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【イース35周年・振り返り企画】いきなり衝撃的な展開が…。『セルセタの樹海』編

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 日本ファルコムの人気ARPGシリーズ『イース』は今年で35周年! それを記念して、ライター陣が思い出を振り返ります。

 本企画では、ライター陣が選んだタイトル順に掲載を行っていきます。今回は『イース セルセタの樹海』をお届けします。

振り返り企画・バックナンバー

『イース セルセタの樹海』はいきなり衝撃的な展開が……。(Zenon)

 本作は原案を日本ファルコムが手掛け、別メーカーが作ったスーパーファミコン版『イースIV MASK OF THE SUN』(開発:トンキンハウス)、PCエンジン版『イースIV The Dawn of Ys』(開発:ハドソン(現KONAMI))という、2本の『イースIV』をもとに、日本ファルコム自身がフルリメイクした作品です。

 日本ファルコムのPS Vita初参入タイトルでもあり、タッチスクリーンなども採用された意欲作でした。現在では、PS4版の『イース セルセタの樹海:改』も発売されています。

 物語は、「僕は……誰なんだ……」とフラフラになって倒れ込むシリーズ主人公、アドル・クリスティンの姿からスタート。いきなり衝撃的な展開で、初プレイ時は一気に引き込まれたのを覚えています。

 もともと危険な樹海を探索していたアドルですが、とある事情で記憶が失われてしまいました。シリーズお馴染みの“最強武器を失う”というお約束どころか、記憶すらないなんてマズいですよね。

 本作ではアドルだけではなく、3人の仲間を切り替えて戦うパーティプレイを採用。斬・打・射の3属性で敵に対し有利なものを選びつつ、未開の樹海を探索していくことに。

 敵の攻撃を寸前で回避/ガードすると発動する「フラッシュムーブ/フラッシュガード」などは本作から導入。よりアクション性の高いバトルが楽しめるようになりました。

 ロムン帝国のグリゼルダ総督という美女に依頼され、樹海の地図を作成する依頼を受けたアドル。のちの『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』でも孤島開拓で活用されたシステムですね。

 樹海は3Dモデルで作られた立体的なフィールド。冒険心がくすぐられるような美しい景色もたくさんあります。敵を倒し、アイテムを採取しつつ、マップを埋めていきましょう。

 地図は歩くだけでマッピングされるほか、“地図作成率”が一定に達するたびにご褒美がもらえるため、「隅々まで探索したい!」という動機付けにもなる非常に好評なシステムでした。

 樹海では、記憶を失う前に出会った人たちと再会する場面も。少しずつ過去の出来事を思い出し、記憶を取り戻していくのは斬新でした。

 アドルの幼少期のエピソードも一部語られます。これはシリーズファンとしても貴重な要素。

 なぜアドルはこの樹海を訪れたのか、なぜ記憶を失ってしまったのか、そして彼はなぜ“冒険家”と呼ばれるようになったのか。アドル・クリスティンを語るうえで外せない物語がひも解かれる本作。まだ遊んだことのない人はぜひプレイしてみてください!


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※賞品の一部を掲載しています。

 KADOKAWAが運営するサービス“くじ引き堂”より、『イース』の35周年を記念したオンラインくじが販売中。『セルセタの樹海』からはリーザやカンリリカなどに加えて、アドルの立ち絵を用いたアクリルスタンドなどがラインナップされています。

 くじは7月26日の16:59まで販売されますので、お見逃しなく。

※画像はPS4版のものです。
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