【イース35周年・振り返り企画】“エレナ最強説”がアツい!?『III&フェルガナの誓い』編

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 日本ファルコムの人気ARPGシリーズ『イース』は今年で35周年! それを記念して、ライター陣が思い出を振り返ります。

 本企画では、ライター陣が選んだタイトル順に掲載を行っていきます。今回は『イースIII』及び『イース -フェルガナの誓い-』をお届けします。

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『イース -フェルガナの誓い-』とは? まずは作品から紹介できればと思います(Z佐藤)

 1989年7月21日、『イースI』『イースII』の世界設定やコンセプトを継承しつつ、ゲーム画面やバトルシステムを一新したPC-88版『WANDERERS FROM Ys(以下、イースIII)』が登場。その約16年後の2005年12月22日、『イースIII』を原作としてストーリーに新たな解釈を加え、バトルシステムをリメイクしたタイトルがWindows版『イース -フェルガナの誓い-(以下、『フェルガナ』)』になります。



 前2作は画面がトップビューだったのに対し、『イースIII』ではサイドビューの横スクロール方式に変更。

 攻撃方法も体当たりから攻撃ボタンで剣を振る操作になり、ジャンプ攻撃やしゃがみ攻撃なども可能になりました。そのほか当時はまだ珍しかった多重スクロールの画面処理で奥行きを表現した背景や、すべてが名曲と思えるBGMも話題になりました。


 『イースIII』のリメイク作品となる『フェルガナ』。本筋のストーリーや主要キャラクターは変わりませんが、勇者ジェノスやガルバランをはじめ細部の設定を再構築したうえ、登場人物を追加してドラマ性を強化。

 画面はクオータービューを基本とした3Dマップに一新し、アクション部分にもリングアーツやブーストといった新要素を加え、より多彩なアクションで戦えるようになりました。

巨大ボスとのバトルがアツい!

 『イース』シリーズといえば巨大ボスとの手に汗握るバトルが魅力ですが、『フェルガナ』のボスはなんだかもう手強かった記憶がありますね。

 とくにラスボスのガルバラン! コイツは次々と攻撃方法を変えながら襲ってきて、まずは回避を学ぶのが重要なんですよ。ただ休む間もなく攻撃してくるもんで、ミスが積み重なるとボコボコに……。ゲームの難易度は5つから選択できましたが、あの激闘は今でも強く印象に残っています。


特徴の異なるダンジョン攻略がアツい!

 ジャンプ、2段ジャンプ、そしてリングアーツを利用した旋風ジャンプを駆使し、複雑に入り組んだダンジョンを攻略するのが楽しかったです。

 旋風ジャンプは、リングアーツと呼ばれるアクションの1つでもあり、攻撃にも使えて重宝しましたね。トラップを回避しながら画面を奥に進んだり、歯車を足場に上を目指したりと演出的にも凝っていて、ときにはシビアな場面もありましたが突破したときの達成感は格別でした。


ドラマがアツい!

 『イースIII』をリメイクするにあたってキャラクターのグラフィックも強化され、それぞれの人物像がイメージしやすくなりました。しかもPSP版ではフルボイスに!

 アドルが断崖から突き落とされたり、ドギが壁を壊して助けにきたり、ヒロインのエレナが生贄にされそうになったりと、もともと波乱に満ちたストーリー展開ですが、声優陣の熱演もあって深みが増し、終盤にかけて加速していくドラマの緊迫感も大幅にアップしました。



“エレナ最強説”がアツい!?

 『イースIII』では、アドルが苦労して進んだ場所にエレナが先回りしていたり、1人で危険な地に現れることから、「もしかしてエレナは最強なのでは?」と、ファンの間でささやかれる事態に! ちなみに『フェルガナ』では、無理なくエレナが現れるようになっています(残念?)。

 いずれにせよ、どんなに苦しい戦いでも、彼女が最後に見せてくれる笑顔で癒されました。




イースシリーズ35周年を記念したオンラインくじが販売中!



※賞品の一部を掲載しています。

 KADOKAWAが運営するサービス“くじ引き堂”より、『イース』の35周年を記念したオンラインくじが販売中。『III』と『フェルガナの誓い』からはストダート兄妹のグッズや、アドルの立ち絵を用いたアクリルスタンドなどがラインナップされています。

 くじは7月26日の16:59まで販売されます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

※使用している『フェルガナの誓い』の画面写真はPSP版です。
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