“ファルコム40周年記念アンケート”後半の結果が発表。一番好きなキャラ・楽曲・現行機希望タイトルは？

文: 電撃オンライン

公開日時: 2022年03月26日(土) 21:41

最終更新: 2022年05月25日(水) 10:44

　2021年3月9日で創立40周年を迎えた日本ファルコム。そちらに合わせて昨年、電撃オンラインではアンケートを実施しました。その投票総数は5876票！　ご回答いただいた皆さん、ありがとうございました。

結果発表・前半は
こちら

　本記事では、番組内で発表されたアンケート後半の結果を、改めて紹介します。

・日本ファルコムを知ったきっかけは？
・一番好きな日本ファルコムキャラクターは？
・日本ファルコム作品の楽曲で一番好きなものは？
・現行機（PS5、PS4、switch、steam等）で発売してほしい作品やシリーズは？
・日本ファルコム作品の魅力は？

※記事内にはネタバレを含む記述がございますので、予めご了承ください。

日本ファルコムを知ったきっかけは？

　創業41年を迎えた日本ファルコム。これだけ歴史の長いメーカーとなれば、ファンの方々が日本ファルコムを知ったきっかけは多岐にわたると思います。

　ここでは、そんな“きっかけ”をいくつかご紹介。「自分と同じだ！」という方もいらっしゃる……かもしれませんね。番組内でもいくつか抜粋しましたが、こちらではもう少し多めに掲載します。

・『閃の軌跡』を父に勧められた。（きなおさん）

・ゲームショップにてオススメのゲーム棚に置いてあったゲームを買ったのが最初でした。（いちごさん）

・中学校のPC部の先生が『イースI』を買ってきてプレイさせてくれたのがきっかけです。（まっつんさん）

・兄と一緒に『ザナドゥ』を1986年にプレイしたのがきっかけで、独特の世界観にハマりました。（ろぼたまごさん）

・『空の軌跡』の音楽を聴いて興味を持った。（プロニモさん）

・弟がパソコンで『ドラゴンスレイヤー』をプレイしてたのを見て知りました。（ゆやたまさん）

・音楽がいいという評判から知りました。（新渡戸さん）

・PSPで遊べるRPGを探しているときに偶々目に入った『零の軌跡』のパッケージに惹かれたのがきっかけ。そこからあれよあれよとファルコム沼に沈んでいきました。（ななしの魚丸さん）

・電車のドアに『イースSEVEN』の広告が貼ってあったのを見たこと。（tearabbitさん）

・兄の誕生日に親が買ってくれた『ロマンシア』を一緒に遊んだのがきっかけでした。（tk_nzさん）

・面白そうなゲームを探している時に、無料公開されている『ロードモナーク』を見つけ知りました。（とろりんさん）

・『ZWEI!!』のDVDパッケージ版を店頭で見かけて。ジャケ買い。（ちょこみんとさん）

・人生で初めてプレイした据え置きゲームが『イースVIII』でした。RPGのゲームがやりたいと思っていて探していたところ、丁度発売直後で興味を惹かれプレイしてみたらどハマりしました。（SOHさん）

・新宿のヨドバシでRPGを漁っていたら『碧の軌跡』とご対面。（シュレインさん）

・小学2、3年生のときに父親が『イースフェルガナの誓い』を買ってきたことがきっかけです。（箱庭黒ウサギさん）

・大学生時代(約15年前)にバイト先でファルコムさんのゲームを販売していた。（天賀恭也さん）

一番好きな日本ファルコムキャラクターは？

　気になっている方も多かったであろう、キャラクターの人気投票。中間発表では『イース』シリーズの主人公、アドルが1位を獲得しましたが、最終的にはどうなったのでしょうか？

