られない方でもどこかで聴いてもらえる機会はあるかなと、その想いを歌詞に込めて曲を作ったんです。
――『ニヤニヤ』のほかに。最近ではクラウドファンディングの映画にも携わってますよね。
信達谷:映画監督をされている東監督(東真司さん)が、海津さんと同じ『マスクマン』に出演されていたこともあって、『ニヤニヤ』のイベントに来てくださったんです。
そんななか、東監督と映画を創ろうという話が出ていまして、去年の12月あたりから、そろそろ具体的に何かやってみましょうかと……。そこから映画『ファイナルスピリット』の制作がはじまりました。
――信さん自身、俳優としての仕事をされるのは久しぶりですよね! どんな役どころなのでしょうか?
信達谷:いやー! チョーひさしぶりですよ! もう出ておいてなんですけど、正直、ひさしぶり過ぎて出なくていいくらいの気持ちでしたよ(笑)。
役どころとしては、ぼくはBARのマスターです。昔からの特撮番組で言うところの、長官とかおやっさんとか……まではいかないけど、そういう感じのポジションの人。セブンズバーではない他のところのBARを借りて撮影していましたが、そのまま営業できそうでした(笑)。
――映画の原作はどこから?
信達谷:監督と話をしていくなかで、原案の原案的なものをアイデアとして出したんですが、それをうまく脚本化してくださったのは宮崎(宮崎健)さんで、サスペンスドラマや連続ドラマを中心に書いている方です。
僕の原案になるアイデアは、あまりにも壮大な物語で、うん十億円かかりますね! と(笑)。さすがプロの脚本家さん! ちゃんと素晴らしい本に仕上げてくださいました。
――うん十億円となるとハリウッドの超大作の中でもトップランキングの制作費ですね(笑)。撮影はどのくらいの期間かけたのですか?
信達谷:3日間で撮りました!
――3日!?
信達谷:3日で撮りました! って言うと「あぁ3日で撮れるようなもんなのかな?」って思われますけど……普通に考えてできないですよ。
でも、監督をはじめカメラマンさんも演者さんもベテランだからこそできたのかなと思います。
映画『ファイナルスピリット』の魅力
――撮影中の共演者の皆さまを見ていて感じることはありますか?
信達谷:ワンダー(和田圭一さん『五星戦隊ダイレンジャー』リュウレンジャー/天火星・亮など)と姫(広瀬仁美さん『忍者戦隊カクレンジャー』ニンジャホワイト/鶴姫など)の二人のお芝居、すごくいいですよ。
あと兄貴(藤敏也さん『地球戦隊ファイブマン』ファイブレッド/星川学など)が本当にすばらしい。『ファイブマン』以来、30年経ってまた兄貴と共演できるなんて思ってもいなかったし感動でした。やっぱりいまでも最高の兄貴です!
――『ファイナルスピリット』は、どのような世界観を描いているのでしょうか?
信達谷:特撮要素のある超フィクションの世界を描いています。今回のキャストの面々は特撮出身者、元ヒーローですから、それを自然に表現できたと思います!
――特撮作品に出演されてきた方々の、変身ポーズなどの見栄を切るような身体に染み付いている動きってそう簡単につくれないですもんね。
信達谷:はい。だからこそ僕らが自分で見るとちょっと照れくさいんですよ。でも台本を読んでいて、これはそういう風にやらないと成立しないなと思って。
特撮ファンの方々が観てくれたら、皆さんが知っている僕たちの要素も見えて楽しんでいただけるのかなぁと思っています。
――ゲームメディア的な〆の話題として、皆さんに聞いているのですが、信さんの中の光属性と闇属性の部分ってどんなところでしょうか?
信達谷:人間なのでどちらもあるとは思うのですが、いまは基本的には究極のポジティブですね。
ただ、必ず陰と陽って必要で、どちらかに偏っていいわけではなくてバランスをとった、フラットであることが大事だとは思っています。でも、いまの僕はかぎりなくポジティブですね。
――信さんは光の魔法使いですね!
信達谷:僕といるときっと究極のポジティブになれます(笑)! 答えの出せないことは考えない。考えれば答えが出ると思うならとことん考えればいい。やるべきことが出てきたら、「やらなきゃ」ではなく「よし、やろう」と思うことです。自分の心を縛るようなことはしない。
うしろは見ない! 僕が乗る、“人生”という車にはルームミラーもバックミラーもいらない! 前だけでいい! 自分の向かいたいところにまっすぐにいけばいいのです。
――とっても前向きになれました。すごい光のパワー(笑)。最後にこの記事を読んでいる皆さまに一言いただけますか?
信達谷:ポジティブに楽しみましょう! 『ファイナルスピリット』観てね!
――ありがとうございました!
※『ファイナルスピリット』最新情報は公式Twitterでご確認ください。
バンギアのオススメポイントを140文字以内でまとめる!
前回から引き続き今回のレポート記事、いかがでしたでしょう? 電撃オンライン特派員としての“終末のバンギア”独自の切り口でセブンズバーと信さんの魅力をお伝えしてみました。
その締めくくりとして、バンギアの2人がSNS時代ならではの140文字という縛りでオススメポイントをまとめてみます。
バンビ(ボーカル)のオススメポイント!
7'sBARは、戦隊ファン憧れの巡礼地。また、店主・信達谷圭さんの光魔法で、前向きな気持ちを手に入れられるパワースポットでもあります。バラエティに富んだカクテル(ノンアルコールカクテルも多数)、スパイスの効いたカレーの辛さが心地よくカラダに馴染んでいく感じ、最高でした。ぜひHPの回復に!?
ルギア(ギター)のオススメポイント!
憩いの空間ってなんだろう? 落ち着ける場所があって、お気に入りの飲み物や食べ物があって、話したいと思うときだけ相手になってもらえるステキな人がそばにいる。ボーっと考えごともできる。たまには知らない人ともコミュニケーションが取れる。そんな空間。なんだ、それってセブンズバーのことじゃん。
10月27日にセブンズバーで“バンギアBAR”を開催!
今回の取材がきっかけとなって、セブンズバーとバンギアがコラボイベントを開催することになりました。10月27日のお昼ごろよりセブンズバーで“バンギアBAR”を開きます!
2時間の入れ替え制イベントで、当日に2回の開催を予定しています。バンギアの2人がホールに立つので、注文を受けたり一緒におしゃべりしたりします。もちろん、アンプラグドで生演奏も披露しちゃいますよ!
この日は、上で紹介した“バンビスペシャル”や“電撃カレー”もご注文いただけます。セブンズバーには行ってみたいけど、1人では勇気が……という方も、この日はバンギアの2人がいるので大丈夫です。もちろん信さんもいますよ!
この機会にぜひ訪れてみてください! イベントの詳細は、バンギアの公式ページやTwitterで随時アナウンスしますので、フォローして最新情報をゲットしてください♪
それでは、ご来場お待ちしております!
“終末のバンギア”プロフィール
数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、カリスマゲーマーギターリスト“市野ルギア”が、女性ボーカリスト“bamvi(バンビ)”を迎えて新たな音楽ユニットで活動を開始。
2019年2月に結成ライブでお披露目。6月より本格始動。そのサウンドは「白か?黒か?」。二面性のサウンドをコンセプトにした“終末のバンギア”。
なぜか2人とも特撮関係者と縁がある。コラボ第1弾として電撃オンラインのネット番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当。目下売り出し中なので、いろいろなコラボ先を絶賛募集中です!
●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”オープニング曲
※詳しくは“終末のバンギア”オフィシャルサイトや公式Twitterもご確認ください。
(C)7's BAR All Rights Reserved.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります