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世界観とキャラクターの魅力が満載の『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズをザックリと解説

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 インティ・クリエイツから7月28日に発売予定のNintendo Switch用タイトル『蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』の企画記事をお届けします。

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズは、ハイスピード&ハイテンションなアクション性と、魅力的なキャラクターによる物語を楽しめるライトノベル2Dアクション。

 2014年にニンテンドー3DSダウンロード専用ソフトとして『蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト』が、2016年に続編『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪(ソウ)』がリリースされています。

 シリーズの正統な続編『蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環』発売に向けた企画記事。今回は、『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズの歴史や登場キャラクターをザックリと解説していきます。

『ガンヴォルト』シリーズの特徴

インティ・クリエイツのパブリッシングタイトル!

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』は、『ロックマンゼロ』をはじめ数々の横スクロールアクションを世に送り出してきた“インティ・クリエイツ”と、『ロックマン』や『鬼武者』などを手掛けてきた稲船敬二さんの最強タッグで制作された作品。

 しかもインティ・クリエイツ初のパブリッシングタイトルです。

唯一無二のジャンル“ライトノベル2Dアクション”

 本シリーズのジャンルは“ライトノベル2Dアクション”。

 主人公と敵対組織の熱いストーリーと世界観、スピーディーかつハイテンションなアクション、プレイ中に会話劇が繰り広げられるライブノベル、プレイを盛り上げる数十曲もの劇中劇、これらすべてを味わえるのが特徴です。

成長システムがある本格横スクロール2Dアクション

 ゲームは、ステージ選択方式で各ミッション(ステージ)を攻略していく横スクロール2Dアクションです。各ミッションの最後には個性豊かなボスが待ち受けており、撃破するとクリアになります。

 ミッションの合間に集めた素材でアイテムや装備の開発が行えます。他にもミッション中に入手したEXPでレベルアップやスキルの覚醒が行えるので自分好みの強化やカスタマイズを楽しめます。

“ガンヴォルト=クードス”と言っても過言ではないほどの特徴

 ガンヴォルトシリーズで最重要システムと言っても過言ではない“クードス”。ミッション中、敵に対して連続でダメージを与えると貯まっていくコンボポイントのようなものをクードスと呼びます。

 このクードスの数値が高いほど、クリア時のスコアが高くなり、多くの素材が入手できるようになっていますが……クードスの魅力はそれだけではありません。

 ミッション中にクードス1000を超えると、ミッションのBGMが“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”の歌に変わるというアツいシステムになっています!

 クードス1000超えというのは難易度が高く、操作などに慣れるまではなかなか超えられないと思いますが、この歌が流れた瞬間に「おぉ! ついに流れた!」といううれしさと感動を味わえるシステムだと思います。

すべてはここから始まった『蒼き雷霆 ガンヴォルト』

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズ最初の作品で、インティ・クリエイツ初のパブリッシングタイトルです。

ストーリー

 人類の中に“第七波動(セブンス)”と呼ばれる特殊能力を持つ者が現れ始めた近未来が舞台。

 国内の秩序は、巨大複合企業“皇神グループ(スメラギグループ)”によって保たれていました。しかし、その裏で皇神は能力者の“強制収容”や“非人道的な人体実験”を行っているのでした。

 その真実に気付いているのは、レジスタンスグループ “フェザー”。フェザーに所属する能力者“ガンヴォルト(通称GV)”と、ヒロイン“シアン”との出会いにより、物語は動き始めます。

 上記のあらすじから読み取れるように、“皇神グループ”vs“GV”という展開になるわけですが、話を進めるうちに“平和を保つ”という皇神側の大義名分が分かってくるなど、「正義とは、悪とは何か?」という熱い展開を味わえるのです。

 少年漫画のような王道な展開が好きな人にはぜひプレイしてもらいたいストーリーになっています。

ガンヴォルト(GV)(声優:石川界人)

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズの主人公。電子を操る第七波動(セブンス)“蒼き雷霆(アームドブルー)”の能力者です。

 “ダート”と呼ばれる特殊な針を敵に撃ち込み、そこから強力な雷撃を流し込む戦法を得意とします。

 普段は冷静で大人びているのですが、曲がったことは嫌いで、納得の行かないことに対しては我を押し通そうとする若さと芯の強さを持っている、静かにアツいキャラです。

 ダートリーダーから放たれた針“ダート”が当たった敵はロックオン状態になり、そこに雷撃攻撃を放って撃破するのが基本攻撃。ダートリーダーの威力は低いため、高威力の雷撃攻撃が攻撃の中心になります。