　さっそく、結果を見ていきたいと思います。まずは20位～6位までを一気に公開します。

20位	ルーファス・アルバレア（閃の軌跡）
19位	リーシャ・マオ（零の軌跡）
18位	アリサ・ラインフォルト（閃の軌跡）
17位	リリア（イースII）
16位	レーヴェ/レオンハルト（空の軌跡）
15位	レン・ブライト（空の軌跡）
14位	フィーナ（イースI）
13位	ヨシュア・ブライト（空の軌跡）
12位	オリビエ・レンハイム（空の軌跡）
11位	エマ・ミルスティン（閃の軌跡）
10位	フィー・クラウゼル（閃の軌跡）
9位	ティオ・プラトー（零の軌跡）
8位	ヒュンメル・トラバルト（イースVIII）
7位	アルティナ・オライオン（閃の軌跡）
6位	ロイド・バニングス（零の軌跡）

　中間発表からちらほらとランキングが変わっており、その時はいなかったキャラクターの名前もあります。上位はどうなっているのでしょうか？

5位　ダーナ・イクルシア（イースVIII）

　5位を獲得したのは『イースVIII』のもう1人の主人公である少女、ダーナです。エンディングのあの笑顔が忘れられませんね。

　神秘的な容姿をしていますが、実際は結構お転婆なのもかわいいポイント。半月刀を使用した、舞うような戦闘スタイルも印象的です。

4位　クロウ・アームブラスト（閃の軌跡）

　4位となったのは『閃の軌跡』シリーズより、リィンたちの良き先輩として登場したクロウです。

　彼に関してはシリーズを通して色々とありましたが、『IV』の最後では、仲間たちのところへ奇跡的な生還を果たしました。今後の動向が気になるキャラクターの1人ですね。

3位　エステル・ブライト（空の軌跡）

※画像は『閃の軌跡IV』のものです。

　3位には中間発表に引き続き『空の軌跡』シリーズの主人公、エステルがランクイン。現時点では『軌跡』シリーズ唯一の女性主人公です。

　リベールでの物語が終わった後も、恋人兼相方のヨシュアと共にクロスベル、エレボニアにも訪れており、危機をともに切り抜けるための戦力になってくれることもありました。

2位　アドル・クリスティン（イースシリーズ）

　『イース』シリーズの主人公、赤毛の冒険家ことアドルが2位となりました。

　シリーズは今年で35周年ですが、彼の冒険はまだまだ描かれ続けると思うので、この先の展開も楽しみにしていきたいですね。何せ、手記は100冊以上遺されている、ということですので……。まだ見ぬアドルの冒険に期待してしまいます。

　そして、中間発表では1位を獲得したアドルが2位にいる、ということは……？

1位　リィン・シュバルツァー（閃の軌跡）

　アドルと接戦でしたが、最終結果では『閃の軌跡』シリーズの主人公を務めたリィンが1位に。『創の軌跡』も含めれば、5作品で主人公を担ったことになります。

　重すぎる宿命を背負っていたものの、かけがえのない仲間たちと共に、いくつもの難局を乗り越えてきたリィン。『閃の軌跡』では4作にわたって彼の物語が描かれましたが、『IV』で（ある意味『創』も含むと思いますが）ひと段落ついて、ほっとしたファンも多いはず。穏やかに過ごして欲しいですね。

日本ファルコム作品の楽曲で一番好きなものは？

　41年の歴史の中で積み上げられた作品の数々を彩る、個性豊かな楽曲たち。アンケートのコメントの中には、日本ファルコムのBGMを一番愛している、という声も見られました。

　数千曲にわたる楽曲の中から、20位までのランキングを発表します。

20位	空を見上げて（空の軌跡SC）
19位	Way of life（零の軌跡）
18位	Lacrimosa of DANA（イースVIII）
17位	明日への鼓動（閃の軌跡I）
16位	I'll remember you （閃の軌跡II）
15位	NO END NO WORLD（創の軌跡）
14位	Life Goes On（創の軌跡）
13位	翼を持った少年（イースIII/フェルガナの誓い
12位	Get Over The Barrier!（零の軌跡）
11位	Inevitable Struggle（零の軌跡）
10位	SUNSHINE COASTLINE（イースVIII）
9位	愛の詩（閃の軌跡IV）
8位	Blue Destination（閃の軌跡II）
7位	閃光の行方（閃の軌跡II）
6位	銀の意志金の翼（空の軌跡SC）

