そこまで喋っちゃう!? ちょっぴりエッチなバトル漫画『刀娘』鍛治先生&田邊先生にインタビュー
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電子マンガ・ノベルサービスのピッコマで連載中のちょっぴりエッチなバトルアクション『刀娘』が、4月30日から5月6日までの期間限定で10話まで無料配信中です。
前回の『刀娘』見どころチェックに続き、今回は原作担当の鍛治健人先生と作画担当の田邊雄也先生のインタビューをお届けします。制作秘話から今後の展開まで(!?)お答えいただきました。
さらに、鍛治先生・田邊先生描き下ろしイラストも到着! メインキャラクターが勢ぞろいの超レアな1枚となっています。
原作者 鍛治健人先生インタビュー
──作品の誕生したきっかけを教えてください。とくにパートナーの女性が刀になる展開が斬新だと感じましたが、どういった発想で生まれたのでしょうか?
侍や時代劇が好きで、侍漫画を描きたいとずっと思っていて、物語を考えていく過程で刀と侍って男女の恋愛みたいだなぁと思ったのが最初のアイディアです。
『BLEACH』や『サムライチャンプルー』などのオシャレ刀アクションに加え、『キルラキル』のような勢いのある物語の進め方、見せ方を参考に自分の大好きを詰め込んだ作品です。
──お気に入りや注目してもらいたいキャラクターは誰ですか。丑三時成と胡桃のように後からバックボーンが明かされて、よりキャラクターに感情移入できるパターンも多いですが、新キャラクターも含めて注目してもらいたいのは?
個人的に一番好きなのは鎌瀬です!
実は最初の僕の原作にはいないキャラだったのを作画の田邊さんのアイディアから作画段階で加わったキャラなんです。その名の通りかませ犬感満載なキャラで、でも、どこか憎めないし、なにかやらかしてくれそうな描いていて一番楽しいキャラです。今後の鎌瀬にも期待してもらいたいです!
──かませ犬だった鎌瀬狂狗が儚刃する展開には驚きました。この展開は最初から考えられていたのでしょうか? それとも、いわゆる“キャラクターが勝手に動き出す”というような流れもあるのでしょうか。
基本的に大きな流れは一番最初にすべて作っていました。
ただ、回を進めていく過程で、大きく変更した点もいくつかあります。
物語の中で自分の想像以上に成長していくキャラもいれば、思ったよりも前のめりに動かなかったキャラなど。鎌瀬は、最初はもっとギャグに振った、本当にかませ犬の役割を予定していましたが、物語が進むにつれ、鎌瀬の辰巳への想いや向上心などがどんどん膨れていき、気づいたら刀娘である四季織と出会っていました。そういう点でキャラが動くというのはあると思います。
──バトルとドラマの比重のバランスがいいのも『刀娘』の魅力に感じました。ロマンスものとして大事にしているところやバトルものとして大事にしているところ、そのバランスに気を使っていることはなんですか?
今回、僕も田邊さんも初めて縦読みに挑戦するにあたって、一番苦労し、考えたのは物語の部分と見せ方のバランスでした。多くの情報を入れすぎても読みづらく、淡泊にしすぎてもおもしろくない、そんなバランスをうまく保ったのが恋愛要素だと思っています。
男女であるからこそ生まれる感情キャッチボールが共感できるものとして、アクションとストーリーをうまく繋いでくれていると思っています。何に葛藤し、何に怒り、笑い、喜ぶのかを単純で一番わかりやすいものに置き換えることで、アクションを見せるところはとことんアクションに振りきり、物語を見てもらいたいときは、辰巳と奈々詩の間で何か障壁になり、どうやって距離感が縮まっていくのかという考えで物語を構成していきました。逆に気を使っている点は、やはり恋愛に対するそれぞれのキャラの価値観の部分ですかね。
──魂柄刀が12本あることは最初から明かされていますが、次々に魂柄刀は登場するのでしょうか? ほかにも今後の展開についてネタバレにならない程度で見どころを教えてください。
難しい質問ですね……(笑)。
正直、12本すべては今作では出てこないです。ただ、まだ登場していないキャラや、刀はまだ出てきます。個人的には刀娘の頂点にして原点である存在の夢玖がとても楽しみです。
どんな形で物語を膨らませてくれるのか、僕自身すごく楽しみにしていますし、辰巳と鬼義利の戦いが最後であるとこは決まっている中で、当然、鬼義利の刀である夢玖もそこに登場するので、そこに注目してもらいたいです! あと、なんといっても鎌瀬の存在ですかね。
かませ犬の底力をお見せできることを楽しみにしています!
