『オーバーウォッチ2』CBTレビュー。5対5のスピード感は新鮮!

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 Blizzard EntertainmentからPC / PS4 / Nintendo Switch / Xbox Oneに向けて発売予定の新作アクションシューティングゲーム『オーバーウォッチ2』。その第1回PvPベータ(クローズドβテスト)が4月27日から5月17日にかけて行われていました。

 この記事では、第1回CBT終了に際して全体的なレビューを『オーバーウォッチ』好きな担当ライターがお届けいたします。

 過去に新ヒーロー・ソジョーンやアビリティが変更されたヒーロー、新ルールなどをまとめた記事もありますので、そちらも是非チェックしてみてください!

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まだ『2』への片鱗をほんの少し見せただけ!

 まずは『オーバーウォッチ2』CBTに参加されたヒーローの皆さんお疲れ様でした。参加できなかったヒーローの皆さんも公開されている動画や記事などで期待値が上がっているハズ! その熱量を『オーバーウォッチ』のイベントにぶつけながら、次回ベータの開催を待ちましょう。

 さて、私がこの3週間ほどCBTをプレイして感じたのは、まだ本作の要素はほんの少ししか見えていないな、とういことです。

 というのも今回のCBTは5対5という新環境のバランスを見ることが中心となっており、事前に公開されていたPVEなど他の注力部分には触れることができなかったからです。

 また本作でコスチュームが変更されたヒーローのコスチュームが適用されていなかったり、ソジョーンにはコスチュームやボイスラインがまだ設定されていなかったりと、まだまだ制作途中なことが伺えました。個人的にはゲンジのパーカー姿やヘルメットを脱いだラインハルトの新コスチュームが好みで使いたかっただけに残念。

 そのほかプレイ中に気になったのは音声に日本語と英語が入り混じっていた点。日本語のボイスが聞けたかと思ったら、既存のボイスなのに日本語が適用されていたりいなかったり、さらに新ボイスもあるようだったので、このあたりの最適化も待ち遠しいですね。

ロールごとのパッシブによる5対5の戦略性

 中心となった5対5のバトルは戦略性が増したように思います。タンクが1人になったことでサポート2人からの回復も手厚く、相対的にタンクの耐久性、生存能力が強化されました。つまりこれまで以上にタンク中心に前線を上げていく、展開していく傾向が強くなったかなと。

 プレイしていてもタンクが倒されたチームから押されていく場面が増えたので、相手のタンクをどう崩すか。回復を行っているサポートをどう狙うかが重要に。現在の『オーバーウォッチ』においても、その戦略が基本ですが、タンクが1人倒されても前線が完全に崩壊せずに耐えられる場面も多くあります。そういう意味でも戦況が膠着しにくくなったことはゲーム展開がスピーディになった証。

 そのスピーディなバランスを取っているのがロールごとのパッシブ。ダメージロールは移動速度がアップしたことで、より裏取りや奇襲がしやすくなり、相手のサポートを狙える機会が増えました。一方でサポートロールは1秒間ほどダメージを受けないでいるとライフが自動回復するように。

 これまでも一部のサポートヒーローはアビリティによる自己ヒールが行えましたが、それに加えて回復できるようになり生存能力が大幅に上昇。そういった意味でもタンクの後ろに隠れているサポートを正面から倒すことは難しくなり、ダメージの動きが状況を左右しているのは明らかですね。

 火力を集中させて正面突破で相手の戦線を崩すか、人数を割いて裏取りや奇襲で相手の後ろから人数を減らしていくか。ダメージロールの展開の速さも含めて今までも以上に、フレキシブルに対応していく瞬間が増えたように思いますね。

ここにいるよ! ピン・システムの情報共有

 新たに追加されたシステムのピン。状況によって異なるピンが表示されるようで、相手ヒーローと距離をアイコンで知らせてくれるほか、ボイスラインにように進軍や退却、カウントダウンなどが行なえます。

 前述したように裏取りや奇襲の機会が増えたのもあり、索敵の共有化は嬉しいところ。チームで戦うゲームなので、ボイスチャット以外の手段で味方と連携できるのは助かりますね。

 実際プレイしていてもこのピンはかなり目立ちました。単にピンが立てられるだけでなく、「ピコン!」と特有のシグナル音がするので「どこからだ!?」と探して警戒も高まります。とくにサポートロールを選んでいる際にピンを立てると味方のカバーがしっかり来てくれるという経験を何度かしました。

 相手の位置を知らせる以外にも誰を狙いたいといった意思表示に使用もしました。倒せそうで倒せない相手、戦局の中心となっているダメージやサポートを狙おう! といった共有化は微力ながらも全員の意識が繋がるので逆転も少なくありませんでした。

まだ『2』はこれから。来月に新情報も!?

 各ロールのパッシブ、そして各ヒーローのアビリティにも細かな調整が入り『オーバーウォッチ』とは違う体験が待っているものの、劇的な変化とまではいかないのが正直なところ。しかし未実装のPVE、追加ヒーローが名言されており、まだまだ変化を楽しめそうです。

 さらに今回のCBTが終わった直後に公式ツイッターでは6月17日にイベントを控えており、そこで新情報を発表してくれるとの発表もありました。次回CBTも近い可能性もあるので、そちらの情報も見逃せません!

 公式サイトではゲームディレクターを務めるアーロン・ケラー氏のメッセージも掲載しているので、そちらも合わせてチェック!

●新たな旅路はすぐそこに:第1回「オーバーウォッチ 2」PvPベータの振り返り


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