　キャラクター部門同様、中間発表のランキングから、やや変動していますね。

　なお、“銀の意志　金の翼”に関しては、その後の投票で多くの方から“銀の意志”と分けて欲しい、というお声をいただいたのを受けて、最終結果では別扱いで集計を行っています。“銀の意志”は何位となったのでしょうか……？

5位　嘆きのリフレイン（閃の軌跡III）

　『閃の軌跡III』のエンディング曲である“嘆きのリフレイン”が5位を獲得。エンディング曲ではありますが、発売前のPVで使用されています。

　聞いた時に「これは、オープニング……？　エンディングなわけないよね？」と感じた方もいるのではないでしょうか。最後、まさかここで流れるとは……と、テレビを前に呆然とした思い出が蘇りますね。

●動画：PS4「英雄伝説閃の軌跡III」デモムービー

4位　未来へ。（閃の軌跡IV）

　発売前のWeb CMでも使用されていた“未来へ。”が4位にランクインしました。

　また、総力戦ともなったアツい最終戦でも流れているので、記憶に残りやすいですね。『IV』と言えばこの曲！　という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

●動画：PS4「英雄伝説閃の軌跡IV-THE END OF SAGA-」WebCM第2弾

3位　星の在り処（空の軌跡FC）

　『空の軌跡FC』のエンディング曲である“星の在り処”が、最終結果でも3位となりました。『FC』のあの結末含めて、強く記憶に残っている方が多いようです。

　穏やかで優しい曲調ですが、最後のエステルの心情も相まって、どこか寂しさも感じられるこの曲。7年前には、エステル役の神田朱未さんが“I swear...”とあわせて歌ったものがキャラクターソングとしてリリースされています。

2位　TO MAKE THE END OF BATTLE（イースII）

　2位にランクインしたのは『イースII』のオープニング曲である“TO MAKE THE END OF BATTLE”です。ライブでも演奏されることが多く、本作をプレイしたことがなくとも、耳にする機会があるのではないでしょうか。
　
　『II』のリメイクにあわせて何度もアレンジが行われていますが、どれも疾走感があり、これから始まる物語への高揚感をかき立ててくれます。勢いよく空へ飛ばされたアドルは大変だったと思いますが、天空の王国という舞台の幕開けに相応しい良曲です。

1位　銀の意志（空の軌跡FC）

※画像は“空の軌跡FC＆SC スーパーアレンジバージョン”のものです。

　“銀の意志金の翼”と票を分けたにも関わらず、1位を獲得した“銀の意志”。強く愛されている楽曲であることが分かります。レーヴェ（レオンハルト）との激戦がよみがえりますね（筆者はイベントシーンとして描かれた、アガットと彼の戦いも思い出します）。

　美しさの中に確かな力強さが秘められた旋律。その裏側には悲愴な決意も込められているように感じ取れる曲です。アレンジの回数もそこそこ多いですが、皆さんはどのバージョンがお好みでしょうか？

　1位～3位は中間発表と同じ結果となりましたが、いかがでしたでしょうか？　前半の結果からも伝わりますが、『空の軌跡』の人気の根強さを再認識しますね。

現行機（PS5、PS4、switch、steam等）で発売してほしい作品やシリーズは？

　歴史の長さゆえに現行機ではプレイできない作品も多く、移植を希望する声を見かけることもある日本ファルコムのタイトルたち。本アンケートでは、どのタイトルに対してそういった声が多いのか？　ということについても部門を設け、集計を行いました。

　5位から一気に結果を見ていきましょう。

5位　イースV 失われた砂の都ケフィン

・発売日：1995年12月29日
・機種：SFC

4位　ツヴァイ2

・発売日：2008年9月25日
・機種：Windows2000/XP/Vista

3位　イースVS空の軌跡オルタナティブ・サーガ

・発売日：2010年7月29日
・機種：PSP

2位　英雄伝説空の軌跡FC（英雄伝説VI 空の軌跡）

・発売日：2004年6月24日
・機種：Windows98/2000/Me/XP

1位　ガガーブトリロジー

【英雄伝説III 白き魔女】
・発売日：1994年3月18日
・機種：PC-9801

【英雄伝説IV 朱紅い雫】
・発売日：1996年5月24日
・機種：PC-9801/9821/Windows95

【英雄伝説V 海の檻歌】
・発売日：1999年12月9日
・機種：Windows95/98

　最も票を集めたのは、特定のタイトル1つではなく『ガガーブトリロジー』でした。

　『ガガーブトリロジー』では、大地の割れ目である“ガガーブ”や、険しい山脈“大蛇の背骨”によって分断された3つの世界を描いています。“ティラスイール”、“エル・フィルディン”、“ヴェルトルーナ”を舞台にした3作品は、どれもシナリオの評価が高い名作ですね。