作画担当 田邊雄也先生インタビュー
──本作はキャラクターだけでなく刀のデザインなども個性的で、読んでいて心が踊りますが、キャラクター、刀を問わず、デザインで気に入っているのは?
どのキャラクターのデザインも気に入っていますが、特に気に入っているのは火の魂柄刀使いの「世々螺木 一」です。
キャラクターデザインを作る際、まずは見た目のおもしろさ優先で作ります。世々螺木も見るからに火の能力を使いそうな髪の毛・服装ですが、実はその外見にもエピソードがあって…というように、デザインとエピソードがハマるといいのができたなと感じます。
──Webtoon漫画を描くにあたり、通常の原稿の違いを感じたところ、こだわっている部分についてお聞かせください。
Webtoon描き初めの頃はコマの大きさやコマ間など横読みの感覚で描いてしまい、Webtoonならではの演出のおもしろみなどが出せてないなと今思います。
ただ最近ではWebtoonのコマ割りはこうあるべき、というのは意識せずに新しいおもしろい演出ができないかというのを大事に描いています。
特にアクションシーンでは、まるでアニメを見ているかのような、静止画だけど動いて見えるような絵や流れを目指して描いています。
──本性を表したときの威日津など、“顔芸”も本作の見どころです。描いていて楽しいキャラクターや注目してほしいキャラクターは?
威日津はやはり描いていて楽しいです。作中でも異質なキャラクターですし、主人公の辰巳にやられて、どんどん壊れていく様を楽しんでほしいです。
あとは鎌瀬というキャラクターも好きです。格上の辰巳に無謀にも挑み続けるその姿、そしてどのように成長して辰巳の野望を阻む存在になり得るのか、ぜひ注目してほしいです。
こうしてみると、敵役、やられ役のキャラクターが好感度を気にせず自由に動かせて楽しいので好きなのかもしれません。
──儚刃のシーンは意味深でドキドキしますが、描くときにこだわっているポイントはありますか?
儚刃のシーンは、少女ヒーローアニメの変身シーンをモチーフに演出してます。
ただ儚刃シーンが毎回同じようだとつまらないので、違う印象になるよう気をつけています。あとあくまで少年漫画という括りで描いているので、あまり性的にならず度が過ぎないようには意識しています。
──本作はフルカラー原稿で、彩色はCHポケットと山中まやさんが担当しているとのことですが、彩色の指定やお願いをすることはありますか? またカラーになった原稿をご覧になっていかがですか?
着彩の下塗りまでは作画の際に入れるので、その時点で色指定もさせてもらってます。また特別な演出が必要な際にはメモ等でお伝えしています。
あとはカラーを入れていただいた後、私のほうで細かい最終調整等もさせてもらってます。
自分では到底できないような、またモノクロでは出せないカラー演出やクオリティの塗りが入っていると、とてもワクワクします。毎週カラーが完成するのが楽しみです。
『刀娘』とは
タイトル:刀娘
原作:鍛治健人
作画:田邊雄也
彩色:CHポケット×山中まや
更新日:毎週土曜連載
徳山幕府が絶大な権力を振るう、ある世界のとある時代。
伝説の刀鍛冶、平賀 名(ひらが めい)は幕府の命により、魂柄刀(こんぺいとう)と呼ばれる12本の刀を作ります。その刀は女性の形をし、愛する侍に一振りで一国を堕とすほどの力を与えてくれるというものでした。
主人公の反賀詞 辰巳(それがし たつみ)は、父である平賀を何者かに殺された仇を討つべく、平賀が作った最後の魂柄刀、奈々詩とともに幕府に挑んでいきます。
『刀娘』を詳しく知りたい方はこちら
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