 ロックオン中に放つ雷撃攻撃は誘導攻撃になっているので、確実に当てられます。なおかつ、複数の敵をロックオンできるので雷撃で一掃する爽快感を味わえます。

シアン(声優:櫻川めぐ)

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』のヒロイン。皇神の実験によって作られた第七波動(セブンス)“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”の能力者です。

 “電子の謡精”は、歌によって他の能力者の力を高める精神感応能力。大人しい性格ながらも、GVに対しては砕けた姿を見せる、人気の高いキャラクターです。

モルフォ(声優:櫻川めぐ)

 皇神グループがプロデュースする国民的バーチャルアイドル。シアンの能力である“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”が具現化した存在となっています。

 本体であるシアンとは別の自我を持っており、気が強く、自由奔放な性格。モルファ曰く、“シアンの深層心理が反映されたもの”とか。

 シリーズを通して、クードスが1000を超えた時に流れるのはモルフォの歌で、最新作の『鎖環』にも登場するようです。


 
 なお『蒼き雷霆ガンヴォルト 爪』では、GVの中に宿る魂だけの存在になってしまったり、力の大半を失って手の平サイズにまで縮んでしまったりと、大変な目にあいます。

 敵にやられた際、一定の確率でモルフォの力で復活するシステムがあるのもシリーズの特徴。GVはモルフォの加護で守られていると言っても過言ではないかと。

2人目の主人公アキュラが登場した『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪』

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』の正統続編で、インティ・クリエイツの創立20周年記念タイトルです。

ストーリー

 前作で皇神グループの企みを阻止したGVたち。しかしGVはその戦闘で心身ともに深く傷ついてしまいます。そんな時に“オウカ”という少女と出会うことが、立ち直るきっかけとなります。

 世界では、“能力者こそが新たな時代を築く新人類であり、第七波動を持たない旧人類は滅ぶべき存在である”という思想をもつ多国籍能力者連合“エデン”が登場。エデンの目的は無能力者を排除し、能力者だけの理想国家の設立を目指すというもの。

 エデンによってシアンは力のほとんどを奪われてしまいます。彼女の力を取り戻すため、エデンに立ち向かうGV。そして前作で敵として登場した“アキュラ”が、新たな主人公になるというアツい展開がストーリーを盛り上げます。

ガンヴォルト(GV)(声優:石川界人)

 『ガンヴォルト 爪』の主人公の1人。“シアン”の魂を内に宿しており、彼女とシンクロすることによって自身の能力を極限にまで高めることが可能です。

 本作ではエデンに奪われたシアンの力を取り戻すため、エデンと戦っていきます。

アキュラ(声優:増尾興佑)

 本作のもう1人の主人公。前作ではどの勢力にも属さず、皇神グループと能力者に対し強い憎悪を向ける“能力者を滅する者(セブンス・スレイヤー)”として登場しました。

 第七波動(セブンス)を持たない普通の人間ですが、独自の技術力と天才的な戦闘センスにより並の能力者を上回る戦闘力をもっていたのですが、本作ではさらに装備を一新。機動力特化型ジャケット“ヴァイスティーガー”により空戦能力が飛躍的に向上しています。

 また、機動力を維持したまま火力を高めるために多数のビット兵器と、それらをコントロールするバトルポット“RoRo(ロロ)”を従えているのです。

 基本攻撃として、“ボーダーII”という銃からフォトンレーザーを敵に向けて発射します。GVのダートリーダーとは違って高威力のものになります。

 他にもダッシュ体当たりで対象をマーキングできる能力があり、マーキング状態でフォトンレーザーを発射すると誘導攻撃に変わるため、高威力×必中という攻撃になります。

 アキュラ最大の魅力は、ブリッツゲージを消費して空中を高速移動できる“ブリッツダッシュ”。このブリッツダッシュは斜め上や斜め下にも飛べるので、ステージを縦横無尽に駆け巡ることができます。

RoRo(ロロ)(声優:遠藤ゆりか)