　3本まとめてプレイできるように移植して欲しい、という声が一番多い結果となりました。ほかのタイトル含め、プレイする手段がまったくない、というわけではないですが、せっかくなら現行機で遊びたいですよね。

　また、『空の軌跡FC』及び『ツヴァイ2』については現在Steamで配信は行われていますが、日本語に非対応の部分があるので、特別に今回のランキングの対象としています。英語の勉強をしたい方にはオススメ……かも？

日本ファルコム作品の魅力は？

　最後はこちらの設問の発表、というより寄せられたコメントの紹介となります。最初の設問同様、番組では尺の都合上紹介しきれなかったコメントも掲載しています。

・人の心を温める物語です。（wiさん）

・昨今スマホのアプリゲームが増える中、家庭用ゲームとしてあり続ける姿。あと、BGMのこだわり。（トウマさん）

・壮大な世界観ストーリーとBGMの完璧な調和。魅力的なキャラクター(イラスト的にも性格的にも。)（れんげさん）

・脳の奥に襲いかかってくるような曲と王道なんだけど何処かグッと来るストーリー。（業務用スーパーさん）

・完成された世界観と拡大していく物語。そしてそれを心ゆくまで楽しませてくれる絶妙なゲームデザイン。（シキさん）

・Amazing soundtrack, high levels of polish in the games and the rich worldbuilding that you can only find in Falcom works (especially Trails). I've yet to see any other Series that draws on worldbuilding like the Trails Series does, and I'm looking forward to seeing how the story ends. (another 15 years maybe?!)（TheKisekiNutさん）

・気持ちが揺さぶられるような曲、長い旅をしているように感じさせる移り変わる美麗な景色（マップ）（わんこさん）

・『イース』は爽快感ですね。久しぶりに出してちょっとやろうかな、という感じがよくあります。『軌跡』はキャラの個性が立っているところですねお気に入りのキャラも誰かいて、他のキャラもそれぞれ良い個性を持っていると思います。（ラルハさん）

・Strong Story content and music.（R Daisukeさん）

・『イース』、『英雄伝説』、『ブランディッシュ』、『ソーサリアン』など、独自のキャラクターや世界観を持ったゲームを何年も作り続けている点だと思います。また、適度な難易度や操作性の良さなど、遊びやすさを追求した丁寧なゲーム作りも魅力だと思います。（うみすいかさん）

・ストーリーもだが、全てのキャラを丁寧に作りこんでいて、モブキャラがいない。JPEGとしての魅力が全て詰まっています。（大将さん）

・グラフィック、ゲーム性、ストーリー、音楽、どの面をとっても水準が高い。歴史あるナンバリングタイトルであっても、時代に合わせた作品づくりによって新規ユーザーを獲得できている点。（ほっぺんさん）

・『イース』の場合、素晴らしい楽曲に乗せて、ハイスピードなアクションが気分良く楽しめる。『軌跡』シリーズは多彩な登場人物の何気ないエピソードや会話の中に哲学的なメッセージが多々汲み取れる事。それでも1番の魅力はやっぱりファルコムサウンド！（一閃さん）

・RPG好きを引き込みまくるストーリーとかやりこみ要素とかだと思います。（まこぴんさん）

・音楽がとても良い。当時からFalcomのCDを買って何度も聴いた。今月の話だがGame Musicは絶対にFalcomが最高だと話したばかりである。（ザキトさん）

　改めて、ご投票いただいた皆さん、ありがとうございました！

　なお、電撃オンラインでは現在『黎の軌跡』に関する人気投票も実施中です。ぜひ、あなたの愛をぶつけてください！　ご投票お待ちしております。