 アキュラが開発した“バトルポット”と呼ばれるAIユニット。アキュラを守るために作られたためか、自分をアキュラの保護者だと思っている節があり、少し生意気なところもあるカワイらしいキャラクターとなっています。

 アキュラ使用時のミッション中、クードスが1000を超えるとシアンのように“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”が発動し、RoRoが謡精に変化して歌唱してくれます。

オウカ

 第七波動(セブンス)を持たない一般人の少女。不良能力者に絡まれていたところをガンヴォルトに助けてもらって以来、ガンヴォルトらを自分の家に匿うようになります。

 天然で抜けたところがあるのですが、彼女の優しく穏やかな人柄はGVの癒やしになっています。

 GVにしか見えなかったシアンを視認できるため、彼女とシアンの交流も、『爪』での見どころのひとつとなっています。

ゲームを飛び出してアニメにも!?

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト』は、『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』を手掛けた“LandQ Studio's”と東北新社という強力な布陣によってOVA化されています。

 ゲーム版のオリジナルキャストを起用した声優陣に加えて、ゲーム内になかった部分が描かれているという、『ガンヴォルト』ファン必見の作品です。

アニメ『蒼き雷霆ガンヴォルト』PV

スピンアウト作品『白き鋼鉄のX(イクス) THE OUT OF GUNVOLT』

 『白き鋼鉄のX(イクス)』は、『ガンヴォルト』シリーズからスピンアウトした外伝的な作品。『蒼き雷霆 ガンヴォルト爪』でプレイアブルキャラクターであったアキュラが主人公です。

 『ガンヴォルト』シリーズは世界観やキャラクターを楽しむためのライトノベル2Dアクションというジャンルとなっています。『白き鋼鉄のX』シリーズは本格派2Dアクションという、アクション特化型のタイトルです。似ているようで別物の作品で、スピンオフ作品ではなく、スピンアウト作品となっているのが『白き鋼鉄のX』シリーズの特徴です。

 もちろんバトルポット“RoRo”に加えて、“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”姿も見られるのでアキュラファン、RoRoファンはプレイした方がいい作品です。

 上記の通り、『ガンヴォルト』シリーズよりスピード感や歯ごたえのあるアクションゲームに仕上がっていて、『ガンヴォルト』を知らない人でも楽しめる作品になっています。

 本作がどんなゲームなのかは、詳しくは過去の記事を御覧ください!

関連記事

 さらに、『白き鋼鉄のX(イクス)』の続編『白き鋼鉄のX(イクス)2』が2022年1月に発売されています。

シリーズ最新作『蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』が7月に登場!

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪』発売から早6年、待望の新作『蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』が2022年7月28日に発売されます!

 本作の特徴は何と言っても、シリーズ初の女性主人公である“きりん”。

 シリーズの主人公であるGVももちろん登場し、きりんとGVを切り替えながらプレイするスタイルとなっています。

 きりんのHPが0になると、GVが暴走状態に突入し、圧倒的暴力で敵を制圧するなど、同じくW主人公システムだった前作『爪』とはまったく違ったスタイルを楽しめるようです。

 また新システム“イマージュパルス”が存在。GVが過去に出会ってきた仲間やライバルを呼び出し、直接攻撃やアビリティの付与などプレイヤーをサポートしてくれるシステムなっています。

シリーズ2作がセットになった『ガンヴォルト ストライカーパック』がオススメ

 『鎖環』発売まで3カ月あるため、登場キャラクターや世界観の情報はまだ少なめ。これから新しい情報が公開されていくと思うので首を長くしながら待ちたいです。

 物語、キャラクター、アクションと魅力がつまった『ガンヴォルト』シリーズ。最新作『鎖環』からでも遊べるように作られているとのことですが、作品の世界に浸かるために、過去タイトルをプレイしておくのがベスト! そこでオススメしたいのが『蒼き雷霆 ガンヴォルト』と『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪』がセットになった『蒼き雷霆 ガンヴォルト ストライカーパック』です。

 『ストライカーパック』では60fpsでのプレイが可能。他にも3DS版の追加DLCがすべて搭載されているなど、今から始めるのにお得なセットになっています。

 『蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環』に向けて、プレイしていたい方はもちろん、以前に3DS版を遊んでいた方にもピッタリです!

●PS4版『ストライカーパック』

●Switch版『ストライカーパック』

●『鎖環』

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